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第一章
第7話 初めての実戦
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まず耕助は背後から近づき巨熊の後頭部に向けて石礫を放つと、見事に命中して頭が揺れる。
これは先ほど拾ったただの石で、やろうと思えば手裏剣にして一撃で殺せたかもしれないが今回はそれが目的ではなくこちらに注意を向けさせるためだ。
ただ充分な衝撃を受けたのだろう、巨熊は女騎士達から視線を外して振り返るがそこに耕助はいない
耕助は巨熊の頭上を越えるよう大きく跳躍して、巨熊と二人の間にくるりと一回転して着地する。
突然現れた謎の人物に女騎士と魔法使いは戸惑い、更に見たことのない異装であることに目を丸くする。
「あ、あの……?」
「何者……だ?」
二人ともどう話しかけていいのか解らないとばかりに、言葉に詰まっている。
「離れていろ」
耕助がそう言うと少なくとも敵ではないと判断したのと、いずれにしろ満足に戦える状態ではなかったので二人は巨熊から、そして耕助から距離を取るように後ずさる。
その表情は硬く、巨熊への警戒はもちろんだが耕助への不審もありありと見えた。
(まあ当然だよな、突然現れたこんな怪しい奴……)
完全にいかがわしい者を見る視線を感じながら、そう自分に言い聞かせる耕助。
そして耕助の恰好など意に介さない巨熊は、目の前に現れた新たな餌となるべき小さな人間にその腕を振るう。
直撃すれば先ほどの女騎士のように吹きとばされるだろう攻撃を意識的にできるだけ紙一重で、それこそ髪の毛や鼻先を掠らせるかのように回避していく。
目の前を高速の大型トラックに撥ねられるレベルの、つまり一般人なら即死するだろう攻撃が通り過ぎていくというのに耕助の心は冷静だった。
(なんだろう恐怖心がマヒしてるのか? そういえばニンジャにはパッシブで精神異常耐性があったな、それが作用しているのか)
ゲーム内においては恐怖も状態異常の一種でそれに対する耐性が働いているのではと判断する。
ただ恐怖という感情がないと行動することによって巻き起こす危険があっても躊躇が無くなり、自制無く無謀な行動を起こしかねない可能性がある。
(まあ耐性であって無効ではないので完全に消え去ったわけではないだろう。現にバルナルドに初めて会った時には恐怖というか戦慄を覚えたしな……とにかく冷静に考えて行動しよう)
そんなことを考えつつ回避していくが、戦闘においても思い通りに動く自分の身体の性能を確かめた後いよいよ攻撃に移る。
『エターナルワールド』においてニンジャの戦い方は特徴的だ。
重戦士は両手武器による相手の防御ごと断ち切る破壊力、軽戦士は二刀流による息を持つかせぬ連続攻撃、弓術士は反撃を受けない遠距離攻撃等が基本的だがニンジャが得意とするのは急所狙いだ。
ここで耕助は眼に力を入れるかのように細めると、巨熊の首や頭、心臓部といった急所がぼんやりと赤く輝く。
これがニンジャの能力の一つである弱点看破、観察することにより弱点がわかるというもので、ここを攻撃すると通常の何倍ものダメージを与えることが出来るのだ。
(普通の生物と変わらないな……)
喉や心臓部分が赤いのを確認する。この光る急所に背中の鬼神斬で攻撃する一撃必殺が耕助の戦い方で、大抵の敵は一撃で倒せるが今回は攻撃に関しても己の性能を確かめようとしていた。
「まずは手裏剣だ」
バックステップで距離を取りながら耕助が念じると、ゲーム内の時と同じように苦無手裏剣が現れる。
あまり威力は高くないが補充の必要のない飛び道具で、使用した後一定時間が経てば消滅するなど使用頻度の高い武器だ。
一度に放てるのは四つまでで、耕助の両手から放たれた手裏剣が狙うのは巨熊の武器である四肢の爪の部分だ。
巨体に比べれば小さく振り回している腕の先にある為かなり狙いにくい難易度の高い目標ではあるが、耕助の放った手裏剣は寸分たがわず命中し爪を砕いていた。
己の爪を砕かれた巨熊は耕助を一飲みに出来そうなぐらいの大口を開けて噛みつきに来る。
その迫力は凄まじく気の弱いものならそれだけでショック死するのではないかという獰猛さではあったが耕助にとっては獣臭さに顔をしかめる程度でしかなく、当然ながら噛みつきは空を切る。
そして素手の攻撃も試してみようとばかりに、耕助は近づいてきた巨熊の鼻面に拳を叩きこんだ。
