【本編完結】壁にはなれなかったけど、せっかくなので堪能させていただきます!

とがきみえ

文字の大きさ
上 下
5 / 46

しおりを挟む
 ありがとうございました。
 まずは万物に感謝を。



 あの日ーーミシェル母さまの片方の乳首を私が咥えている間、クリス父さまがもう片方を担当していたわけですが、最初は遠慮していたのかクリス父さまはミシェル母さまの乳首になかなか触れようとしませんでした。

「あの、クリス」
「ん?」

 背後からぺったんこの胸を揉むクリス父さまへ、ミシェル母さまが振り返りながら言いました。

「その……もうちょっと、なんというか、えっと」

 頬を染めて口籠るミシェル母さまは、とてもじゃないけど子持ちには見えないです。

「どうした? ミシェル、痛むのか?」
「痛くはないんだけど、それだとお乳が出ないと思う」

 そうですよ父さま、生まれてこの方、ミシェル母さまのおっぱいを主食としてきた私の目から見ても、それではダメです。もっと先っちょを刺激してあげないと。

「どの様にしたらいいだろうか。教えてくれ、ミシェル」

 どうやらクリス父さまは若干天然入ってるね。無意識に言葉責めとはクリス、恐ろしい子(親だけど)。

「……って」
「うん?」
「だから、もっと触って」
「触っているが?」
「ああ、もう! 乳首! キュってして!」
「……っ」

 恐ろしさではミシェル母さまの方が上手だったようです。父さま撃沈。

「ミ、ミシェル」

 あ、復活した。

「あん……クリス」

 クリス父さまは遠慮をやめたみたいね。ミシェル母さまのピンクの乳首を捏ねたり、リクエストに応えてキュって引っ張ったりし始めました。

「あ、ダメ……クリス……」
「ダメじゃないだろう? 私は君の言う通りにしているよ? ほら、ミルクが出てきた」

 ミシェル母さまの乳首の先からじわじわと母乳が出てきました。
 凄いなあ、クリス父さまは意外にテクニシャンのようです。
 これって、結構エロいシチュなのだろうけど、赤ちゃんになった弊害なのかなあ、エロいというより美味しそうに見えるのよね。

「ふむ、やっぱりだと少ししか出ないな」

 ミシェル母さまの乳首を凝視しながら、しばし考えたクリス父さま、母さまの正面に回ると、おもむろに母乳を垂らすピンク乳首を口に含みました。

「あぶ!」
「ああっ……ふ、うん」

 いかん、びっくりして声が出ちゃったよ。
 私のすぐ目の前で乳首攻めをするクリス父さま。凄いです本当にテクニシャンだ。
 唇で挟んだり、前歯で甘噛みしたり、舌先や舌全体でピンクの乳首を飴玉のように転がす様はまさに眼福!
 さすが、乳上。さす乳。

「クリスぅ、俺、もうダメ……」
「もうちょっと我慢して、ちゃんと吸い出してあげるから」
「ああん、や、あ、あ……」

 自分も楽しみながら、ちゃんと本来の目的(母乳吸い出し)も忘れないところは真面目です。父さま。
 なんか私を抱くミシェル母さまの体(腰)が小刻みに震えてるけど、私はデキる赤ん坊なので気づかないフリをしてあげます。

 しばらくしてお互いに満足?したのか家族乳首プレイ(笑)は無事に終わりましたとさ。
 めでたしめでたし。






 あれからーーそう、乳上、もといクリス父さまと共に、ミシェル母さまの美乳首を分け合った日から、どうやらされたらしく、気のせいかミシェル母さまがツヤツヤしています。
 できれば現場を鑑賞させてもらいたいのだけど、残念ながら夫婦の寝室と子供部屋が別々なのよねー。これだからお貴族様は。

 まあ、仕方がないか。私の腐眼力的に、クリス父さまもミシェル母さまも結構、な様子。クリス父さまはムッツリで、ミシェル母さまはああ見えて襲い受け属性をお持ちの様。
 こんな二人だし、そのうち我慢できずに「赤ん坊だし、わかんないって」とか言いながら見学させてくれることでしょう。
 息子としては両親が仲良しなのはとっても嬉しいです。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

『これで最後だから』と、抱きしめた腕の中で泣いていた

和泉奏
BL
「…俺も、愛しています」と返した従者の表情は、泣きそうなのに綺麗で。 皇太子×従者

【完結】悪役令息の役目は終わりました

谷絵 ちぐり
BL
悪役令息の役目は終わりました。 断罪された令息のその後のお話。 ※全四話+後日談

侯爵令息セドリックの憂鬱な日

めちゅう
BL
 第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける——— ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

悪役令息に転生したけど…俺…嫌われすぎ?

「ARIA」
BL
階段から落ちた衝撃であっけなく死んでしまった主人公はとある乙女ゲームの悪役令息に転生したが...主人公は乙女ゲームの家族から甘やかされて育ったというのを無視して存在を抹消されていた。 王道じゃないですけど王道です(何言ってんだ?)どちらかと言うとファンタジー寄り 更新頻度=適当

博愛主義の成れの果て

135
BL
子宮持ちで子供が産める侯爵家嫡男の俺の婚約者は、博愛主義者だ。 俺と同じように子宮持ちの令息にだって優しくしてしまう男。 そんな婚約を白紙にしたところ、元婚約者がおかしくなりはじめた……。

愛などもう求めない

白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。 「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」 「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」 目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。 本当に自分を愛してくれる人と生きたい。 ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。  ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。 最後まで読んでいただけると嬉しいです。

処理中です...