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おまけぇ……
久しぶりです
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「聞け、テクディア」
「本編再開してるんだからやめろ」
またか……と深い溜息をつき、寝癖だらけの髪を少しだけ手で整えていた。
いつになくやる気のなさそうな表情で、寝かせてくれと顔に書いているみたいだ。
「私さ、ここ最近書き方上手くなろうとして、頑張ったんですよ」
「それやってんのお前の中身の人だろう」
「また書きたいなぁって思ってさ?話見返してたら、大分色々やべぇことに気がついたんですよ」
「書き方下手だったのか?」
少し目を見開き、数秒考えたあとに言葉を発していた。
私はそれに対し笑顔でううんと首を横にふり、遠い目でどこかを見つめ直す。
「書き方下手だけど、それよりもメタ発言の多さには笑えるね」
「うちの作者自由人だからな、他の作者の方が真面目で良い人たちだ」
苦笑いをするテクディアにつられ、私も少しだけはにかむような苦笑いをし、そろそろかと空を見上げた。
『失礼な!私だって真面目だぞ!!』
「このメタ発言話取り入れてる時点で真面目じゃないよー、作者」
『定期テストとかあるんだよ黙れ!!いいよね、君達は地獄のテスト週間ないんだから!』
「大丈夫か?いつもより情緒不安定だぞ」
テクディアの言うように声は荒げていて、ストレスが溜まっているようだ。どこからか聞こえ、反響する声は耳にしっかり残る。
「こっちの世界はテストというテストはないからね~、女は礼儀作法とかを重心的にして勉学は基礎ができてりゃいいから」
『夏休みだから、宿題とあゆみあったし、あゆみの英語クソほど死んでたし』
「わかる!英語無理よな!」
『日本人は日本語だけ覚えときゃいいって話だよな!』
それ!と心の中でも深く共感しながら、goodポーズをかます。その話し合いにテクディアは明らかに呆れた顔を見せた。
「同じ性格と声のやつが交わるといろいろ駄目だからやめてくれ」
『テクディアくん……お前の苦手な教科をはけ、さもなくば殺す』
「基本的にないな」
『殺す』
「いや言っただろ!」
お前はいいよなぁ……と呟いていて、がみがみと言い争いが始まり終わった後に落胆したように声を落とした。
『昨年より成績落ちてたよ……英語が』
「実際に五段階評価でどうだったん?」
『数学5、国語4、理科5、社会5、英語2などなど』
「英語だけ死んでんじゃん」
死ぬよねー、英語。
『漢字も無理だね、地理とか暗記系苦手民』
「リリアナはそういえば学年学力テストで一位制覇してたな」
そうだ、と思いついたようにこちらに聞いてきた。自分の昔を少しだけ振り返ってみると、確かにそうだった気がしなくもない。
「もしそうなら作者もそうよ、できるだけ私と作者は似せるようにしとるから」
「まぁまぁ優秀じゃないか」
『人間性は劣ってると言われます』
「否定はしない」
酷くない?と、作者と私の声が合わさった。人間性は大分劣っているが、私とて昔から理解力がないと周囲に言われてきたので身にしみてわかっていた。
作者ははあぁ………と深い溜息をつき、話を変えた。
『いやさ?私の兄がギフテッドで優秀すぎて死んでるんだよ』
「個人情報の暴露やめろ」
「ギフテッドってなんだっけ?ギクテッドならいるやん」
『Google先生に聞け』
「ないんだが」
『ぶっちゃけ、ギクテッドの名前の由来それだかんな?』
「それはさすがにメタイぞ」
うわぁ……と隣で渋い顔をしているテクディアが面白く、くすっと笑いを漏らし、作者に問うた。
「あれ、マスキングテープが由来かと思ってた。んじゃ、テクディアは?」
『マスキングテープは違うね、テクディアは…………勘!』
「雑」
数秒の沈黙の後に出てきたのが、忘れてしまったのかテクディアの名前の由来は勘らしかった。
