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「ああ…ムラムラする…」
私は朝起きるとカーテンを眺めた。
カーテンのうねうねがなんだかとてもいやらしい…
私が陰核を転がしているとトントンと寝室をノックされた。
「あっ…い、今はちょっと…」
「あ…も、申し訳ありません…王が朝食を王妃様の部屋で…とおっしゃっておりますが…」使用人が扉の向こうで申し訳なさそうな声を出した。
「い…今はちょっとムラムラしているのでお部屋ではちょっと…」襲ってしまうかも!!
お断りするつもりが…自慰中の声かけに動揺してしまい、思わず部屋以外での約束を受け入れてしまったわ…!私のバカ!
「王妃、お、おはよう!」
「おはようございます」私は深々とお辞儀をする。王様はまた肩の尖った服を着てらっしゃる。ふふ…朝からそんなに尖らせて…ふふ…
「に庭で朝めしも悪くないな!な!そう思わないか!王妃!」
「ふふ…そうですね」
使用人がひいてくれるガーデンチェアに私はそっと腰を下ろす。確かに朝の日差しの中で朝食をいただけるなんて素敵ね。
でもなんだか私が王様を独り占めしている罪悪感…ツヴァイさんは今一人ぼっちなのかしら…お子様も生まれたばかりで…心細いのでは?
私は離れの方を見る。
それに気付いた王様が「離れが気になるか…」とおっしゃる。
私は首を横にふると「王様がお決めになったことでございますので…私はそれに従うまででございます」と言った。
「すまんな。気を使わせてしまって…あいつも俺がお前のような女性と婚姻を結んだことを…喜ばしく思っているのだが…いかんせんな。産後で体調が悪いもんだからな。……ははは…お、お前はな。か、か…か、かわいらしいから!な…なぁ!なーんてな!はははははははははは!いや、あ、あいつがな!そう思っているのではないかと思っただけでな!!べ、別に俺の意見ではないんだ!!!はははははははははははは!あいつがな!お前をかわいらしい女性だなーと思っているんではないか!?そう思っただけでな!はははははははははは!はははははははは!」
「…?ふふふ…」ツヴァイ様は王が他に妻ができて満足しているということかしら?彼女は側室の鏡でらっしゃるわ…
今はご自身が産後でお相手ができないから…そうおもってらっしゃるのかしら。素晴らしいわ。
ツヴァイ様は貴族の出身なのかしら?
私はそんなことをぼんやりと考えながら目の前にあるパンに手を伸ばした。バターの香りがここまで薫ってくる。
いい匂い…
私は一口大にそれを千切ると口もとに運んだ。
「お前はパンに何も塗らないのか?」
「え…?あ…いえ!私は何も…!」急にどうしたのかしら!毒!?毒かしら!!でも私今日はまだなにも無礼を働いていないけれども…
「ぬ、塗ってやるから!ほら、今日はなんかに挑戦しろ!バターか?ジャムか?両方か!」王はギラギラした目で私を見るとバターナイフを手に詰め寄ってくる…
「ひ…ひぃ…だ、大丈夫です!ほ、本当に…私そのままのパンが好きなんでございます!」怖すぎる!殺意を感じます!
「王妃様、王がお茶を一緒にどうか?とおっしゃっていますが…」
「…お茶…先ほど朝食をご一緒させていただいたので…遠慮しようかしら。それより私、街に出たいのだけど…難しいかしら?」
ここへ来て一度も外へ出ていないわ…
私は顔も知られていないみたいだし…ちょっと街へ行ってみたい!「お買い物などはしなくても良いのです。私…街へ外出してみたいの…自分の国でも、大きくなってからは外出したことがなくて…駄目かしら…?」
「外出はどんな格好がいいの?暑いかしら?私まだこちらの暑さに慣れていないから…肌を出した方がいい?出さないほうがいい?」私は外出の許可が下りたので使用人と服を選ぶ。ウキウキしてしまう。
「王妃様はお肌の色素か薄いので…あまりお肌を出さないほうがいいかと思います。日傘も持って行きましょうね」
使用人が薄めの生地のドレスを用意してくれてその上に夏用のストールを羽織ることを提案してくれた。
「ふふふ…楽しみ!」
私はこの前買ったばかりの真新しいドレスを着せてもらいストールを受け取る。「わー…透き通っていてキレイですね」私はストールで手を透かし、感動のため息をついた。「王妃様。羽織りますか?お手伝いいたします」使用人が私からストールを受け取り肩に掛けてくれる。「わぁ…涼し気で素敵ですね。街はどのような感じなのかしら?楽しみだわ」
私がウキウキで玄関まで使用人と行くと王がいらした。
「あ…王様、外出の許可を出していただいて…誠にありがとうございます」私は王の心の広さに感謝すると頭を深々と下げた。
顔を上げると王が私の胸元を見ていたので手で隠す。
……いけない…このドレスは胸元が開いているかも…
でもまあ、ここでお別れだ。
今だけ手で隠しておきましょう。
「い、いや…この位は…ははははは!妻の願いだ叶えよう!」
「ふふ…王様、ありがとうございます」
それでは私は失礼いたします。と頭を下げようとした所…「ははははは!ふ…お、お前が外出デートを望むなんてな!め、珍しいこともあるもんだ!お前から誘われるとはな!そうか!茶はまた今度にしよう!はははははは!いつでも飲めるしな!……まあ、た、楽しみが増えた…と、言うかははははははははは!なーんてな!はははははははははは!」
「……え?」
「ははははは!楽しみだな!初めてではないか?こんな風にするのは!な、なんだ…ちょっとなんだか…変な気分になるな!!こ、こ…恋人みたいではないか?なぁ?……………はははははは!ははははは!冗談だ冗談!!押し黙るな王妃よ!恋人なんてな!そんなことはなぁ?はははははははははははは!」
「………」
えー!!えー!!えー!!?
わ…私…一人で…
私は使用人を振り返ると目で訴えた。
ワタシヒトリデイキタイデスと
使用人は静かに首を振るとアキラメテ…と口をパクパクさせた。
「う…うわーーん……」
「どうした王妃!嬉しいか!泣くな!か、かわいらしい顔が台無しだぞ…な…なんてな!!はははははは!冗談だ冗談!」
うえーん…
王様は変装なのかカツラを被っているのかいつもと髪色が違う。私の涙を拭いながら王様は自身の頭を撫でた。
「俺は顔がバレてるからな、王が街にいては皆気を使うだろう」
「今日は普通の服ですね…」
「そ、そうなんだ。残念だが兵士たちにな今日はやめておけと…まあ、目立ってしまうよな。あの格好は」
「……あの服装でなければ行きません」
「まあそう言うな王妃よ。バレては楽しめんからな。我慢してくれ」…やっぱり一緒にお出かけかぁ…憂鬱…また怒らせてしまったらどうしよう…
「え?馬で行きますか?」
「そうだ。早いぞ?」王様は私の手を引くと玄関の前の広場に繋がれた馬を撫でた。私、馬に乗るのは初めてです!
「馬は初めてか?」
「は、はい。式典などで見たことは…でも乗るのは初めてでございます」王様は私を持ち上げると先に馬上に乗せた。私は馬の首にしがみつく。馬は優しい性格をしているのか大人しくされるがままだ。
王が後ろに座ると手綱を持った…私はその姿勢に性欲を刺激されてしまう。こ、これは…まるで後背位のようじゃない!?
「あっ…あっ…王様ぁ…」
「ど、どうした王妃よ…」
「あぁ…陰核が…あの…じ、自分で慰めたいのでお時間をいただいてもいいですか…?あっ…あ…」腰をグネグネと動かす私を見て王は顔を真っ赤にしたかと思うと鼻を手で押さえている。
呆れられてしまったかしら…
私は居ても立っても居られなくなってしまったので、王の返答を待たず兵士に声をかけて馬上から下ろして貰った。
「あ…ありがとうございます…」
「お、王妃様…御自室までお付き添いいたしますか?」兵士は私の様子に当てられたのか顔を真っ赤にして手を差し出してくれた。「あ…だ、大丈夫…一人で…」今男性と二人きりになったら襲ってしまうかも…!こちらの男性は真面目だから困らせてしまうわ…
私は女性の使用人に付き添われヨタヨタと自室へ向かった。
自室に入るとドレスを口に咥えて下着をずらす。
陰核に手を添えるとそこはもうカチカチに固くなっていて愛液でぐっしょりと濡れていた。
「んぅ…!」チョンと指で触れただけで快感に腰が動く。
私はその場にひざまずくと陰核を左右に揺らした。
き…気持ちいい…
それを少し繰り返すと強烈な尿意がやってきて「んぅ…」私は絶頂する。
ヒクヒクと絶頂の余韻が治まるまで待つと私は床にペタリと頬を付けて
今日はお風呂に入って、お出かけはやめよう。そう心に誓った。
私は朝起きるとカーテンを眺めた。
カーテンのうねうねがなんだかとてもいやらしい…
私が陰核を転がしているとトントンと寝室をノックされた。
「あっ…い、今はちょっと…」
「あ…も、申し訳ありません…王が朝食を王妃様の部屋で…とおっしゃっておりますが…」使用人が扉の向こうで申し訳なさそうな声を出した。
「い…今はちょっとムラムラしているのでお部屋ではちょっと…」襲ってしまうかも!!
