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最終章 大黒腐編
第271話 帰投
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今日はダルク領の跡地にて、
モカルの魔剣訓練をしている。
この地はかつて腐樹の森だった。
魔物の巣窟だったが、
俺とカカラルで森全体を燃や尽くした過去がある。
今では若木が育ちつつある。
オークが攻めてくる前に、
モカルを一人前にしなくてはならない。
ガラスを操る魔剣グラスリムは、
使いこなせれば強力な戦力になる。
王都を出る前、
アイレンから魔素を強制的に高める飲み薬を貰った。
「母が作ったものだから効果は期待していい。
けど分量が分からなかったから、
私が計算しといた」
「……大丈夫か?」
「なによ、私の事が信用できないの?」
「……本当にこの分量なんだな?
飲み過ぎたら暴走して最悪死ぬかもしれないんだ」
「知ってるよ。
私も人工子宮にいる時から投与されてたからね。
何度も計算したから安心しなさい」
アイレンとの会話が蘇る。
あいつは人間にしては天才なんだろうが、
完全な機械人であるユウリナと比べると、
やはり不安は残る。
いや、感謝はしてるし、ありがたい話なんだけどさ。
来るべき決戦の前にモカルを大戦力にする。
そのためには、
本来ゆっくり経験値を積む工程をすっ飛ばし、
この薬で一気に高みへと昇る。
結論として薬は効いた。
副作用もない。
分量も合っていたのだろう。
始めは地面からつらら状のガラスを出したり、
ガラスの壁を作ることしかできなかったが、
薬を飲んで体内含有魔素量を強制的に上げてからは、
頭でイメージした物体を、
思い通りに作り出すことが出来るようになった。
モカルは自分の力が拡張して感動していた。
「凄いです! ……これ、凄いです!」
あまり感情的ではない子が、
笑顔ではしゃぐ姿って……いいよね。
モカルは皿やポット、テーブル、
ランプ、瓶などを作ってみせた。
細部はまだまだだが、かなり精巧な造りだ。
ちなみにソーンやリンギオ、
護衛の二番隊は万が一のことを考えて、
魔剣の範囲が及ばない、
少し離れた場所で待機してもらっている。
「あの、ちょっと違うものも出せるんですけど……」
そう言ってモカルは、
黒いガラスのワイングラスを作った。
驚いた。かなり軽い。
「これもガラスなのか?」
表面はざらついたマッド加工で、
小さな気泡の弾けた跡のような円径が所々にある。
光にかざすと若干透けるが、かなり濃い黒。
そして落としても木に叩きつけても傷一つ付かなかった。
「防弾ガラスとか強化ガラスのようなものか……
いやもしかしたら、
この世には存在しない、
モカルしか生み出せない物質かも……」
「ぼうだん……ってなんですか?」
「いや、何でもない。
けどいいぞ、これ。
……これで盾を作れないか?」
護衛兵の盾を借りてきて、モカルに渡した。
地面に置かれた盾の隣に、
パキパキと音を立てながら、
黒いガラス製の盾が出来上がっていく。
「出来ました」
持ってみて驚く。
「こりゃ軽い!
……よし、モカル、特訓だ。
この盾を何百何千と作るんだ。
魔素が切れてくると、
頭痛や眩暈がして気分が悪くなる。
でもそこからが本番だ。
敵は待ってくれない。
フラフラの状態でも冷静な判断をするためには、
その状態に慣れるのが一番だ。
分かった?」
「はい! 頑張ります」
モカルは燃えている。しかも楽しそうだ。
よしよし、本来は温室を作りまくる訓練で、
一石二鳥を狙っていたが、こちらも悪くない。
盾が終わったら槍、最後は剣だな。
しかし魔剣グラスリム、
無から物質を作り出せるって実はすごいな。
原価ゼロじゃん。
平和な世なら大儲け出来そうだ。
生きている男たちは10人ほどだった。
骨と皮だけにやせ細り、
甲板でぐったりとしていた。
キャディッシュも同じだ。
反乱分子と船上で一戦交え、
殺した遺体を喰ってまで生き永らえた者達だが、
その命も消えかかっている。
「おい、見ろ」
誰かの声に数人が水平線に目を凝らした。
「……煙だ! 煙が上がっている!」
キャディッシュも船首から海を臨む。
白くかすんで見にくいが、
確かに黒い筋が空に登っていた。
2時間後、男たちは全員立ち上がっていた。
煙の根元に島が見えたのだ。
「……島だ! 陸地だ!」
「どこの島でしょうか?」
ラウルが声を震わせる。
「いくつか見えるな……。
間違いない。あれはマハルジラタン諸島だ!」
キャディッシュの声に、
生き残った者たちは歓喜した。
膝から崩れ落ちる者、
抱き合って喜び合う者、
静かに涙を流す者、様々だ。
「帰って……帰って来たんだ!」
「大陸は近いぞ!」
「皆、最後の力を振り絞るんだ!
