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1章

あれから5年パート2

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私たちは早々に家に帰りちょうど家にいた母と父に聞いた。

「「ただいまお母様、お父様。」」

「2人ともおかえりなさい。」

「おかえりなさい。」

「ねぇ、お母様とお父様は冒険者?」

「………」

2人ともいっせいに目を逸らした。

「な、なんのことかな?」

「さ、さぁ私も分からないわ。おほほほ」

「ねぇ?聞いているんだけど?」

私がにっこにこの笑顔で聞くと2人とも青い顔をして、

「「黙っててごめんなさい!!」」

と言ってきた。

「じゃあSランク冒険者のセイとカーレっててお父様とお母様?んであと一人のレオ様って国王様?」

「「そ、そうです。」」

「「へー、王妃様は入ってないんだ。」」

「い、いえ王妃様はたまにいました……ただ、王妃教育が忙しすぎて冒険者にはなってませんが…」

「へーそうなんだー言ってくれても良くない?」

「いつかバレるからいっかなと思ってました。「ごめんなさい!」」

と土下座しそうな勢いで2人とも謝りだした。そんなに怖かったかな?この威圧……

まぁいっか…

「じゃあ私達も冒険者になったから先輩としてよろしくね?父様、母様。」

「こんな後輩はやだな……コワイ」

「そうねコワイわ(笑)」



.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:




しばらくして私たちはDランクまで上がった。毎日毎日薬草むしりをしてましたよ。えぇ。品質を良くするために2人して空間魔法も使ったしね。あはは。次はCランクだー。 がんばるぞー。まぁCランクになるためには試験があるらしいけどね。

「えーと今回の依頼にてCランクに昇格するための試験を行います。この試験はきちんと戦えるかどうかをみます。頑張ってください。」

「「はい。」」

「では訓練場にご案内します」

「わかりました。」

とフレイクが返事をし私達は受付嬢の後ろからついて行った。
ここで、訓練場とはその名の通り冒険者が訓練するためにある場所なのだ。新しい魔法を覚えたり体を鍛えたりするのにもってこいの場所なのだ。冒険者の間ではよく使われているぞ。

「着きました。此方です。係のものが今来るので只今お待ちください。」

「「はい。」」

~1時間後~

「今日の昇格者はてめぇらちび共か?
俺はAランクのフウガだ。よろしくな。
まぁせいぜい頑張ってくれや。

あぁでも怪我しないうちに帰ってもいいんだぜ嬢ちゃんと坊ちゃん。」

「いいえ。やらしていただきます。」

「じゃあ、てめぇら2人でやるか?」

「いいえ。私一人で結構です。私の後にレイが戦うので遠慮なさらずに。」

「あぁ?ホントに行ってんのかてめぇは。俺はAランクだぜ?ちっとやそっとちじゃぁ怪我なんかしねぇよ?」


「大丈夫です。ねぇ………?」

「う、うん大丈夫だよ……スウ」

私は少々頭にきているんだよねー。あいつの言い方といいあの態度!確かに私たちの方がランクは下だよ?!
けれどねーこちとら1時間も待ってたんじゃボケ!!
少しはごめんなさいくらいしろやアホ!!
しかもほかの冒険者の視線を少し集めちまっただろ!

「じゃあ始めるぞー」

「ええ…どうぞ。」

「それではこれよりCランク昇格試験を始めます。

よーい、始め!」

私は受付嬢が言ったそばから身体強化をし防御を張った。これで攻撃が来てもやつからの攻撃は防げる。次に風を起こし竜巻にしてやった。竜巻をやつにぶつけ、やつは舞い上がった。すごく高く舞い上がった。やつは叫びながら

「ギブ!ギブギブギブ!」

と何回か叫んでいたが私はとめなかった。なんなら火をつけてやろうかとも思った。根性のないヤツめ!ケッ!
私は10分ぐらいしてからやつを下ろした。
やつはものすんごくボロボロになって泣いていた。
子供を舐めてるからだざまぁみろ(笑)

周りの冒険者のみんなもこちらが気になっていたのか見ていたが、すんごく驚いていた。ついでに受付嬢も。フレイクと私だけが驚かずにその場にいたのだ。
すると受付嬢から

「しょ、勝者……………スウさん」

と宣言があり周りの冒険者が


「「「「「「「はぁ?」」」」」」」

と声を漏らしたのであった。

そこに騒ぎを聞き付けたのか誰か来た。

「おや?これはどうゆう事ですか?」

これは、とは伸びている男とその前に立つ、小学生4年生くらいの幼女に少し離れたところに少年と受付嬢で、周りの冒険者達の異様な光景のことである
すると受付嬢が

「ギ、ギルドマスター、それが……………」

と事情を話した。

「えっとスウさん?とレイくん?ギルドマスター室に来てくれる?」

とギルドマスターから話しかけてきた。

私たちは

「「はい。」」

と返事した。




.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:

私たちとギルドマスターだけギルドマスター室に移動した。



「えっと、単刀直入に言うよ。君らはセイとカーレの子供達だよね?どうしてここにいるの?」

「あら、父様と母様を知ってるんですか。
どうして、と言われても冒険者になりたかったからですわ。」

「僕はこんな姉なので。」

「え、でも公爵家だよね?大丈夫?」


「大丈夫ですよ。無理やりもぎとったので(笑)」


「へ、へーそうなんだ。なんか…ご愁傷さま。」


「ところで僕達の試験どうなりますか?」

「あーその事なんだけどね、君達、というかスウさんAランクの人倒しちゃったじゃん?」

「はぁーそうね。ちょっとムカついたからね」


「それで、なんだけど本当はAランクにしたいの山々なんだけど、ちょっと年齢的に厳しいからBランクになります。どうせレイくんもスウさんと同じくらい強いでしょ?」

「えぇ、まぁ少しスウよりは弱いですが……」

「まぁ大丈夫でしょう?だってスウさんはその歳でセイとカーレにも勝ててしまうほど魔力量があるのですから。
フレイクくんが多少弱いと言ってもセイとカーレと同じくらいかそれより少し上なので問題は無いでしょう。
私一応鑑定ぐらい使えるんですからね。
わかるんですよ。勝手に鑑定して悪いとは思ってるけど。
けれど私よりはるかに君たちの方が魔力量は上でしょう?でなければ私の鑑定は弾かれないので…」

「ああそうなんですか?まぁ多い方ではありますけど…」

「えぇ…そうですよ。私でもセイとカーレのは少しは見えたのに……君たちのは全く見えません。将来が恐ろしいですね。」

「では私たちもSランクになれますかね? 」


「なれますよ。経験さえ積めば。今すぐにでも。むしろ君たち以上に強いひとは居ないよ。でも…まだダメだよ。」

「「わかってます。」」


「ではそろそろBランクのギルドカードを渡すね。

はい、どうぞ。」


「「ありがとうございます。」」

「いえいえ、これからもよろしくお願いしますね。」

「「はい。」」
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