名前のない案山子は人間の夢をみる
僕は今月の案山子だ。
案山子は、全生徒と教師の頭髪を燃やしたもので作ったウィッグを被り、ゴミ置き場に幾日も放置された悪臭のするボロ布を来て、昼夜問わず校門の前に立つ。
毎月、ランダムに選ばれる案山子の仕事は、学校内に入ってこようとする不審な存在を排除する事。それだけだ。
存在意義が日々、問われていく。それは案山子になる前に、教室にいた頃と、何も変わらないのだけれど。
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