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第一章
第9話 ルトリーザ
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ライベルク王国の王都ルトリーザ。
天を突くかのような城壁に囲まれた城塞都市だが、交易で栄えている国だけあって商人を始めとした人の出入りが激しい都市だ。
その為いくつもの門があり多くの者が手続きで並んでいるが、その中でも耕助は初めてルトリーザに来る者達の列に並んでいた。
今の耕助の格好はニンジャ姿ではない。あの姉妹にあれだけの反応をされた後そのまま入る度胸は流石に無かった。
しかしただ忍び装束を外しただけでは姉妹と再会したとき正体がばれる可能性もあるし、素顔を晒すというのも少し抵抗があった。そして単純に目立って厄介ごとに巻き込まれたくもなかったので、耕助は【偽装】のスキルを使うことにした。
これは無関係なプレイヤーやNPCに偽装して敵対クランの支配地域にペナルティなく潜入し活動できるというもので、ローグ系列でもニンジャやアサシンといったごく一部しか習得できないものだ。
(でも何でこの姿なんだろうな……確かにもっともイメージしやすかったのかもしれないけど)
おかげで耕助は無害な一般人になっているのだが、その姿は三十路の痩せ気味でやや不健康に見えるどこにでもいる中年、つまり元の柏木耕助としての姿だった。
ライバの設定は二十代半ばで剣呑とした雰囲気からしてかけ離れているのだが、その冴えない姿は群衆に埋没することは間違いなく、現に今のところ周りから注目されることは一切なかった。
そんなことを考えているうちに耕助の番となり、四方を厚い壁に囲まれた取調室のような部屋に入れられ、ここで簡単な審査が行われる。
「コースケか……変わった名前だな。どこから来て目的はなんだ?」
椅子に座らされた耕助の対面で衛兵の一人が調書を取りながら質問をしてくる。
「北部にある寒村の生まれでして。理由は仕事を求めてです」
これはルトリーザに入る際の方法の一つとして事前に決めていた設定で、この世界では戸籍管理がしっかりとされているわけではなく、それこそ見るからに怪しげな格好でもしていない限りはこれで通るのだ。
ただ犯罪者かどうかなどは確認されるようで、他の衛兵が手配書らしきものを手にチェックしている。
「仕事目的か……その割には荷物が少ないな?」
「馬を連れていたんですが来る途中で逃げられてしまいまして……幸い金はあるので中で必要な物は買いそろえようと思います。あとこいつも一緒なんですけど大丈夫ですか?」
相変わらず肩に乗ったままのミケを指さす。
「猛獣でもない限り特に規制はない。それにここは猫なんて珍しくないからな……基本的にルトリーザは来る者は拒まずという方針だが、入都税として銀貨三枚払ってもらう」
言われた通り耕助は銀貨三枚を払う。
「よし、ではこれがルトリーザにおいてのお前の身分証明書になるから大事にしろ。あとこの書類に署名するんだが字は書けるな?」
「はい」
差し出されたのは金属製のカードと耕助について簡単にまとめた書類で、何気なく答えたのだがここで耕助は自分がこの世界の読み書きができることに気づく
会話出来るのと同じように所謂転移特典なのだろうなと考えながらサインをした。
「これでお前は一年間滞在できるが一時滞在なので制限もあるし延長にはまた銀貨三枚が必要になる。正式な住人になるには仕事や住居など色々条件があるから気を付けるように……後は守ってもらう決まりがある」
衛兵からの注意をまとめると良識を持って行動し他者に迷惑をかけるなというもので、実に当たり前のことだがその当たり前を守れない者がいると言うことなのだろう。
(まあ元の世界でそんな連中はいくらでもいたしな……)
「問題を起こした場合軽微なものなら罰金や労役が科せられるが、繰り返すと追放され大罪となれば一発で死刑もあるからな」
