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どうやらルスフスが寝ていたのは三日程度らしい。通常、魔獣調教師の資格を取るには実地訓練が必要だ。座学は問題ないとしても、実地試験は恐ろしく強い魔物に服従魔法をかけるか、致命傷を負わせて契約を結ばなければならない。毎年テイマーや騎獣騎士がこぞって受けるのだが、資格を与えられるのはほんの一握りであった。
「それを三日ア⁉︎」
「正確に言えば一日ですーー‼︎ お前が魔力枯渇で仮死状態のうちにサクッととってきて、寝ている間に契約を結んだって感じ」
「俺の人権も掌握しちゃうウメノちゃん大好き」
「でしょお。でも確認したけどお前のちんちんは一本のままだったよ」
「真っ先に確認するところが間違ってるだろ」
もっと俺が自発呼吸しているかとかさ。じんわりと頬を染めたルスフスが文句をつける。しかし話を聞けば、そもそもアモンと契約をしている申請をしていなかったらしい。なので、ウメノは面倒くさがって取りに行かなかった資格を受け取っただけらしい。
「それって俺のためっちゃためだけど、全然必死さがないやつだねえ」
「仮死だよ? 生きてるもん。ただルスフスが危険な目に遭わないためにも、使える魔力は増やして挙げたほうがいいかなっていう親心」
「ああーー、モラリア強かったもんなあ」
中庭で、長い手足で囲むようにしてウメノを膝に乗せながら宣う。恋人同士になったのかはわからないが、ルスフスの中では従魔契約と結婚はほとんど同じ意味合いだ。ウメノが死んだら、ルスフスも死ぬ。これはそういう契約だった。
ルスフスの契約印がどこに出たのかはまだわからない。力が強ければ強いほど、わかりにくい場所に現れるのだ。
ルスフスは、内心穏やかではなかった。ウメノの体を今すぐに検分したいと思う程には。
「なあウメノちゃ」
「あ、そうだ。お前まだ僕に言わないつもり? もうネタは上がってるんだよ」
「可愛い顔して治安悪すぎるだろ。え? 待って何の話」
「んーー?」
「ぁいでっ」
ウメノの親指が、ズボりとルスフスの右目に突っ込まれた。驚愕に驚愕を重ねると人は声が出ないらしい。義眼が入っていたら、大怪我じゃ済まなさそうな行為だ。まさかそれを侍医であるウメノが率先して行うとは思わなくて、ルスフスは引き攣り笑みを浮かべた。
「寝てる間にねえ、お前の右のケロイドが治ってたはずなんだよねえ。なのに、今はしっかりとできている。これ、なーーんで?」
「あ、あー……あーね、何でだろっぐぇえゾワゾワするやめなさい!」
「正直に答えないと、眼窩の中を指で愛撫してやる」
「それで勃起したら責任取ってくれんの」
「いいよ……冷却魔法したらどうなるのか気になってたんだ一石二鳥だね」
それはルスフスの大事なところが葬り去られてしまうので、一石にもならないやつであった。ウメノの小さな手を掴むようにして、眼窩から引き抜く。相変わらずウズウズするのは、刺激を加えられて治癒が始まったからだろう。ルスフスは、諦めたように項垂れると、観念したように白状した。
「俺の傷跡がずっと残れば、ウメノちゃんはこうして触ってくれるでしょ」
「何それ」
「いい、俺は蛇毒のルスフスっていうしょうもないあだ名で呼ばれてんの。そのせいで誰も近寄らないし、むさい男は嫌いだし」
「お前最後が本音だろ」
ウメノの相変わらずに冷めている眼差しにも、めげなくなってきた。何よりルスフスは従魔だ。アモンと同じ枠組みなのは全くもって癪ではあるが、それでもルスフスの心はいつになく満たされていた。何より、誰にも取られない安心というのを得てしまったのだから。
「と、に、か、く」
「ゎぷ、っ」
「ウメノちゃんのものになれたから、もうどんだけ罵倒されても突き放されても、俺は合法的にそばに入れる。もう、気味の悪いストーカー扱いされないってことだよね」
「自覚あったんなら早々にやめなよ」
