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ゲルマン皇帝ヨハイネバルグ
地獄の入り口
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クモン王国
クモン山の麓に広がる小さな国だが大きな川の三角州に一つの国が形成されている
ベルドラとはケモナ川を隔てて国境となっている
元は中央政府の開拓団が起こした国であり
かつて存在した聖を束ねる国である中央政府の影響が強い
国自体は大きくないが肥沃な土地とクモン山の鉱物や幼獣グリフォンを飼う空中士団なども存在する
地の果てという概念がまだ確認されていないこの混沌の世界では
国の形態として
モリアーティのような転生者の子孫などで形成される国よりもクモンのように増えすぎた人口が開拓に出て新たな国を形成する国の方が多い
今日もどこかでどこかの人種が新たな国を興している
国境警備隊のベンは今日もベルドア方面を見張る
このところベルドアからの難民が多い、一晩に複数人の難民が橋を渡ってくる
今日も一人の男が橋を渡ってくる、また難民だろう
「止まれ!国境警備隊である、難民か?」
「ふふ、この俺様が難民に見えるか?」
「なんだお前?一人で、なに・・・・」
その瞬間ベンの心臓をその男は手刀で貫いていた
「なんだ!お前は!敵襲だ!」
ベンの後ろにいた警備兵は叫ぶ
しかしその警備兵が次の言葉を発することは出来なかった
なぜなら彼の頭は既に胴体から外れていた
男が手を上げるベルドア方から多数の者が橋を渡り始める
国境警備隊も異変に気が付く
「あの男だ!あの男を捉えよ!」
警備兵が一斉に男に襲い掛かる、しかし暗闇のかな男の行動は速く、目で追えるものはほとんどいなかった。
警備兵は次から次へと殺されていく
「おっと、女もいるのか」
女兵士は殺されずにその場でへたり込んだ、あまりの恐ろしさに失禁してしまったようだ
「ひぃ化け物だ!・・」
奥に控えていた警備兵も一斉に逃げ始めた
「おい!」
その男の号令の下、およそ人間とは思えない速さで、逃げ始めた警備兵を一人残らずに、あとから現れた者共に殺されて行った
「シラク様、生存反応はありません、すべて片付いたようです、女どもは生け捕りにしております」
「教信者達に女どもを預け、養成院に送れ」
****
「ひぃ・・お助けを・・」
教信者に後ろ手に縛られ、連行されていく国境警備隊の女兵士、彼女等は難民たちの証言でベルドアでの女の扱いについてある程度は知っていた。
ヨハイネを信仰しない女はすべて同じ施設に連れていかれ、戻ってきたものは誰一人いない、その施設には忌々しいゴブリン達が女を弄ぶ、そんな噂がベルドアの難民のかなでささやかれていた
「素晴らしいな、女の悲鳴という物は」
シラクは悲哀に満ち連れていかれる女兵士たちを見送った
*****
国境警備隊の女兵士10名、看護隊や現役の剣士もいたが彼女たちが連れてこられた養成院には各部屋に女たちが自由を奪われ幽閉されている
女剣士ミンティもその中にいた、不覚にもシラクのあまりに恐ろしき悪気を目の前で体験し失禁してしまった者である。
ミンティはある部屋に連れられていた
「お前は今日より20596番だ、これより焼き印を押す」
そういって、ミンテイの腕に焼き印が押された
ジュー
「う!ああああああ」
脳天に貫く激痛にミンテイは喚いた
同じく連れられてきた経理官のフムは別室に連れていかれた
「お前は若くてよかったな、あの女はゴブリン室行きだ、ふははは」
焼き印を押した男はいやらしく笑い私を見た
ミンティは部屋に連れられて行く
部屋に何十人も女が佇んでいる、年の頃14歳くらいの幼き子から20代くらいの女たちだ
女たちの目には光がない、絶望に打ちひしがれているようだ
「お前たちはいつからここに?」
14歳の少女にミンティは話しかけた
「1年前に」
少女は悲しく答える
「いったい何をさせられるのだ?」
そう聞くと、少女は泣き始めた
「私はこの子の姉のメアですこの子はリア、私たちはベルドア辺境地防衛隊の父、エブライの娘です・・・家族でこの国を脱出しようとしたらつかまりました・・・・」
「ここはいったい何なのだ」
「ここは養成院、若い女は教信者共に強制的に子を産まされます、私も先日まで養成院第2院にいました、そして子を産みました・・・誰の子かもわかりません・・・そして生理が始まれば又、毎晩、教信者共に相手させられます・・・」
その時扉が開く
「17340番!」
「はい!」
一人の女が立ち上がる
「ふん、お前は第3院に決まった、すでに6か月たっているしな、人間の子はお前には宿らない」
「そんな!私は産めます!だから3院だけは」
「ふん、3院では女不足だ!早くしろ!」
「いや~助けて!イヤ~」
まだ20代だろう女が連れ去られる