進路を北にとれ!」
キャディッシュの号令がかかると、
皆持ち場についた。
「キャディッシュさん!」
双眼鏡で前方を見ていたラウルに呼ばれた。
「見て下さい!」
煙が上がっている手前の海で、
巨大な水柱がいくつも発生し、
オークの船を何隻も破壊している。
水柱はまるで、
意志を持っているかのような動きだった。
「海が蛇のように動いている………」
「魔人ですか?」
水を操る魔人なら、
【千夜の騎士団】水神ユレト……
だがなぜマハルジラタン諸島に?
確か戦略会議では、
クロエが担当することになっていたが……。
ユレトが健在ということは、
まさかクロエが敗れたのか?
いや、オークの襲撃で急遽停戦……
だめだ、分からない。
一刻も早く帰らないと……
その時、視界にポップアップが現れた。
マップやメディカルチェック、通信関係、
どれも馴染みのあるものだ。
「も、戻った……」
「え……?」
ラウルは不思議そうな顔をしている。
『……キャディッシュか? 無事かっ!?』
『オ、オスカー様……!!』
キャディッシュは膝をつき、涙を流した。
部下たちが集まってくる。
『……よく生きててくれた!!』
『キャディッシュ!無事なの!?』
ネネル様……
『よかった、生きていたか、キャディッシュ!』
ルガクト……
他にもたくさん通信が入ってくる。
『僕は無事です。
部下も少ないですが何とか生きています』
『すぐに迎えを出す。
出来ることならもう少し陸に近づいてくれないか。
その位置だと信号が途切れる可能性がある』
『分かりました』
キャディッシュは甲板に大の字に倒れた。
「……ミーズリー、エイヴ……、
リリーナ……。やったぞ……
みんなのおかげだ……帰れたぞ……」
やせ細った身体の、
どこにそんな水分があったのかと思うほど、
大量の涙が出た。
そして、笑った。
モカルの魔剣訓練をしている。
この地はかつて腐樹の森だった。
魔物の巣窟だったが、
俺とカカラルで森全体を燃や尽くした過去がある。
今では若木が育ちつつある。
オークが攻めてくる前に、
モカルを一人前にしなくてはならない。
ガラスを操る魔剣グラスリムは、
使いこなせれば強力な戦力になる。
王都を出る前、
アイレンから魔素を強制的に高める飲み薬を貰った。
「母が作ったものだから効果は期待していい。
けど分量が分からなかったから、
私が計算しといた」
「……大丈夫か?」
「なによ、私の事が信用できないの?」
「……本当にこの分量なんだな?
飲み過ぎたら暴走して最悪死ぬかもしれないんだ」
「知ってるよ。
私も人工子宮にいる時から投与されてたからね。
何度も計算したから安心しなさい」
アイレンとの会話が蘇る。
あいつは人間にしては天才なんだろうが、
完全な機械人であるユウリナと比べると、
やはり不安は残る。
いや、感謝はしてるし、ありがたい話なんだけどさ。
来るべき決戦の前にモカルを大戦力にする。
そのためには、
本来ゆっくり経験値を積む工程をすっ飛ばし、
この薬で一気に高みへと昇る。
結論として薬は効いた。
副作用もない。
分量も合っていたのだろう。
始めは地面からつらら状のガラスを出したり、
ガラスの壁を作ることしかできなかったが、
薬を飲んで体内含有魔素量を強制的に上げてからは、
頭でイメージした物体を、
思い通りに作り出すことが出来るようになった。
モカルは自分の力が拡張して感動していた。
「凄いです! ……これ、凄いです!」
あまり感情的ではない子が、
笑顔ではしゃぐ姿って……いいよね。
モカルは皿やポット、テーブル、
ランプ、瓶などを作ってみせた。
細部はまだまだだが、かなり精巧な造りだ。
ちなみにソーンやリンギオ、
護衛の二番隊は万が一のことを考えて、
魔剣の範囲が及ばない、
少し離れた場所で待機してもらっている。
「あの、ちょっと違うものも出せるんですけど……」
そう言ってモカルは、
黒いガラスのワイングラスを作った。
驚いた。かなり軽い。
「これもガラスなのか?」
表面はざらついたマッド加工で、
小さな気泡の弾けた跡のような円径が所々にある。
光にかざすと若干透けるが、かなり濃い黒。
そして落としても木に叩きつけても傷一つ付かなかった。
「防弾ガラスとか強化ガラスのようなものか……
いやもしかしたら、
この世には存在しない、
モカルしか生み出せない物質かも……」
「ぼうだん……ってなんですか?」
「いや、何でもない。
けどいいぞ、これ。
……これで盾を作れないか?」
護衛兵の盾を借りてきて、モカルに渡した。
地面に置かれた盾の隣に、
パキパキと音を立てながら、
黒いガラス製の盾が出来上がっていく。
「出来ました」
持ってみて驚く。
「こりゃ軽い!
