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20.苦尽甘来 ※
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※R18 とてもエッチなお話です。
20.苦尽甘来
さて、土曜の夕方だと言うのに、目の前にはまだ眠っているおっさんがいる。
ふみっと踏んでみると、ぐえっと潰れた声がした。
ちょっと面白い。
「てめぇ、お疲れな恋人を労う優しさはねーのかよ」
「せんせーマッサージしてあげようか?」
唸り声を上げ始めた。
「先生って呼ぶな。萎える……」
勃ったこともねーじゃん。という言葉をぐっと堪える。
このおっさんは百戦錬磨の見た目な癖に繊細なのだ。めんどくさ。
のし掛かるとぐええっと潰れた声がした。
「隼人、今日連休だって言っていたから、出かける約束してたよな?」
「してたしてた……今何時だ……」
「17時」
「ぐぇ……」
出会って10年、同棲も長くなって、指輪も貰った。
もう、この40を越える恋人を看取る覚悟を決めている若い恋人に、一切手を出さないのはなんたる事なのか。
ハグ? 同じベッドで眠る? するする。
むしろ相手がむぎゅりと抱き締めてくる。
なのにだ。
なのに、なんでその先がない。
「遠山隼人」
「んだよ。改まって」
「あんたの定義による大人ってのはなんだ」
「……いきなりどうした。18歳成人となったから、飲酒喫煙等などの20歳から認可されるもの以外は大抵18歳で大人と認知されているな」
「さすが社会科教師。……それで、俺はもう25歳で仕事も安定してきている」
「そうだな」
「俺は、大人だと認識している」
「あぁ、そうだな」
「……そんでもって、大人になってもあんた以外に一緒にいたい相手が居ないんだけど」
「……」
隼人が顔を覆う。
「あんたは一体いつ、俺と生涯を共にする覚悟をしてくれんの」
「……ぐぅぅ」
「やっぱ枯れたの?」
「……枯れてねぇ」
「俺が平凡な男だから性欲対象外?」
「お前をオカズにしてるからそれはない」
オカズじゃなくて主食にしろよ。
乗り上げたままちょっと体重を掛ける。
ぐえぇっと潰れた声がした。
遠山隼人はどうしようもない男だが……俺の事はきちんと大切にしてくれている。
それがわかっているからこそ、歯がゆい。
別にプラトニックでもこいつが望みならそれでいい。
だけど、こちらはずっと気にしているのだ。
『……一生じゃなくていい。お前が大人になって……好きな奴が出来て……過去じゃなくて未来だけを見るようになるまでで……いい。少しだけ……今だけ、寄りかからせてくれ』
このダメな男が俺に寄りかからなくなったらどうしようって。
寝酒をやめて欲しいと言ったその夜から隼人は酒をやめた。
俺が美大で周りとの差に押し潰されそうになった時にはずっと側にいてくれた。
優の墓参りも、親との挨拶も、いつだって自分が悪者になってでも俺を守り通そうとしてくれた。
なのに、肝心な“ずっと側にいて欲しい”との言葉はくれない。
隼人は下から俺をぎゅむりと抱きしめた。
「才ある若者の未来を、俺が潰していることは知っている」
「……」
「一歩も進めなかった俺の手を引いて、16年前から動けなかった俺を進ませてくれた」
「……うん」
「こんなにも俺の心には“お前たち”がいるのに、失ったら……俺は生きていけねぇよ」
当たり前の様に、“お前たち”と言ってくれる彼が嬉しい。
ちゃんと、2人分。それが嬉しい。
「なぁ、隼人。俺、これからもずっと一緒にいたいんだけど」
「……俺は、どうしようもねぇ奴だぞ」
「知ってる」
「まだ、今なら間に合うぞ。……手を出したら、もう逃がせねぇ」
「今ならまだ逃してくれるの?」
苦笑が答えだった。
「風呂浴びるぞ。洗ってやる」
「え、抱き合うなら別にこのままでも」
「中まで洗ってやるから」
まぁ、俺も仕事が佳境に入ると人間的な生活が出来なくなるから、隼人にお風呂に入れてもらったりするもんな。
慣れたことよ。
……なーんて思っていた頃もありました。
激しく打ち付けられる怒張に、声が抑えられない。
「はっ激っ……む、むりぃ。はっあっ……こんなの……聞いてな……」
「じゃ今覚えるんだな」
打ち付けられる度に嬌声を上げる。
本では、動画では、愛を育む行為です。って書いてあったけど、こんな、頭が真っ白になるほど激しいなんて、聞いてない!!
俺が何度かにぷちゅりと精を吐き出してしまうと、隼人は腰を止めてコンドームの袋を歯で器用に開ける。
俺の液溜まりができたゴムを器用に外して結ぶと、開けたばかりのゴムをくるくると慣れた手つきで装着した。
隼人は小刻みにまた腰を打ち付けてくる。
「俺のXLのゴムはまだあるけど、お前のMサイズが先になくなるかもしれねーな」
「ひぅ、遅漏……」
「誉め言葉だな」
只でさえ、お風呂の中の前座もねっとりとしていたんだ。
どれだけ普段は“性的”に触ってこなかったのか、よくわかった。
指先ひとつで全然違ったのだ。
教育番組の動物特集で生殖活動を知った気になっていた数時間前の俺へ。
完全に教材間違えてる。
「はっあっ……んくっ……おしり、奥……壊れるっ……」
「壊さねーよ。舌、出せ」
「んあ……」
「……いい子」
じゅずるるるっと舌を強く吸われる。
口の中にまで、気持ちがよいところがあるのだろうか。
隼人に食べられるみたいなディープキスは、くちゅくちゅと舌を絡めて唾液が飲み込みきれなくて、口の端から溢れてしまうほどだった。
隼人の仕事は激務な時期もあるため、体力を付けるために定期的に身体を鍛えていた。
割れた腹筋から下生えまでの筋肉が俺の尻に打ち付けられる度に収縮する。
お尻に当たる下生えがちくちくとして、本当にひとつになっているのかと頭がくらくらとする。
ローションをこれでもかと注ぎ込まれたそこは、隼人が動く度にぐちゅぐちゅと音をたてる。
最初はとんとんと、お尻の穴から少し入ったところを突くだけだったのに、段々と挿入が深くなって、今では奥をどちゅんどちゅんと激しく突くのだ。
舌を吸われるのは気持ちがいい。
恋人が与えてれるキスは、いつも親愛の情は感じられていても、ここまでの情欲は感じることはなかった。
まるで餓えた獣の様に貪欲に喰らうのは、格好良くて、求められているようで……。
快楽が強すぎて怖いのに、甘くて蕩けるような幸せが訪れる。
どちゅんどちゅんと奥を貫いていた恋人のものが、じゅちゅんっと奥のもっと奥の方を貫く。
「んあっっ」
星がチラチラと、脳裏に瞬くようだった。
それ、それはやばい、そこはやばい!!
ぐぷんっとそこを抜ける。
「かはっ」
「……いい子だ。ここまで入ったな」
下生えだけでなく、彼の睾丸もお尻に当たる。
「や……奥、奥変になる……」
「安心しろ。お前が中イキしか出来なくなるように、俺がお前の身体に教えてやるから」
「な、なんで」
「そうしたら、肉体的にも離れられなくなるだろ?」
にやっと隼人が笑う。
わ、悪い大人~~~~!!
「ここ、俺のぐらいデカイのしか届かねーから。よく覚えておくように」
「ひぎっ」
段々とストロークが長くなる。
「くっイクから……」
「ひぁ、はっ……んんっ」
ゴム越しに、温かいものを感じる。
ぐっぐっと最後まで注ぎ込む様にしてから、隼人はゆっくりと抜けてきた。
「んっ」
ぐぷんと大きなペニスの先が抜ける。
隼人が俺のゴムがまだ大丈夫なのを確認すると、自身のゴムをずるりと取って端を器用にくるりと結んだ。
萎えたままのそれに、XLのゴムを装着すると、俺を後ろから抱き抱えるようにしてぎゅむぎゅむとし始めた。
俺はそれが彼の見せる親愛の形だと知っていたので、嬉しくて笑ってしまった。
「ちょっと休憩」
「はは、年かな!?」
「……据え膳耐え続けた男の性欲舐めるなよ」
やばい、墓穴を掘りそうだからやめておこう。
後ろから抱き締めてきた彼の左手を取る。
薬指に指輪。
そこをなぞる。
普段はネックレスにしている俺の指輪は、今日は俺の指にもはまっている。
同じ指輪が俺には2個。
俺の分と、優の分。
彼が渡したその指輪の数に、きっと彼は俺の中の優ごと愛してくれているのだろうと嬉しくなってしまった。
2人で愛そう。
そして2人を愛してもらおう。
愛すことも、愛されることも2倍だ。
だからきっと大丈夫。
断罪を乞う声は、だんだんと少なくなってきたけれど、止むことはない。
それでいい。
それごと、俺たちは、この男を愛していこうと思う。
「あれ」
ぎゅむぎゅむとじゃれあっていると、腰に押し当てられる熱が固くなった様な気がする。
「第二ラウンド」
「嘘でしょ!?」
お尻の穴にローションを纏ったペニスがぐぷりと入り込んでくる。
一度貫通したそこは、異物を拒絶することなく奥まで招き入れる。
「んあっ」
「背中からだとあんまキスできねーな。まぁ、背中にマーキングしてやるよ」
あぐあぐと首元を噛みながら、激しく腰を打ち付け始めた。
俺はひとつだけ前に言った言葉を撤回することになる。
この40代、全然性欲枯れてない。
【苦尽甘来】
読み方:くじんかんらい
((成語)) (苦しみ尽きて楽あり→)苦しかった日が終わり幸せな日が来る
(白水社 中国語辞典より)
20.苦尽甘来
さて、土曜の夕方だと言うのに、目の前にはまだ眠っているおっさんがいる。
ふみっと踏んでみると、ぐえっと潰れた声がした。
ちょっと面白い。
「てめぇ、お疲れな恋人を労う優しさはねーのかよ」
「せんせーマッサージしてあげようか?」
唸り声を上げ始めた。
「先生って呼ぶな。萎える……」
勃ったこともねーじゃん。という言葉をぐっと堪える。
このおっさんは百戦錬磨の見た目な癖に繊細なのだ。めんどくさ。
のし掛かるとぐええっと潰れた声がした。
「隼人、今日連休だって言っていたから、出かける約束してたよな?」
「してたしてた……今何時だ……」
「17時」
「ぐぇ……」
出会って10年、同棲も長くなって、指輪も貰った。
もう、この40を越える恋人を看取る覚悟を決めている若い恋人に、一切手を出さないのはなんたる事なのか。
ハグ? 同じベッドで眠る? するする。
むしろ相手がむぎゅりと抱き締めてくる。
なのにだ。
なのに、なんでその先がない。
「遠山隼人」
「んだよ。改まって」
「あんたの定義による大人ってのはなんだ」
「……いきなりどうした。18歳成人となったから、飲酒喫煙等などの20歳から認可されるもの以外は大抵18歳で大人と認知されているな」
「さすが社会科教師。……それで、俺はもう25歳で仕事も安定してきている」
「そうだな」
「俺は、大人だと認識している」
「あぁ、そうだな」
「……そんでもって、大人になってもあんた以外に一緒にいたい相手が居ないんだけど」
「……」
隼人が顔を覆う。
「あんたは一体いつ、俺と生涯を共にする覚悟をしてくれんの」
「……ぐぅぅ」
「やっぱ枯れたの?」
「……枯れてねぇ」
「俺が平凡な男だから性欲対象外?」
「お前をオカズにしてるからそれはない」
オカズじゃなくて主食にしろよ。
乗り上げたままちょっと体重を掛ける。
ぐえぇっと潰れた声がした。
遠山隼人はどうしようもない男だが……俺の事はきちんと大切にしてくれている。
それがわかっているからこそ、歯がゆい。
別にプラトニックでもこいつが望みならそれでいい。
だけど、こちらはずっと気にしているのだ。
『……一生じゃなくていい。お前が大人になって……好きな奴が出来て……過去じゃなくて未来だけを見るようになるまでで……いい。少しだけ……今だけ、寄りかからせてくれ』
このダメな男が俺に寄りかからなくなったらどうしようって。
寝酒をやめて欲しいと言ったその夜から隼人は酒をやめた。
俺が美大で周りとの差に押し潰されそうになった時にはずっと側にいてくれた。
優の墓参りも、親との挨拶も、いつだって自分が悪者になってでも俺を守り通そうとしてくれた。
なのに、肝心な“ずっと側にいて欲しい”との言葉はくれない。
隼人は下から俺をぎゅむりと抱きしめた。
「才ある若者の未来を、俺が潰していることは知っている」
「……」
「一歩も進めなかった俺の手を引いて、16年前から動けなかった俺を進ませてくれた」
「……うん」
「こんなにも俺の心には“お前たち”がいるのに、失ったら……俺は生きていけねぇよ」
当たり前の様に、“お前たち”と言ってくれる彼が嬉しい。
ちゃんと、2人分。それが嬉しい。
「なぁ、隼人。俺、これからもずっと一緒にいたいんだけど」
「……俺は、どうしようもねぇ奴だぞ」
「知ってる」
「まだ、今なら間に合うぞ。……手を出したら、もう逃がせねぇ」
「今ならまだ逃してくれるの?」
苦笑が答えだった。
「風呂浴びるぞ。洗ってやる」
「え、抱き合うなら別にこのままでも」
「中まで洗ってやるから」
まぁ、俺も仕事が佳境に入ると人間的な生活が出来なくなるから、隼人にお風呂に入れてもらったりするもんな。
慣れたことよ。
……なーんて思っていた頃もありました。
激しく打ち付けられる怒張に、声が抑えられない。
「はっ激っ……む、むりぃ。はっあっ……こんなの……聞いてな……」
「じゃ今覚えるんだな」
打ち付けられる度に嬌声を上げる。
本では、動画では、愛を育む行為です。って書いてあったけど、こんな、頭が真っ白になるほど激しいなんて、聞いてない!!
俺が何度かにぷちゅりと精を吐き出してしまうと、隼人は腰を止めてコンドームの袋を歯で器用に開ける。
俺の液溜まりができたゴムを器用に外して結ぶと、開けたばかりのゴムをくるくると慣れた手つきで装着した。
隼人は小刻みにまた腰を打ち付けてくる。
「俺のXLのゴムはまだあるけど、お前のMサイズが先になくなるかもしれねーな」
「ひぅ、遅漏……」
「誉め言葉だな」
只でさえ、お風呂の中の前座もねっとりとしていたんだ。
どれだけ普段は“性的”に触ってこなかったのか、よくわかった。
指先ひとつで全然違ったのだ。
教育番組の動物特集で生殖活動を知った気になっていた数時間前の俺へ。
完全に教材間違えてる。
「はっあっ……んくっ……おしり、奥……壊れるっ……」
「壊さねーよ。舌、出せ」
「んあ……」
「……いい子」
じゅずるるるっと舌を強く吸われる。
口の中にまで、気持ちがよいところがあるのだろうか。
隼人に食べられるみたいなディープキスは、くちゅくちゅと舌を絡めて唾液が飲み込みきれなくて、口の端から溢れてしまうほどだった。
隼人の仕事は激務な時期もあるため、体力を付けるために定期的に身体を鍛えていた。
割れた腹筋から下生えまでの筋肉が俺の尻に打ち付けられる度に収縮する。
お尻に当たる下生えがちくちくとして、本当にひとつになっているのかと頭がくらくらとする。
ローションをこれでもかと注ぎ込まれたそこは、隼人が動く度にぐちゅぐちゅと音をたてる。
最初はとんとんと、お尻の穴から少し入ったところを突くだけだったのに、段々と挿入が深くなって、今では奥をどちゅんどちゅんと激しく突くのだ。
舌を吸われるのは気持ちがいい。
恋人が与えてれるキスは、いつも親愛の情は感じられていても、ここまでの情欲は感じることはなかった。
まるで餓えた獣の様に貪欲に喰らうのは、格好良くて、求められているようで……。
快楽が強すぎて怖いのに、甘くて蕩けるような幸せが訪れる。
どちゅんどちゅんと奥を貫いていた恋人のものが、じゅちゅんっと奥のもっと奥の方を貫く。
「んあっっ」
星がチラチラと、脳裏に瞬くようだった。
それ、それはやばい、そこはやばい!!
ぐぷんっとそこを抜ける。
「かはっ」
「……いい子だ。ここまで入ったな」
下生えだけでなく、彼の睾丸もお尻に当たる。
「や……奥、奥変になる……」
「安心しろ。お前が中イキしか出来なくなるように、俺がお前の身体に教えてやるから」
「な、なんで」
「そうしたら、肉体的にも離れられなくなるだろ?」
にやっと隼人が笑う。
わ、悪い大人~~~~!!
「ここ、俺のぐらいデカイのしか届かねーから。よく覚えておくように」
「ひぎっ」
段々とストロークが長くなる。
「くっイクから……」
「ひぁ、はっ……んんっ」
ゴム越しに、温かいものを感じる。
ぐっぐっと最後まで注ぎ込む様にしてから、隼人はゆっくりと抜けてきた。
「んっ」
ぐぷんと大きなペニスの先が抜ける。
隼人が俺のゴムがまだ大丈夫なのを確認すると、自身のゴムをずるりと取って端を器用にくるりと結んだ。
萎えたままのそれに、XLのゴムを装着すると、俺を後ろから抱き抱えるようにしてぎゅむぎゅむとし始めた。
俺はそれが彼の見せる親愛の形だと知っていたので、嬉しくて笑ってしまった。
「ちょっと休憩」
「はは、年かな!?」
「……据え膳耐え続けた男の性欲舐めるなよ」
やばい、墓穴を掘りそうだからやめておこう。
後ろから抱き締めてきた彼の左手を取る。
薬指に指輪。
そこをなぞる。
普段はネックレスにしている俺の指輪は、今日は俺の指にもはまっている。
同じ指輪が俺には2個。
俺の分と、優の分。
彼が渡したその指輪の数に、きっと彼は俺の中の優ごと愛してくれているのだろうと嬉しくなってしまった。
2人で愛そう。
そして2人を愛してもらおう。
愛すことも、愛されることも2倍だ。
だからきっと大丈夫。
断罪を乞う声は、だんだんと少なくなってきたけれど、止むことはない。
それでいい。
それごと、俺たちは、この男を愛していこうと思う。
「あれ」
ぎゅむぎゅむとじゃれあっていると、腰に押し当てられる熱が固くなった様な気がする。
「第二ラウンド」
「嘘でしょ!?」
お尻の穴にローションを纏ったペニスがぐぷりと入り込んでくる。
一度貫通したそこは、異物を拒絶することなく奥まで招き入れる。
「んあっ」
「背中からだとあんまキスできねーな。まぁ、背中にマーキングしてやるよ」
あぐあぐと首元を噛みながら、激しく腰を打ち付け始めた。
俺はひとつだけ前に言った言葉を撤回することになる。
この40代、全然性欲枯れてない。
【苦尽甘来】
読み方:くじんかんらい
((成語)) (苦しみ尽きて楽あり→)苦しかった日が終わり幸せな日が来る
(白水社 中国語辞典より)
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