「なんだ3院て?」
「人間の子を宿さなければ、3院に連れていかれます・・3院ではゴブリンによって孕まされます・・」
「ゴブリンだと、忌々しい」
ゴブリンの特色で閉経した女でも子を宿せる、ゴブリン自体雌雄同体の性質があり、卵子が無かろうと、子宮が存在していれば、ゴブリンから放出された精子が細胞分裂を開始する
また異種卵子繁殖も可能でその場合ボブゴブリンへの進化の可能性もある
「20596番!」
・
・
「20596番!」
「あなたよ!」
メアがミンティに声をかけた
そうか・腕に刻まれた刻印は20596と書いてあった・・・
「なんだ!」
ミンティは立ち上がる
「早速仕事だ!ひひひひ、筋肉質の女か・・・いい仕事をしろよ」
「ふざけるな!クモンの剣士をなめるな!」
自分を連れ去ろうとする男をミンティは蹴り上げた
しかしその男には全然通じない
「おい!いい加減にしな?20956、あまり反抗するとすぐに第3院送りになるぞ・・うん?」
男の怪力でミンテイの右手首は砕けた
「うあああああ」
「う~んいい悲鳴だ・・・おい!運び出せ、足枷をして仕事をさせろ」
「はい!」
男の配下のような集団がミンティを取り押さえる
「放せ・・・私にはクモンに婚約者いる・・・放さないか・・ああ、エドワード」
ミンティは個室に運ばれ両足、両手を縛られる
「反抗の意思が高い!まあ20人くらい今晩仕事させろ、おとなしくなるだろ」
「はい、すでに狂信兵の選択は済んであります」
「わかった、なかなかの能力者だ、すぐに壊すな4.5人は産ませろ」
「はい」
砕かれた右手すら縛られ、激痛で意識が遠くなる
「クソ!私は剣士だ・・くそ」
その時個室のドアが開く
「ほほほ!なかなかの上玉!お布施したかいがあります、すべてはヨハイネ様の為に」
太った中年の男がズボンを脱ぎ始めた
身動きできないミンティを男は弄ぶ、奴隷服は簡単に破り棄てられた
「やめろ!私には・・・あああああやめろ!」
「ふふふふ、この女はじめての様です、これはいい、決めた者でもいたのでしょうか?ふふふ」
男はみっともなく腰を動かす
「ああやめろ!」
ミンティの嘆願もむなしく男はミンティの中で果てたようだ
「ふふふ、すべてはミハイネ様の為に」
男はズボンをはき始める
「次の者はいれ」
「おう!待ちくたびれたぜ!」
続いて現れたのは兵士だろう、屈強な男である・・屈強な男もミンティを弄んだそしてその晩、長く続くミンティは地獄を見たのであった
********************
クモン山の麓に広がる小さな国だが大きな川の三角州に一つの国が形成されている
ベルドラとはケモナ川を隔てて国境となっている
元は中央政府の開拓団が起こした国であり
かつて存在した聖を束ねる国である中央政府の影響が強い
国自体は大きくないが肥沃な土地とクモン山の鉱物や幼獣グリフォンを飼う空中士団なども存在する
地の果てという概念がまだ確認されていないこの混沌の世界では
国の形態として
モリアーティのような転生者の子孫などで形成される国よりもクモンのように増えすぎた人口が開拓に出て新たな国を形成する国の方が多い
今日もどこかでどこかの人種が新たな国を興している
国境警備隊のベンは今日もベルドア方面を見張る
このところベルドアからの難民が多い、一晩に複数人の難民が橋を渡ってくる
今日も一人の男が橋を渡ってくる、また難民だろう
「止まれ!国境警備隊である、難民か?」
「ふふ、この俺様が難民に見えるか?」
「なんだお前?一人で、なに・・・・」
その瞬間ベンの心臓をその男は手刀で貫いていた
「なんだ!お前は!敵襲だ!」
ベンの後ろにいた警備兵は叫ぶ
しかしその警備兵が次の言葉を発することは出来なかった
なぜなら彼の頭は既に胴体から外れていた
男が手を上げるベルドア方から多数の者が橋を渡り始める
国境警備隊も異変に気が付く
「あの男だ!あの男を捉えよ!」
警備兵が一斉に男に襲い掛かる、しかし暗闇のかな男の行動は速く、目で追えるものはほとんどいなかった。
警備兵は次から次へと殺されていく
「おっと、女もいるのか」
女兵士は殺されずにその場でへたり込んだ、あまりの恐ろしさに失禁してしまったようだ
「ひぃ化け物だ!・・」
奥に控えていた警備兵も一斉に逃げ始めた
「おい!」
その男の号令の下、およそ人間とは思えない速さで、逃げ始めた警備兵を一人残らずに、あとから現れた者共に殺されて行った
「シラク様、生存反応はありません、すべて片付いたようです、女どもは生け捕りにしております」
「教信者達に女どもを預け、養成院に送れ」
****
「ひぃ・・お助けを・・」
教信者に後ろ手に縛られ、連行されていく国境警備隊の女兵士、彼女等は難民たちの証言でベルドアでの女の扱いについてある程度は知っていた。
ヨハイネを信仰しない女はすべて同じ施設に連れていかれ、戻ってきたものは誰一人いない、その施設には忌々しいゴブリン達が女を弄ぶ、そんな噂がベルドアの難民のかなでささやかれていた
「素晴らしいな、女の悲鳴という物は」
シラクは悲哀に満ち連れていかれる女兵士たちを見送った
*****
国境警備隊の女兵士10名、看護隊や現役の剣士もいたが彼女たちが連れてこられた養成院には各部屋に女たちが自由を奪われ幽閉されている
女剣士ミンティもその中にいた、不覚にもシラクのあまりに恐ろしき悪気を目の前で体験し失禁してしまった者である。
ミンティはある部屋に連れられていた
「お前は今日より20596番だ、これより焼き印を押す」
そういって、ミンテイの腕に焼き印が押された
ジュー
「う!ああああああ」
脳天に貫く激痛にミンテイは喚いた
同じく連れられてきた経理官のフムは別室に連れていかれた
「お前は若くてよかったな、あの女はゴブリン室行きだ、ふははは」
焼き印を押した男はいやらしく笑い私を見た
ミンティは部屋に連れられて行く
部屋に何十人も女が佇んでいる、年の頃14歳くらいの幼き子から20代くらいの女たちだ
女たちの目には光がない、絶望に打ちひしがれているようだ
「お前たちはいつからここに?」
14歳の少女にミンティは話しかけた
「1年前に」
少女は悲しく答える
「いったい何をさせられるのだ?」
そう聞くと、少女は泣き始めた
「私はこの子の姉のメアですこの子はリア、私たちはベルドア辺境地防衛隊の父、エブライの娘です・・・家族でこの国を脱出しようとしたらつかまりました・・・・」
「ここはいったい何なのだ」
「ここは養成院、若い女は教信者共に強制的に子を産まされます、私も先日まで養成院第2院にいました、そして子を産みました・・・誰の子かもわかりません・・・そして生理が始まれば又、毎晩、教信者共に相手させられます・・・」
その時扉が開く
「17340番!」
「はい!」
一人の女が立ち上がる
「ふん、お前は第3院に決まった、すでに6か月たっているしな、人間の子はお前には宿らない」
「そんな!私は産めます!だから3院だけは」
「ふん、3院では女不足だ!早くしろ!」
「いや~助けて!イヤ~」
まだ20代だろう女が連れ去られる
「なんだ3院て?」
「人間の子を宿さなければ、3院に連れていかれます・・3院ではゴブリンによって孕まされます・・」
「ゴブリンだと、忌々しい」
ゴブリンの特色で閉経した女でも子を宿せる、ゴブリン自体雌雄同体の性質があり、卵子が無かろうと、子宮が存在していれば、ゴブリンから放出された精子が細胞分裂を開始する
また異種卵子繁殖も可能でその場合ボブゴブリンへの進化の可能性もある
「20596番!」
・
・
「20596番!」
「あなたよ!」
メアがミンティに声をかけた
そうか・腕に刻まれた刻印は20596と書いてあった・・・
「なんだ!」
ミンティは立ち上がる
「早速仕事だ!ひひひひ、筋肉質の女か・・・いい仕事をしろよ」
「ふざけるな!クモンの剣士をなめるな!」
自分を連れ去ろうとする男をミンティは蹴り上げた
しかしその男には全然通じない
「おい!いい加減にしな?20956、あまり反抗するとすぐに第3院送りになるぞ・・うん?」
男の怪力でミンテイの右手首は砕けた
「うあああああ」
「う~んいい悲鳴だ・・・おい!運び出せ、足枷をして仕事をさせろ」
「はい!」
男の配下のような集団がミンティを取り押さえる
「放せ・・・私にはクモンに婚約者いる・・・放さないか・・ああ、エドワード」
ミンティは個室に運ばれ両足、両手を縛られる
「反抗の意思が高い!まあ20人くらい今晩仕事させろ、おとなしくなるだろ」
「はい、すでに狂信兵の選択は済んであります」
「わかった、なかなかの能力者だ、すぐに壊すな4.5人は産ませろ」
「はい」
砕かれた右手すら縛られ、激痛で意識が遠くなる
「クソ!私は剣士だ・・くそ」
その時個室のドアが開く
「ほほほ!なかなかの上玉!お布施したかいがあります、すべてはヨハイネ様の為に」
太った中年の男がズボンを脱ぎ始めた
身動きできないミンティを男は弄ぶ、奴隷服は簡単に破り棄てられた
「やめろ!私には・・・あああああやめろ!」
「ふふふふ、この女はじめての様です、これはいい、決めた者でもいたのでしょうか?ふふふ」
男はみっともなく腰を動かす
「ああやめろ!」
ミンティの嘆願もむなしく男はミンティの中で果てたようだ
「ふふふ、すべてはミハイネ様の為に」
男はズボンをはき始める
「次の者はいれ」
「おう!待ちくたびれたぜ!」
続いて現れたのは兵士だろう、屈強な男である・・屈強な男もミンティを弄んだそしてその晩、長く続くミンティは地獄を見たのであった
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