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シュンスケの言うとおり、温泉のときよりも長く汽車に乗ると目的地に着いた。
「イト、ちょっと狭いが……新しい家があるから」
シュンスケはそう言うと改札の切符切りの様子を夢中で眺めていたイトの手を引く。
「新しい家?」
「そう、二人で暮らす」
シュンスケは口角を上げるとそう笑って言う。イトは途中で抜けた商店街に夢中だった。(ここで暮らす?楽しみ!)
「ねえ、商店街は?」
「ははは、後で行こうな」シュンスケは途中、不動産屋に寄ると書類に記入をして、イトは用意された椅子に座りながらその様子を眺めているとお茶が出されたのでそれに口を付けた。
シュンスケは何やら店の人と話を終えるとイトに「じゃあ行こうか」と声を掛けてきたので、イトは言われるがままに立ち上がりシュンスケにされるがまま手を繋いだ。
シュンスケを見上げるとまだ鼻先は赤いがだいぶ落ち着いたようだ。
「シュンスケさん」
「どうした?イト」
シュンスケは身を屈ませるとイトに耳を傾ける。
「これからは二人家族だね」
イトはシュンスケにどうしていいかよくわからなかったので、とりあえず二人で暮らしていくのが楽しみだと伝えた。シュンスケはヘラリと笑うと「そうだな」と明るい口調で言ったのでイトは胸を撫で下ろす。
二人でヘラヘラしながら歩くと木造の建物に着いた。
「アパートというらしいぞ」
「あぱーと」
ガラガラと硝子戸を開けると靴がたくさん棚に並べてある。
「共同……他の人と一緒に使う靴箱だ」
シュンスケはそう言いながらイトの草履を自分の草履の隣に仕舞う。「一番奥が俺たちの家だ」
玄関すぐ横にある共同トイレと共同の炊事場を越えると等間隔にドアが並んで数字が書いてある。
「106号室だな」
シュンスケは懐から鍵を取り出すと鍵穴に差し込んだ。
「わー!」
イトは6畳ほどの畳の部屋に感動の声を上げた。
「……落ち着いたらもっと広い場所に引っ越そうな」
「ここで充分だよ?」
シュンスケはそう言いながら笑うイトを押し倒すと「家族が増えたら狭いぞ?」とキスをした。
「んー……」
シュンスケの深いキスはイトを蕩けさせていく。
畳についた背中がゾクゾクと心地よくて軽くのけ反りながらイトはシュンスケの舌を追いかけた。
「……ハァ……ここでも声を我慢しなきゃならんのは変わらんが……」シュンスケは唾液の糸を繋げながらそう言うと、イトの股間に顔を寄せて下着をずらしゆっくりとそこに舌を這わせた。
愛おし気に陰核を舐めるとそこは硬さを帯びてくる。
包皮を引っ張るように剥くと可愛らしい粒が飛び出してくるのでシュンスケはそこをねっとりと舐めた。
「……あっ……」
「しー……イト、声は我慢しような……壁が薄いから」
シュンスケは再びイトの陰核に舌を這わせるとそれはピク…ピク…とかわいらしく震えている。イトの息が少しずつ荒くなり、陰核がギュッと持ち上がるとヒクヒクとそこを痙攣させた。
その様子にシュンスケは(気をやったのか……)とぼんやり思いながら陰茎を取り出した。
ダラダラと我慢汁が垂れて褌を汚す。
我慢できず、陰茎をイトに当て腰をゆっくりと動かすとシュンスケは欲しかった快感に腰を震わせる……イトもまた、シュンスケが入ってきた快感に身を捩らせるとキューッとシュンスケを締め付けた。
この様子がシュンスケを堪らない気持ちにさせるのだ。
自分が中に入るとイトは少し口元を緩めて本当に心地よさそうに顔を蕩けさせていく。
「イト……気持ちいいか……?」
シュンスケはタケシタさんを隣に置きつつイトにそう尋ねた。
イトは「は、はい……」と声を上擦らせてシュンスケを見上げた。
シュンスケはイトがかわいくてかわいくて堪らなかったので腰をガンガンぶつけるように振ると妻にキスをして、欲望のままイトの奥に大量に吐精した。隣に立つタケシタさんが(ご子息…もう私は必要ありません。もう、思う存分…交わえば良いのですから…)と囁いて消えた。