巨熊は鼻も急所で素手といっても手甲をつけているから金属の塊で殴られたようなもので、思わぬ攻撃に巨熊は身もふたもない叫びをあげて、鼻を押さえて地をのたうち回る。
ここにきて巨熊も相手が悪いと解ったのか、背を向けて逃走しようとするのだが耕助は逃がすつもりは無かった。
「悪いが最後まで付き合ってもらうぞ。忍術……火柱!」
両手で印を結び火遁系統の忍術を使う。
これはさきほど魔法使いの放ったアイスストームの炎版のようなものだが、この攻撃忍術を巨熊に直接当てるのではなく、退路を塞ぐように巨熊の眼の前に展開させたのだ。
獣の本能か眼の前に現れた炎の壁に足を止めた巨熊が、方向転換しようと振り返った瞬間を狙って次の忍術を放つ。
「忍術……風刃!」
今度は風遁系統で真空状態の風の刃を飛ばす、所謂カマイタチを起こす忍術だ。
刺す手裏剣と違って遠距離への斬るという攻撃方法ができ、威力を最大限まで抑え命中率を重視した横一文字に飛んだ風の刃が巨熊の眼を潰した。
激痛と視力を奪われたことに巨熊は魂消るかのような咆哮、というか叫びをあげる。
「……終わりにするか」
初戦闘ということで色々試したがこれ以上はただの虐殺にすぎないと、実験台にしてしまった巨熊に少しだけ罪悪感を感じつつ、止めをさすべく耕助は跳躍して巨熊の頭上に降り立つ。
眼の見えない熊では何が起こったか解らないだろうし、次の行動に移る前に耕助は背中の忍者刀である鬼神斬を抜き放つ。
鬼と会っては鬼を斬り神と会っては神を斬る、そんな思いを込めてかつて仲の良かったクラン員達と共に作り上げた忍者刀を一番赤く輝く脳天に突き刺した。
一度大きく全身を震わせた後ぴたりと動かなくなり、飛び降りた耕助に遅れること数秒、巨熊は地響きを立てて倒れる。
完全に動かなくなったのを確認してから構えを解いて耕助は息を吐いた。
こうして初めての戦いを終えた耕助だったが事前に予想していた以上のことは起こらなかったし負傷も無い、しかし精神的疲労は感じていておそらく緊張によるものでこれは慣れていけば軽減するだろう。
強いて言えば他にも試したかったこともあるし相手はあくまで獣で、知恵ある人間相手だったりすればまた勝手が違ってくるかもしれない等色々あるが細かいことを言えばきりがない。
(収穫はあったし今回はこれで良しとしておこう。後は……)
耕助は女騎士と魔法使いの方に視線を向ける。
戦いの様子を全部見ていた二人は、眼の前で起こった光景が信じられないとばかりに呆然としているようだ。
「き、貴殿は一体……?」
「動いては駄目よ」
傷を押さえながらも何とか近づいてこようとする女騎士だが、慌てて魔法使いの方が駆け寄る。
見た目からして骨が何本か折れて内臓を痛めたかのような重傷で、今すぐ命にかかわるという訳でもないだろうが放っておいていいはずもなく、すぐに手当てが必要だろう。
ミケを呼ぼうかとも思ったがやはり出来るだけ秘密にしておきたいので、この場は回復アイテムがこの世界の人間にも効くかどうかを試してみることにする。
ただゲーム内において回復薬は形態や名称が違うだけで効果のほどは同じだったが、傷に直接振りかけたり煙状にして吸い込むなど使用方法は分かれていて、丸薬は服用して使うタイプだったので飲ませる必要がある。
(とは言えこんな不審人物からいきなり薬を渡されても飲むかどうかは怪しいよな……俺だったら嫌だ)
ならばここは強硬手段だと、耕助は音もなく女騎士の前に移動して先ほど作った回復用の丸薬を問答無用で口に押し込んだ。
「に、苦!? な、何を…………え? 痛くない……?」
突然のことに身を引いて声をあげる女騎士だが、自分の身体を異変に気付く。
先ほどまでは激痛で身体を満足に動かせなかったのだが、負傷が治ったことを驚いている。
(ちゃんと効果はあってこの世界の人間相手でも問題なし。自分で作り出すことが出来るものだから活用できるな……あと苦いのか、自分で使うときは気を付けよう)
回復薬の検証を終えて、耕助は満足げに少し笑う
「治ったの? 良かった……じゃあ今のはポーションだったの? でも……」
魔法使いの方は怪我が治ったことを心からほっとしているようだったが、疑問も覚えたようで難しい顔をしている。
バルナルドから聞いたところによればこの世界には回復魔法も存在しているし、怪我を瞬時に治す回復薬もあるようだからミケより不自然ではないだろうと使ったのだがやはり問題があったのかもしれない。
(まあそこら辺を含めて色々聞かないとな)
ここにきて二人の耕助を見る目はいまだに不審者を、正体不明を見る目だが確実に感謝も混ざっていて、これなら色々と話を聞きやすいだろう。
