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「へ」
朝起きてびっくり☆
皇帝から婚約の申込みが来ていた。
あの後、親にごちゃごちゃ言われたが、無視をして寝てしまった。
そして、朝になると、両親二人がにやにやと嬉しそうな表情をしながら、こちらに伺ってきた。
と、いうのが、今までのあらすじだ。
「良かったわ!ほんっとに、貴方は婚約破棄されて、ゴミ以下の存在だったもの」
「あぁ!これで家にも膨大な金が入る!!」
お前ら私への嫌味って気づけ?
きゃっきゃっと喜んでいるところ悪いが、多分何かの手違いのはずだ。
でなきゃ、皇帝様から婚約の申し込みなんて絶対来ない。
「私、嫌なんですけど?」
気づけば、ぽつりとそう呟いていた。
「はぁ!?何を言っているの!??婚約破棄された貴方はもう傷物なのよ!これから先、一生婚約の申し込みなんてこないわ!」
「そうだ!しかも、あの皇帝からだぞ!??馬鹿なのか!最後まで手間をかけさせるな!!」
うわぁ……メロスは激怒した!
的な感じ。私の一言で、両親共々大激怒していた。
そりゃあ、この婚約が手違いだとしても、送ったのは違いないので、こっちが了承すれば婚約成立となってしまう。
私は少しため息混じりにこう答えた。
「傷物ならそれでいいし、手間なんてかけさせてなくね。お前らは、お気に入りの妹がおるやろ?私は、お前らの操り人形なんてごめんやし、感謝してないわけじゃないっての」
「だいったい!あんたは昔っから親の言うことを聞かない子だったわね!!挙げ句の果に可愛い妹に怪我させたり、お菓子をとったりしてたじゃないの!」
メロスめっちゃ怒るやん……
そこからのお叱り言葉はよく覚えていない。
頭の中は「明日どうしようかな~」と、いう呑気なもので、ぶっちゃけめんどくさかった。
というか、妹に嫌がらせって幼稚園生か。
そんなもんやってないし、私は一人で森とか行って、本を読んでる子だった。
ただ、結婚する方がめんどい
と、急に悟った私だ。
「家出しよ」
次回!家出して交通事故にあって、転生しちゃった((嘘です
朝起きてびっくり☆
皇帝から婚約の申込みが来ていた。
あの後、親にごちゃごちゃ言われたが、無視をして寝てしまった。
そして、朝になると、両親二人がにやにやと嬉しそうな表情をしながら、こちらに伺ってきた。
と、いうのが、今までのあらすじだ。
「良かったわ!ほんっとに、貴方は婚約破棄されて、ゴミ以下の存在だったもの」
「あぁ!これで家にも膨大な金が入る!!」
お前ら私への嫌味って気づけ?
きゃっきゃっと喜んでいるところ悪いが、多分何かの手違いのはずだ。
でなきゃ、皇帝様から婚約の申し込みなんて絶対来ない。
「私、嫌なんですけど?」
気づけば、ぽつりとそう呟いていた。
「はぁ!?何を言っているの!??婚約破棄された貴方はもう傷物なのよ!これから先、一生婚約の申し込みなんてこないわ!」
「そうだ!しかも、あの皇帝からだぞ!??馬鹿なのか!最後まで手間をかけさせるな!!」
うわぁ……メロスは激怒した!
的な感じ。私の一言で、両親共々大激怒していた。
そりゃあ、この婚約が手違いだとしても、送ったのは違いないので、こっちが了承すれば婚約成立となってしまう。
私は少しため息混じりにこう答えた。
「傷物ならそれでいいし、手間なんてかけさせてなくね。お前らは、お気に入りの妹がおるやろ?私は、お前らの操り人形なんてごめんやし、感謝してないわけじゃないっての」
「だいったい!あんたは昔っから親の言うことを聞かない子だったわね!!挙げ句の果に可愛い妹に怪我させたり、お菓子をとったりしてたじゃないの!」
メロスめっちゃ怒るやん……
そこからのお叱り言葉はよく覚えていない。
頭の中は「明日どうしようかな~」と、いう呑気なもので、ぶっちゃけめんどくさかった。
というか、妹に嫌がらせって幼稚園生か。
そんなもんやってないし、私は一人で森とか行って、本を読んでる子だった。
ただ、結婚する方がめんどい
と、急に悟った私だ。
「家出しよ」
次回!家出して交通事故にあって、転生しちゃった((嘘です
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