(タケシタさん…今までありがとうございます…)
シュンスケは硬く目を瞑る。
ビクッビクッ……と震える男性器を少し遅れてイトが締め付ける。
シュンスケはハァハァと息を荒げてイトを見つめると再び欲望のままぐちゃぐちゃと腰を振った。
(いかん!……日が暮れてしまう)
シュンスケは3度目の射精で我に返り、まだ余韻を残して再び立ち上がろうとしている陰茎をイトから抜いた。
「あ……」
イトが名残惜しそうな声を上げているのを聞いて、シュンスケはイトを強く抱きしめて「布団を買わねばならんからな」と彼女を宥めつつ自身も宥めた。
二人は商店街まで手を繋いで歩いた。
「シュンスケさん、布団持って帰るの?」
「うーん…届けてもらえないものか……」
「お願いしてみよう、布団持たなくてもいいならケーキ食べたいなぁ…」
「イトーそうだなぁ、ケーキ食べたいなぁお祝いだからケーキ買うか!」
シュンスケはデレデレとイトに笑いかけるとイトが眉を下げながら「罰ゲーム?」と聞いた。
「罰ゲーム?違うぞ?幸せだからお祝いだ」
「罰ゲームじゃなくて?」
「そう、俺はイトと二人になれて幸せだ。村も出たからナキコ制度も関係ないし…子をたくさん作ろうな」
「うん!ふふふ」
二人は夕暮れの中、手を繋いで歩いた。
シュンスケはちゃぶ台を抱えて、イトはケーキの箱を手にアパートに戻ってきた。ガチャガチャと鍵を開けるとイトを先に入れて自身は戸締まりを確認している。
「布団届けて貰えてよかったね」
イトがにっこり笑いながらシュンスケの立てるちゃぶ台の上にケーキの箱を置いた。「そうだな」シュンスケは幸せそうに笑うイトの頭を撫でるとあぐらをかいて、自分の上にイトを座らせる。
「……んー……布団来るまでにもう一回?」
イトは背中に当たる硬い男性器に振り返るとそうシュンスケに尋ねた。シュンスケはヘラヘラ笑うと「んー、……じゃあ、もう一回」とイトにキスをした。
「イト、ちょっと狭いが……新しい家があるから」
シュンスケはそう言うと改札の切符切りの様子を夢中で眺めていたイトの手を引く。
「新しい家?」
「そう、二人で暮らす」
シュンスケは口角を上げるとそう笑って言う。イトは途中で抜けた商店街に夢中だった。(ここで暮らす?楽しみ!)
「ねえ、商店街は?」
「ははは、後で行こうな」シュンスケは途中、不動産屋に寄ると書類に記入をして、イトは用意された椅子に座りながらその様子を眺めているとお茶が出されたのでそれに口を付けた。
シュンスケは何やら店の人と話を終えるとイトに「じゃあ行こうか」と声を掛けてきたので、イトは言われるがままに立ち上がりシュンスケにされるがまま手を繋いだ。
シュンスケを見上げるとまだ鼻先は赤いがだいぶ落ち着いたようだ。
「シュンスケさん」
「どうした?イト」
シュンスケは身を屈ませるとイトに耳を傾ける。
「これからは二人家族だね」
イトはシュンスケにどうしていいかよくわからなかったので、とりあえず二人で暮らしていくのが楽しみだと伝えた。シュンスケはヘラリと笑うと「そうだな」と明るい口調で言ったのでイトは胸を撫で下ろす。
二人でヘラヘラしながら歩くと木造の建物に着いた。
「アパートというらしいぞ」
「あぱーと」
ガラガラと硝子戸を開けると靴がたくさん棚に並べてある。
「共同……他の人と一緒に使う靴箱だ」
シュンスケはそう言いながらイトの草履を自分の草履の隣に仕舞う。「一番奥が俺たちの家だ」
玄関すぐ横にある共同トイレと共同の炊事場を越えると等間隔にドアが並んで数字が書いてある。
「106号室だな」
シュンスケは懐から鍵を取り出すと鍵穴に差し込んだ。
「わー!」
イトは6畳ほどの畳の部屋に感動の声を上げた。
「……落ち着いたらもっと広い場所に引っ越そうな」
「ここで充分だよ?」
シュンスケはそう言いながら笑うイトを押し倒すと「家族が増えたら狭いぞ?」とキスをした。
