36 / 44
第2章 花精霊族解放編
第36話 要求
しおりを挟む
シャルルの家に泊めてもらったアスターゼは家の隙間から差し込む太陽光によって目を覚ました。
朝食まで出してもらい、アスターゼには感謝しかない。
シャルルの家族はこれから畑の草取りなどを行ったり、あの沼地に注ぎ込む小川へ水を汲みに行く作業があるらしい。
あの衛生状態を考えれば井戸の水などとても飲めたものではないだろう。
朝になるとシャルルの父親は水汲みに行くのが日課であると言う。
畑の方は母親と兄弟たちの担当で、水汲みが終わると父親もそれに加わるそうだ。ちなみに畑ではジローラモと言う芋のような作物を育てているらしい。
シャルルの家族がそれぞれの仕事に取り掛かる中、彼女は家の前の朽ちかけた柵に腰かけて不安そうな顔をしていた。
村の人間からどのような命令が下るのか心配なのだろう。
アスターゼはそっと彼女に近寄ると同じように柵に寄しかかる。
「心配?」
「いえ……アスターゼさんの強さは分かっているんですけど、一度やられた相手がいるのに姿を見せるものかなぁって……」
どうやら彼女は自分の心配ではなく、他人の心配をしていたようだ。
確かにシャルルの言うことはもっともである。
大したダメージを与えることも出来ずに逃亡するしかなかった魔物がどんな行動を取るかは、アスターゼにも分からない。だが、魔物がたかが人間如きにやられて大人しくしていられるだろうかと考えると、とてもそうは思えない。
アスターゼは、ヒュドラは今、凄まじいまでの屈辱感を味わっているのではないかと予想していた。
必ず殺す気で来るはずである。
しかし、ヒュドラと戦い、そして鑑定した時、傷を再生するような特性を持ってはいたが、特性のレベル自体は低い状態であった。
かなりの重傷を受けたはずで、それが短期間で完治するとは思えない。
もしかすると、アスターゼを襲撃する前に花精霊族を喰って力を取り戻そうとする可能性がある。
「シャルル以外の花精霊族が狙われるかもな」
「ええッ!? 大変ですッ! すぐに助けなきゃッ!」
「そうしたいんだけど、誰が狙われるか分からないし、あくまで予想だからな」
そう言いながら、勝負は夜だなとアスターゼが考える。
腰が痛くなったので、寄しかかっていた柵から腰を浮かしてコリをほぐしていると、村の中央の方角から誰かが歩いてくるのが視界に入った。
見た感じ、ヤツマガ村の人間だ。
身に着けているものから推測して兵士が2人と言ったところか。
人間たちは花精霊族の仕事ぶりを見張りに来ると、シャルルの父親から聞かされていたが、今回用事があるのは恐らくアスターゼかシャルルにだろう。
シャルルも近づいてくる人間に気が付いたのか、アスターゼの方へそっと身を寄せてくる。
「おい。ガキ! 副酋長がお呼びだ。すぐに顔を出せ」
アスターゼは聞こえていないかのようにその兵士の言葉を無視している。
その隣ではシャルルがあわあわと、アスターゼと兵士の顔を交互に眺めている。
「おいお前だお前ッ! 無視すんじゃねぇ!」
「ああ、俺に言ってたのか。お前らは猿か何かか? もっと分かるように伝えろよ」
「なんだとッ!」
アスターゼの軽い挑発に怒った兵士の一人が殴りかかる。
沸点が低すぎる兵士にアスターゼは苦笑いを隠せない。
彼は兵士の遅すぎるパンチを余裕でかわすと、足をそっと差し出した。
するとその兵士は足を引っ掛けてバランスを崩し、その場に盛大に倒れ込む。
「貴様……ッ!」
「すまんな。野蛮人と張り合う気はねーんだ」
アスターゼの言葉に増々顔を真っ赤にする兵士に、もう1人の男がようやく止めに入った。
「悪いが同行してもらおう。さもなくば実力行使で逮捕するぞ……」
