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1章
魔物連合軍
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もしかしたらあれかな?実はアキラは国王が俺をサポートするために送ってきた政府の人間だったとか。まあ、多分そうだろ。
そんな野暮な疑問は一旦置いといて、とりあえずまずはサンダーバードを探す、ファラクに乗って高速移動しながら。
いた。サンダーバードだ。どうやら、池の水を飲んでいるみたいだ。あ、よく見たら池に微弱な電流流してるわ。あれで餌である魚を気絶させて食べてるのか。へー…まあ、いずれにせよ今がチャンスだ。
俺はファラクを出して、地面に潜らせサンダーバードの真下に向かわせ…
「今だ、やれ!」
「ゴォォー!」
俺が合図を出すと同時に、ファラクがサンダーバードに噛みついた!空を飛んでいたためダメージがそこそこ軽減されていたグリフォンのベガにすらかなりダメージを与えれていたのだ。
「アガ!?アガア!!」
水を飲み、魚を食べるのに夢中になっていたサンダーバードにはかなりのダメージだろう!
「ヒョロロー!!」
待機していたアルタイルがサンダーバードへと向かって飛び出した!相手のサンダーバードのレベルは64と高かったが…うちのファラクの方が20以上も高い。
それに、サンダーバードは飛行生物であるため体力も陸上生物よりは少ない。よって、この飛びかかり攻撃はサンダーバードにとって致命的な攻撃となっただろう。
アルタイルが彼の家宝のウルトラダイヤをサンダーバードへと投げ飛ばし、追撃を与えた。サンダーバードは逃げようとするが…もうフラフラで、逃げる体力は残っていなかったらしい。すぐに倒れた。
ちなみにメアリと新しく加入したマレムは野次馬モンスターの処理をしていた。メアリは主人にとってのトラウマであるサマヨイグルマを優先的にぶち壊しまくっていた。腐っても相棒というかヒロインというか、俺の気持ちを1番わかってくれているのは間違いなくこのメアリだった。
「いつもありがとよ」
「ッ」
ちなみに、サマヨイグルマはどうやら見る者によって見える姿が変わるらしい。俺のような異世界人だと自動車にこの世界の人間や魔物からは馬車などに見えるんだと。
あ、サンダーバードが仲間になった。このサンダーバードにはサバルと名前をつけた。回復を待ってから、拠点へと帰るとしよう。ミスリル装備用の金も問題ない。マジックゴーレムなどの素材を集めに集めておいたからだ、これでおそらく買えるはず。
「はい、これがミスリル装備だよ」
「ありがとう、おばちゃん!」
な、なんという装備だ…
信じられんほどの素晴らしい見た目だ…
こっ、これがミスリルというやつなのか…!
勝てる、相手がクロツバサであろうと負けるはずがない!俺は今、究極の装備を手に入れたのだーっ!!
俺はミスリルの鎧を着て、そう思った。しかも鉄より防御力高くて軽いっていう。最高かよ?ちなみにオリオンも防御力高くて軽い!すごい!って感じで喜んでたよ。
さて。
俺たちの準備は終わった。これより、打倒クロツバサのためこの国の宰相にこの作戦への協力を要請しにいった。ガリドラに既に話を通して関係各所に話は通していたため、無駄な時間を取られることはなくて安心した。
「クロツバサの討伐によって魔物使いの世界的地位を上昇させる、ということですか」
白いひげを触りながら、宰相はそう言ってきた。
「そうです。クロツバサを討伐できればこの投資に似合う莫大な利益をこの国も得られるはずです。どうですか?」
俺、最近大活躍してるから忘れてたんだけどまだ16歳なのよ。いい交渉方法なんて知らないのですごい緊張しながらこれやってる。頼む、あとは宰相が承認してくれるだけでいいんだ…!
「…わかりました。この提案は、我が国にもかなりの利益がある。もちろん、失敗した際の代償は大きくハイリスクハイリターンではありますが…我が国はあなたに全面的な協力を行います」
俺の時代だ。
カリヨネッタ中から戦闘が得意な魔物使いが俺たちのもとにやってきた。滑空鯨やデスビーの大群をつれてきている魔物使いたちもいれば、スカイシャークやペガサスをつれてきている魔物使いたちもいる。流石に青龍やフェニックスなども従えている魔物使いたちがいたのには驚いた。
対する俺が持つ飛行戦力は、キジクジャク、アルタイル、ベガ、ヴァイ、マティス、サバルの6体である。
「なぁ、俺らは行かなくてええん?俺はともかく、ハリムやアリサ、サフンは連れてった方がええと思うんやけど」
「そうですよー!絶対、迷惑はかけませんよ?」
「わかってないな…」 「わかってないわね…」
「今回のクロツバサ討伐作戦は魔物使いだけで行きたいんだ。魔物使い以外も来ちゃうと、おそらく魔物使いの地位上昇に悪影響が出てしまうからね」
「なるほど、ただクロツバサを倒すだけじゃいけないんやな!こりゃ失敬、がはは!」
なんかこいつら見てると気持ちが落ち着くんだよな。おっと、そろそろ時間だ。
「それじゃあみんな、行ってくる!」
三怪物の1体、クロツバサを討伐するための大遠征が今ここに始まった。
それは、この天下分け目の戦いに参戦できなかった魔物使いたちの希望を乗せて。
魔物人間合わせて総勢500体の大遠征が、ついに始まった…!
