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第三章
第117話 カサスの女王
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ウルエスト城の城主、シーロ・ラピストリアは、
キトゥルセン王子の要請でザサウスニアの南に位置するカサス王国に来訪していた。
戦闘に巻き込まれないよう、ケモズ地方から海岸線を飛び、
元【三翼】ガルダ率いる20名の護衛と共に、
密かにカサスの森へと入った。
カサスは国土のほとんどが深い森で覆われ、
周辺国とはあまり付き合いのない国だ。
よって情報も少ない。
「しかしまあ、カサスの女王も隣が戦争してるってのに呑気だな。
衛兵の一人も見当たらないぞ」
森の木々を避けながら、地表の街道沿いを南に向けて飛んでいく。
目指すはカサス城だ。
「シーロ様、事前に来訪の旨伝えてありますが、
油断なさらぬことです。
カサスの女王は魔剣使い……
ザサウスニアですら攻め込んでいないということは
それなりの理由があるということです」
「まあまあ、ガルダ。そうピリピリするな。
ただの話合いだ。うまくいくさ」
シーロの能天気さにガルダは不安を感じていた。
森の中に突然巨大な城が現れた。
高野から落ちる滝の脇に聳え立つカサス城は、
ウルエスト城にも劣らぬ規模だった。
「凄いな、こんなに大きな城とは……見ろ、向こうに町が……」
そこまで言いかけた時、シーロの視界は急に奪われた。
シーロだけではなかった。20名の護衛兵含む全ての有翼人は、
カサス城から放たれた巨大な網に絡めとられていた。
「うお! なんだこれは! お、落ちる!!」
「シーロ様! お手を!」
網の中で一塊になった一行は地面の代わりに城壁に叩きつけられた。
どうやら上から巻き上げているらしい。
引き上げられた先の広いテラスには100名を超えるカサス兵が武装して待っていた。
「武器を降ろせ」
ガルダは部下に命じた。
カサス兵は緑と黒の甲冑で、凄まじく統制の取れた動きをしていた。
奥から一人の若い女が歩いてきた。
長い黒髪をたなびかせ、右目に眼帯を付けている。
「……カサスの女王」
女王はシーロの前で立ち止まった。豪華な鎧のせいではない。
その目つきや表情からにじみ出る圧倒的な威厳が、
彼女が女王だと物語っていた。
「お前がキトゥルセンの特使か……名は?」
「……シーロ・ラピストリアだ。
戦争をしに来たわけでもないのにこの仕打ち……
どういうわけか説明してもらおうか」
「私はリリーナ・カサス・ゾディアック。
シーロ、一番強い兵を出せ」
リリーナはニタリと笑いながら部下の兵に拘束を解くように言った。
「何をするつもりだ」
「こちらも一人、兵を出す。御前試合ってやつだ」
「……ガルダ」
呼ばれたガルダは前に出た。
「ほーう、強そうだ。イール!」
カサス兵の間から大きな兵士が出てきた。
ガルダより二回りもある巨体だ。
しかし、様子がおかしい。
肌はどす黒く、動きが人間っぽくない。
「さあ、両者剣を構えろ……よし、始め!」
イールはその巨体からは考えられない速さでガルダに襲い掛かった。
ギリギリ交わしたガルダは目を見張った。
石でできた地面が割れて抉れている。
一撃でも食らったら終わりだ。
ガルダは後ろに飛んで翼を広げた。
「一気に終わらせてやる」
翼で突風を起こし、助走をつけてイールの懐に飛び込む。
イールの剣先が動いてから身体を反転、
回転する弾丸みたいに突っ込み、攻撃を避けながら渾身の一太刀を振るった。
イールの腕と剣が宙を舞う。
「さすがだ、ガルダ」
シーロと部下たちは手を叩いて喜んだ。
「やるな、キトゥルセン」
リリーナは嬉しそうに口角を上げた。
「イール、下がれ」
イールは片膝をついていたが、痛がる素振りも見せず立ち上がった。
そこでキトゥルセン側のほぼ全員が気付いた。
「……死んでいるのか?」
腕が切られてから辺りには腐臭が広まっていた。
おまけに痛みを感じず、喋りもしない。
「そうだ。黒霊石を埋め込んだ死兵だよ。恐れも痛みもない自慢の兵さ」
「貴様、自分の部下を……死体を操るなぞ愚弄するにもほどがあるぞ!」
「やめろ、ガルダ!」
ガルダは剣を抜いた。
「私も兵を指揮する身……死んだ部下に敬意も払えぬ奴が国を治めるなど笑止千万!」
「私とやるのか? 強者よ」
リリーナもすらりと剣を抜く。
「止めろ、我々は話し合いに来たんだ!」
「まあよいシーロ。
私もたまにはこの〝メロウウォッチ〟を使わないと鈍ってしまうのでな」
不敵な笑みを浮かべながら「来い!」とリリーナは叫んだ。
全力で向かって行くガルダにリリーナは剣先を上げた。
途端にリリーナの周りの空間が歪んだ。
そこに突っ込んだガルダが止まる。
「な……なんだ? 身体が動……かない……」
「ふふ、この魔剣はな、一定範囲の動きを止められるんだ」
つかつかと歩み寄ったリリーナはガルダの足を薄く切った。
「ッッ!!」
剣先のガルダの血をベロッと舐めたリリーナは
「頭を冷やしな隊長殿。それとも死ぬか?」
と笑った。
「待ってくれリリーナ殿! 我々は同盟交渉に来たのだ」
「知らぬわ。我らは干渉しない。勝手にやっておれ」
「いずれここにも戦火は伸びてくるぞ」
「この魔剣がある」
「ザサウスニアには【千夜の騎士団】がいる」
シーロの一言にリリーナが立ち止まった。
「……知っているぞ。旦那を殺されたんだろ?
……その魔剣は肩身なんだろ?」
魔剣を鞘に入れたリリーナはゆっくりと振り返り、
「……話を聞こうか」
と言った。
キトゥルセン王子の要請でザサウスニアの南に位置するカサス王国に来訪していた。
戦闘に巻き込まれないよう、ケモズ地方から海岸線を飛び、
元【三翼】ガルダ率いる20名の護衛と共に、
密かにカサスの森へと入った。
カサスは国土のほとんどが深い森で覆われ、
周辺国とはあまり付き合いのない国だ。
よって情報も少ない。
「しかしまあ、カサスの女王も隣が戦争してるってのに呑気だな。
衛兵の一人も見当たらないぞ」
森の木々を避けながら、地表の街道沿いを南に向けて飛んでいく。
目指すはカサス城だ。
「シーロ様、事前に来訪の旨伝えてありますが、
油断なさらぬことです。
カサスの女王は魔剣使い……
ザサウスニアですら攻め込んでいないということは
それなりの理由があるということです」
「まあまあ、ガルダ。そうピリピリするな。
ただの話合いだ。うまくいくさ」
シーロの能天気さにガルダは不安を感じていた。
森の中に突然巨大な城が現れた。
高野から落ちる滝の脇に聳え立つカサス城は、
ウルエスト城にも劣らぬ規模だった。
「凄いな、こんなに大きな城とは……見ろ、向こうに町が……」
そこまで言いかけた時、シーロの視界は急に奪われた。
シーロだけではなかった。20名の護衛兵含む全ての有翼人は、
カサス城から放たれた巨大な網に絡めとられていた。
「うお! なんだこれは! お、落ちる!!」
「シーロ様! お手を!」
網の中で一塊になった一行は地面の代わりに城壁に叩きつけられた。
どうやら上から巻き上げているらしい。
引き上げられた先の広いテラスには100名を超えるカサス兵が武装して待っていた。
「武器を降ろせ」
ガルダは部下に命じた。
カサス兵は緑と黒の甲冑で、凄まじく統制の取れた動きをしていた。
奥から一人の若い女が歩いてきた。
長い黒髪をたなびかせ、右目に眼帯を付けている。
「……カサスの女王」
女王はシーロの前で立ち止まった。豪華な鎧のせいではない。
その目つきや表情からにじみ出る圧倒的な威厳が、
彼女が女王だと物語っていた。
「お前がキトゥルセンの特使か……名は?」
「……シーロ・ラピストリアだ。
戦争をしに来たわけでもないのにこの仕打ち……
どういうわけか説明してもらおうか」
「私はリリーナ・カサス・ゾディアック。
シーロ、一番強い兵を出せ」
リリーナはニタリと笑いながら部下の兵に拘束を解くように言った。
「何をするつもりだ」
「こちらも一人、兵を出す。御前試合ってやつだ」
「……ガルダ」
呼ばれたガルダは前に出た。
「ほーう、強そうだ。イール!」
カサス兵の間から大きな兵士が出てきた。
ガルダより二回りもある巨体だ。
しかし、様子がおかしい。
肌はどす黒く、動きが人間っぽくない。
「さあ、両者剣を構えろ……よし、始め!」
イールはその巨体からは考えられない速さでガルダに襲い掛かった。
ギリギリ交わしたガルダは目を見張った。
石でできた地面が割れて抉れている。
一撃でも食らったら終わりだ。
ガルダは後ろに飛んで翼を広げた。
「一気に終わらせてやる」
翼で突風を起こし、助走をつけてイールの懐に飛び込む。
イールの剣先が動いてから身体を反転、
回転する弾丸みたいに突っ込み、攻撃を避けながら渾身の一太刀を振るった。
イールの腕と剣が宙を舞う。
「さすがだ、ガルダ」
シーロと部下たちは手を叩いて喜んだ。
「やるな、キトゥルセン」
リリーナは嬉しそうに口角を上げた。
「イール、下がれ」
イールは片膝をついていたが、痛がる素振りも見せず立ち上がった。
そこでキトゥルセン側のほぼ全員が気付いた。
「……死んでいるのか?」
腕が切られてから辺りには腐臭が広まっていた。
おまけに痛みを感じず、喋りもしない。
「そうだ。黒霊石を埋め込んだ死兵だよ。恐れも痛みもない自慢の兵さ」
「貴様、自分の部下を……死体を操るなぞ愚弄するにもほどがあるぞ!」
「やめろ、ガルダ!」
ガルダは剣を抜いた。
「私も兵を指揮する身……死んだ部下に敬意も払えぬ奴が国を治めるなど笑止千万!」
「私とやるのか? 強者よ」
リリーナもすらりと剣を抜く。
「止めろ、我々は話し合いに来たんだ!」
「まあよいシーロ。
私もたまにはこの〝メロウウォッチ〟を使わないと鈍ってしまうのでな」
不敵な笑みを浮かべながら「来い!」とリリーナは叫んだ。
全力で向かって行くガルダにリリーナは剣先を上げた。
途端にリリーナの周りの空間が歪んだ。
そこに突っ込んだガルダが止まる。
「な……なんだ? 身体が動……かない……」
「ふふ、この魔剣はな、一定範囲の動きを止められるんだ」
つかつかと歩み寄ったリリーナはガルダの足を薄く切った。
「ッッ!!」
剣先のガルダの血をベロッと舐めたリリーナは
「頭を冷やしな隊長殿。それとも死ぬか?」
と笑った。
「待ってくれリリーナ殿! 我々は同盟交渉に来たのだ」
「知らぬわ。我らは干渉しない。勝手にやっておれ」
「いずれここにも戦火は伸びてくるぞ」
「この魔剣がある」
「ザサウスニアには【千夜の騎士団】がいる」
シーロの一言にリリーナが立ち止まった。
「……知っているぞ。旦那を殺されたんだろ?
……その魔剣は肩身なんだろ?」
魔剣を鞘に入れたリリーナはゆっくりと振り返り、
「……話を聞こうか」
と言った。
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