蛇は執念深いのだ。だから、欲しいと思ったら全力で追いかける。楽しげに笑うルスフスの頬に、ぺたりとウメノの手が触れた。童顔で、髪の毛の一本が意思を得たように動く。人間のくせにルスフスと同じくらい大きな魔力を持っている難儀な子。
「ま、いいよ。どうせ僕は人間からしたら異端児だしね。お前の魂、責任持って消費してあげる」
「まじ」
「僕とお前は対等だ。これは揺るがない。いい? ちゃんといい子にしてっ、てばっ」
思わずウメノの口端に口付けた。本当は、唇を奪ってやろうと思ったのだが、殴られそうなのでやめたのだ。どうせ、またムスくれて顔を押し返してくるのだろう。薄い背中を撫でるように頭を支えると、鼻先をずらすように唇を重ねた。
「……ん?」
「っ……」
ゆっくりと唇が離れる。想像していた抵抗が全く見られなかった。ウメノの頭を支えた手のひらが、じんわりと熱い。恐る恐る顔を見つめれば、二つの宝石を丸くして硬直しているウメノがいた。
「……避けられるかと思った」
「よ、よけようと思った、よ……」
「なんで許してくれたの」
「そ、んなの、僕に聞かれても困る……」
まいった…ウメノの顔には、わかりやすくそう書かれていた。きっと、行っている言葉は嘘ではなかったのだろう。ルスフスの視線から逃げるように目を逸らす。それでも、逃げ場を塞がれるように大きな手が逃避を阻む。
「俺と恋愛をして、ウメノちゃん」
随分とずるい聞き方をされた。今までのが、からかいなんかじゃないと伝える意志の強い声。指を絡め取られるように握られて、そっと頬に口付けられる。
「お前、小児性愛者かよ」
「何言ってんの、子供扱いされたら怒るくせに」
「絶対周りから異常者に見られるって」
「俺の心配してくれんの? それは杞憂だと思うなあ」
何よりルスフスは、最初から異端者扱いだ。
右目の傷で療養を言い渡された時、ルスフスは心底神に感謝した。本当は、右目の怪我だって自業自得なのだ。
ルスフスは毒魔法を扱う厄介者だと言われて、周りから遠巻きにされていた。本当はそれすらも建前で、みんなが本性を本能的に見極めて遠巻きにしていただけだと思うが。
戸惑うようにルスフスを見上げる。ウメノの小さな背中を逃すまいと手を組んだ。
「最初はね、ただの興味だったよ。ウメノちゃんが、俺をどう評価するのかって。獣人すら敵わない、魔人を使役する君がどんな奴なのかって」
それでも、小さな手は分け隔てなかった。じゅうじゅうと皮膚が焼け溶け、毒を含む煙を噴き上げていた。周りが遠巻きにする中、ウメノは真っ青な顔をしてルスフスの傷口に触れたのだ。
ルスフスが耐性を発動すれば、傷口の侵食は勝手に止まる。それでも、地べたにひざまづいて溶ける肉を抑えた小さな手に、ルスフスはその場にいる誰よりも強い心を感じた。
「俺さ、頑丈だし厄介者だからさ。あんなふうに必死になってくれる人がいるんだって思っちゃったんだよね。ああ、ずるいなって」
「あのね、たとえルスフスがどうにかできてたとしても、僕は誰にだって同じ行動をするよ。そのために部隊を任されたんだから」
「そ、だけど俺にとってはそれが初めてだった。孵化したての刷り込みみたいに、何をしたらその手に触れてもらえるかなってなったんだよ」
楽しければ、どうだっていい。ルスフスはアキレイアスで気ままに暮らせれば、それで満足だったはずなのに。あの小さくて暖かい体温を覚えてしまってから苦しくなった。
「いっぱい触って、かまって、俺を可愛がって欲しい。ウメノちゃんが俺の肉を厭わずに触れてくれた時、この気持ちは呪いに変わったんだ」
だから責任をとって。ルスフスをこんな体にしたんだから、最後まできちんと飼ってくれ。ウメノの目の前で、焼け爛れて引き連れたルスフスの皮膚が、少しずつ治っていく。完全ではない、それでも髪で隠さずにいられるほどに治癒が進むと、ルスフスはあべこべな目を優しく緩めて微笑んだ。
「魔物がしていい笑みじゃないだろ、それ」