そんな野暮な疑問は一旦置いといて、とりあえずまずはサンダーバードを探す、ファラクに乗って高速移動しながら。
いた。サンダーバードだ。どうやら、池の水を飲んでいるみたいだ。あ、よく見たら池に微弱な電流流してるわ。あれで餌である魚を気絶させて食べてるのか。へー…まあ、いずれにせよ今がチャンスだ。
俺はファラクを出して、地面に潜らせサンダーバードの真下に向かわせ…
「今だ、やれ!」
「ゴォォー!」
俺が合図を出すと同時に、ファラクがサンダーバードに噛みついた!空を飛んでいたためダメージがそこそこ軽減されていたグリフォンのベガにすらかなりダメージを与えれていたのだ。
「アガ!?アガア!!」
水を飲み、魚を食べるのに夢中になっていたサンダーバードにはかなりのダメージだろう!
「ヒョロロー!!」
待機していたアルタイルがサンダーバードへと向かって飛び出した!相手のサンダーバードのレベルは64と高かったが…うちのファラクの方が20以上も高い。
それに、サンダーバードは飛行生物であるため体力も陸上生物よりは少ない。よって、この飛びかかり攻撃はサンダーバードにとって致命的な攻撃となっただろう。
アルタイルが彼の家宝のウルトラダイヤをサンダーバードへと投げ飛ばし、追撃を与えた。サンダーバードは逃げようとするが…もうフラフラで、逃げる体力は残っていなかったらしい。すぐに倒れた。
ちなみにメアリと新しく加入したマレムは野次馬モンスターの処理をしていた。メアリは主人にとってのトラウマであるサマヨイグルマを優先的にぶち壊しまくっていた。腐っても相棒というかヒロインというか、俺の気持ちを1番わかってくれているのは間違いなくこのメアリだった。
「いつもありがとよ」
「ッ」
ちなみに、サマヨイグルマはどうやら見る者によって見える姿が変わるらしい。俺のような異世界人だと自動車にこの世界の人間や魔物からは馬車などに見えるんだと。
あ、サンダーバードが仲間になった。このサンダーバードにはサバルと名前をつけた。回復を待ってから、拠点へと帰るとしよう。ミスリル装備用の金も問題ない。マジックゴーレムなどの素材を集めに集めておいたからだ、これでおそらく買えるはず。
「はい、これがミスリル装備だよ」
「ありがとう、おばちゃん!」
な、なんという装備だ…
信じられんほどの素晴らしい見た目だ…
こっ、これがミスリルというやつなのか…!
勝てる、相手がクロツバサであろうと負けるはずがない!俺は今、究極の装備を手に入れたのだーっ!!
俺はミスリルの鎧を着て、そう思った。しかも鉄より防御力高くて軽いっていう。最高かよ?ちなみにオリオンも防御力高くて軽い!すごい!って感じで喜んでたよ。
さて。
俺たちの準備は終わった。これより、打倒クロツバサのためこの国の宰相にこの作戦への協力を要請しにいった。ガリドラに既に話を通して関係各所に話は通していたため、無駄な時間を取られることはなくて安心した。
「クロツバサの討伐によって魔物使いの世界的地位を上昇させる、ということですか」
白いひげを触りながら、宰相はそう言ってきた。
「そうです。クロツバサを討伐できればこの投資に似合う莫大な利益をこの国も得られるはずです。どうですか?」
俺、最近大活躍してるから忘れてたんだけどまだ16歳なのよ。いい交渉方法なんて知らないのですごい緊張しながらこれやってる。頼む、あとは宰相が承認してくれるだけでいいんだ…!
「…わかりました。この提案は、我が国にもかなりの利益がある。もちろん、失敗した際の代償は大きくハイリスクハイリターンではありますが…我が国はあなたに全面的な協力を行います」
俺の時代だ。
カリヨネッタ中から戦闘が得意な魔物使いが俺たちのもとにやってきた。滑空鯨やデスビーの大群をつれてきている魔物使いたちもいれば、スカイシャークやペガサスをつれてきている魔物使いたちもいる。流石に青龍やフェニックスなども従えている魔物使いたちがいたのには驚いた。
対する俺が持つ飛行戦力は、キジクジャク、アルタイル、ベガ、ヴァイ、マティス、サバルの6体である。
「なぁ、俺らは行かなくてええん?俺はともかく、ハリムやアリサ、サフンは連れてった方がええと思うんやけど」
「そうですよー!絶対、迷惑はかけませんよ?」
「わかってないな…」 「わかってないわね…」
「今回のクロツバサ討伐作戦は魔物使いだけで行きたいんだ。魔物使い以外も来ちゃうと、おそらく魔物使いの地位上昇に悪影響が出てしまうからね」
「なるほど、ただクロツバサを倒すだけじゃいけないんやな!こりゃ失敬、がはは!」
なんかこいつら見てると気持ちが落ち着くんだよな。おっと、そろそろ時間だ。
「それじゃあみんな、行ってくる!」
三怪物の1体、クロツバサを討伐するための大遠征が今ここに始まった。
それは、この天下分け目の戦いに参戦できなかった魔物使いたちの希望を乗せて。
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