正直、売り言葉に買い言葉で「やってみろ」と言いたいところであったが、思いがけず良いことを考えついたアスターゼは踏みとどまる。
ヤツマガ村の人間が要求してきそうなことに思い当たったからだ。
「分かった分かった。シャルルも来いよ。1人は危ないからな」
「は、はいッ!」
そうしてアスターゼとシャルルは、兵士2人に先導されて昨日訪れた社へと再び足を踏み入れるのであった。
※※※
通された大広間には、昨日と同じ面子が並んでいた。
相変わらず酋長は怪我のため寝込んでいるらしい。
風向きのせいか、社の中まで漂ってくる悪臭に顔をしかめながらアスターゼは自分から切り出した。
「それで用件と言うのはなんでしょうか?」
「直ちにこの村から出て行け」
単刀直入に過ぎる。物にも順序ってものがあるだろうに。
これには思わずアスターゼも吹き出しそうになった程だ。
「私は一介の旅人です。誰も私の意思を妨げることは出来ません。訳を伺っても?」
「お告げだ。神のお告げがあったのだ。お前が我が国にとって障害になるとな」
言うに事欠いて、我が国とは。
どれだけプライドだけは高いのかとアスターゼは呆れを通り越して笑ってしまう。
それを侮蔑と取ったのか、大広間がざわめき始める。
「お告げを受けたのはどなたでしょうか?」
「わしだ」
「酋長殿の意向はどのように?」
「我が主も無論、賛成である」
「なるほど、分かりました。すぐこの村から出て行きましょう」
「アスターゼさんッ!?」
明らかに困惑の声を上げるシャルル。
アスターゼの方を向いてジッと見つめてくる。
混じっているのは批難の色。
当然である。花精霊族に力を貸すと約束したばかりなのだから。
「1つ聞き忘れていました。シャルルの処遇はどうなりますか?」
「シャルルには今夜、祠へ行ってもらう」
「それも神のお告げと言うヤツですか?」
「その通りだ。我が国は神、ジョ・カに護られた国だ」
副酋長曰く、この国は一神教らしい。
全ては唯一神ジョ・カの御心のままに……と言うのが国是であると言う。
「では、これにて。行くぞシャルル」
「へ? あッ……はい」
シャルルはアスターゼにそう言われたのが意外だったのか、慌てて彼の後を追った。何か言われるかと思ったが、特に居並ぶ家臣たちから文句が出ることはなかった。外に出ると早速、シャルルが口を開く。
「アスターゼさん、一体どう言うおつもりなんですか?」
「ああ、一旦俺は村から出て行ったと思わせた方が動きやすいと思ってな」
「なるほどー」
シャルルは何か理解したかのようにうんうんと頷いているが、恐らく何も分かっていないのだろう。
眉毛がキリリと吊り上がり、真剣な表情なのが逆に面白い。
「俺が離れる前にやっておきたいことがある。この村で武器を扱っている店はあるか?」
「分かりません……。ここでは花精霊族は武器を扱えないことになってるんです」
一応、この村の首脳陣も考えてはいるようだ。
念のため、シャルルを転職させておきたいところなのだが、月光騎士となるとやはり剣が欲しい。
「そこは妥協するしかないか……」
アスターゼはそう呟きつつ、後方に着かず離れずの距離を保って後を着けてくる兵士の存在に気を向ける。
要求通りにすぐに村から出て行くか見届けるつもりなのだろう。
流石に、始末する気はない。
程なくして村の入り口まで来ると、アスターゼはシャルルと向かい合う。
「はぇ? な、なんですか?」
急に見つめられて動揺したのが、伝わってくる。
アスターゼはそんな彼女に構うことなく、転職の能力を行使した。
ついでに幾つか策を与えておく。
全身が眩い光に包まれたことでシャルルは少し慌てるが、アスターゼがそれを落ち着かせる。
「いいか? たった今、シャルルの職業を農民から月光騎士へ変えた。これで戦えるはずだ」