「解りました、他者に迷惑はかけません」
「いい心がけだ……あと仕事目的とのことだが何か当てはあるのか? 一時滞在では就ける職も限られるぞ」
「一応冒険者を勧められているので……」
「ああ、ならばいい……面倒ごとだけは起こすなよ」
最後に念を押されたあと、耕助はルトリーザに足を踏み入れた。
耕助のルトリーザに対する第一印象は非常に栄えていて人が多い、だった。
「なるほど、交易で栄えているというだけあるな」
耕助が歩いている目抜き通りには様々な商店が並んでいるのだが店先置かれている商品も多彩で、南国風の果物もあれば北極圏にしかいなさそうなシロクマの剥製まであり、それこそ世界中から商品が集まっているようだ。
目についたのは明かに内陸部の都市なのに海産物も生で置いてあるところで、流石に割高のようだがそれを可能にする輸送方法が確立されている点を注目すべきだろう。
そして道には人があふれていた。
人口は一時的な滞在者まで含めれば百万に迫るとも言われており、明らかに人間以外の種族もいて獣人と思われる生猫耳を見たとき耕助は感動したくらいで、異世界に来たのだと改めて実感したものだ。
なにより通行人に笑っている者が多く、これは余裕のある社会の証拠で戦争に明け暮れているようではこうはいかない。
またこれだけ人と物であふれているのに、全体的に思ったよりも綺麗で清潔感があった。
実際の中世ヨーロッパでは排泄物を二階から路上に投げ捨てて街中を悪臭が蔓延していたというが、ここでは下水も完備されていて街路にもチリ一つない、とまではいかないが十分綺麗だし少なくとも表通りは定期的に掃除もされているようだ。
文明、文化も発達していて地球だったら観光名所になりそうな立派な神殿の他にも図書館や公園、劇場や公衆浴場といったものまであるし、建物や街路自体も整備されていて一見住みやすそうな都市だった。
「まあ栄えている分、いびつな所もあるか」
少し裏道の方を覗いてみたが途端に雰囲気が怪しくなったりもするし、遠目にだが身分の高い者が住むと思われる区画を見るとその格差が伺えた。
富める者がいれば貧する者もいる、当たり前と言えば当たり前で、前の世界でも当然の光景ではあったがこの都市はそれが顕著であるように耕助は思えた。
(おそらくスラムのような場所もあるんだろうな……まあ近づかなければいいだけの話か)
少なくとも表通り付近は治安は良さそうなので物騒な場所には近寄らないのが吉だろう。
細かいところを言えば他にも気になる点はあり、例えば建築様式がどうもちぐはぐで耕助の感覚で言うならイスラム寺院のとなりにキリスト教会が建っているかのような場所まである。
「まあこの都市の特色だな。慣れるしかないか……」
「主よ、あちらから何やら良い匂いがするぞ」
そんなことを考えながら歩いていると、耕助にだけ聞こえる小声でミケが示した方向には、屋台が多く立ち並んでいたので試しとばかりに一つ買ってみる。
選んだのはここらでは定番らしい何かの肉を焼いて串に刺したもので、知っている味で一番近いのは塩味の焼き鳥だった。単純な味付けだが現代日本の食生活に慣れている耕助にとっても十分美味しく感じられる。
「ふむ、悪くないな」
おすそ分けを貰っているミケもそんな感想を漏らす。
心配していた食べ物関係も口に合いそうだと解り、ほっとした耕助が更に大通りを道なりに進んでいくと今度は広場に出た。
ルトリーザの東広場で中央には何かしらの英雄を模したのだろう人物像が複数建っていて、主に露天商や大道芸人が多く集まる場所だ。
大道芸は軽業師が飛び跳ねている横で動物使いが犬と戯れているかのように踊っていたりとバラエティーに富んでいるし、露店も食器等の日常雑貨の実用品からアクセサリーや不気味な仮面などよく解らない民芸品も売っている
そんな露店を冷かしながら歩いていくと、他とは違う一つの店が目についた。
台の上に並べられているのはざらりとした紙の三四枚を閉じたフリーペーパーの冊子のようだが、耕助からしてみれば大きめの見出しや文の配列には見覚えがあった。
「これって……もしかして新聞か?」
天を突くかのような城壁に囲まれた城塞都市だが、交易で栄えている国だけあって商人を始めとした人の出入りが激しい都市だ。
その為いくつもの門があり多くの者が手続きで並んでいるが、その中でも耕助は初めてルトリーザに来る者達の列に並んでいた。
今の耕助の格好はニンジャ姿ではない。あの姉妹にあれだけの反応をされた後そのまま入る度胸は流石に無かった。
しかしただ忍び装束を外しただけでは姉妹と再会したとき正体がばれる可能性もあるし、素顔を晒すというのも少し抵抗があった。そして単純に目立って厄介ごとに巻き込まれたくもなかったので、耕助は【偽装】のスキルを使うことにした。
これは無関係なプレイヤーやNPCに偽装して敵対クランの支配地域にペナルティなく潜入し活動できるというもので、ローグ系列でもニンジャやアサシンといったごく一部しか習得できないものだ。
(でも何でこの姿なんだろうな……確かにもっともイメージしやすかったのかもしれないけど)
おかげで耕助は無害な一般人になっているのだが、その姿は三十路の痩せ気味でやや不健康に見えるどこにでもいる中年、つまり元の柏木耕助としての姿だった。
ライバの設定は二十代半ばで剣呑とした雰囲気からしてかけ離れているのだが、その冴えない姿は群衆に埋没することは間違いなく、現に今のところ周りから注目されることは一切なかった。
そんなことを考えているうちに耕助の番となり、四方を厚い壁に囲まれた取調室のような部屋に入れられ、ここで簡単な審査が行われる。
「コースケか……変わった名前だな。どこから来て目的はなんだ?」
椅子に座らされた耕助の対面で衛兵の一人が調書を取りながら質問をしてくる。
「北部にある寒村の生まれでして。理由は仕事を求めてです」
これはルトリーザに入る際の方法の一つとして事前に決めていた設定で、この世界では戸籍管理がしっかりとされているわけではなく、それこそ見るからに怪しげな格好でもしていない限りはこれで通るのだ。
ただ犯罪者かどうかなどは確認されるようで、他の衛兵が手配書らしきものを手にチェックしている。
「仕事目的か……その割には荷物が少ないな?」
「馬を連れていたんですが来る途中で逃げられてしまいまして……幸い金はあるので中で必要な物は買いそろえようと思います。あとこいつも一緒なんですけど大丈夫ですか?」
相変わらず肩に乗ったままのミケを指さす。
「猛獣でもない限り特に規制はない。それにここは猫なんて珍しくないからな……基本的にルトリーザは来る者は拒まずという方針だが、入都税として銀貨三枚払ってもらう」
言われた通り耕助は銀貨三枚を払う。
「よし、ではこれがルトリーザにおいてのお前の身分証明書になるから大事にしろ。あとこの書類に署名するんだが字は書けるな?」
「はい」
差し出されたのは金属製のカードと耕助について簡単にまとめた書類で、何気なく答えたのだがここで耕助は自分がこの世界の読み書きができることに気づく
会話出来るのと同じように所謂転移特典なのだろうなと考えながらサインをした。
「これでお前は一年間滞在できるが一時滞在なので制限もあるし延長にはまた銀貨三枚が必要になる。正式な住人になるには仕事や住居など色々条件があるから気を付けるように……後は守ってもらう決まりがある」
衛兵からの注意をまとめると良識を持って行動し他者に迷惑をかけるなというもので、実に当たり前のことだがその当たり前を守れない者がいると言うことなのだろう。
(まあ元の世界でそんな連中はいくらでもいたしな……)
「問題を起こした場合軽微なものなら罰金や労役が科せられるが、繰り返すと追放され大罪となれば一発で死刑もあるからな」
「解りました、他者に迷惑はかけません」
「いい心がけだ……あと仕事目的とのことだが何か当てはあるのか? 一時滞在では就ける職も限られるぞ」
「一応冒険者を勧められているので……」
