赤髪のお姫様は髪を切る

「お前はナーサを殺害しようとしたんだろ!?もういい!お前を魔界森へと追放する!!」

違う。殺害なんて全くしてなかったし、やろうとも思わなかった。

私の婚約者はいつもそうだ。
幼馴染のナーサとべたべたして私のことなど気にもとめようとしなかった。

そして、私は無実な罪で魔界森へと追放されたのだ。

魔界と人間界の境界線にある森。人間が行ったら、魔物に襲われて即死だ。

だから、私はその日
長く、綺麗な髪を切った。
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