「ええ!? 誰と戦えばいいんですか!? 武器はどうするんですかッ!?」
「えーい。話を聞けッ! 武器はない。だから、自分、もしくは仲間が襲われたら魔力を込めて全力で殴れ」
「な、殴るんですかぁ!? ヒュドラをそれで倒せるんでしょうか?」
「別に倒すところまで期待はしていない。俺も隠れて様子を見てる。俺が到着するまで何とか粘れ」
「私にやれるでしょうか……?」
下を俯いて弱気な発言をするシャルルにアスターゼは畳み掛ける。
自ら戦うと宣言した彼女だからこそ、転職に踏み切ったのだ。
苦情も弱音も受け付けるつもりはない。
アスターゼは彼女に畳み掛けるように言葉を投げかける。
「喰われたくないんだろ? 花精霊族の自由を勝ち取るんだろ? 世界を見て回るんだろ?」
「なら、ここが踏ん張りどころだ」
「人生、何度だって逃げてもいい。だが、どうしてもここだけは踏み止まらなきゃいけないって時が必ずあるんだ」
「要は……」
シャルルは覚悟を決めたかのように真剣な表情を作ると、アスターゼの言葉を遮って言った。
「今がその時なんですね……」
朝食まで出してもらい、アスターゼには感謝しかない。
シャルルの家族はこれから畑の草取りなどを行ったり、あの沼地に注ぎ込む小川へ水を汲みに行く作業があるらしい。
あの衛生状態を考えれば井戸の水などとても飲めたものではないだろう。
朝になるとシャルルの父親は水汲みに行くのが日課であると言う。
畑の方は母親と兄弟たちの担当で、水汲みが終わると父親もそれに加わるそうだ。ちなみに畑ではジローラモと言う芋のような作物を育てているらしい。
シャルルの家族がそれぞれの仕事に取り掛かる中、彼女は家の前の朽ちかけた柵に腰かけて不安そうな顔をしていた。
村の人間からどのような命令が下るのか心配なのだろう。
アスターゼはそっと彼女に近寄ると同じように柵に寄しかかる。
「心配?」
「いえ……アスターゼさんの強さは分かっているんですけど、一度やられた相手がいるのに姿を見せるものかなぁって……」
どうやら彼女は自分の心配ではなく、他人の心配をしていたようだ。
確かにシャルルの言うことはもっともである。
大したダメージを与えることも出来ずに逃亡するしかなかった魔物がどんな行動を取るかは、アスターゼにも分からない。だが、魔物がたかが人間如きにやられて大人しくしていられるだろうかと考えると、とてもそうは思えない。
アスターゼは、ヒュドラは今、凄まじいまでの屈辱感を味わっているのではないかと予想していた。
必ず殺す気で来るはずである。
しかし、ヒュドラと戦い、そして鑑定した時、傷を再生するような特性を持ってはいたが、特性のレベル自体は低い状態であった。
かなりの重傷を受けたはずで、それが短期間で完治するとは思えない。
もしかすると、アスターゼを襲撃する前に花精霊族を喰って力を取り戻そうとする可能性がある。
「シャルル以外の花精霊族が狙われるかもな」
「ええッ!? 大変ですッ! すぐに助けなきゃッ!」
「そうしたいんだけど、誰が狙われるか分からないし、あくまで予想だからな」
そう言いながら、勝負は夜だなとアスターゼが考える。
腰が痛くなったので、寄しかかっていた柵から腰を浮かしてコリをほぐしていると、村の中央の方角から誰かが歩いてくるのが視界に入った。
見た感じ、ヤツマガ村の人間だ。
身に着けているものから推測して兵士が2人と言ったところか。
人間たちは花精霊族の仕事ぶりを見張りに来ると、シャルルの父親から聞かされていたが、今回用事があるのは恐らくアスターゼかシャルルにだろう。
シャルルも近づいてくる人間に気が付いたのか、アスターゼの方へそっと身を寄せてくる。
