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第二章 心の霧
四十四話
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「はい……?」
『あぁ、知らんかったな。ストーム、今のわいが爆発起こすから逃げたほうがいいで』
「ん???」
え、なに時限爆弾でも持ってたの。
頭にはてなマークが次々と浮かんでくる。めちゃくちゃ面倒くさい。
『えっとな、アトゥムはもう少しで死ぬんよ。偽の心臓でも正常だったし完璧に本物だった。けどな、アトゥムは心に闇を抱えとる。あの、性格やし………』
「待て待てぃ!さっきから、急展開すぎなんだよ!!その心臓が完璧だったなら良くない!?よくねぇけど!」
『う~ん、まぁ、偽、能力の心臓ってもんはな、心の傷には弱いんよ。きっと、あいつが事故とかにあっても死なんだろうけど、心の傷でいとも簡単に壊れてしまう。『死にたい』そう思っちゃうともう終わりよ、ってことや。わいはこの本のおかげか、こういう未来は知っとるんやで』
「なるほど、だから逃げろと?アトゥムが死んでストームが爆発を起こすから?」
まぁ、確かに納得がいく。
アトゥムは人に囚われてそうで、普通に生活したことがなさそうだし。
けどーーー
『せや、わいは我慢が難しいタイプでな。だから、早く逃げーーー』
「逃げるわけねぇだろうがばーか!!!お前はアホか!??もし、その話が本当だとしても、こちとらまだアトゥムと仲良くなれてないんじゃいボケ!!!」
大声でそう怒鳴った。
めっちゃ口が悪いが、スルーしてほしい願望。
子供のストームは、へ?と言うように唖然としていた。
「あのな!子供にはわからんかもやけど、爆発してもどうでもいいんよ!!爆発どうでもいい!!アトゥムとストームの方が大事だわ!!まじ、燃やすぞ?」
『は……っ……あは…っ…あはは…っ…!!!』
私の素直な言い方に、可愛らしく笑う子供のストーム。
子供のストームは可愛い、が、面影は今のストームにそっくりな気がする。
『ひぃーっ…!まぁ、ええわ。お前の好きにせーや』
「言われなくとも!!」
とりあえず、ストームとアトゥムの様子を見に行く為に、図書館から出た。荒い足踏みをしながら。
『お前なら…………わいらの殺してくれるかもしれんな』
『あぁ、知らんかったな。ストーム、今のわいが爆発起こすから逃げたほうがいいで』
「ん???」
え、なに時限爆弾でも持ってたの。
頭にはてなマークが次々と浮かんでくる。めちゃくちゃ面倒くさい。
『えっとな、アトゥムはもう少しで死ぬんよ。偽の心臓でも正常だったし完璧に本物だった。けどな、アトゥムは心に闇を抱えとる。あの、性格やし………』
「待て待てぃ!さっきから、急展開すぎなんだよ!!その心臓が完璧だったなら良くない!?よくねぇけど!」
『う~ん、まぁ、偽、能力の心臓ってもんはな、心の傷には弱いんよ。きっと、あいつが事故とかにあっても死なんだろうけど、心の傷でいとも簡単に壊れてしまう。『死にたい』そう思っちゃうともう終わりよ、ってことや。わいはこの本のおかげか、こういう未来は知っとるんやで』
「なるほど、だから逃げろと?アトゥムが死んでストームが爆発を起こすから?」
まぁ、確かに納得がいく。
アトゥムは人に囚われてそうで、普通に生活したことがなさそうだし。
けどーーー
『せや、わいは我慢が難しいタイプでな。だから、早く逃げーーー』
「逃げるわけねぇだろうがばーか!!!お前はアホか!??もし、その話が本当だとしても、こちとらまだアトゥムと仲良くなれてないんじゃいボケ!!!」
大声でそう怒鳴った。
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『は……っ……あは…っ…あはは…っ…!!!』
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子供のストームは可愛い、が、面影は今のストームにそっくりな気がする。
『ひぃーっ…!まぁ、ええわ。お前の好きにせーや』
「言われなくとも!!」
とりあえず、ストームとアトゥムの様子を見に行く為に、図書館から出た。荒い足踏みをしながら。
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