悪役令嬢物語…………では無いのかもしれない。

1章

14話

さあ次は私の番ね、はあ団長さんか～強そうだなぁ

「次はエルの番だね頑張れ！」

「うん」

「「「頑張れ～」」」

私は手を振りながら前へ出た。

「団長さん今日はよろしくお願いします。」

「おうよろしくな」

私は何を使おうかしらねまずはレイを出してその後は魔法と剣でいいかね…まぁやってみてそれに対応すればいいか！

「レイ出てきてくれる？」

「はーい。出てきました～」

「それでは始め！」

私は剣を構えレイには魔法で援護をお願いした。まず身体強化と硬化を使い団長さんに打ち込んだが跳ね返されてしまったので、私は剣を捨て魔法で競技場の土を凸凹にし、足場を悪くした。そこで風と土魔法の合わせ技の魔法を作った。私は魔力量が多いのでそこそこ持ってかれる感じはしたが、普通の人は使えないんだろうなと思った。私は団長さん目がけて魔法、砂嵐を使った。団長さんは少し怯んだので短剣を取り出しながら走り、背後から短剣を首にあてた。

「やめ！勝者ルーシエ・ピアニー」

「ありがとうございました。とっても楽しかったですよ！」

「またエル嬢に負けちまったな。」

「いえいえ。今のは隙をついただけですから」

「それでもだよ。これでも俺、エル嬢
以外に負けたことねーんだよ？」

「あらまー。それじゃあていうより皆さんおつかれでしょうから私の魔法で癒しますね～」

「「「「「「やったー！」」」」」」

「俺ガチで疲れてたから助かるんだよね～」

「私も私も」

みんな喜んでいるようで良かった～

「それでは始めますよ～」

さすがにこの魔法は私でも無詠唱は無理なので詠唱をする。

「我と民たちに大いなる大地と大いなる空そして大いなるこの星よ幸と癒しを降らせておくれ我と民を癒しておくれ…」

ピカーと光り、空からは小さな青い粒子が降ってきてとても幻想的でこの世とは思えないものだった。
私は半分ぐらい魔力を持ってかれたが今の魔法のおかげで全てが戻った。みんなはと思い見てみたら

「「「「・・・・すげー！！」」」」

「全部戻ってるー！」

「今の魔法めっちゃ幻想的だった！すごい綺麗でもう1回見て見たくなる！」

と口々にしてくれやって良かったと思った。私はライたちのところに戻り

「ただいま～」

と言いみんなは

「「「「おかえり&おつかれ～」」」」

と言ってくれた。
私達はコーネリアンさんが鋭い目付きで睨んできていたのを知らなかった……