……よし、モカル、特訓だ。
この盾を何百何千と作るんだ。
魔素が切れてくると、
頭痛や眩暈がして気分が悪くなる。
でもそこからが本番だ。
敵は待ってくれない。
フラフラの状態でも冷静な判断をするためには、
その状態に慣れるのが一番だ。
分かった?」
「はい! 頑張ります」
モカルは燃えている。しかも楽しそうだ。
よしよし、本来は温室を作りまくる訓練で、
一石二鳥を狙っていたが、こちらも悪くない。
盾が終わったら槍、最後は剣だな。
しかし魔剣グラスリム、
無から物質を作り出せるって実はすごいな。
原価ゼロじゃん。
平和な世なら大儲け出来そうだ。
生きている男たちは10人ほどだった。
骨と皮だけにやせ細り、
甲板でぐったりとしていた。
キャディッシュも同じだ。
反乱分子と船上で一戦交え、
殺した遺体を喰ってまで生き永らえた者達だが、
その命も消えかかっている。
「おい、見ろ」
誰かの声に数人が水平線に目を凝らした。
「……煙だ! 煙が上がっている!」
キャディッシュも船首から海を臨む。
白くかすんで見にくいが、
確かに黒い筋が空に登っていた。
2時間後、男たちは全員立ち上がっていた。
煙の根元に島が見えたのだ。
「……島だ! 陸地だ!」
「どこの島でしょうか?」
ラウルが声を震わせる。
「いくつか見えるな……。
間違いない。あれはマハルジラタン諸島だ!」
キャディッシュの声に、
生き残った者たちは歓喜した。
膝から崩れ落ちる者、
抱き合って喜び合う者、
静かに涙を流す者、様々だ。
「帰って……帰って来たんだ!」
「大陸は近いぞ!」
「皆、最後の力を振り絞るんだ!
進路を北にとれ!」
キャディッシュの号令がかかると、
皆持ち場についた。
「キャディッシュさん!」
双眼鏡で前方を見ていたラウルに呼ばれた。
「見て下さい!」
煙が上がっている手前の海で、
巨大な水柱がいくつも発生し、
オークの船を何隻も破壊している。
水柱はまるで、
意志を持っているかのような動きだった。
「海が蛇のように動いている………」
「魔人ですか?」
水を操る魔人なら、
【千夜の騎士団】水神ユレト……
だがなぜマハルジラタン諸島に?
確か戦略会議では、
クロエが担当することになっていたが……。
ユレトが健在ということは、
まさかクロエが敗れたのか?
いや、オークの襲撃で急遽停戦……
だめだ、分からない。
一刻も早く帰らないと……
その時、視界にポップアップが現れた。
マップやメディカルチェック、通信関係、
どれも馴染みのあるものだ。
「も、戻った……」
「え……?」
ラウルは不思議そうな顔をしている。
『……キャディッシュか? 無事かっ!?』
『オ、オスカー様……!!』
キャディッシュは膝をつき、涙を流した。
部下たちが集まってくる。
『……よく生きててくれた!!』
『キャディッシュ!無事なの!?』
ネネル様……
『よかった、生きていたか、キャディッシュ!』
ルガクト……
他にもたくさん通信が入ってくる。
『僕は無事です。
部下も少ないですが何とか生きています』
『すぐに迎えを出す。
出来ることならもう少し陸に近づいてくれないか。
その位置だと信号が途切れる可能性がある』
『分かりました』
キャディッシュは甲板に大の字に倒れた。
「……ミーズリー、エイヴ……、
リリーナ……。やったぞ……
みんなのおかげだ……帰れたぞ……」
やせ細った身体の、
どこにそんな水分があったのかと思うほど、
大量の涙が出た。
そして、笑った。
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