「わお、それってすごい褒め言葉だねえ」
大きな手のひらがウメノの頬を包み込んで、犬歯を見せつけるように笑う。
それが皮肉っぽくてむすりとする。小さな手は胸ぐらを掴むようにして、乱暴な口付けをしたのであった。
「それを三日ア⁉︎」
「正確に言えば一日ですーー‼︎ お前が魔力枯渇で仮死状態のうちにサクッととってきて、寝ている間に契約を結んだって感じ」
「俺の人権も掌握しちゃうウメノちゃん大好き」
「でしょお。でも確認したけどお前のちんちんは一本のままだったよ」
「真っ先に確認するところが間違ってるだろ」
もっと俺が自発呼吸しているかとかさ。じんわりと頬を染めたルスフスが文句をつける。しかし話を聞けば、そもそもアモンと契約をしている申請をしていなかったらしい。なので、ウメノは面倒くさがって取りに行かなかった資格を受け取っただけらしい。
「それって俺のためっちゃためだけど、全然必死さがないやつだねえ」
「仮死だよ? 生きてるもん。ただルスフスが危険な目に遭わないためにも、使える魔力は増やして挙げたほうがいいかなっていう親心」
「ああーー、モラリア強かったもんなあ」
中庭で、長い手足で囲むようにしてウメノを膝に乗せながら宣う。恋人同士になったのかはわからないが、ルスフスの中では従魔契約と結婚はほとんど同じ意味合いだ。ウメノが死んだら、ルスフスも死ぬ。これはそういう契約だった。
ルスフスの契約印がどこに出たのかはまだわからない。力が強ければ強いほど、わかりにくい場所に現れるのだ。
ルスフスは、内心穏やかではなかった。ウメノの体を今すぐに検分したいと思う程には。
「なあウメノちゃ」
「あ、そうだ。お前まだ僕に言わないつもり? もうネタは上がってるんだよ」
「可愛い顔して治安悪すぎるだろ。え? 待って何の話」
「んーー?」
「ぁいでっ」
ウメノの親指が、ズボりとルスフスの右目に突っ込まれた。驚愕に驚愕を重ねると人は声が出ないらしい。義眼が入っていたら、大怪我じゃ済まなさそうな行為だ。まさかそれを侍医であるウメノが率先して行うとは思わなくて、ルスフスは引き攣り笑みを浮かべた。
「寝てる間にねえ、お前の右のケロイドが治ってたはずなんだよねえ。なのに、今はしっかりとできている。これ、なーーんで?」
「あ、あー……あーね、何でだろっぐぇえゾワゾワするやめなさい!」
「正直に答えないと、眼窩の中を指で愛撫してやる」
「それで勃起したら責任取ってくれんの」
「いいよ……冷却魔法したらどうなるのか気になってたんだ一石二鳥だね」
それはルスフスの大事なところが葬り去られてしまうので、一石にもならないやつであった。ウメノの小さな手を掴むようにして、眼窩から引き抜く。相変わらずウズウズするのは、刺激を加えられて治癒が始まったからだろう。ルスフスは、諦めたように項垂れると、観念したように白状した。
「俺の傷跡がずっと残れば、ウメノちゃんはこうして触ってくれるでしょ」
「何それ」
「いい、俺は蛇毒のルスフスっていうしょうもないあだ名で呼ばれてんの。そのせいで誰も近寄らないし、むさい男は嫌いだし」
「お前最後が本音だろ」
ウメノの相変わらずに冷めている眼差しにも、めげなくなってきた。何よりルスフスは従魔だ。アモンと同じ枠組みなのは全くもって癪ではあるが、それでもルスフスの心はいつになく満たされていた。何より、誰にも取られない安心というのを得てしまったのだから。
「と、に、か、く」
「ゎぷ、っ」
「ウメノちゃんのものになれたから、もうどんだけ罵倒されても突き放されても、俺は合法的にそばに入れる。もう、気味の悪いストーカー扱いされないってことだよね」
「自覚あったんなら早々にやめなよ」
蛇は執念深いのだ。だから、欲しいと思ったら全力で追いかける。楽しげに笑うルスフスの頬に、ぺたりとウメノの手が触れた。童顔で、髪の毛の一本が意思を得たように動く。人間のくせにルスフスと同じくらい大きな魔力を持っている難儀な子。
