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精霊達を護るため、特別な力を持つ者達がいる。彼らは『護り人まもりびと』と呼ばれ、その力を子孫に継承し、長い年月の中で立場を少しずつ変化させながら生きてきた。
彼らが今、貴族としての称号を得ているのは、それだけ精霊の加護が人の暮らしを豊かにする為だ。
そして、彼ら『護り人』は『運命の乙女』と出会い愛し合う事でより強力な力を得る事が出来る。
護り人が正しく運命の乙女と出会う為の協力者は、縁結びの魔女と呼ばれている。メネガット家は代々縁結びの魔女の家系で、今代この地でその勤めを担うのがサーラ・メネガットだ。
魔女と名がつくのだから魔法が使えるが、精霊の加護を受けるこの国で魔法は特別珍しい事でもない。サーラが他と比べて何が違うかと言えば、固有魔法が使える事だろう。
サーラが母親から継承した固有魔法は魔法と名がついているが、感覚といった方がしっくり来る。サーラは物心つく頃には、人の縁が色づいた糸が繋がっているように見えていた。相手がある程度近しい距離感にいるか、極めて強い縁で結ばれていれば、何となく人物像や出会うタイミングが分かる。それが縁結びの魔女だけが持つ固有魔法。
その魔法を使い、護り人と結ばれる運命の乙女を探し見極める事が縁結びの魔女の仕事だ。
面倒な所は、彼らに「この人ですよ」と直接伝える事が出来ない事、運命の乙女などと呼ばれるくせに、移ろいやすい人の心はその運命さえも変えてしまう場合がある事だ。
人の縁はそれほどに曖昧で脆い。
「それで?僕の運命の乙女は見つかりそう?」
「……………」
普段、魔道具の販売や修理で生計を立てているサーラの小さな店のカウンターに男は慣れた様子で肘をついた。
「………さぁ、どうでしょうね。分かっても教えられませんけど」
少々冷たいともとれるサーラの反応にも機嫌を損ねる様子は無く、寧ろニコニコと笑みさえ浮かべる男の名はジュリオ・フランカル。
フランカル伯爵家の次男で、長男のダンテ・フランカルと共に護り人の能力を受け継ぐ人。つまり、運命の乙女を探している人だ。
サーラは護り人や運命の乙女に限らず、人の縁は良縁も悪縁もその人を見れば何となく分かる。だが、ジュリオは家族や仕事の繋がりはハッキリと見えるのに運命の乙女との繋がりがまるで見えない不思議な人だった。
結婚に興味が無いのかと思った事もあるが、過去には女性との繋がりがあった事もあるし、本人も運命の乙女を探しているようではあるので興味が無い訳では無さそうなのだが………。
「ダンテさんの運命の乙女が分かって焦るのかもしれませんけど、大丈夫ですよ。人の縁にはタイミングがありますから」
「そうだね、気長に待つ事にするよ。ダンテがカレンと結ばれて、僕らの一族も安泰ではあるし」
フランカル家の長男でジュリオの3つ年上の兄、ダンテは先日、運命の乙女であるカレンと婚約を発表した。ダンテとカレンが正しく出会うためにサーラはコソコソと暗躍したわけだが、結果、ダンテは不安定だった護り人としての力を確立させた。
それを見たジュリオが焦る気持ちも分かるが、見えないものはどうしようも無い。正直、今はその時期が来るのを待つしかサーラに出来ることはない。
なので用が済んだら帰って欲しいのだが、ジュリオはこの狭い店のカウンターに度々居座るのだ。暇なのだろうか。
一応、客と言うことで仕方なく紅茶を出すと、「ありがと」とご機嫌な様子にサーラは目を逸らした。
ジュリオは昔からそう言う人だ。自分の顔や態度で、どうすれば相手が靡くのかを心得ている。それにまんまとハマっている自分もどうかしているのは分かっている。
サーラは小さくため息を吐いた。
自分は物語の主人公にはなれないと分かっているのに、いつか、彼に見合う女性を見つけ出して幸せを見届けなければならないと分かっているのに、それが自分に課せられた役目だと分かっているのに、この気持ちの無くし方だけが分からない。