「ああ、ならばいい……面倒ごとだけは起こすなよ」
最後に念を押されたあと、耕助はルトリーザに足を踏み入れた。
耕助のルトリーザに対する第一印象は非常に栄えていて人が多い、だった。
「なるほど、交易で栄えているというだけあるな」
耕助が歩いている目抜き通りには様々な商店が並んでいるのだが店先置かれている商品も多彩で、南国風の果物もあれば北極圏にしかいなさそうなシロクマの剥製まであり、それこそ世界中から商品が集まっているようだ。
目についたのは明かに内陸部の都市なのに海産物も生で置いてあるところで、流石に割高のようだがそれを可能にする輸送方法が確立されている点を注目すべきだろう。
そして道には人があふれていた。
人口は一時的な滞在者まで含めれば百万に迫るとも言われており、明らかに人間以外の種族もいて獣人と思われる生猫耳を見たとき耕助は感動したくらいで、異世界に来たのだと改めて実感したものだ。
なにより通行人に笑っている者が多く、これは余裕のある社会の証拠で戦争に明け暮れているようではこうはいかない。
またこれだけ人と物であふれているのに、全体的に思ったよりも綺麗で清潔感があった。
実際の中世ヨーロッパでは排泄物を二階から路上に投げ捨てて街中を悪臭が蔓延していたというが、ここでは下水も完備されていて街路にもチリ一つない、とまではいかないが十分綺麗だし少なくとも表通りは定期的に掃除もされているようだ。
文明、文化も発達していて地球だったら観光名所になりそうな立派な神殿の他にも図書館や公園、劇場や公衆浴場といったものまであるし、建物や街路自体も整備されていて一見住みやすそうな都市だった。
「まあ栄えている分、いびつな所もあるか」
少し裏道の方を覗いてみたが途端に雰囲気が怪しくなったりもするし、遠目にだが身分の高い者が住むと思われる区画を見るとその格差が伺えた。
富める者がいれば貧する者もいる、当たり前と言えば当たり前で、前の世界でも当然の光景ではあったがこの都市はそれが顕著であるように耕助は思えた。
(おそらくスラムのような場所もあるんだろうな……まあ近づかなければいいだけの話か)
少なくとも表通り付近は治安は良さそうなので物騒な場所には近寄らないのが吉だろう。
細かいところを言えば他にも気になる点はあり、例えば建築様式がどうもちぐはぐで耕助の感覚で言うならイスラム寺院のとなりにキリスト教会が建っているかのような場所まである。
「まあこの都市の特色だな。慣れるしかないか……」
「主よ、あちらから何やら良い匂いがするぞ」
そんなことを考えながら歩いていると、耕助にだけ聞こえる小声でミケが示した方向には、屋台が多く立ち並んでいたので試しとばかりに一つ買ってみる。
選んだのはここらでは定番らしい何かの肉を焼いて串に刺したもので、知っている味で一番近いのは塩味の焼き鳥だった。単純な味付けだが現代日本の食生活に慣れている耕助にとっても十分美味しく感じられる。
「ふむ、悪くないな」
おすそ分けを貰っているミケもそんな感想を漏らす。
心配していた食べ物関係も口に合いそうだと解り、ほっとした耕助が更に大通りを道なりに進んでいくと今度は広場に出た。
ルトリーザの東広場で中央には何かしらの英雄を模したのだろう人物像が複数建っていて、主に露天商や大道芸人が多く集まる場所だ。
大道芸は軽業師が飛び跳ねている横で動物使いが犬と戯れているかのように踊っていたりとバラエティーに富んでいるし、露店も食器等の日常雑貨の実用品からアクセサリーや不気味な仮面などよく解らない民芸品も売っている
そんな露店を冷かしながら歩いていくと、他とは違う一つの店が目についた。
台の上に並べられているのはざらりとした紙の三四枚を閉じたフリーペーパーの冊子のようだが、耕助からしてみれば大きめの見出しや文の配列には見覚えがあった。
「これって……もしかして新聞か?」
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