次は情報収集だ、と先ほどの戦闘よりも緊張して耕助は二人に向き合った。
これは先ほど拾ったただの石で、やろうと思えば手裏剣にして一撃で殺せたかもしれないが今回はそれが目的ではなくこちらに注意を向けさせるためだ。
ただ充分な衝撃を受けたのだろう、巨熊は女騎士達から視線を外して振り返るがそこに耕助はいない
耕助は巨熊の頭上を越えるよう大きく跳躍して、巨熊と二人の間にくるりと一回転して着地する。
突然現れた謎の人物に女騎士と魔法使いは戸惑い、更に見たことのない異装であることに目を丸くする。
「あ、あの……?」
「何者……だ?」
二人ともどう話しかけていいのか解らないとばかりに、言葉に詰まっている。
「離れていろ」
耕助がそう言うと少なくとも敵ではないと判断したのと、いずれにしろ満足に戦える状態ではなかったので二人は巨熊から、そして耕助から距離を取るように後ずさる。
その表情は硬く、巨熊への警戒はもちろんだが耕助への不審もありありと見えた。
(まあ当然だよな、突然現れたこんな怪しい奴……)
完全にいかがわしい者を見る視線を感じながら、そう自分に言い聞かせる耕助。
そして耕助の恰好など意に介さない巨熊は、目の前に現れた新たな餌となるべき小さな人間にその腕を振るう。
直撃すれば先ほどの女騎士のように吹きとばされるだろう攻撃を意識的にできるだけ紙一重で、それこそ髪の毛や鼻先を掠らせるかのように回避していく。
目の前を高速の大型トラックに撥ねられるレベルの、つまり一般人なら即死するだろう攻撃が通り過ぎていくというのに耕助の心は冷静だった。
(なんだろう恐怖心がマヒしてるのか? そういえばニンジャにはパッシブで精神異常耐性があったな、それが作用しているのか)
ゲーム内においては恐怖も状態異常の一種でそれに対する耐性が働いているのではと判断する。
ただ恐怖という感情がないと行動することによって巻き起こす危険があっても躊躇が無くなり、自制無く無謀な行動を起こしかねない可能性がある。
(まあ耐性であって無効ではないので完全に消え去ったわけではないだろう。現にバルナルドに初めて会った時には恐怖というか戦慄を覚えたしな……とにかく冷静に考えて行動しよう)
そんなことを考えつつ回避していくが、戦闘においても思い通りに動く自分の身体の性能を確かめた後いよいよ攻撃に移る。
『エターナルワールド』においてニンジャの戦い方は特徴的だ。
重戦士は両手武器による相手の防御ごと断ち切る破壊力、軽戦士は二刀流による息を持つかせぬ連続攻撃、弓術士は反撃を受けない遠距離攻撃等が基本的だがニンジャが得意とするのは急所狙いだ。
ここで耕助は眼に力を入れるかのように細めると、巨熊の首や頭、心臓部といった急所がぼんやりと赤く輝く。
これがニンジャの能力の一つである弱点看破、観察することにより弱点がわかるというもので、ここを攻撃すると通常の何倍ものダメージを与えることが出来るのだ。
(普通の生物と変わらないな……)
喉や心臓部分が赤いのを確認する。この光る急所に背中の鬼神斬で攻撃する一撃必殺が耕助の戦い方で、大抵の敵は一撃で倒せるが今回は攻撃に関しても己の性能を確かめようとしていた。
「まずは手裏剣だ」
バックステップで距離を取りながら耕助が念じると、ゲーム内の時と同じように苦無手裏剣が現れる。
あまり威力は高くないが補充の必要のない飛び道具で、使用した後一定時間が経てば消滅するなど使用頻度の高い武器だ。
一度に放てるのは四つまでで、耕助の両手から放たれた手裏剣が狙うのは巨熊の武器である四肢の爪の部分だ。
巨体に比べれば小さく振り回している腕の先にある為かなり狙いにくい難易度の高い目標ではあるが、耕助の放った手裏剣は寸分たがわず命中し爪を砕いていた。
己の爪を砕かれた巨熊は耕助を一飲みに出来そうなぐらいの大口を開けて噛みつきに来る。
その迫力は凄まじく気の弱いものならそれだけでショック死するのではないかという獰猛さではあったが耕助にとっては獣臭さに顔をしかめる程度でしかなく、当然ながら噛みつきは空を切る。
そして素手の攻撃も試してみようとばかりに、耕助は近づいてきた巨熊の鼻面に拳を叩きこんだ。
巨熊は鼻も急所で素手といっても手甲をつけているから金属の塊で殴られたようなもので、思わぬ攻撃に巨熊は身もふたもない叫びをあげて、鼻を押さえて地をのたうち回る。
ここにきて巨熊も相手が悪いと解ったのか、背を向けて逃走しようとするのだが耕助は逃がすつもりは無かった。
「悪いが最後まで付き合ってもらうぞ。忍術……火柱!」
両手で印を結び火遁系統の忍術を使う。
これはさきほど魔法使いの放ったアイスストームの炎版のようなものだが、この攻撃忍術を巨熊に直接当てるのではなく、退路を塞ぐように巨熊の眼の前に展開させたのだ。
獣の本能か眼の前に現れた炎の壁に足を止めた巨熊が、方向転換しようと振り返った瞬間を狙って次の忍術を放つ。
「忍術……風刃!」
今度は風遁系統で真空状態の風の刃を飛ばす、所謂カマイタチを起こす忍術だ。
刺す手裏剣と違って遠距離への斬るという攻撃方法ができ、威力を最大限まで抑え命中率を重視した横一文字に飛んだ風の刃が巨熊の眼を潰した。
激痛と視力を奪われたことに巨熊は魂消るかのような咆哮、というか叫びをあげる。
「……終わりにするか」
初戦闘ということで色々試したがこれ以上はただの虐殺にすぎないと、実験台にしてしまった巨熊に少しだけ罪悪感を感じつつ、止めをさすべく耕助は跳躍して巨熊の頭上に降り立つ。
眼の見えない熊では何が起こったか解らないだろうし、次の行動に移る前に耕助は背中の忍者刀である鬼神斬を抜き放つ。
鬼と会っては鬼を斬り神と会っては神を斬る、そんな思いを込めてかつて仲の良かったクラン員達と共に作り上げた忍者刀を一番赤く輝く脳天に突き刺した。
一度大きく全身を震わせた後ぴたりと動かなくなり、飛び降りた耕助に遅れること数秒、巨熊は地響きを立てて倒れる。
完全に動かなくなったのを確認してから構えを解いて耕助は息を吐いた。
こうして初めての戦いを終えた耕助だったが事前に予想していた以上のことは起こらなかったし負傷も無い、しかし精神的疲労は感じていておそらく緊張によるものでこれは慣れていけば軽減するだろう。
強いて言えば他にも試したかったこともあるし相手はあくまで獣で、知恵ある人間相手だったりすればまた勝手が違ってくるかもしれない等色々あるが細かいことを言えばきりがない。
(収穫はあったし今回はこれで良しとしておこう。後は……)
耕助は女騎士と魔法使いの方に視線を向ける。
戦いの様子を全部見ていた二人は、眼の前で起こった光景が信じられないとばかりに呆然としているようだ。
「き、貴殿は一体……?」
「動いては駄目よ」
傷を押さえながらも何とか近づいてこようとする女騎士だが、慌てて魔法使いの方が駆け寄る。
見た目からして骨が何本か折れて内臓を痛めたかのような重傷で、今すぐ命にかかわるという訳でもないだろうが放っておいていいはずもなく、すぐに手当てが必要だろう。
ミケを呼ぼうかとも思ったがやはり出来るだけ秘密にしておきたいので、この場は回復アイテムがこの世界の人間にも効くかどうかを試してみることにする。
ただゲーム内において回復薬は形態や名称が違うだけで効果のほどは同じだったが、傷に直接振りかけたり煙状にして吸い込むなど使用方法は分かれていて、丸薬は服用して使うタイプだったので飲ませる必要がある。
(とは言えこんな不審人物からいきなり薬を渡されても飲むかどうかは怪しいよな……俺だったら嫌だ)
ならばここは強硬手段だと、耕助は音もなく女騎士の前に移動して先ほど作った回復用の丸薬を問答無用で口に押し込んだ。
「に、苦!? な、何を…………え? 痛くない……?」
突然のことに身を引いて声をあげる女騎士だが、自分の身体を異変に気付く。
先ほどまでは激痛で身体を満足に動かせなかったのだが、負傷が治ったことを驚いている。
(ちゃんと効果はあってこの世界の人間相手でも問題なし。自分で作り出すことが出来るものだから活用できるな……あと苦いのか、自分で使うときは気を付けよう)
回復薬の検証を終えて、耕助は満足げに少し笑う
「治ったの? 良かった……じゃあ今のはポーションだったの? でも……」
魔法使いの方は怪我が治ったことを心からほっとしているようだったが、疑問も覚えたようで難しい顔をしている。
バルナルドから聞いたところによればこの世界には回復魔法も存在しているし、怪我を瞬時に治す回復薬もあるようだからミケより不自然ではないだろうと使ったのだがやはり問題があったのかもしれない。
(まあそこら辺を含めて色々聞かないとな)
ここにきて二人の耕助を見る目はいまだに不審者を、正体不明を見る目だが確実に感謝も混ざっていて、これなら色々と話を聞きやすいだろう。
次は情報収集だ、と先ほどの戦闘よりも緊張して耕助は二人に向き合った。
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