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新国家設立
車の作成
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瀬能は悩んでいた
昨日からいきなり「王」となったのである
甘利がいつの間に作った建物の椅子に座り考え込む
「国って言ったら国の名前だよな」
ドアがノックされる
「隊長!あ!失礼しました、国王!」
田辺が入ってきた
「いい!国王はやめてくれ!」
「すみません!では隊長、まずは飲み水の確保として今、若林とコボルトたちとで井戸を掘っています」
「そうか、で首尾は?」
「はい既に水も出て現在は濁りを取るために組み上げている井戸が複数」
「そうか・・まかせる」
「それと、さらに森の方から亜人が副種族、保護を求めてきています」
「わかった、可能な限り保護しろ、食料は?」
「冴島の能力で賄っていますが、冴島の負担も大きい為何とか自給の道を探ります」
「うむ」
「コボック様が栗の林を作ってくれて既に収穫もできる状態でもありますし、栗の他に柿や蜜柑、林檎などもすでに収穫できる森ができています・・すさまじい力ですね木人の王は」
「それは助かる」
「それに草類などの野菜は成長はいじれないそうですが種は頂きました、これよりオークたちと畑を作ります
オークが連れてきた家畜などにも飼料を与えないといけませんし」
「そうか任せる」
「で、国の名前は決まりましたか!?」
「もう少し待ってくれ」
「失礼しました」
*********
小森はジープを召喚した
「ふぅ・・大きい物を召喚すると疲れるな・・甘利これをコピーできるか?」
「材料の鉄はあるのか?」
甘利は問う
「鉄なら我らが鉄鉱石を多く見つけています」
コボルトのブランは鉄鉱石を運ばせる
「南の川に砂鉄が多くありましたので川を上ると大きな鉱脈がありました」
「紫がかって輝く鉱石だ、含有量も多そうだ」
「よしやってみよう」
甘利は鉄鉱石に手を翳し取り出すイメージをする
鉄鉱石は崩れだし
銀色に輝く鉄の塊が現れた
「よし、じゃんじゃん持ってきてくれ」
こうして甘利は鉄鉱石から鉄を取り出す
その様子を見ていたコボルトは驚愕であった
「火を使わずに鉄を精製するとは・・・北のドワーフ共に見せてやりたい」
「いや永遠と出来るもんでもねえ・・ふぅ・・・ちょっと休ませてくれ」
甘利は山のような鉄鉱石から数トンの鉄を作り出した
そして気絶するように眠りだした
「魔力の使いすぎだな・・・」
キーウェイがそれを見て答えた
「魔力だあ?俺らは魔法使いでもないぞ」
小森は反論する
「あんたらが気の力と言ってるやつだ・・魔法も同様の原理で発動する」
「すると俺も魔法をつかえるのか?」
「転生者が大魔法使いになった話も聞く、使えるんじゃないか・・俺から見ればその大きな機械を召喚するのもすげえ魔法だがな」
確かに小森も感じるものがあった
現在8式装甲車1台 ジープ1台 バイク3台を召喚しているが するたびに気力がそがれている感じがする
試しにバイクの召喚を解くと気力が少し戻る・・これが魔力ってやつか・・・
甘利のコピーが成功すれば、魔力を使わずに乗り物を乗りこなせるというわけか、コピーにあまりの力を使うが
休めばその力は戻る
現に真中が召喚した三八式を甘利はコピーしたしな・・・
だが土岐の有坂のコピーは出来なかった・・・土岐の有坂自体が特別というやつか
小森は自分の能力と他の者の能力によって生み出される可能性を考える
俺が召喚した乗り物は俺の魔力で動く、ではコピーはどうなる
構造が車だからガソリンが必要だし潤滑油も必要になる
ガソリンを探し出すには時間がかかりそうだが代わりにアルコールなら可能だろう
冴島がいるしな
フォードのエンジンならガソリン車に改造するのは難しくない
潤滑油だって、甘利の力なら植物から抽出できるだろう。
それに俺の力なら零戦や菊花、紫電改だって召喚できる、それをコピーすれば空軍だって作れるだろうな・・・
まずは車やバイクからやってみるか・・・
---
翌日甘利の力が回復するとジープのコピーに成功した
小森の思った通りガソリンがないと動かないそこで北島がエンジンを改造し冴島の召喚したアルコールそして植物から抽出した潤滑油でエンジンをかける
ブルンブブブブブウブブブ
ジープのエンジンが動き出した
「うぉ・・・できたな」
小森は召喚した方をしまい魔力を補填しバイクを出した
「甘利!次これを頼む!」
「人使いが荒いな」
甘利は感じていた・・・昨日より今日・・能力を使うたびに苦じゃなくなる・・成長しているのだ
ジープは流石に大きく気力を持っていかれたが・・バイクぐらいなら3.4台行けそうだ・・
甘利は小森の出したジープを五台出した
そして気力が尽きそうになった
「今日はここまでだ・・・」
「まじかこれをお願いしようと思ったのに」
真中は自信が召喚したボローニングM2重機関銃
「明日にしてくれ・・・」
「小森!甘利を使いすぎるな!俺にも使わせろ!」
「おいおい・・俺は物か・・まあ明日やってやる」
「甘利!ありがとな・・バイク隊が作れる」
甘利は早速運転能力が在りそうなものたちを集める
その中には当然虎王の子供達も混じっている
「シンシア・・バイクに乗るお前もかわいかったぞ!」
という言葉に乗せられてシンシアもそれに参加した
それにより四六時中付きまとわれていた六郎も少しは解放される
*********
昨日からいきなり「王」となったのである
甘利がいつの間に作った建物の椅子に座り考え込む
「国って言ったら国の名前だよな」
ドアがノックされる
「隊長!あ!失礼しました、国王!」
田辺が入ってきた
「いい!国王はやめてくれ!」
「すみません!では隊長、まずは飲み水の確保として今、若林とコボルトたちとで井戸を掘っています」
「そうか、で首尾は?」
「はい既に水も出て現在は濁りを取るために組み上げている井戸が複数」
「そうか・・まかせる」
「それと、さらに森の方から亜人が副種族、保護を求めてきています」
「わかった、可能な限り保護しろ、食料は?」
「冴島の能力で賄っていますが、冴島の負担も大きい為何とか自給の道を探ります」
「うむ」
「コボック様が栗の林を作ってくれて既に収穫もできる状態でもありますし、栗の他に柿や蜜柑、林檎などもすでに収穫できる森ができています・・すさまじい力ですね木人の王は」
「それは助かる」
「それに草類などの野菜は成長はいじれないそうですが種は頂きました、これよりオークたちと畑を作ります
オークが連れてきた家畜などにも飼料を与えないといけませんし」
「そうか任せる」
「で、国の名前は決まりましたか!?」
「もう少し待ってくれ」
「失礼しました」
*********
小森はジープを召喚した
「ふぅ・・大きい物を召喚すると疲れるな・・甘利これをコピーできるか?」
「材料の鉄はあるのか?」
甘利は問う
「鉄なら我らが鉄鉱石を多く見つけています」
コボルトのブランは鉄鉱石を運ばせる
「南の川に砂鉄が多くありましたので川を上ると大きな鉱脈がありました」
「紫がかって輝く鉱石だ、含有量も多そうだ」
「よしやってみよう」
甘利は鉄鉱石に手を翳し取り出すイメージをする
鉄鉱石は崩れだし
銀色に輝く鉄の塊が現れた
「よし、じゃんじゃん持ってきてくれ」
こうして甘利は鉄鉱石から鉄を取り出す
その様子を見ていたコボルトは驚愕であった
「火を使わずに鉄を精製するとは・・・北のドワーフ共に見せてやりたい」
「いや永遠と出来るもんでもねえ・・ふぅ・・・ちょっと休ませてくれ」
甘利は山のような鉄鉱石から数トンの鉄を作り出した
そして気絶するように眠りだした
「魔力の使いすぎだな・・・」
キーウェイがそれを見て答えた
「魔力だあ?俺らは魔法使いでもないぞ」
小森は反論する
「あんたらが気の力と言ってるやつだ・・魔法も同様の原理で発動する」
「すると俺も魔法をつかえるのか?」
「転生者が大魔法使いになった話も聞く、使えるんじゃないか・・俺から見ればその大きな機械を召喚するのもすげえ魔法だがな」
確かに小森も感じるものがあった
現在8式装甲車1台 ジープ1台 バイク3台を召喚しているが するたびに気力がそがれている感じがする
試しにバイクの召喚を解くと気力が少し戻る・・これが魔力ってやつか・・・
甘利のコピーが成功すれば、魔力を使わずに乗り物を乗りこなせるというわけか、コピーにあまりの力を使うが
休めばその力は戻る
現に真中が召喚した三八式を甘利はコピーしたしな・・・
だが土岐の有坂のコピーは出来なかった・・・土岐の有坂自体が特別というやつか
小森は自分の能力と他の者の能力によって生み出される可能性を考える
俺が召喚した乗り物は俺の魔力で動く、ではコピーはどうなる
構造が車だからガソリンが必要だし潤滑油も必要になる
ガソリンを探し出すには時間がかかりそうだが代わりにアルコールなら可能だろう
冴島がいるしな
フォードのエンジンならガソリン車に改造するのは難しくない
潤滑油だって、甘利の力なら植物から抽出できるだろう。
それに俺の力なら零戦や菊花、紫電改だって召喚できる、それをコピーすれば空軍だって作れるだろうな・・・
まずは車やバイクからやってみるか・・・
---
翌日甘利の力が回復するとジープのコピーに成功した
小森の思った通りガソリンがないと動かないそこで北島がエンジンを改造し冴島の召喚したアルコールそして植物から抽出した潤滑油でエンジンをかける
ブルンブブブブブウブブブ
ジープのエンジンが動き出した
「うぉ・・・できたな」
小森は召喚した方をしまい魔力を補填しバイクを出した
「甘利!次これを頼む!」
「人使いが荒いな」
甘利は感じていた・・・昨日より今日・・能力を使うたびに苦じゃなくなる・・成長しているのだ
ジープは流石に大きく気力を持っていかれたが・・バイクぐらいなら3.4台行けそうだ・・
甘利は小森の出したジープを五台出した
そして気力が尽きそうになった
「今日はここまでだ・・・」
「まじかこれをお願いしようと思ったのに」
真中は自信が召喚したボローニングM2重機関銃
「明日にしてくれ・・・」
「小森!甘利を使いすぎるな!俺にも使わせろ!」
「おいおい・・俺は物か・・まあ明日やってやる」
「甘利!ありがとな・・バイク隊が作れる」
甘利は早速運転能力が在りそうなものたちを集める
その中には当然虎王の子供達も混じっている
「シンシア・・バイクに乗るお前もかわいかったぞ!」
という言葉に乗せられてシンシアもそれに参加した
それにより四六時中付きまとわれていた六郎も少しは解放される
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