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第四章 終わらない
七十一話
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「なぁ、お前があいつの娘か?」
「うっっわ!!」
天井からいきなり突き抜ける精神この人はどうなってんだ。
誰でも部屋でぼーっとしてたら、天井から人が出てきました!なんて信じられるか。
それぷらす、美形で余計にいらついた。
「誰やん」
「え?僕??えっとねー、天空神アイテールって言うんだよ」
「天井から突き抜けてきたんだから、天井あいてーるで良くね?」
「確かに……」
「馬鹿か」
思わずツッコミを入れる。こんなやつに構いたくはないが、暇だし無視はしない。
アイテールが馬鹿だということは出会って数秒でわかった。
「あー、そうそう。どうするの?」
「おめぇがどうした」
「だからー、君の父親、皇帝とか殺そうとしてるよ?」
「………負けないよ、あの人達は神よりも強いから」
それを聞いて少し目眩がしたが、すぐに立ち直した。
あの人達は、テクディア達は絶対に負けない。神にも負けない、そういえる自信があった。
「その根拠は?」
「見ればわかる」
「えぇ……わからないよ…」
「わかると思うで。あの人達と会って、真正面から見てみたら」
「?難しいけど、一言言っていい?」
「え、うん」
「神に親しげに話す人初めて」
それを聞いて、少しだけ確かになぁ……と思ってしまった。
結構、皇帝や魔塔の主とか見てて感覚的に慣れた。
「神も人間も同じじゃね?」
「いや違うって。神は人間よりもすごいことができるんだよ?」
「なら、人間は神よりもすごいことだってできるわ。結局、それだけの差なら神だって人間だって同じやと思うけどな」
ただそれだけの事。生き物だということには変わりない。
虫も、動物も、みんな生き物だ。感情だってある。
ただ、力の差が違うだけ。
「えー、なんか思ってたのと違う」
「中指たてんぞ」
「だってさぁ…あいつの娘だよ?それにあいつから目を離せなくさせるなんて、どんなやつか気になるじゃん?」
面白そうに笑うこいつにいらつき、一瞬殴りそうになったが必死になって抑えた。
ぴょんっと重力を無視し飛んだあと、アイテールはやっと足が地面へとついた。
逆さまで顔を見ていたので、普通に顔を見ると結構美形だと思い知らされる。
「親は娘を幽閉しません」
「そーお?けどさーーーぁ」
何かありそうな笑い声とにやっと気味悪くあがる口角。
寒気がしたあと、全身が硬直した。
その途端にアイテールは私の首に巻かれているものだけを掴み、そのまま私と一緒に上へと上げた。
首が締まる。締まっていく。ばたばたと足を動かし暴れるたびに、首がどんどん締められていく。
「神は神だよ。人間と神を一緒にすんな」
「な、ら……神って…馬鹿、じゃん。わら、える……」
そういうと、ぎゅっと首が強く締められた。やばい、死ぬかもという恐怖感が私を支配した。
久しぶりかもしれない。こんなに怖いと思ったのは。
てか、私死ぬくね?この小説終わるで?
まぁ、許してくれめんす
作者コメ
許しません(怒)
「うっっわ!!」
天井からいきなり突き抜ける精神この人はどうなってんだ。
誰でも部屋でぼーっとしてたら、天井から人が出てきました!なんて信じられるか。
それぷらす、美形で余計にいらついた。
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「え?僕??えっとねー、天空神アイテールって言うんだよ」
「天井から突き抜けてきたんだから、天井あいてーるで良くね?」
「確かに……」
「馬鹿か」
思わずツッコミを入れる。こんなやつに構いたくはないが、暇だし無視はしない。
アイテールが馬鹿だということは出会って数秒でわかった。
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それを聞いて少し目眩がしたが、すぐに立ち直した。
あの人達は、テクディア達は絶対に負けない。神にも負けない、そういえる自信があった。
「その根拠は?」
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「えぇ……わからないよ…」
「わかると思うで。あの人達と会って、真正面から見てみたら」
「?難しいけど、一言言っていい?」
「え、うん」
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「いや違うって。神は人間よりもすごいことができるんだよ?」
「なら、人間は神よりもすごいことだってできるわ。結局、それだけの差なら神だって人間だって同じやと思うけどな」
ただそれだけの事。生き物だということには変わりない。
虫も、動物も、みんな生き物だ。感情だってある。
ただ、力の差が違うだけ。
「えー、なんか思ってたのと違う」
「中指たてんぞ」
「だってさぁ…あいつの娘だよ?それにあいつから目を離せなくさせるなんて、どんなやつか気になるじゃん?」
面白そうに笑うこいつにいらつき、一瞬殴りそうになったが必死になって抑えた。
ぴょんっと重力を無視し飛んだあと、アイテールはやっと足が地面へとついた。
逆さまで顔を見ていたので、普通に顔を見ると結構美形だと思い知らされる。
「親は娘を幽閉しません」
「そーお?けどさーーーぁ」
何かありそうな笑い声とにやっと気味悪くあがる口角。
寒気がしたあと、全身が硬直した。
その途端にアイテールは私の首に巻かれているものだけを掴み、そのまま私と一緒に上へと上げた。
首が締まる。締まっていく。ばたばたと足を動かし暴れるたびに、首がどんどん締められていく。
「神は神だよ。人間と神を一緒にすんな」
「な、ら……神って…馬鹿、じゃん。わら、える……」
そういうと、ぎゅっと首が強く締められた。やばい、死ぬかもという恐怖感が私を支配した。
久しぶりかもしれない。こんなに怖いと思ったのは。
てか、私死ぬくね?この小説終わるで?
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