上 下
50 / 50

050 黒いやつら

しおりを挟む
 
 後日、顔をあわせる機会があったので、わたしがうろんなジト目を向けるも、ロイチン商会の商会長シャムドは「今回に限っては、誓ってうちは関わっていないわよ」と肩をすくめる。「そもそも自分の家の庭先で派手なボヤ騒ぎを起こすのなんてありえない。どうせやるなら、他所さまのところで存分にやるわよ」

 利に敏感で、冷静に状況を分析し、勝ち馬に乗るべく動いている商人らしい彼女の主張には説得力があった。
 とはいえ「おそらくはレイナン帝国でしょうねえ」ともシャムドは言う。
 ただし、ロイチン商会と繋がりがあるところとは完全に別口。

「あの国の王族が次期帝位を巡って骨肉の争いをしていることは、あなたも知っているわよね?
 うちが主に取引しているのは末弟チャムドにまかせている第八王子、次弟ヒャムドにまかせている第三王子、そしてわたしが担当している第十三王女の三名。
 おっと、節操がないだなんて言わないでよね。こっちも必死なんだから。
 それに向こうだって同じよ。自分たちが天秤にかけられていることを知っているわ。
 これはそういう関係なの。でもって、今のところはそれなりに良好な関係を築けているとの自負もある」

 それらの繋がりを通じて事前に詳細な情報がもたらされなかった。
 ゆえに今回の騒動は別の王族、それもかなり追い詰められている者の犯行だとの憶測をシャムドは口にする。

「おそらくは脅しでしょうね。成否はどっちでも良かったんじゃないかしら。でもあまりにも短絡的すぎるわ。この国を、というよりも商人たちを舐めているのか、あるいはよほど焦っているのか。まぁ、どちらにしろ見込みはないわね。今回の首謀者は遅かれ早かれ喰われて消えるでしょうよ」

 必要とあらばときには危険も冒すが、さりとて危ない橋を闇雲に渡ることはしない。
 したたかで冷徹にして英邁。飢えたケモノのごとく貪欲に利を求めるくせに、ひたすら頂上を目指すくせに、人材こそが宝だと広言する。保護と育成に心血を注ぐことを惜しまない。
 容姿がちっとも弟たちと似ていない三つ子の長姉シャムド。
 彼女は強い。これまでわたしが出会ってきた人たちとは、またちがった種類の強者。そんなシャムドが率いるロイチン商会もとても強固な組織だ。

「じゃあ、またね。その気になったらいつでも連絡をちょうだい」

 颯爽と去っていくシャムド。
 その後ろ姿の、なんと艶めかしくも勇ましいことか。
 うーん。やっかいなのに目をつけられてしまった。しかも困ったことに、わたしは彼女をちょっと好きになりかけている。第一印象は最悪だったのに、アクの強さがクセになりつつある。
 初心な乙女が危険な香りがする男に惹かれる、みたいなものかしらん?

  ◇

 一連の騒動に関与したとおぼしき過激派ども。
 彼らが芋づる式に検挙されている一方で、国内に潜んでいた帝国の工作員らもぼちぼち釣りあげられているとかいないとか。
 それを尻目に商連合オーメイの首都ナンシャーチでは奇妙な現象が起こっている。
 黒いメケメケの価格が高騰しまくり。
 ついには投機の対象にまでなって、びっくりするような大金が飛び交っているという。
 おかげで先の騒動なんてそっちのけで、みんな黒いメケメケに、もう夢中。
 これが後の世に「黒の狂騒」と呼ばれた、イケイケどんどんな時代の幕開けであった。

 メケメケ。
 ヒツジの禍獣だが見た目はほとんどかわらない。ちがいは毛量が通常よりもモコモコで上質なのと、頭頂部にたんこぶみたいな丸みをおびたかわいらしい角があること。あとは「メェー」と鳴かずに「メケメケー」と鳴くことぐらい。
 性格はのんびりしたもので、雲のような白い羊毛がたくさんとれることから、北部域の山岳地帯では広く飼育されている。
 が、そんなメケメケの中にときおり発生するのが、黒い亜種。
 黒い亜種の羊毛はとってもゴワゴワしている。そのせいで加工がむずかしく、気性も荒めで牧童泣かせ。はっきりいって忌み子扱いにて群れの鼻つまみもの。それでも処分されることがないのは、黒いメケメケにまつわる伝承のせい。
 なんでもイジめると呪われちゃうらしい。
 呪われたが最後、老若男女を問わずにくるくるクセの強い縮れ毛になる。それも上から下まで、全身の毛という毛があますことなく。鼻毛や尻毛にいたるまで徹底的に。うぅ、なんとおそろしい。
 そんな黒いメケメケなのだが、唯一の利点は白いメケメケよりも病気や気候変動に強く、丈夫なことぐらい。
 ゆえに、これまで市場に出てくることはほとんどなかった。
 たとえ並んだとて見向きもされやしなかった。

 そんな黒いメケメケが唐突に大人気?
 はっきりいって珍を通り越して怪な現象である。
 じつはこれにもまた過激派たちが一枚かんでいた。
 公房会や南部の商人らに打撃を与えるのは、なにも直接的な暴力に訴える物理的な手段に限ったことではない。
 ウソの伝聞、悪いウワサの流布、もしくは秘匿事項の漏洩などなど。
 ときには情報にまつわる工作の方が、商人らにとっては深刻な被害となりうる。
 でもって今回、黒いメケメケに関する超々極秘情報が過激派の手により、外部に暴露されてしまった。

『黒いメケメケの毛を特殊加工すると、とんでもない繊維に変身する。たんなる衣料だけでなく、様々な分野でも応用可能にて、その可能性と価値ははかり知れない。それこそ歴史を動かすほどの技術革新をもたらすほどに。
 その技術がこのたび確立された』

 長年に渡って国主導にて極秘裏に研究開発されていたものが、ようやく芽が出た。
 これまでゴミ扱いされていた品が、いきなり黄金の塊になったようなもの。
 たった数日で取引価格が数百倍に膨れあがり、まだまだ右肩あがりでぐんぐん急上昇中の天井知らず。
 おかげで寂れっ放しであった北部域にも、じゃぶじゃぶと資本が流入しており、格差がみるみる是正されているらしい。けど……。
 なんという急速かつ急激な事態の変遷。
 わたしは他人ごとながらも、ちょっとこの国の行く末が心配になってきたよ。
 なんぞという複雑な想いを抱えつつ帰国の途につくことに。

  ◇

 商連合オーメイ滞在、最後の夜。
 別れの挨拶にきた公房会の筆頭ワラシ氏より、わたしは黒いメケメケのつがいを贈られた。

「これってば、いまものスゴイことになっているんでしょう? 本当に貰っちゃっていいの」

 おずおず遠慮するわたしにワラシ氏はにっこり「かまいませんよ。じつはここだけの話、今回のことはランケンさまと私どもとで仕組んだことでして」と耳打ちされる。
 国の中枢で行われていた極秘研究。
 その重大情報が浅慮な過激派風情にどうこうできるわけもなく。
 むしろコソコソと嗅ぎまわっているのを逆に利用して、労せずして情報を拡散してもらおうと画策したのが、現王ランケンさまなんだとか。
 やる気のない草臥れたじいさまにしか見えなかったあの人が、誰も見向きもせずに、やたらと敬遠していた黒いメケメケに着目し、私財をも投じて密かに研究を続けさせ、その成果をもっとも効果的に世間に広める機会を狙っていたと知って、わたしはただただ唖然。人は見かけによらないとは、まさにこのことであろう。

「まぁ、伊達にずっと北部と南部の狭間にて、むずかしい舵取りをしてきたわけではないということです。
 ああ見えて、ランケンさまも若い頃はずいぶんと鼻息が荒くて、それはそれは手のつけられないやんちゃ者だったのですよ。
 ですが、紅い美獣にコテンパンにやられてからは、すっかり変わられました。
 もっともそれはこの私も似たようなものですが」

 紅き美獣と呼ばれた伝説の女博徒ハウエイ。
 数多の逸話をこの地に刻みながらも、ある日、忽然と姿を消したという。
 その行方はようとして知れない。

「自分たちの青春時代は、みんな彼女に夢中だったのですよ」

 遠い目にて昔語りを始めるワラシ氏。
 こうなると年寄りの話は長い。なにせそれだけ長い人生を歩んでいるからね。
 わたしはひそかに「はぁ」と嘆息しつつ、散々にお世話にもなったことだし付き合うことにする。
 にしても、ここにきてまたしても登場した、自分の郷里の知り合いと同姓同名の女性。
 うーん。いや、さすがに、まさか……、ねえ?



―― 剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?五本目っ!黄金のランプと毒の華。 (第五部完) ――


しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(74件)

荒谷創
2020.11.27 荒谷創

昼行灯は、時として見た目と全く正反対の場合がある、の典型ですね。
この分ならオーメイは大丈夫でしょうよ。
今のところ帝国で厄介なのは第13王女ですか。
しかし、それもいつまで続くかな?

解除
龍牙王
2020.11.27 龍牙王

5本目完!!
おつかれ6本目はじまるやろW

解除
龍牙王
2020.11.27 龍牙王

メケメケ怖い呪い持ってんなW

解除

あなたにおすすめの小説

剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?四本目っ!海だ、水着だ、ポロリは……するほど中身がねえ!

月芝
児童書・童話
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。 ひょんなことから、それを創り出す「剣の母」なる存在に選ばれてしまったチヨコ。 いろいろ恩恵も受けたけど、使命を果たさないと世にも恐ろしい呪いが降りかかることに! 自国や他国を飛び回り、わちゃわちゃ忙しい日々を送りながら、 それなりに充実していたのだけれども、ちっともはかどらない? そんなチヨコのもとに凶報が舞い込む。 周囲の制止も聞かず、飛び出したチヨコ。一路向かうは南の海。 任務中に行方不明となった友を捜すために……。 天剣と少女の冒険譚。 剣の母シリーズ第四部、ここに開幕! お次の舞台は神聖ユモ国が領有する南海。 霧けむる海にて暴れまわるナゾの海賊船。 深海に蠢く巨大生物。 人知と未知が入り乱れる中、くり広げられる海洋冒険譚。 ※本作品は単体でも楽しめるようになっておりますが、できればシリーズの第一部~第三部 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?二本目っ!まだまだお相手募集中です!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?三本目っ!もうあせるのはヤメました。」 からお付き合いいただけましたら、よりいっそうの満腹感を得られることまちがいなし。 あわせてどうぞ、ご賞味あれ。

剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?二本目っ!まだまだお相手募集中です!

月芝
児童書・童話
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。 ひょんなことから、それを創り出す「剣の母」なる存在に選ばれてしまったチヨコ。 天剣を産み、これを育て導き、ふさわしい担い手に託す、代理婚活までが課せられたお仕事。 いきなり大役を任された辺境育ちの十一歳の小娘、困惑! 誕生した天剣勇者のつるぎにミヤビと名づけ、共に里でわちゃわちゃ過ごしているうちに、 ついには神聖ユモ国の頂点に君臨する皇さまから召喚されてしまう。 で、おっちら長旅の末に待っていたのは、国をも揺るがす大騒動。 愛と憎しみ、様々な思惑と裏切り、陰謀が錯綜し、ふるえる聖都。 騒動の渦中に巻き込まれたチヨコ。 辺境で培ったモロモロとミヤビのチカラを借りて、どうにか難を退けるも、 ついにはチカラ尽きて深い眠りに落ちるのであった。 天剣と少女の冒険譚。 剣の母シリーズ第二部、ここに開幕! 故国を飛び出し、舞台は北の国へと。 新たな出会い、いろんなふしぎ、待ち受ける数々の試練。 国の至宝をめぐる過去の因縁と暗躍する者たち。 ますます広がりをみせる世界。 その中にあって、何を知り、何を学び、何を選ぶのか? 迷走するチヨコの明日はどっちだ! ※本作品は単体でも楽しめるようになっておりますが、できればシリーズの第一部 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!」から お付き合いいただけましたら、よりいっそうの満腹感を得られることまちがいなし。 あわせてどうぞ、ご賞味あれ。

剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?三本目っ!もうあせるのはヤメました。

月芝
児童書・童話
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。 ひょんなことから、それを創り出す「剣の母」なる存在に選ばれてしまったチヨコ。 辺境の隅っこ暮らしが一転して、えらいこっちゃの毎日を送るハメに。 第三の天剣を手に北の地より帰還したチヨコ。 のんびりする暇もなく、今度は西へと向かうことになる。 新たな登場人物たちが絡んできて、チヨコの周囲はてんやわんや。 迷走するチヨコの明日はどっちだ! 天剣と少女の冒険譚。 剣の母シリーズ第三部、ここに開幕! お次の舞台は、西の隣国。 平原と戦士の集う地にてチヨコを待つ、ひとつの出会い。 それはとても小さい波紋。 けれどもこの出会いが、後に世界をおおきく揺るがすことになる。 人の業が産み出した古代の遺物、蘇る災厄、燃える都……。 天剣という強大なチカラを預かる自身のあり方に悩みながらも、少しずつ前へと進むチヨコ。 旅路の果てに彼女は何を得るのか。 ※本作品は単体でも楽しめるようになっておりますが、できればシリーズの第一部と第二部 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?二本目っ!まだまだお相手募集中です!」 からお付き合いいただけましたら、よりいっそうの満腹感を得られることまちがいなし。 あわせてどうぞ、ご賞味あれ。

剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?七本目っ!少女の夢見た世界、遠き旅路の果てに。

月芝
児童書・童話
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。 ひょんなことから、それを創り出す「剣の母」なる存在に選ばれてしまったチヨコ。 辺境のド田舎を飛び出し、近隣諸国を巡ってはお役目に奔走するうちに、 神々やそれに準ずる存在の金禍獣、大勢の人たち、国家、世界の秘密と関わることになり、 ついには海を越えて何かと宿縁のあるレイナン帝国へと赴くことになる。 南の大陸に待つは、新たな出会いと数多の陰謀、いにしえに遺棄された双子擬神の片割れ。 本来なら勇者とか英傑のお仕事を押しつけられたチヨコが遠い異国で叫ぶ。 「こんなの聞いてねーよっ!」 天剣と少女の冒険譚。 剣の母シリーズ第七部にして最終章、ここに開幕! お次の舞台は海を越えた先にあるレイナン帝国。 砂漠に浸蝕され続ける大地にて足掻く超大なケモノ。 遠い異国の地でチヨコが必死にのばした手は、いったい何を掴むのか。 ※本作品は単体でも楽しめるようになっておりますが、できればシリーズの第一部~第六部。 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?二本目っ!まだまだお相手募集中です!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?三本目っ!もうあせるのはヤメました。」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?四本目っ!海だ、水着だ、ポロリは……するほど中身がねえ!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?五本目っ!黄金のランプと毒の華。」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?六本目っ!不帰の嶮、禁忌の台地からの呼び声。」 からお付き合いいただけましたら、よりいっそうの満腹感を得られることまちがいなし。 あわせてどうぞ、ご賞味あれ。

剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?六本目っ!不帰の嶮、禁忌の台地からの呼び声。

月芝
児童書・童話
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。 ひょんなことから、それを創り出す「剣の母」なる存在に選ばれてしまったチヨコ。 国内外を飛び回っては騒動に巻き込まれつつ、次第に時代の奔流に呑み込まれてゆく。 そんなある日のこと。 チヨコは不思議な夢をみた。 「北へ」と懸命に訴える少女の声。 ナゾの声に導かれるようにして、チヨコは北方域を目指す。 だがしかし、その場所は数多の挑戦者たちを退けてきた、過酷な場所であった。 天剣と少女の冒険譚。 剣の母シリーズ第六部、ここに開幕! お次の舞台は前人未踏の北方域。 まるで世界から切り離されたような最果ての地にて、チヨコは何を見るのか。 その裏ではいよいよ帝国の軍勢が……。 ※本作品は単体でも楽しめるようになっておりますが、できればシリーズの第一部~第五部。 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?二本目っ!まだまだお相手募集中です!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?三本目っ!もうあせるのはヤメました。」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?四本目っ!海だ、水着だ、ポロリは……するほど中身がねえ!」 「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?五本目っ!黄金のランプと毒の華。」 からお付き合いいただけましたら、よりいっそうの満腹感を得られることまちがいなし。 あわせてどうぞ、ご賞味あれ。

スコウキャッタ・ターミナル

nono
児童書・童話
「みんなと違う」妹がチームの優勝杯に吐いた日、ついにそのテディベアをエレンは捨てる。すると妹は猫に変身し、謎の二人組に追われることにーー 空飛ぶトラムで不思議な世界にやってきたエレンは、弱虫王子とワガママ王女を仲間に加え、妹を人間に戻そうとするが・・・

カフェ・シュガーパインの事件簿

山いい奈
ミステリー
大阪長居の住宅街に佇むカフェ・シュガーパイン。 個性豊かな兄姉弟が営むこのカフェには穏やかな時間が流れる。 だが兄姉弟それぞれの持ち前の好奇心やちょっとした特殊能力が、巻き込まれる事件を解決に導くのだった。

ズボラ通販生活

ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。