「おい。ガキ! 副酋長がお呼びだ。すぐに顔を出せ」
アスターゼは聞こえていないかのようにその兵士の言葉を無視している。
その隣ではシャルルがあわあわと、アスターゼと兵士の顔を交互に眺めている。
「おいお前だお前ッ! 無視すんじゃねぇ!」
「ああ、俺に言ってたのか。お前らは猿か何かか? もっと分かるように伝えろよ」
「なんだとッ!」
アスターゼの軽い挑発に怒った兵士の一人が殴りかかる。
沸点が低すぎる兵士にアスターゼは苦笑いを隠せない。
彼は兵士の遅すぎるパンチを余裕でかわすと、足をそっと差し出した。
するとその兵士は足を引っ掛けてバランスを崩し、その場に盛大に倒れ込む。
「貴様……ッ!」
「すまんな。野蛮人と張り合う気はねーんだ」
アスターゼの言葉に増々顔を真っ赤にする兵士に、もう1人の男がようやく止めに入った。
「悪いが同行してもらおう。さもなくば実力行使で逮捕するぞ……」
正直、売り言葉に買い言葉で「やってみろ」と言いたいところであったが、思いがけず良いことを考えついたアスターゼは踏みとどまる。
ヤツマガ村の人間が要求してきそうなことに思い当たったからだ。
「分かった分かった。シャルルも来いよ。1人は危ないからな」
「は、はいッ!」
そうしてアスターゼとシャルルは、兵士2人に先導されて昨日訪れた社へと再び足を踏み入れるのであった。
※※※
通された大広間には、昨日と同じ面子が並んでいた。
相変わらず酋長は怪我のため寝込んでいるらしい。
風向きのせいか、社の中まで漂ってくる悪臭に顔をしかめながらアスターゼは自分から切り出した。
「それで用件と言うのはなんでしょうか?」
「直ちにこの村から出て行け」
単刀直入に過ぎる。物にも順序ってものがあるだろうに。
これには思わずアスターゼも吹き出しそうになった程だ。
「私は一介の旅人です。誰も私の意思を妨げることは出来ません。訳を伺っても?」
「お告げだ。神のお告げがあったのだ。お前が我が国にとって障害になるとな」
言うに事欠いて、我が国とは。
どれだけプライドだけは高いのかとアスターゼは呆れを通り越して笑ってしまう。
それを侮蔑と取ったのか、大広間がざわめき始める。
「お告げを受けたのはどなたでしょうか?」
「わしだ」
「酋長殿の意向はどのように?」
「我が主も無論、賛成である」
「なるほど、分かりました。すぐこの村から出て行きましょう」
「アスターゼさんッ!?」
明らかに困惑の声を上げるシャルル。
アスターゼの方を向いてジッと見つめてくる。
混じっているのは批難の色。
当然である。花精霊族に力を貸すと約束したばかりなのだから。
「1つ聞き忘れていました。シャルルの処遇はどうなりますか?」
「シャルルには今夜、祠へ行ってもらう」
「それも神のお告げと言うヤツですか?」
「その通りだ。我が国は神、ジョ・カに護られた国だ」
副酋長曰く、この国は一神教らしい。
全ては唯一神ジョ・カの御心のままに……と言うのが国是であると言う。
「では、これにて。行くぞシャルル」
「へ? あッ……はい」
シャルルはアスターゼにそう言われたのが意外だったのか、慌てて彼の後を追った。何か言われるかと思ったが、特に居並ぶ家臣たちから文句が出ることはなかった。外に出ると早速、シャルルが口を開く。
「アスターゼさん、一体どう言うおつもりなんですか?」
「ああ、一旦俺は村から出て行ったと思わせた方が動きやすいと思ってな」
「なるほどー」
シャルルは何か理解したかのようにうんうんと頷いているが、恐らく何も分かっていないのだろう。
眉毛がキリリと吊り上がり、真剣な表情なのが逆に面白い。
「俺が離れる前にやっておきたいことがある。この村で武器を扱っている店はあるか?」