お断りするつもりが…自慰中の声かけに動揺してしまい、思わず部屋以外での約束を受け入れてしまったわ…!私のバカ!
「王妃、お、おはよう!」
「おはようございます」私は深々とお辞儀をする。王様はまた肩の尖った服を着てらっしゃる。ふふ…朝からそんなに尖らせて…ふふ…
「に庭で朝めしも悪くないな!な!そう思わないか!王妃!」
「ふふ…そうですね」
使用人がひいてくれるガーデンチェアに私はそっと腰を下ろす。確かに朝の日差しの中で朝食をいただけるなんて素敵ね。
でもなんだか私が王様を独り占めしている罪悪感…ツヴァイさんは今一人ぼっちなのかしら…お子様も生まれたばかりで…心細いのでは?
私は離れの方を見る。
それに気付いた王様が「離れが気になるか…」とおっしゃる。
私は首を横にふると「王様がお決めになったことでございますので…私はそれに従うまででございます」と言った。
「すまんな。気を使わせてしまって…あいつも俺がお前のような女性と婚姻を結んだことを…喜ばしく思っているのだが…いかんせんな。産後で体調が悪いもんだからな。……ははは…お、お前はな。か、か…か、かわいらしいから!な…なぁ!なーんてな!はははははははははは!いや、あ、あいつがな!そう思っているのではないかと思っただけでな!!べ、別に俺の意見ではないんだ!!!はははははははははははは!あいつがな!お前をかわいらしい女性だなーと思っているんではないか!?そう思っただけでな!はははははははははは!はははははははは!」
「…?ふふふ…」ツヴァイ様は王が他に妻ができて満足しているということかしら?彼女は側室の鏡でらっしゃるわ…
今はご自身が産後でお相手ができないから…そうおもってらっしゃるのかしら。素晴らしいわ。
ツヴァイ様は貴族の出身なのかしら?
私はそんなことをぼんやりと考えながら目の前にあるパンに手を伸ばした。バターの香りがここまで薫ってくる。
いい匂い…
私は一口大にそれを千切ると口もとに運んだ。
「お前はパンに何も塗らないのか?」
「え…?あ…いえ!私は何も…!」急にどうしたのかしら!毒!?毒かしら!!でも私今日はまだなにも無礼を働いていないけれども…
「ぬ、塗ってやるから!ほら、今日はなんかに挑戦しろ!バターか?ジャムか?両方か!」王はギラギラした目で私を見るとバターナイフを手に詰め寄ってくる…
「ひ…ひぃ…だ、大丈夫です!ほ、本当に…私そのままのパンが好きなんでございます!」怖すぎる!殺意を感じます!
「王妃様、王がお茶を一緒にどうか?とおっしゃっていますが…」
「…お茶…先ほど朝食をご一緒させていただいたので…遠慮しようかしら。それより私、街に出たいのだけど…難しいかしら?」
ここへ来て一度も外へ出ていないわ…
私は顔も知られていないみたいだし…ちょっと街へ行ってみたい!「お買い物などはしなくても良いのです。私…街へ外出してみたいの…自分の国でも、大きくなってからは外出したことがなくて…駄目かしら…?」
「外出はどんな格好がいいの?暑いかしら?私まだこちらの暑さに慣れていないから…肌を出した方がいい?出さないほうがいい?」私は外出の許可が下りたので使用人と服を選ぶ。ウキウキしてしまう。
「王妃様はお肌の色素か薄いので…あまりお肌を出さないほうがいいかと思います。日傘も持って行きましょうね」
使用人が薄めの生地のドレスを用意してくれてその上に夏用のストールを羽織ることを提案してくれた。
「ふふふ…楽しみ!」
私はこの前買ったばかりの真新しいドレスを着せてもらいストールを受け取る。「わー…透き通っていてキレイですね」私はストールで手を透かし、感動のため息をついた。「王妃様。羽織りますか?お手伝いいたします」使用人が私からストールを受け取り肩に掛けてくれる。「わぁ…涼し気で素敵ですね。街はどのような感じなのかしら?楽しみだわ」
私がウキウキで玄関まで使用人と行くと王がいらした。
「あ…王様、外出の許可を出していただいて…誠にありがとうございます」私は王の心の広さに感謝すると頭を深々と下げた。
顔を上げると王が私の胸元を見ていたので手で隠す。
……いけない…このドレスは胸元が開いているかも…
でもまあ、ここでお別れだ。
今だけ手で隠しておきましょう。
「い、いや…この位は…ははははは!妻の願いだ叶えよう!」
「ふふ…王様、ありがとうございます」
それでは私は失礼いたします。と頭を下げようとした所…「ははははは!ふ…お、お前が外出デートを望むなんてな!め、珍しいこともあるもんだ!お前から誘われるとはな!そうか!茶はまた今度にしよう!はははははは!いつでも飲めるしな!……まあ、た、楽しみが増えた…と、言うかははははははははは!なーんてな!はははははははははは!」
「……え?」
「ははははは!楽しみだな!初めてではないか?こんな風にするのは!な、なんだ…ちょっとなんだか…変な気分になるな!!こ、こ…恋人みたいではないか?なぁ?……………はははははは!ははははは!冗談だ冗談!!押し黙るな王妃よ!恋人なんてな!そんなことはなぁ?はははははははははははは!」
「………」
えー!!えー!!えー!!?
わ…私…一人で…
私は使用人を振り返ると目で訴えた。
ワタシヒトリデイキタイデスと
使用人は静かに首を振るとアキラメテ…と口をパクパクさせた。
「う…うわーーん……」
「どうした王妃!嬉しいか!泣くな!か、かわいらしい顔が台無しだぞ…な…なんてな!!はははははは!冗談だ冗談!」
うえーん…
王様は変装なのかカツラを被っているのかいつもと髪色が違う。私の涙を拭いながら王様は自身の頭を撫でた。
「俺は顔がバレてるからな、王が街にいては皆気を使うだろう」
「今日は普通の服ですね…」
「そ、そうなんだ。残念だが兵士たちにな今日はやめておけと…まあ、目立ってしまうよな。あの格好は」
「……あの服装でなければ行きません」
「まあそう言うな王妃よ。バレては楽しめんからな。我慢してくれ」…やっぱり一緒にお出かけかぁ…憂鬱…また怒らせてしまったらどうしよう…
「え?馬で行きますか?」
「そうだ。早いぞ?」王様は私の手を引くと玄関の前の広場に繋がれた馬を撫でた。私、馬に乗るのは初めてです!
「馬は初めてか?」
「は、はい。式典などで見たことは…でも乗るのは初めてでございます」王様は私を持ち上げると先に馬上に乗せた。私は馬の首にしがみつく。馬は優しい性格をしているのか大人しくされるがままだ。
王が後ろに座ると手綱を持った…私はその姿勢に性欲を刺激されてしまう。こ、これは…まるで後背位のようじゃない!?
「あっ…あっ…王様ぁ…」
「ど、どうした王妃よ…」
「あぁ…陰核が…あの…じ、自分で慰めたいのでお時間をいただいてもいいですか…?あっ…あ…」腰をグネグネと動かす私を見て王は顔を真っ赤にしたかと思うと鼻を手で押さえている。
呆れられてしまったかしら…
私は居ても立っても居られなくなってしまったので、王の返答を待たず兵士に声をかけて馬上から下ろして貰った。
「あ…ありがとうございます…」
「お、王妃様…御自室までお付き添いいたしますか?」兵士は私の様子に当てられたのか顔を真っ赤にして手を差し出してくれた。「あ…だ、大丈夫…一人で…」今男性と二人きりになったら襲ってしまうかも…!こちらの男性は真面目だから困らせてしまうわ…
私は女性の使用人に付き添われヨタヨタと自室へ向かった。
自室に入るとドレスを口に咥えて下着をずらす。
陰核に手を添えるとそこはもうカチカチに固くなっていて愛液でぐっしょりと濡れていた。
「んぅ…!」チョンと指で触れただけで快感に腰が動く。
私はその場にひざまずくと陰核を左右に揺らした。
き…気持ちいい…
それを少し繰り返すと強烈な尿意がやってきて「んぅ…」私は絶頂する。
ヒクヒクと絶頂の余韻が治まるまで待つと私は床にペタリと頬を付けて
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