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第一章 始まって仲直り
十八話
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「no………」
こうなった理由を説明しよう。
あの後、なんか使用人達に追われてしまい、必死になって逃げようとしたが、逃げた先には「僕のフィアンセ!!」とか言っているヤバいやつがいた。
私はすぐさま飛び蹴りをし、一時をしのいだのだが、なんか知らんけどいろんな人達から告白をされ、侍女達がその度にナイフを持ち出し、告白した人を殺ろうとしてくるので、それを防いでいたのだ。(以下省略)
そして、今
「まじ、笑えねぇ………」
苦悩していた。
ここは、ぶっちゃけいうと屋根の上である。そよ風が吹いて結構気持ちの良い場所だ。
「え、なに。この屋敷変人しかいないの?神っていう奴もいるしさぁぁぁぁ」
思わず大声をあげるほど疲れてしまった。
苦悩していると、どこからかガタッと大きな音が聞こえてきた。
音が鳴ったほうへと振り向き、不安混じりに見つめる。
「ふ…っ…それは俺様のことだろ?俺は神だ!!」
見なかったことにしよう
ぴょこっとほぼ顔だけ出ているあのギクテッドがいた。
私は考えを邪魔され、挙げ句の果にストレスを植え付けられたので、ギクテッドの近くまで行った。
ギクテッドは屋根に登ろうとしているが、力がなく登れない。
中途半端にのぼれているくらいだ。だから、顔だけぴょこっとだし、屋根の端をもつ自分の手で自分の体を抑えていた。
ギクテッドは相変わらず「神だ」と言ってたので、私はにこっと微笑み、跪いた。
そして、思いっきり頭突きをした。
「あぁぁぁぁ!??割れる!頭割れるわ!??」
そう言いながら、ギクテッドは自分を抑えていた手を離した。
「あ」
もう気づいたときには遅く、ギクテッドは急降下で下に落ちていったとさ。
「めでたし、めでたし」
「いや、お前悪魔だろ!!」
どうやら、下にあった草木で大事はなかったようだ。
けど、ギクテッドは焦りながらも私に指を指してきた。
「ち…っ…生きてたのかよ………………生きてて良かったです」
ちょっと、少し冗談混じりで舌打ちをした。
「え、なに?お前悪魔?ちって、舌打ち……は?」
「何言ってるんですか?私は貴方が空へ逝く事を祈ってただけです」
「逝くってそっちの逝く!??お前、怖いわ~。まぁ、いい。なら、俺様を助けろ!」
「さいなら~」
助けてほしい、の一言も言えないのか。上から目線で少し嫌になったので、そのままおいてこうとした。
けど、ギクテッドは少し驚いたのか、すぐさま撤回した。
「待て待て待て!!た……助けろください…」
「しょーがないなぁ」
はぁとため息をつきながら、ギクテッドを助けましたとさ。
* *
「前より悪魔になってないか?」
「悪魔じゃないんですが……?」
「まぁいい!あの化け物にはお似合いの婚約者だ!!」
さっきまでの威勢はどうしたのか。少しだけいらついているので、まぁ確かに昨日よりはやってるかもしれない。
「はいはい、テクディアは化け物じゃないですよ。てか、お忍びでこんなところ来んなや。暇か」
「暇だが………?」
「いきなり宇宙振られたような顔すんのやめよ」
むしろなぜ暇ではないんだという顔をしていた。この人は本当に全てテクディアに仕事を任せていたのが見え見えだ。
「ふ…っ…!無知なお前におしえてやろう!!あのテクディアの本性を!!」
「………帰りますね」
「聞いていってください」
そして、無理矢理聞かされる羽目になったのだ。
こうなった理由を説明しよう。
あの後、なんか使用人達に追われてしまい、必死になって逃げようとしたが、逃げた先には「僕のフィアンセ!!」とか言っているヤバいやつがいた。
私はすぐさま飛び蹴りをし、一時をしのいだのだが、なんか知らんけどいろんな人達から告白をされ、侍女達がその度にナイフを持ち出し、告白した人を殺ろうとしてくるので、それを防いでいたのだ。(以下省略)
そして、今
「まじ、笑えねぇ………」
苦悩していた。
ここは、ぶっちゃけいうと屋根の上である。そよ風が吹いて結構気持ちの良い場所だ。
「え、なに。この屋敷変人しかいないの?神っていう奴もいるしさぁぁぁぁ」
思わず大声をあげるほど疲れてしまった。
苦悩していると、どこからかガタッと大きな音が聞こえてきた。
音が鳴ったほうへと振り向き、不安混じりに見つめる。
「ふ…っ…それは俺様のことだろ?俺は神だ!!」
見なかったことにしよう
ぴょこっとほぼ顔だけ出ているあのギクテッドがいた。
私は考えを邪魔され、挙げ句の果にストレスを植え付けられたので、ギクテッドの近くまで行った。
ギクテッドは屋根に登ろうとしているが、力がなく登れない。
中途半端にのぼれているくらいだ。だから、顔だけぴょこっとだし、屋根の端をもつ自分の手で自分の体を抑えていた。
ギクテッドは相変わらず「神だ」と言ってたので、私はにこっと微笑み、跪いた。
そして、思いっきり頭突きをした。
「あぁぁぁぁ!??割れる!頭割れるわ!??」
そう言いながら、ギクテッドは自分を抑えていた手を離した。
「あ」
もう気づいたときには遅く、ギクテッドは急降下で下に落ちていったとさ。
「めでたし、めでたし」
「いや、お前悪魔だろ!!」
どうやら、下にあった草木で大事はなかったようだ。
けど、ギクテッドは焦りながらも私に指を指してきた。
「ち…っ…生きてたのかよ………………生きてて良かったです」
ちょっと、少し冗談混じりで舌打ちをした。
「え、なに?お前悪魔?ちって、舌打ち……は?」
「何言ってるんですか?私は貴方が空へ逝く事を祈ってただけです」
「逝くってそっちの逝く!??お前、怖いわ~。まぁ、いい。なら、俺様を助けろ!」
「さいなら~」
助けてほしい、の一言も言えないのか。上から目線で少し嫌になったので、そのままおいてこうとした。
けど、ギクテッドは少し驚いたのか、すぐさま撤回した。
「待て待て待て!!た……助けろください…」
「しょーがないなぁ」
はぁとため息をつきながら、ギクテッドを助けましたとさ。
* *
「前より悪魔になってないか?」
「悪魔じゃないんですが……?」
「まぁいい!あの化け物にはお似合いの婚約者だ!!」
さっきまでの威勢はどうしたのか。少しだけいらついているので、まぁ確かに昨日よりはやってるかもしれない。
「はいはい、テクディアは化け物じゃないですよ。てか、お忍びでこんなところ来んなや。暇か」
「暇だが………?」
「いきなり宇宙振られたような顔すんのやめよ」
むしろなぜ暇ではないんだという顔をしていた。この人は本当に全てテクディアに仕事を任せていたのが見え見えだ。
「ふ…っ…!無知なお前におしえてやろう!!あのテクディアの本性を!!」
「………帰りますね」
「聞いていってください」
そして、無理矢理聞かされる羽目になったのだ。
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