悪役令嬢物語…………では無いのかもしれない。

1章

10話

更新遅れてすみませんでしたm(_ _)m
言い訳をするとですね、予約忘れましたぁぁぁぁ本当にすみませんでした。それでは本編へどうぞ！
--------------------------------------


あれから私たちは入試のテストでトップ5を取ってしまったので強制的に生徒会に入りそれはそれは忙しい1年をすごしてしまった…今日ヒロインが転入してくるのだ……正直怖くて怖くてたまらないし緊張もする。もしみんなの隣という居場所を取られたらって思っただけでも涙が出てくる…

「はぁ…この先やっていけるのかなぁ………」

「どうしたの？何がやっていけるって？」

あっ！今、声に出てたのか気を付けなきゃ！

「ううん。なんでもないよ！」

いつかみんなに笑って言えるといいなー
その時みんなは聞いてくれるかな？できたら聞いてほしいな…

「皆さん、おはようございます。今日から転入してきたコーネリアン・ルーカスさんです。ではルーカスさん自己紹介をよろしくお願いします」

「はい…皆さん初めましてコーネリアン・ルーカスです。平民だったのですが、希少な光の魔法が使えることがわかりましたので、侯爵家の養子になりこの学園のSクラスに入りました。よろしくお願いします。」

パチパチパチパチパチパチ

ついにこの時が来てしまったのね…これからどうなるのかしら……

「それではコーネリアンさんは空いてる席に座ってください。」

「はい」

ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ

あれなんかこっちの方に来ない？確かにこっちの方は誰も近寄らないから沢山空いてるけどさもしかしてもう出会いのイベント始まって誰かと接触あったの？まさかライとか？（ズキッ）あれなんか胸が痛い…どうしてだろ？そんなことよりどうしてこっちに来るの…私は関わりたくないのに…でも誰かの出会いイベントなんかあったっけ？

「今朝はハンカチを拾っていただきありがとうございました。王子殿下」

あぁやっぱり乙女ゲームとは少し違うけど、ハンカチを落としたのは同じだ……やっぱりみんな離れちゃうのかな…

「いや別に。僕の知り合いには、たとえ知らない誰かが困ってたら助ける子だから。僕はその子を見習いたいんだ。だから当たり前の事だよ。」

誰のことだろ？でも少し冷たい言い方だけど顔が微笑んでるからやっぱりヒロインに惚れちゃったのかな？それで私は断罪されちゃうのかな…