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2章
道具
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汽水湖から拠点へと帰ってきた俺は、アガス達のもとを訪ねた。
「ちーっす。石版の方はどんな感じ?」
「とくに目立った収穫はないな。おそらくアーティファクトの一種だろうとは思うのだが」
アーティファクト?
またもや知らない単語が出てきて俺は頭を抱えた。この世界に来て半年は経過しているが…まだまだ知らないことだらけなのだなと改めて実感する。
「えっと…アーティファクトというのは懐に入れていると所有者の身体能力などが上がる道具のことですね」
表情には出していなかったつもりなのだが、なんとなく察されたのかアリサがそう説明してくれた。へぇ…
「じゃあこのアーティファクトの能力ってなんなの?」
アーティファクトがなんなのかわかったところで、俺はこの長方形の形をした石版に目を向けた。テレポートなど未だ謎な能力が多いこの石版、かなりの貴重品だとは思うんだが…
俺がこの質問をすると彼らはサッと目を逸らした。あぁ…
「その…所有者に対して何が授ける能力があるってわかっただけで、詳しくは何にもわからないのよね」
辿々しくそう話された。なるほど…………
本当になんなんだ、この石版。
「しかもこれ、どうやら能力を授けれるのが俺だけみたいなんやよな」
「通常、アーティファクトが持ち主を選ぶことはまずないのだ。だがこのアーティファクトはアガスに対してだけしか使えないようだ。事実、アガス以外はこのテレポート能力を使えなかった」
持ち主を選ぶか…なんか伝説の武器とかにありそうだよな、それ。
話を聞くとどうやらあの剣聖親子ですらこの石版に認められなかったらしい。
ゼアトが悔しそうに嘆いていたとか。ははは、ざまぁ。
いやまあ、俺もだめだったけど…
とりあえず、石版のことは一旦置いておこう。まず戻ってきて早々やるべきことがある。
「それとは別件でちょっと試したいことがあるからさ、一回外に出てくれない?」
「なんか嫌な予感はするけど、ええよ」
石版のことは一回忘れて、先にやるべきことを終わらせておくことにした。それは…
「いでよティル!」
「呼び出されましたわ~」
俺は拠点の外にティルを呼び出した。召喚されたティルが犬の首たちにワンワン鳴かさせていて、ちょっとうるさい。
「これまた別嬪さんやなぁ。もっと恐ろしい見た目してると思っとったわ」
「噂だとスキュラは老婆しかいないって聞いてましたからねー」
「そうですわ、私はスキュラの中でも選ばれし逸材。スキュラ1の美貌の持ち主なのですわ」
「ナルシストストーカー黙って」
「少し語弊がありますわね」
ティルが不服そうにそう言ってきた。でも確かにあながち間違いではないのかも。スキュラとかラミアとか老婆の個体が多いらしいから。以前遭遇したラミアも老婆だったし。
「私たちスキュラも少子高齢化には抗えないみたいでしてよ…」
ファンタジー世界にあるまじきパワーワードが出てきたぞ。これが異世界の現実か…
おっと、話が逸れた。何故ここでティルを出したかというと…
「ティル。今からこの場にいる仲間たち全員の匂いを暗記しろ」
俺は杖に入っている陸上の仲間たちを全員出した。
今からティルには仲間全員の匂いを覚えてもらう。
「なんですのこれ、パワー・ハラスメント?」
「だから異世界にあるまじき用語を持ち出すのやめろ」
普段おちゃらけてるあのティルが割とマジで困惑しながらそう言ってきた。
「流石にこれはどうかと思うで?」
「モヒ」
仲間のほとんどに白い目で見られてる。いや確かにやってることだいぶ鬼畜だとは思うけどさ。
「でも仲間がどこにいるかを完璧に把握できるのはティルだけなんだよ~頼むよ~」
アオは索敵範囲こそ広いが何がいるかまでは把握できない。ティルはその真逆だ。
まあティルの能力は彼女が水中にいるときだけしか使えないけど、万が一も考えて覚えさせておくことにした。
「仕方ないですわね…」
嫌々ながらも暗記作業に移ってくれた。ありがとう!
「ところで、次はどの魔物を仲間にするの?」
ティルが血眼になりながら仲間の匂いを頑張って暗記している最中に、俺はこうサフンに尋ねられた。
そうだなー…
「次はクラーケンが龍喰らいあたりにしようかなとは思う。それか神鯨」
この前戦ったチハイザメが弱すぎて忘れかけていたが、本来三怪物というのはこの世界の陸海空それぞれを束ねる圧倒的強者。
とくに海の怪物であるウネリツノは三怪物最強ではないかとよく言われている。あの魔境の海で何千年も食物連鎖頂点に君臨しているといえばその異様さがわかるだろうか。
正直、過剰戦力と思えるぐらい仲間を用意しないとやばいと思う。
今の時刻は…お昼の13時くらいだが、ティルが仲間の匂いを全て覚え切るにはあと2時間かかるらしい。
海での活動は17時までとしているのでそれでも2時間ほどは探索できるが…何があるかもわからないし、今日はもうやめておこう。
それに、一つやるべきことがあるのだ。
「確か、今日だったよな」
俺はあるものを特注で取り寄せをしていた。
それは…
「——アダマンタイト装備」
この世界で二番目に優れていると言われている、冒険者なら誰しもが欲しいと憧れる伝説級の装備だ。
「ちーっす。石版の方はどんな感じ?」
「とくに目立った収穫はないな。おそらくアーティファクトの一種だろうとは思うのだが」
アーティファクト?
