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集結する者たち
ギネスペガサス騎士団
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西の空からやってくる集団
最初に気付いたのは土岐である、集団の大きな魔力は田辺や風祭兄弟も気が付いていたが、その集団をとらえたのは土岐のスコープだ
「数は200程だ、馬が飛んでやがる」
「私にも見えました!」
リンリーが叫んだ!
土岐は戦術として二人一組のコンビをスナイパー部隊に設定している。
装填時間など、連射性の低いスナイパーは複数で運用するのが効果的であるからである
土岐の相方はリンリー、リリパットの能力でものすごく目がいい、ハイリリパットに進化したリンリーはその能力をさらに開花している、遠くを見渡す千里眼の能力は土岐に匹敵する
そして息がとてもあっている、言葉で伝えなくてもリンリーは土岐の思うように動く
静かにしている時が多いスナイパーにとって呼吸が合うというのはパートナーにとって必須である
2人はまるで長年付き添った夫婦のような息の会いようだ。
「能力も高いな、虎人並だ」
田辺も土岐の指す方向に双眼鏡を向ける
「数が多いな・・・それに早い、若干戦闘態勢を取っているのが気になる」
田辺は双眼鏡を降ろし辺りを見渡す
「総員!第3次戦闘隊形!」
「第3次か・・・第1次でもいいんじゃないか?」
ガリバリが呟く 虎人並みと言われたことが少し癪に障ったのだ
「ガリバリ!第3次だ!」
「了解!」
虎人の王も今は一般の将に過ぎない
副隊長の田辺はこの国の総司令官みたいなものだ、当然その上に瀬能がいるが、瀬能は国王である。
そして戦闘隊形はいくつかある
第1次隊形は戦場状態、各自最大火力で対抗せよ
第2次隊形は臨戦状態、各自戦闘に入れるように準備し、事が起これば戦闘に突入せよ
第3次隊形は準備のみ、自身に危害が無ければ攻撃禁止、1001部隊に任せるべし
そしてその集団は野営地の真上まで来た
「なに用か?ここは『和』国中心部である、事によっては迎撃する」
「俺はギネス騎士団のギネスだ!『和』国の王に用事があってきた」
「王は現在留守である!俺が代わりに話を聞こう」
「ふん!」
ギネスと名乗る男とその一味が降りてきた
「ある噂を聞いた!カリメイラ王が復活したと!」
「それは分からぬが、わが隊の隊長がこの国の王である」
「記憶は持たぬという事か・・・ならば確かめてみたいがいかがか?」
「ほぅ・・いいだろう、何人だす?」
「こちらは5人だ!」
「いいだろ!こちらも5人出す」
「五平!六郎!小森、登」
シュタ!っと五平と六郎が現れた
「おっと!出番すね!」
若林も腕をぶん回して田辺の後ろに立つ
「おいおい俺は戦闘向きじゃないんだがなあ」
小森はめんどくさそうに歩いてきた
田辺がこの四人を選んだ理由は既に田辺の能力で相手の代表になるだろう人物を見極めていたからである
敦盛と北倉は瀬能と一緒にユニオンに出掛けている
体術が得意な甘利でも良かったが相手には必ず女が出てくる
それなら『女殺しの』小森の出番だろう、問題は子供には見せられない戦いになるだろうって事だな。
土岐は接近戦でも強いが、スナイパーにやらせる仕事ではない。
冴島は軍医だから怪我人の治療を担当してもらいたい、まあ我々に怪我人は出ないだろうが。
五平や六郎はまだしも、心配なのは登だ、殺さない程度に力を抜いて欲しいが、そこが一番心配だ、まあ恐らくあの頑丈そうな奴が相手だろうから問題もないだろう。
5人総当たり戦
ギネス騎士団のメンバーである5人全員上位聖職を持つ精鋭である
先鋒 ラングレー 男 人間族 騎士 常人では考えられない大きなランスを持つ大男、
次鋒 シャーリー 女 人間族 魔法剣士 レイピアと呼ばれる魔法剣士 回復魔法を使え、風の魔法も使いこなす
中堅 コロナ 男 猿人族 レンジャー 猿人らしく動きが速い、鈎爪を武器としている
副将 スカイライン 男 人間族 精霊魔導士 召喚術を使う魔法士で、成れる者は少ない上級職だけに注目だ
大将 ギネス 男 転生者 地球からの転生者、聖魔大戦を生き残った猛者、
田辺が思い描いた通りの布陣を出してきた
田辺はもう一人気になる人物がいた、ペガサスに乗って後方にいる黒髪の男、メガネをかけて髪はぼさぼさだ到底騎士団には見えない風貌だ、しかし発する魔力は多い、戦闘向きではなさそうである
此方の布陣は
先鋒 若林
次鋒 小森
中堅 五平
副将 六郎
大将 俺!
だ!この世界にきてまだ骨のある相手と戦っていない、ある意味、勢能さんに留守を頼まれた存在で職権乱用だが、冷静に考えてもベストな布陣だろう
しかしあの男・・・何者だ?
最初に気付いたのは土岐である、集団の大きな魔力は田辺や風祭兄弟も気が付いていたが、その集団をとらえたのは土岐のスコープだ
「数は200程だ、馬が飛んでやがる」
「私にも見えました!」
リンリーが叫んだ!
土岐は戦術として二人一組のコンビをスナイパー部隊に設定している。
装填時間など、連射性の低いスナイパーは複数で運用するのが効果的であるからである
土岐の相方はリンリー、リリパットの能力でものすごく目がいい、ハイリリパットに進化したリンリーはその能力をさらに開花している、遠くを見渡す千里眼の能力は土岐に匹敵する
そして息がとてもあっている、言葉で伝えなくてもリンリーは土岐の思うように動く
静かにしている時が多いスナイパーにとって呼吸が合うというのはパートナーにとって必須である
2人はまるで長年付き添った夫婦のような息の会いようだ。
「能力も高いな、虎人並だ」
田辺も土岐の指す方向に双眼鏡を向ける
「数が多いな・・・それに早い、若干戦闘態勢を取っているのが気になる」
田辺は双眼鏡を降ろし辺りを見渡す
「総員!第3次戦闘隊形!」
「第3次か・・・第1次でもいいんじゃないか?」
ガリバリが呟く 虎人並みと言われたことが少し癪に障ったのだ
「ガリバリ!第3次だ!」
「了解!」
虎人の王も今は一般の将に過ぎない
副隊長の田辺はこの国の総司令官みたいなものだ、当然その上に瀬能がいるが、瀬能は国王である。
そして戦闘隊形はいくつかある
第1次隊形は戦場状態、各自最大火力で対抗せよ
第2次隊形は臨戦状態、各自戦闘に入れるように準備し、事が起これば戦闘に突入せよ
第3次隊形は準備のみ、自身に危害が無ければ攻撃禁止、1001部隊に任せるべし
そしてその集団は野営地の真上まで来た
「なに用か?ここは『和』国中心部である、事によっては迎撃する」
「俺はギネス騎士団のギネスだ!『和』国の王に用事があってきた」
「王は現在留守である!俺が代わりに話を聞こう」
「ふん!」
ギネスと名乗る男とその一味が降りてきた
「ある噂を聞いた!カリメイラ王が復活したと!」
「それは分からぬが、わが隊の隊長がこの国の王である」
「記憶は持たぬという事か・・・ならば確かめてみたいがいかがか?」
「ほぅ・・いいだろう、何人だす?」
「こちらは5人だ!」
「いいだろ!こちらも5人出す」
「五平!六郎!小森、登」
シュタ!っと五平と六郎が現れた
「おっと!出番すね!」
若林も腕をぶん回して田辺の後ろに立つ
「おいおい俺は戦闘向きじゃないんだがなあ」
小森はめんどくさそうに歩いてきた
田辺がこの四人を選んだ理由は既に田辺の能力で相手の代表になるだろう人物を見極めていたからである
敦盛と北倉は瀬能と一緒にユニオンに出掛けている
体術が得意な甘利でも良かったが相手には必ず女が出てくる
それなら『女殺しの』小森の出番だろう、問題は子供には見せられない戦いになるだろうって事だな。
土岐は接近戦でも強いが、スナイパーにやらせる仕事ではない。
冴島は軍医だから怪我人の治療を担当してもらいたい、まあ我々に怪我人は出ないだろうが。
五平や六郎はまだしも、心配なのは登だ、殺さない程度に力を抜いて欲しいが、そこが一番心配だ、まあ恐らくあの頑丈そうな奴が相手だろうから問題もないだろう。
5人総当たり戦
ギネス騎士団のメンバーである5人全員上位聖職を持つ精鋭である
先鋒 ラングレー 男 人間族 騎士 常人では考えられない大きなランスを持つ大男、
次鋒 シャーリー 女 人間族 魔法剣士 レイピアと呼ばれる魔法剣士 回復魔法を使え、風の魔法も使いこなす
中堅 コロナ 男 猿人族 レンジャー 猿人らしく動きが速い、鈎爪を武器としている
副将 スカイライン 男 人間族 精霊魔導士 召喚術を使う魔法士で、成れる者は少ない上級職だけに注目だ
大将 ギネス 男 転生者 地球からの転生者、聖魔大戦を生き残った猛者、
田辺が思い描いた通りの布陣を出してきた
田辺はもう一人気になる人物がいた、ペガサスに乗って後方にいる黒髪の男、メガネをかけて髪はぼさぼさだ到底騎士団には見えない風貌だ、しかし発する魔力は多い、戦闘向きではなさそうである
此方の布陣は
先鋒 若林
次鋒 小森
中堅 五平
副将 六郎
大将 俺!
だ!この世界にきてまだ骨のある相手と戦っていない、ある意味、勢能さんに留守を頼まれた存在で職権乱用だが、冷静に考えてもベストな布陣だろう
しかしあの男・・・何者だ?
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