自分で自分をコントロール出来ないなんて、本当に人の心とは厄介なものだ。
心情を悟られないようにカウンターに背を向けて戸棚の整理をしていたサーラだったが、店の扉に取り付けているベルが鳴り振り返る。
「やってるかい?」
やって来たのは夫婦で食事処を営むソフィアだった。近所だからとたまにおいしい料理の差し入れを持って来てくれる優しい人だ。
「ええ、やってますよ」
「すまないけど、これを直して貰えないかい?」
「見てみますね」
この国で、魔法を使えるのは珍しい事では無いけれど、それは魔道具の存在があるからだ。道具を使わずに魔法を使える人となると格段に人数が減る。
ソフィアさんも道具無しで魔法を扱う事は出来ないので、魔道具が壊れた時にはこうして訪ねてくる。
「まあ、誰かと思えばジュリオ坊っちゃんではありませんか」
「やぁ。元気そうだね」
「えぇお陰様で。またダンテ坊っちゃんと遊びに来て下さいな。ご婚約のお祝いをしないと」
「そうだね、都合を聞いておくよ」
フランカル伯爵家は昔から領地に住む住民達との距離が近しい事で知られている。既に成人を迎えているジュリオを未だに"坊っちゃん"と呼ぶ事を許容しているし、それ程幼い頃から彼らはこの地の護り人の後継として人々に愛されて育って来たのだ。
「ジュリオ坊っちゃんにも良いご縁が見つかると良いですねぇ。そうすればこの地も暫くは安泰でしょう」
2人が話す内容が耳に入って来てサーラは内心ドギマギした。ソフィアに悪気は無いのだろうけれど、ジュリオは運命の乙女が見つからない事を気にしている様子だったし…。
余計な口を挟むわけにも行かず、サーラは気にしていない素振りで持ち込まれた魔道具をいじる。
「こればかりは定められたタイミングがあるようだからね。でも、案外僕はもうその相手に出会っているんじゃないかと思ってるんだ」
「……まあ、良いお方がいらっしゃるのです?」
「まあね」
「…………………」
2人から少し離れた場所で作業をするサーラは、その手を止める事は無かったがチラリとジュリオを盗み見た。
口ではあんな事を言っていたジュリオだったが、やはり運命の乙女との繋がりを示すような色を見る事は出来なかった。
彼らが今、貴族としての称号を得ているのは、それだけ精霊の加護が人の暮らしを豊かにする為だ。
そして、彼ら『護り人』は『運命の乙女』と出会い愛し合う事でより強力な力を得る事が出来る。
護り人が正しく運命の乙女と出会う為の協力者は、縁結びの魔女と呼ばれている。メネガット家は代々縁結びの魔女の家系で、今代この地でその勤めを担うのがサーラ・メネガットだ。
魔女と名がつくのだから魔法が使えるが、精霊の加護を受けるこの国で魔法は特別珍しい事でもない。サーラが他と比べて何が違うかと言えば、固有魔法が使える事だろう。
サーラが母親から継承した固有魔法は魔法と名がついているが、感覚といった方がしっくり来る。サーラは物心つく頃には、人の縁が色づいた糸が繋がっているように見えていた。相手がある程度近しい距離感にいるか、極めて強い縁で結ばれていれば、何となく人物像や出会うタイミングが分かる。それが縁結びの魔女だけが持つ固有魔法。
その魔法を使い、護り人と結ばれる運命の乙女を探し見極める事が縁結びの魔女の仕事だ。
面倒な所は、彼らに「この人ですよ」と直接伝える事が出来ない事、運命の乙女などと呼ばれるくせに、移ろいやすい人の心はその運命さえも変えてしまう場合がある事だ。
人の縁はそれほどに曖昧で脆い。
「それで?僕の運命の乙女は見つかりそう?」
「……………」
普段、魔道具の販売や修理で生計を立てているサーラの小さな店のカウンターに男は慣れた様子で肘をついた。
「………さぁ、どうでしょうね。分かっても教えられませんけど」
少々冷たいともとれるサーラの反応にも機嫌を損ねる様子は無く、寧ろニコニコと笑みさえ浮かべる男の名はジュリオ・フランカル。
