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3話

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サングリッド王国に属する冒険者が新たなダンジョンを見つけた。

未開のダンジョンには手が入ってない宝が山のようにあるとその報せにサングリッド王国は大いに沸いた。

とある冒険者が掲示板の1枚の依頼書をはぎ取った。

「ライ兄さんこの依頼を受けるの?
新しいダンジョンでしょ?」

「おうよ弟よあのダンジョンだ
ガハハハ」

2人の兄弟はそこそこの冒険者だ。

「どんな内容なんだライ兄さん?」

「ダンジョン地下にあるポーションをもってこいだとよ。
金貨3枚のご依頼だ。」

「そりゃいいや!」

金貨3枚はサングリッド王国において
半年過ごせる金額の報酬である。

馬車に乗って2日後、たどり着いたダンジョン前には露天がずらりと並びお祭りのような賑やかさに包まれていた。

通り抜けるとぽっかりと吸い込まれそうな暗闇の穴があった。

立て札には手書きで書きましたと言うような乱雑な字でダンジョンココ↓と書いてあった。
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