またもや知らない単語が出てきて俺は頭を抱えた。この世界に来て半年は経過しているが…まだまだ知らないことだらけなのだなと改めて実感する。
「えっと…アーティファクトというのは懐に入れていると所有者の身体能力などが上がる道具のことですね」
表情には出していなかったつもりなのだが、なんとなく察されたのかアリサがそう説明してくれた。へぇ…
「じゃあこのアーティファクトの能力ってなんなの?」
アーティファクトがなんなのかわかったところで、俺はこの長方形の形をした石版に目を向けた。テレポートなど未だ謎な能力が多いこの石版、かなりの貴重品だとは思うんだが…
俺がこの質問をすると彼らはサッと目を逸らした。あぁ…
「その…所有者に対して何が授ける能力があるってわかっただけで、詳しくは何にもわからないのよね」
辿々しくそう話された。なるほど…………
本当になんなんだ、この石版。
「しかもこれ、どうやら能力を授けれるのが俺だけみたいなんやよな」
「通常、アーティファクトが持ち主を選ぶことはまずないのだ。だがこのアーティファクトはアガスに対してだけしか使えないようだ。事実、アガス以外はこのテレポート能力を使えなかった」
持ち主を選ぶか…なんか伝説の武器とかにありそうだよな、それ。
話を聞くとどうやらあの剣聖親子ですらこの石版に認められなかったらしい。
ゼアトが悔しそうに嘆いていたとか。ははは、ざまぁ。
いやまあ、俺もだめだったけど…
とりあえず、石版のことは一旦置いておこう。まず戻ってきて早々やるべきことがある。
「それとは別件でちょっと試したいことがあるからさ、一回外に出てくれない?」
「なんか嫌な予感はするけど、ええよ」
石版のことは一回忘れて、先にやるべきことを終わらせておくことにした。それは…
「いでよティル!」
「呼び出されましたわ~」
俺は拠点の外にティルを呼び出した。召喚されたティルが犬の首たちにワンワン鳴かさせていて、ちょっとうるさい。
「これまた別嬪さんやなぁ。もっと恐ろしい見た目してると思っとったわ」
「噂だとスキュラは老婆しかいないって聞いてましたからねー」
「そうですわ、私はスキュラの中でも選ばれし逸材。スキュラ1の美貌の持ち主なのですわ」
「ナルシストストーカー黙って」
「少し語弊がありますわね」
ティルが不服そうにそう言ってきた。でも確かにあながち間違いではないのかも。スキュラとかラミアとか老婆の個体が多いらしいから。以前遭遇したラミアも老婆だったし。
「私たちスキュラも少子高齢化には抗えないみたいでしてよ…」
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おっと、話が逸れた。何故ここでティルを出したかというと…
「ティル。今からこの場にいる仲間たち全員の匂いを暗記しろ」
俺は杖に入っている陸上の仲間たちを全員出した。
今からティルには仲間全員の匂いを覚えてもらう。
「なんですのこれ、パワー・ハラスメント?」
「だから異世界にあるまじき用語を持ち出すのやめろ」
普段おちゃらけてるあのティルが割とマジで困惑しながらそう言ってきた。
「流石にこれはどうかと思うで?」
「モヒ」
仲間のほとんどに白い目で見られてる。いや確かにやってることだいぶ鬼畜だとは思うけどさ。
「でも仲間がどこにいるかを完璧に把握できるのはティルだけなんだよ~頼むよ~」
アオは索敵範囲こそ広いが何がいるかまでは把握できない。ティルはその真逆だ。
まあティルの能力は彼女が水中にいるときだけしか使えないけど、万が一も考えて覚えさせておくことにした。
「仕方ないですわね…」
嫌々ながらも暗記作業に移ってくれた。ありがとう!
「ところで、次はどの魔物を仲間にするの?」
ティルが血眼になりながら仲間の匂いを頑張って暗記している最中に、俺はこうサフンに尋ねられた。
そうだなー…
「次はクラーケンが龍喰らいあたりにしようかなとは思う。それか神鯨」
この前戦ったチハイザメが弱すぎて忘れかけていたが、本来三怪物というのはこの世界の陸海空それぞれを束ねる圧倒的強者。
とくに海の怪物であるウネリツノは三怪物最強ではないかとよく言われている。あの魔境の海で何千年も食物連鎖頂点に君臨しているといえばその異様さがわかるだろうか。
正直、過剰戦力と思えるぐらい仲間を用意しないとやばいと思う。
今の時刻は…お昼の13時くらいだが、ティルが仲間の匂いを全て覚え切るにはあと2時間かかるらしい。
海での活動は17時までとしているのでそれでも2時間ほどは探索できるが…何があるかもわからないし、今日はもうやめておこう。
それに、一つやるべきことがあるのだ。
「確か、今日だったよな」
俺はあるものを特注で取り寄せをしていた。
それは…
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