フランカル伯爵家の次男で、長男のダンテ・フランカルと共に護り人の能力を受け継ぐ人。つまり、運命の乙女を探している人だ。
サーラは護り人や運命の乙女に限らず、人の縁は良縁も悪縁もその人を見れば何となく分かる。だが、ジュリオは家族や仕事の繋がりはハッキリと見えるのに運命の乙女との繋がりがまるで見えない不思議な人だった。
結婚に興味が無いのかと思った事もあるが、過去には女性との繋がりがあった事もあるし、本人も運命の乙女を探しているようではあるので興味が無い訳では無さそうなのだが………。
「ダンテさんの運命の乙女が分かって焦るのかもしれませんけど、大丈夫ですよ。人の縁にはタイミングがありますから」
「そうだね、気長に待つ事にするよ。ダンテがカレンと結ばれて、僕らの一族も安泰ではあるし」
フランカル家の長男でジュリオの3つ年上の兄、ダンテは先日、運命の乙女であるカレンと婚約を発表した。ダンテとカレンが正しく出会うためにサーラはコソコソと暗躍したわけだが、結果、ダンテは不安定だった護り人としての力を確立させた。
それを見たジュリオが焦る気持ちも分かるが、見えないものはどうしようも無い。正直、今はその時期が来るのを待つしかサーラに出来ることはない。
なので用が済んだら帰って欲しいのだが、ジュリオはこの狭い店のカウンターに度々居座るのだ。暇なのだろうか。
一応、客と言うことで仕方なく紅茶を出すと、「ありがと」とご機嫌な様子にサーラは目を逸らした。
ジュリオは昔からそう言う人だ。自分の顔や態度で、どうすれば相手が靡くのかを心得ている。それにまんまとハマっている自分もどうかしているのは分かっている。
サーラは小さくため息を吐いた。
自分は物語の主人公にはなれないと分かっているのに、いつか、彼に見合う女性を見つけ出して幸せを見届けなければならないと分かっているのに、それが自分に課せられた役目だと分かっているのに、この気持ちの無くし方だけが分からない。
自分で自分をコントロール出来ないなんて、本当に人の心とは厄介なものだ。
心情を悟られないようにカウンターに背を向けて戸棚の整理をしていたサーラだったが、店の扉に取り付けているベルが鳴り振り返る。
「やってるかい?」
やって来たのは夫婦で食事処を営むソフィアだった。近所だからとたまにおいしい料理の差し入れを持って来てくれる優しい人だ。
「ええ、やってますよ」
「すまないけど、これを直して貰えないかい?」
「見てみますね」
この国で、魔法を使えるのは珍しい事では無いけれど、それは魔道具の存在があるからだ。道具を使わずに魔法を使える人となると格段に人数が減る。
ソフィアさんも道具無しで魔法を扱う事は出来ないので、魔道具が壊れた時にはこうして訪ねてくる。
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「えぇお陰様で。またダンテ坊っちゃんと遊びに来て下さいな。ご婚約のお祝いをしないと」
「そうだね、都合を聞いておくよ」
フランカル伯爵家は昔から領地に住む住民達との距離が近しい事で知られている。既に成人を迎えているジュリオを未だに"坊っちゃん"と呼ぶ事を許容しているし、それ程幼い頃から彼らはこの地の護り人の後継として人々に愛されて育って来たのだ。
「ジュリオ坊っちゃんにも良いご縁が見つかると良いですねぇ。そうすればこの地も暫くは安泰でしょう」
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「……まあ、良いお方がいらっしゃるのです?」
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「…………………」
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