「ま、いいよ。どうせ僕は人間からしたら異端児だしね。お前の魂、責任持って消費してあげる」
「まじ」
「僕とお前は対等だ。これは揺るがない。いい? ちゃんといい子にしてっ、てばっ」
思わずウメノの口端に口付けた。本当は、唇を奪ってやろうと思ったのだが、殴られそうなのでやめたのだ。どうせ、またムスくれて顔を押し返してくるのだろう。薄い背中を撫でるように頭を支えると、鼻先をずらすように唇を重ねた。
「……ん?」
「っ……」
ゆっくりと唇が離れる。想像していた抵抗が全く見られなかった。ウメノの頭を支えた手のひらが、じんわりと熱い。恐る恐る顔を見つめれば、二つの宝石を丸くして硬直しているウメノがいた。
「……避けられるかと思った」
「よ、よけようと思った、よ……」
「なんで許してくれたの」
「そ、んなの、僕に聞かれても困る……」
まいった…ウメノの顔には、わかりやすくそう書かれていた。きっと、行っている言葉は嘘ではなかったのだろう。ルスフスの視線から逃げるように目を逸らす。それでも、逃げ場を塞がれるように大きな手が逃避を阻む。
「俺と恋愛をして、ウメノちゃん」
随分とずるい聞き方をされた。今までのが、からかいなんかじゃないと伝える意志の強い声。指を絡め取られるように握られて、そっと頬に口付けられる。
「お前、小児性愛者かよ」
「何言ってんの、子供扱いされたら怒るくせに」
「絶対周りから異常者に見られるって」
「俺の心配してくれんの? それは杞憂だと思うなあ」
何よりルスフスは、最初から異端者扱いだ。
右目の傷で療養を言い渡された時、ルスフスは心底神に感謝した。本当は、右目の怪我だって自業自得なのだ。
ルスフスは毒魔法を扱う厄介者だと言われて、周りから遠巻きにされていた。本当はそれすらも建前で、みんなが本性を本能的に見極めて遠巻きにしていただけだと思うが。
戸惑うようにルスフスを見上げる。ウメノの小さな背中を逃すまいと手を組んだ。
「最初はね、ただの興味だったよ。ウメノちゃんが、俺をどう評価するのかって。獣人すら敵わない、魔人を使役する君がどんな奴なのかって」
それでも、小さな手は分け隔てなかった。じゅうじゅうと皮膚が焼け溶け、毒を含む煙を噴き上げていた。周りが遠巻きにする中、ウメノは真っ青な顔をしてルスフスの傷口に触れたのだ。
ルスフスが耐性を発動すれば、傷口の侵食は勝手に止まる。それでも、地べたにひざまづいて溶ける肉を抑えた小さな手に、ルスフスはその場にいる誰よりも強い心を感じた。
「俺さ、頑丈だし厄介者だからさ。あんなふうに必死になってくれる人がいるんだって思っちゃったんだよね。ああ、ずるいなって」
「あのね、たとえルスフスがどうにかできてたとしても、僕は誰にだって同じ行動をするよ。そのために部隊を任されたんだから」
「そ、だけど俺にとってはそれが初めてだった。孵化したての刷り込みみたいに、何をしたらその手に触れてもらえるかなってなったんだよ」
楽しければ、どうだっていい。ルスフスはアキレイアスで気ままに暮らせれば、それで満足だったはずなのに。あの小さくて暖かい体温を覚えてしまってから苦しくなった。
「いっぱい触って、かまって、俺を可愛がって欲しい。ウメノちゃんが俺の肉を厭わずに触れてくれた時、この気持ちは呪いに変わったんだ」
だから責任をとって。ルスフスをこんな体にしたんだから、最後まできちんと飼ってくれ。ウメノの目の前で、焼け爛れて引き連れたルスフスの皮膚が、少しずつ治っていく。完全ではない、それでも髪で隠さずにいられるほどに治癒が進むと、ルスフスはあべこべな目を優しく緩めて微笑んだ。
「魔物がしていい笑みじゃないだろ、それ」
「わお、それってすごい褒め言葉だねえ」
大きな手のひらがウメノの頬を包み込んで、犬歯を見せつけるように笑う。
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