「んー……」
シュンスケの深いキスはイトを蕩けさせていく。
畳についた背中がゾクゾクと心地よくて軽くのけ反りながらイトはシュンスケの舌を追いかけた。
「……ハァ……ここでも声を我慢しなきゃならんのは変わらんが……」シュンスケは唾液の糸を繋げながらそう言うと、イトの股間に顔を寄せて下着をずらしゆっくりとそこに舌を這わせた。
愛おし気に陰核を舐めるとそこは硬さを帯びてくる。
包皮を引っ張るように剥くと可愛らしい粒が飛び出してくるのでシュンスケはそこをねっとりと舐めた。
「……あっ……」
「しー……イト、声は我慢しような……壁が薄いから」
シュンスケは再びイトの陰核に舌を這わせるとそれはピク…ピク…とかわいらしく震えている。イトの息が少しずつ荒くなり、陰核がギュッと持ち上がるとヒクヒクとそこを痙攣させた。
その様子にシュンスケは(気をやったのか……)とぼんやり思いながら陰茎を取り出した。
ダラダラと我慢汁が垂れて褌を汚す。
我慢できず、陰茎をイトに当て腰をゆっくりと動かすとシュンスケは欲しかった快感に腰を震わせる……イトもまた、シュンスケが入ってきた快感に身を捩らせるとキューッとシュンスケを締め付けた。
この様子がシュンスケを堪らない気持ちにさせるのだ。
自分が中に入るとイトは少し口元を緩めて本当に心地よさそうに顔を蕩けさせていく。
「イト……気持ちいいか……?」
シュンスケはタケシタさんを隣に置きつつイトにそう尋ねた。
イトは「は、はい……」と声を上擦らせてシュンスケを見上げた。
シュンスケはイトがかわいくてかわいくて堪らなかったので腰をガンガンぶつけるように振ると妻にキスをして、欲望のままイトの奥に大量に吐精した。隣に立つタケシタさんが(ご子息…もう私は必要ありません。もう、思う存分…交わえば良いのですから…)と囁いて消えた。
(タケシタさん…今までありがとうございます…)
シュンスケは硬く目を瞑る。
ビクッビクッ……と震える男性器を少し遅れてイトが締め付ける。
シュンスケはハァハァと息を荒げてイトを見つめると再び欲望のままぐちゃぐちゃと腰を振った。
(いかん!……日が暮れてしまう)
シュンスケは3度目の射精で我に返り、まだ余韻を残して再び立ち上がろうとしている陰茎をイトから抜いた。
「あ……」
イトが名残惜しそうな声を上げているのを聞いて、シュンスケはイトを強く抱きしめて「布団を買わねばならんからな」と彼女を宥めつつ自身も宥めた。
二人は商店街まで手を繋いで歩いた。
「シュンスケさん、布団持って帰るの?」
「うーん…届けてもらえないものか……」
「お願いしてみよう、布団持たなくてもいいならケーキ食べたいなぁ…」
「イトーそうだなぁ、ケーキ食べたいなぁお祝いだからケーキ買うか!」
シュンスケはデレデレとイトに笑いかけるとイトが眉を下げながら「罰ゲーム?」と聞いた。
「罰ゲーム?違うぞ?幸せだからお祝いだ」
「罰ゲームじゃなくて?」
「そう、俺はイトと二人になれて幸せだ。村も出たからナキコ制度も関係ないし…子をたくさん作ろうな」
「うん!ふふふ」
二人は夕暮れの中、手を繋いで歩いた。
シュンスケはちゃぶ台を抱えて、イトはケーキの箱を手にアパートに戻ってきた。ガチャガチャと鍵を開けるとイトを先に入れて自身は戸締まりを確認している。
「布団届けて貰えてよかったね」
イトがにっこり笑いながらシュンスケの立てるちゃぶ台の上にケーキの箱を置いた。「そうだな」シュンスケは幸せそうに笑うイトの頭を撫でるとあぐらをかいて、自分の上にイトを座らせる。
「……んー……布団来るまでにもう一回?」
イトは背中に当たる硬い男性器に振り返るとそうシュンスケに尋ねた。シュンスケはヘラヘラ笑うと「んー、……じゃあ、もう一回」とイトにキスをした。
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