『リリアナはツイ○テの私の推しキャラにナを入れただけです』
その単語を聞き、またgoodポーズをかます。その隣でテクディアは荒げた声で待て待て待て!と落ち着いてはいられないようだ。
「それはガチでやめろ!!ツイ○テ民に叩かれてもいいやつだからな!??」
「作者はツ○ステではディ○ソムニア寮が好きなんだろ」
「お願いだから本当にやめろ!あれは大手企業様!心が広い読者ばかりだから今までのメタ発言は許されてきたものの、今回ばかりは流石にだめだ!」
『しょーがないねぇ、さすがにいろいろ叩かれそうやし、この話はやめよか』
テクディアの圧に押され、渋々と身を引く作者……な、わけがないので私は話に合わせた。
「そうだね、それじゃあ別の寮の双子はどうだ!」
『あー、いいよね。よきかなよきかな、本当にヤバいのはあの敬語で喋ってるウツボっていうのいいよね』
うんうんと頷く作者にテクディアは顔を俯き、拳を握りしめ怒りの感情を露わにしていた。
「メタ発言製造機達、いい加減やめろ。感想の部分でどれだけの苦情がきてるのわかってるのか?普通の感想より断然多いぞ、しかもそれは有名な大手ディ○ニー様のだ!」
『やっぱさ、危険をおかしに逝かなきゃ負けなんだよ………』
「それにいざとなったらバックレようぜ!」
「ただでさえ投稿頻度少ないのにやめろ!しかも絶対知らない人もいるだろう!」
『自由に逝きたい』
「それは違う意味の逝きたいだ」
ツッコミとボケの相性いいなぁ……と心の底で物凄く思ったが、それを言うとテクディアに殺される気がしたのでやめた。
怒っているテクディアにしらを切り、作者はまた言葉を紡いだ。
『夏休みに入ってね?宿題は初日で終わらせたはいいものの、家でアニメと本を漁る毎日なんですわ』
「はい!これでお終い!!これ以上こいつらがメタ発言放つ前にお終いにするぞ!」
そうテクディアが言い放つと作者は、ふっふっふっふっ………と不気味と自信満々な笑い声をあげ、こう言い放った。
『異能力……作者の権限!』
「それはズルくないか……?」
* *
まじですみませんでした
作者より
「本編再開してるんだからやめろ」
またか……と深い溜息をつき、寝癖だらけの髪を少しだけ手で整えていた。
いつになくやる気のなさそうな表情で、寝かせてくれと顔に書いているみたいだ。
「私さ、ここ最近書き方上手くなろうとして、頑張ったんですよ」
「それやってんのお前の中身の人だろう」
「また書きたいなぁって思ってさ?話見返してたら、大分色々やべぇことに気がついたんですよ」
「書き方下手だったのか?」
少し目を見開き、数秒考えたあとに言葉を発していた。
私はそれに対し笑顔でううんと首を横にふり、遠い目でどこかを見つめ直す。
「書き方下手だけど、それよりもメタ発言の多さには笑えるね」
「うちの作者自由人だからな、他の作者の方が真面目で良い人たちだ」
苦笑いをするテクディアにつられ、私も少しだけはにかむような苦笑いをし、そろそろかと空を見上げた。
『失礼な!私だって真面目だぞ!!』
「このメタ発言話取り入れてる時点で真面目じゃないよー、作者」
『定期テストとかあるんだよ黙れ!!いいよね、君達は地獄のテスト週間ないんだから!』
「大丈夫か?いつもより情緒不安定だぞ」
テクディアの言うように声は荒げていて、ストレスが溜まっているようだ。どこからか聞こえ、反響する声は耳にしっかり残る。
「こっちの世界はテストというテストはないからね~、女は礼儀作法とかを重心的にして勉学は基礎ができてりゃいいから」
『夏休みだから、宿題とあゆみあったし、あゆみの英語クソほど死んでたし』
「わかる!英語無理よな!」
『日本人は日本語だけ覚えときゃいいって話だよな!』
それ!と心の中でも深く共感しながら、goodポーズをかます。その話し合いにテクディアは明らかに呆れた顔を見せた。
「同じ性格と声のやつが交わるといろいろ駄目だからやめてくれ」
『テクディアくん……お前の苦手な教科をはけ、さもなくば殺す』
「基本的にないな」
『殺す』
「いや言っただろ!」
お前はいいよなぁ……と呟いていて、がみがみと言い争いが始まり終わった後に落胆したように声を落とした。
『昨年より成績落ちてたよ……英語が』
「実際に五段階評価でどうだったん?」
『数学5、国語4、理科5、社会5、英語2などなど』
「英語だけ死んでんじゃん」
死ぬよねー、英語。
『漢字も無理だね、地理とか暗記系苦手民』
「リリアナはそういえば学年学力テストで一位制覇してたな」
そうだ、と思いついたようにこちらに聞いてきた。自分の昔を少しだけ振り返ってみると、確かにそうだった気がしなくもない。
「もしそうなら作者もそうよ、できるだけ私と作者は似せるようにしとるから」
「まぁまぁ優秀じゃないか」
『人間性は劣ってると言われます』
「否定はしない」
酷くない?と、作者と私の声が合わさった。人間性は大分劣っているが、私とて昔から理解力がないと周囲に言われてきたので身にしみてわかっていた。
作者ははあぁ………と深い溜息をつき、話を変えた。
『いやさ?私の兄がギフテッドで優秀すぎて死んでるんだよ』
「個人情報の暴露やめろ」
「ギフテッドってなんだっけ?ギクテッドならいるやん」
『Google先生に聞け』
「ないんだが」
『ぶっちゃけ、ギクテッドの名前の由来それだかんな?』
「それはさすがにメタイぞ」
うわぁ……と隣で渋い顔をしているテクディアが面白く、くすっと笑いを漏らし、作者に問うた。
「あれ、マスキングテープが由来かと思ってた。んじゃ、テクディアは?」
『マスキングテープは違うね、テクディアは…………勘!』
「雑」
数秒の沈黙の後に出てきたのが、忘れてしまったのかテクディアの名前の由来は勘らしかった。
『リリアナはツイ○テの私の推しキャラにナを入れただけです』
その単語を聞き、またgoodポーズをかます。その隣でテクディアは荒げた声で待て待て待て!と落ち着いてはいられないようだ。
「それはガチでやめろ!!ツイ○テ民に叩かれてもいいやつだからな!??」
「作者はツ○ステではディ○ソムニア寮が好きなんだろ」
「お願いだから本当にやめろ!あれは大手企業様!心が広い読者ばかりだから今までのメタ発言は許されてきたものの、今回ばかりは流石にだめだ!」
『しょーがないねぇ、さすがにいろいろ叩かれそうやし、この話はやめよか』
テクディアの圧に押され、渋々と身を引く作者……な、わけがないので私は話に合わせた。
「そうだね、それじゃあ別の寮の双子はどうだ!」
『あー、いいよね。よきかなよきかな、本当にヤバいのはあの敬語で喋ってるウツボっていうのいいよね』
うんうんと頷く作者にテクディアは顔を俯き、拳を握りしめ怒りの感情を露わにしていた。
「メタ発言製造機達、いい加減やめろ。感想の部分でどれだけの苦情がきてるのわかってるのか?普通の感想より断然多いぞ、しかもそれは有名な大手ディ○ニー様のだ!」
『やっぱさ、危険をおかしに逝かなきゃ負けなんだよ………』
「それにいざとなったらバックレようぜ!」
「ただでさえ投稿頻度少ないのにやめろ!しかも絶対知らない人もいるだろう!」
『自由に逝きたい』
「それは違う意味の逝きたいだ」
ツッコミとボケの相性いいなぁ……と心の底で物凄く思ったが、それを言うとテクディアに殺される気がしたのでやめた。
怒っているテクディアにしらを切り、作者はまた言葉を紡いだ。
『夏休みに入ってね?宿題は初日で終わらせたはいいものの、家でアニメと本を漁る毎日なんですわ』
「はい!これでお終い!!これ以上こいつらがメタ発言放つ前にお終いにするぞ!」
そうテクディアが言い放つと作者は、ふっふっふっふっ………と不気味と自信満々な笑い声をあげ、こう言い放った。
『異能力……作者の権限!』
「それはズルくないか……?」
* *
まじですみませんでした
作者より
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