「分かりません……。ここでは花精霊族は武器を扱えないことになってるんです」
一応、この村の首脳陣も考えてはいるようだ。
念のため、シャルルを転職させておきたいところなのだが、月光騎士となるとやはり剣が欲しい。
「そこは妥協するしかないか……」
アスターゼはそう呟きつつ、後方に着かず離れずの距離を保って後を着けてくる兵士の存在に気を向ける。
要求通りにすぐに村から出て行くか見届けるつもりなのだろう。
流石に、始末する気はない。
程なくして村の入り口まで来ると、アスターゼはシャルルと向かい合う。
「はぇ? な、なんですか?」
急に見つめられて動揺したのが、伝わってくる。
アスターゼはそんな彼女に構うことなく、転職の能力を行使した。
ついでに幾つか策を与えておく。
全身が眩い光に包まれたことでシャルルは少し慌てるが、アスターゼがそれを落ち着かせる。
「いいか? たった今、シャルルの職業を農民から月光騎士へ変えた。これで戦えるはずだ」
「ええ!? 誰と戦えばいいんですか!? 武器はどうするんですかッ!?」
「えーい。話を聞けッ! 武器はない。だから、自分、もしくは仲間が襲われたら魔力を込めて全力で殴れ」
「な、殴るんですかぁ!? ヒュドラをそれで倒せるんでしょうか?」
「別に倒すところまで期待はしていない。俺も隠れて様子を見てる。俺が到着するまで何とか粘れ」
「私にやれるでしょうか……?」
下を俯いて弱気な発言をするシャルルにアスターゼは畳み掛ける。
自ら戦うと宣言した彼女だからこそ、転職に踏み切ったのだ。
苦情も弱音も受け付けるつもりはない。
アスターゼは彼女に畳み掛けるように言葉を投げかける。
「喰われたくないんだろ? 花精霊族の自由を勝ち取るんだろ? 世界を見て回るんだろ?」
「なら、ここが踏ん張りどころだ」
「人生、何度だって逃げてもいい。だが、どうしてもここだけは踏み止まらなきゃいけないって時が必ずあるんだ」
「要は……」
シャルルは覚悟を決めたかのように真剣な表情を作ると、アスターゼの言葉を遮って言った。
「今がその時なんですね……」
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
欠損奴隷を治して高値で売りつけよう!破滅フラグしかない悪役奴隷商人は、死にたくないので回復魔法を修行します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
主人公が転生したのは、ゲームに出てくる噛ませ犬の悪役奴隷商人だった!このままだと破滅フラグしかないから、奴隷に反乱されて八つ裂きにされてしまう!
そうだ!子供の今から回復魔法を練習して極めておけば、自分がやられたとき自分で治せるのでは?しかも奴隷にも媚びを売れるから一石二鳥だね!
なんか自分が助かるために奴隷治してるだけで感謝されるんだけどなんで!?
欠損奴隷を安く買って高値で売りつけてたらむしろ感謝されるんだけどどういうことなんだろうか!?
え!?主人公は光の勇者!?あ、俺が先に治癒魔法で回復しておきました!いや、スマン。
※この作品は現実の奴隷制を肯定する意図はありません
なろう日間週間月間1位
カクヨムブクマ14000
カクヨム週間3位
他サイトにも掲載
転生幼女の異世界冒険記〜自重?なにそれおいしいの?〜
MINAMI
ファンタジー
神の喧嘩に巻き込まれて死んでしまった
お詫びということで沢山の
チートをつけてもらってチートの塊になってしまう。
自重を知らない幼女は持ち前のハイスペックさで二度目の人生を謳歌する。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる