23 / 47
23★
しおりを挟む
双子の兄がいるのだ。
自分には、
二卵性であまり顔は似ていないが、髪の色が同じだ。
知らなければわからないだろう。
その兄よりも俺は優秀だった。
だから後継者は俺しかいないだろう、そう自他共に認められていたのだ。
自分は普通ではないと昔から気付いていた。
周りの態度も自分の立ち位置もわかる聡明な子どもだったのだ。俺は。
「殿下ぁ……お願い致します。どうかその気になっていただけませんかぁ?」
先日結婚した妻が顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら床に額を付けている。
「……貴様に魅力を感じぬ」
もうかれこれ三度結婚を繰り返している。
王族は子を残さねばならん。
彼は内心冷や汗をかいていた。
(……なぜ勃たぬのだ!俺の陰茎は!もうどんな女性でも無理だというのか!?三人目だぞ!?)
「クライド様ぁ……お願い致します。私、このまま子種をいただかずに部屋へ戻るわけには……」
「……ふん、自分のことばかり……そんな女は妻として相ふさわしくない」
自分にこんな欠陥があったとは……
クライドは内心頭を抱えた。
勃起不全だけではない。
なぜか女性に触れようとするだけで、怖気が走り全身がムズムズと痒くなっていくのだ……
クライドは妻を部屋から追い出した後、全身をボリボリと掻きむしった。
そんなある日三人目の妻との離婚が成立してからクライドは父親である王から呼び出された。
(嫌な予感がする……)
「クライド……お前、聖騎士になれ」
「……はい。承知いたしました」
クライドは遂に事実上、王位継承権を剥奪された。
聖騎士は基本王族がなる。
今回は本来、双子の兄が就くのではないかと思われていた。周りも、俺も、本人でさえも……
聖騎士を任命された帰りに廊下で会った兄に「お前が不能だったとはな。人生とはわからん、なあ?弟よ」とニッコリ微笑まれたものだ。
「……はい」
これから自分は王族でも貴族でもない。
なんでもない存在になるのだ。
聖騎士?
あんなもの……使えない駒が暴れないように監禁しておく場所だ。
監視下に置いて、反逆しないために。
(俺の人生は終わりだ)
クライドは憎々しげに自分の股間に目を落とすと舌打ちをした。
だから驚いたのだ。
久しぶりに呼び出された王宮で「東の聖女と婚姻を結べ」と言われた時は。
神殿に戻ると祈りを終えたオリビアがもうすでにそこにいて「クライド、結婚するんですって?」とふわりと微笑んだ。
「……まあ、形だけでしょう」
クライドは過去三回の結婚を思い出しつまらなさそうに言った。
三人の妻は家柄等から決められた女性で皆、容姿端麗で頭もよかったそうだ。公爵家以上の身分で所作等の美しさも申し分なかったそう……
(そんなに素晴らしい女性でも興味が湧かなかったのだ。俺は)
特に一人目の女性は昔からの婚約者だった。
時折王宮でお茶も飲んだ。
(まあ、この女と結婚するのだろう)
相手もそう思っていたのだろうし、お互い悪い感情はなかった。
美しく優しい女性だった。
ような覚えがある。
名前は……なんだったか……
「セラフィナと申します」
初対面の妻がそう言った。
彼女は粗末な白いワンピースで教会に現れた。
クライドは自分の正装姿を見て彼女の方を向く。
マナーがなっていない。と伝えたかった。
「あ、結婚式?するんですよね?」
しかし、彼女はそんなことは気にならないようであっけらかんとしてそう言った。
クライドは顔を引きつらせた。
(なんだこの無礼な女は……)
「……ねえ?私は名乗ったけど、あなたは名乗らないの?無礼な男ね」セラフィナは可愛らしい唇を尖らせるとそんな顔に似合わない調子で忌々しそうに言った。
「く……っ……クライド・ホーリックだ……」
「……ふふ、クライド様?よろしくね」セラフィナはそう言うとニッコリ微笑んだ。
その時、クライドの胸は何かに掴まれたようにギューっと苦しくなった……
「……?」
しかし恋を知らなかった彼は詐欺師の東の聖女が何かしたのかと舌打ちをしたのだった。
勝手に胸をときめかせたくせに。
「これは契約結婚だ。国同士が決めた」
「……はい?……はい」
「理解できませんか?勘違いするな、ということです。この先、何があったとしても」
クライドは王から初夜の証拠を送るように命令されていた。
(どうせできないと思っているくせに……本当に嫌なことを命令するものだ)彼は歯ぎしりをした。
自分の血を垂らすか、なんならあの東の聖女に噛みついて血を垂らしてやろうか。
クライドはイライラと考えを巡らせた。
それと裏腹に口元が引き上がってしまいそうになるのを懸命に抑えた。(一体なんだと言うんだ!?笑う場面ではないぞ!)
「三年は?そうだ!三年にしましょう!」
セラフィナがニッコリ微笑むとなんでもないような調子でそう言った。クライドはその顔を見て、なんだか妙な……
腹立たしいような心地になったので軽くセラフィナをベッドに向けて押した。
(生意気な東の詐欺師め。強がっているのか?他の女のように縋り付けばいいものを!だから東の女は嫌なんだ!三年で俺から離れるだと!?)クライドに妙な独占欲のような物が芽生えていく……この女を自分だけの物にしたい。
「……証拠を送れと言われてる」
ズキンズキンと股間が痛む……
クライドは股間が苦しくてベルトを外した。
(…………)
クライドは初めて見た自分のそそり立つ陰茎に言葉を失うとそれに香油を塗り付けた。
閨の授業は受けていた。
しかし、自分の股間が使い物にならなかったため実技は飛ばしたが……
(なんだこの心地は……)
クライドは目の前がチカチカするほどの興奮に襲われた。
粗末な生地のワンピースの裾から伸びた白い脚が艶めかしい。
握りしめた陰茎の先にはぷっくりと粘液の玉が膨らみ、陰囊が持ち上がっている。
クライドはセラフィナの下着を乱暴に脱がせると閨の授業で見た女性器に欲望のままに陰茎をぶち込んだ。
ぬぬ……と抵抗があり少し手こずるとクライドは生まれて初めて意識がある状態で射精した。
それは脳が蕩けるような心地よさだったのでクライドは混乱した。
自分には、
二卵性であまり顔は似ていないが、髪の色が同じだ。
知らなければわからないだろう。
その兄よりも俺は優秀だった。
だから後継者は俺しかいないだろう、そう自他共に認められていたのだ。
自分は普通ではないと昔から気付いていた。
周りの態度も自分の立ち位置もわかる聡明な子どもだったのだ。俺は。
「殿下ぁ……お願い致します。どうかその気になっていただけませんかぁ?」
先日結婚した妻が顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら床に額を付けている。
「……貴様に魅力を感じぬ」
もうかれこれ三度結婚を繰り返している。
王族は子を残さねばならん。
彼は内心冷や汗をかいていた。
(……なぜ勃たぬのだ!俺の陰茎は!もうどんな女性でも無理だというのか!?三人目だぞ!?)
「クライド様ぁ……お願い致します。私、このまま子種をいただかずに部屋へ戻るわけには……」
「……ふん、自分のことばかり……そんな女は妻として相ふさわしくない」
自分にこんな欠陥があったとは……
クライドは内心頭を抱えた。
勃起不全だけではない。
なぜか女性に触れようとするだけで、怖気が走り全身がムズムズと痒くなっていくのだ……
クライドは妻を部屋から追い出した後、全身をボリボリと掻きむしった。
そんなある日三人目の妻との離婚が成立してからクライドは父親である王から呼び出された。
(嫌な予感がする……)
「クライド……お前、聖騎士になれ」
「……はい。承知いたしました」
クライドは遂に事実上、王位継承権を剥奪された。
聖騎士は基本王族がなる。
今回は本来、双子の兄が就くのではないかと思われていた。周りも、俺も、本人でさえも……
聖騎士を任命された帰りに廊下で会った兄に「お前が不能だったとはな。人生とはわからん、なあ?弟よ」とニッコリ微笑まれたものだ。
「……はい」
これから自分は王族でも貴族でもない。
なんでもない存在になるのだ。
聖騎士?
あんなもの……使えない駒が暴れないように監禁しておく場所だ。
監視下に置いて、反逆しないために。
(俺の人生は終わりだ)
クライドは憎々しげに自分の股間に目を落とすと舌打ちをした。
だから驚いたのだ。
久しぶりに呼び出された王宮で「東の聖女と婚姻を結べ」と言われた時は。
神殿に戻ると祈りを終えたオリビアがもうすでにそこにいて「クライド、結婚するんですって?」とふわりと微笑んだ。
「……まあ、形だけでしょう」
クライドは過去三回の結婚を思い出しつまらなさそうに言った。
三人の妻は家柄等から決められた女性で皆、容姿端麗で頭もよかったそうだ。公爵家以上の身分で所作等の美しさも申し分なかったそう……
(そんなに素晴らしい女性でも興味が湧かなかったのだ。俺は)
特に一人目の女性は昔からの婚約者だった。
時折王宮でお茶も飲んだ。
(まあ、この女と結婚するのだろう)
相手もそう思っていたのだろうし、お互い悪い感情はなかった。
美しく優しい女性だった。
ような覚えがある。
名前は……なんだったか……
「セラフィナと申します」
初対面の妻がそう言った。
彼女は粗末な白いワンピースで教会に現れた。
クライドは自分の正装姿を見て彼女の方を向く。
マナーがなっていない。と伝えたかった。
「あ、結婚式?するんですよね?」
しかし、彼女はそんなことは気にならないようであっけらかんとしてそう言った。
クライドは顔を引きつらせた。
(なんだこの無礼な女は……)
「……ねえ?私は名乗ったけど、あなたは名乗らないの?無礼な男ね」セラフィナは可愛らしい唇を尖らせるとそんな顔に似合わない調子で忌々しそうに言った。
「く……っ……クライド・ホーリックだ……」
「……ふふ、クライド様?よろしくね」セラフィナはそう言うとニッコリ微笑んだ。
その時、クライドの胸は何かに掴まれたようにギューっと苦しくなった……
「……?」
しかし恋を知らなかった彼は詐欺師の東の聖女が何かしたのかと舌打ちをしたのだった。
勝手に胸をときめかせたくせに。
「これは契約結婚だ。国同士が決めた」
「……はい?……はい」
「理解できませんか?勘違いするな、ということです。この先、何があったとしても」
クライドは王から初夜の証拠を送るように命令されていた。
(どうせできないと思っているくせに……本当に嫌なことを命令するものだ)彼は歯ぎしりをした。
自分の血を垂らすか、なんならあの東の聖女に噛みついて血を垂らしてやろうか。
クライドはイライラと考えを巡らせた。
それと裏腹に口元が引き上がってしまいそうになるのを懸命に抑えた。(一体なんだと言うんだ!?笑う場面ではないぞ!)
「三年は?そうだ!三年にしましょう!」
セラフィナがニッコリ微笑むとなんでもないような調子でそう言った。クライドはその顔を見て、なんだか妙な……
腹立たしいような心地になったので軽くセラフィナをベッドに向けて押した。
(生意気な東の詐欺師め。強がっているのか?他の女のように縋り付けばいいものを!だから東の女は嫌なんだ!三年で俺から離れるだと!?)クライドに妙な独占欲のような物が芽生えていく……この女を自分だけの物にしたい。
「……証拠を送れと言われてる」
ズキンズキンと股間が痛む……
クライドは股間が苦しくてベルトを外した。
(…………)
クライドは初めて見た自分のそそり立つ陰茎に言葉を失うとそれに香油を塗り付けた。
閨の授業は受けていた。
しかし、自分の股間が使い物にならなかったため実技は飛ばしたが……
(なんだこの心地は……)
クライドは目の前がチカチカするほどの興奮に襲われた。
粗末な生地のワンピースの裾から伸びた白い脚が艶めかしい。
握りしめた陰茎の先にはぷっくりと粘液の玉が膨らみ、陰囊が持ち上がっている。
クライドはセラフィナの下着を乱暴に脱がせると閨の授業で見た女性器に欲望のままに陰茎をぶち込んだ。
ぬぬ……と抵抗があり少し手こずるとクライドは生まれて初めて意識がある状態で射精した。
それは脳が蕩けるような心地よさだったのでクライドは混乱した。
575
お気に入りに追加
792
あなたにおすすめの小説
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。
さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。
忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。
「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」
気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、
「信じられない!離縁よ!離縁!」
深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。
結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる