157 / 226
156 学園編 籠の中の鳥 そして二人は出逢う
しおりを挟む
学園の片隅にある礼拝堂。
本館から別棟へと向かう際の通り道にあるのだが、渡り廊下より外に出て中庭を横切った先にあるせいか、存在は知っていても立ち寄る者はほとんどいない。
だがこの場所には生徒たちの間で密かに語り継がれている伝説がある。
ここで出逢った二人は永遠に結ばれるという。
ステンドガラスで描かれた女神様が、秘めた想いを胸に訪れる者を、慈愛に満ちた笑みで迎えてくれる。
放課後、第三王子ヘリオス・ラ・パイロジウムはここに初めて立ち寄った。
取り巻きの友人の一人と礼拝堂の側を通りかかった際、その友人に学園講師より呼び出しがかかった。
彼に「すぐに戻ってきますので、よろしければそちらでもご覧になられては」と勧められたのが、足を踏み入れたキッカケであった。
ヘリオスとて幼い頃より美しいモノに囲まれて生きてきた。それなりに鑑定眼には自信がある。せっかくなので冷やかしがてら覗いてみるか、という気になった。
扉を開けて中へと入った王子は、すぐに先客がいることに気がつく。
いつもの傲慢さでもって、邪魔だから追い出そうと声をかけようとして、彼は立ち尽くす。
ステンドガラス越しの彩色を受けたシャンパンゴールドの髪がきらめく。
降り注ぐ光の洗礼を浴びて、少女は立っていた。
その後ろ姿が彼の目には、まるで女神の祝福を一身に受けているかのように映る。
背後の気配に気がついたのか、不意にその少女が振り返った。
二人の視線が交わる。円らな瞳から王子は目が逸らせない。
そんな二人を柔らかな光が包み込む。
どこか遠くでリンゴンと優しい鐘の音が響いた。
「……あなたは、ヘリオスさま?」
少女の姿に見惚れていた第三王子が、その声にハッと我に返る。
丁寧なカーテシーで挨拶をする彼女に、慌てて取り繕うように名乗りを上げるヘリオス。
「すみません、お邪魔ですよね。すぐに失礼しますので」
少女がいそいそと礼拝堂を去ろうとする。
だが自分のすぐ側を通り過ぎようとする彼女の、その細い腕を無意識のうちにヘリオスは掴んでいた。
自分でもどうしてそのような行動をとったのかわからない。だがいきなり女性の腕を掴むような無作法な真似をした彼は、内心の動揺を隠すかのように憮然とした態度にて「構わない。ここにいろ」と言った。
「でも……」
「僕が構わないといってるんだから、お前は黙って従がっておけ」
「…………、はい」
自分なんかが恐れ多いと遠慮してみせる少女を、いつになく強引に留まらせた王子。
それから二人は女神の画を並んで見上げながら、ポツポツと会話を始める。
学園生活のこととか、苦手な科目だとか、内容は他愛のないことばかり。初めのうちは、どこかオズオズとしていた少女の態度も、じきに笑みを浮かべ控えめながらも笑い声を零すようになる。
彼女のほんわかと柔らかくて、優しく包み込んでくれるかのような雰囲気に接するうちに、いつしか王子の顔からもすっかり険が消えていく。
じきにヘリオスの取り巻きの友人が姿を現すまで、二人は実に穏やかな時間を過ごした。
「カリナ・リィフォルト嬢か……、なんと可憐な」
遠ざかっていく小さな背中を見つめる王子。
その呟きはあまりに小さく、すぐ隣にいた友人の耳にも届くことはなかった。
《……と、まぁ、二人の出会い編はこんな感じだな》
寮の自室にて本日の報告会。
オレは自分が見た事のすべてを、同士たちに話して聞かせた。
「鐘の演出だなんて、小憎らしいことをするのね、ムーちゃん」
「光の演出も悪くないわね」
「なんだか物語に登場しそうなロマンチックなシーンです。それにしても、あそこにそんな素敵な由来があっただなんんて」
クロア、メーサ、ルーシーさん、みなの評価は上々のようだ。オレとしていささかベタかもと思ったのだが、あえて王道を通して正解であったようだ。
あとルーシーさん、夢を壊して悪いが、あれはオレが流したデマだから本気にしないように。あそこにそんな素敵エピソードは存在しない。ただの忘れられた礼拝堂だ。もっとも今回の一件が上手くいけば、今後は嘘が真になるかもしれないが。
ちなみに取り巻きを呼び出してくれたのは協力者である美術の先生。ずっと気落ちしている優秀な教え子を、彼も心配していたのだ。メーサが話を持ち掛けると、喜んで同士となってくれたらしい。
《まぁ、思いのほか上手くいったのは、王子のチョロインぶりに助けられたのもあるがな》
「チョロイン? なにそれ、どういう意味なの」
クロアの問いにオレが「ちょろいヒロインの略」だと教えると、何故だかメーサが爆笑していた。どうやらツボにハマったらしい。
「それにしても、あの攻略本でしたっけ? それを手にしていたとはいえ、彼女もなかなかやりますね」
感心するのはルーシーさん。
実際、彼女は名女優の片鱗を垣間見せた。だがあれが果たして演技だけであったのかというと、オレには疑問が残る。
あの二人の様子を間近で観察していたからわかるのだが、なんていうか二人の歯車がカチンと噛み合った、みたいな印象を受けた。
ヘリオス王子の勘違い俺様節を、にっこり笑顔で優しく許容するカリナ嬢。あれのすべてが演技であったとはとても思えない。もしかしてオレたちは知らず知らずのうちに、ベストカップルを誕生させようとしているのかもしれない。
「だったらいいんだけど……、早々にメッキが剥がれそうな気がする」
「そうなのよねぇ、そこはアレが調子に乗って、馬鹿をやらないことを祈るしかないわね」
拭い切れない不安を口にするクロアとメーサ。
そんな二人に訳知り顔にてルーシーさんが言う。
「いえいえ、相手の良い所も悪い所も、何もかも受け入れてこその愛なのです」
言ってることは実に立派、だが彼女とて恋愛経験は皆無である。所詮は耳年増の知ったかぶりの意見は、二人に軽く受け流されてしまった。
これにちょっとムクれたルーシーさんを宥めつつ、今後の方針についての話し合いは続く。
よくよく考えてみれば、オレを含めてここに集った同士たちの中に、色恋の経験者は皆無。今更ながらこのメンバーで本当に大丈夫なのだろうかと、おっさんはちょっと心配になってきた。
本館から別棟へと向かう際の通り道にあるのだが、渡り廊下より外に出て中庭を横切った先にあるせいか、存在は知っていても立ち寄る者はほとんどいない。
だがこの場所には生徒たちの間で密かに語り継がれている伝説がある。
ここで出逢った二人は永遠に結ばれるという。
ステンドガラスで描かれた女神様が、秘めた想いを胸に訪れる者を、慈愛に満ちた笑みで迎えてくれる。
放課後、第三王子ヘリオス・ラ・パイロジウムはここに初めて立ち寄った。
取り巻きの友人の一人と礼拝堂の側を通りかかった際、その友人に学園講師より呼び出しがかかった。
彼に「すぐに戻ってきますので、よろしければそちらでもご覧になられては」と勧められたのが、足を踏み入れたキッカケであった。
ヘリオスとて幼い頃より美しいモノに囲まれて生きてきた。それなりに鑑定眼には自信がある。せっかくなので冷やかしがてら覗いてみるか、という気になった。
扉を開けて中へと入った王子は、すぐに先客がいることに気がつく。
いつもの傲慢さでもって、邪魔だから追い出そうと声をかけようとして、彼は立ち尽くす。
ステンドガラス越しの彩色を受けたシャンパンゴールドの髪がきらめく。
降り注ぐ光の洗礼を浴びて、少女は立っていた。
その後ろ姿が彼の目には、まるで女神の祝福を一身に受けているかのように映る。
背後の気配に気がついたのか、不意にその少女が振り返った。
二人の視線が交わる。円らな瞳から王子は目が逸らせない。
そんな二人を柔らかな光が包み込む。
どこか遠くでリンゴンと優しい鐘の音が響いた。
「……あなたは、ヘリオスさま?」
少女の姿に見惚れていた第三王子が、その声にハッと我に返る。
丁寧なカーテシーで挨拶をする彼女に、慌てて取り繕うように名乗りを上げるヘリオス。
「すみません、お邪魔ですよね。すぐに失礼しますので」
少女がいそいそと礼拝堂を去ろうとする。
だが自分のすぐ側を通り過ぎようとする彼女の、その細い腕を無意識のうちにヘリオスは掴んでいた。
自分でもどうしてそのような行動をとったのかわからない。だがいきなり女性の腕を掴むような無作法な真似をした彼は、内心の動揺を隠すかのように憮然とした態度にて「構わない。ここにいろ」と言った。
「でも……」
「僕が構わないといってるんだから、お前は黙って従がっておけ」
「…………、はい」
自分なんかが恐れ多いと遠慮してみせる少女を、いつになく強引に留まらせた王子。
それから二人は女神の画を並んで見上げながら、ポツポツと会話を始める。
学園生活のこととか、苦手な科目だとか、内容は他愛のないことばかり。初めのうちは、どこかオズオズとしていた少女の態度も、じきに笑みを浮かべ控えめながらも笑い声を零すようになる。
彼女のほんわかと柔らかくて、優しく包み込んでくれるかのような雰囲気に接するうちに、いつしか王子の顔からもすっかり険が消えていく。
じきにヘリオスの取り巻きの友人が姿を現すまで、二人は実に穏やかな時間を過ごした。
「カリナ・リィフォルト嬢か……、なんと可憐な」
遠ざかっていく小さな背中を見つめる王子。
その呟きはあまりに小さく、すぐ隣にいた友人の耳にも届くことはなかった。
《……と、まぁ、二人の出会い編はこんな感じだな》
寮の自室にて本日の報告会。
オレは自分が見た事のすべてを、同士たちに話して聞かせた。
「鐘の演出だなんて、小憎らしいことをするのね、ムーちゃん」
「光の演出も悪くないわね」
「なんだか物語に登場しそうなロマンチックなシーンです。それにしても、あそこにそんな素敵な由来があっただなんんて」
クロア、メーサ、ルーシーさん、みなの評価は上々のようだ。オレとしていささかベタかもと思ったのだが、あえて王道を通して正解であったようだ。
あとルーシーさん、夢を壊して悪いが、あれはオレが流したデマだから本気にしないように。あそこにそんな素敵エピソードは存在しない。ただの忘れられた礼拝堂だ。もっとも今回の一件が上手くいけば、今後は嘘が真になるかもしれないが。
ちなみに取り巻きを呼び出してくれたのは協力者である美術の先生。ずっと気落ちしている優秀な教え子を、彼も心配していたのだ。メーサが話を持ち掛けると、喜んで同士となってくれたらしい。
《まぁ、思いのほか上手くいったのは、王子のチョロインぶりに助けられたのもあるがな》
「チョロイン? なにそれ、どういう意味なの」
クロアの問いにオレが「ちょろいヒロインの略」だと教えると、何故だかメーサが爆笑していた。どうやらツボにハマったらしい。
「それにしても、あの攻略本でしたっけ? それを手にしていたとはいえ、彼女もなかなかやりますね」
感心するのはルーシーさん。
実際、彼女は名女優の片鱗を垣間見せた。だがあれが果たして演技だけであったのかというと、オレには疑問が残る。
あの二人の様子を間近で観察していたからわかるのだが、なんていうか二人の歯車がカチンと噛み合った、みたいな印象を受けた。
ヘリオス王子の勘違い俺様節を、にっこり笑顔で優しく許容するカリナ嬢。あれのすべてが演技であったとはとても思えない。もしかしてオレたちは知らず知らずのうちに、ベストカップルを誕生させようとしているのかもしれない。
「だったらいいんだけど……、早々にメッキが剥がれそうな気がする」
「そうなのよねぇ、そこはアレが調子に乗って、馬鹿をやらないことを祈るしかないわね」
拭い切れない不安を口にするクロアとメーサ。
そんな二人に訳知り顔にてルーシーさんが言う。
「いえいえ、相手の良い所も悪い所も、何もかも受け入れてこその愛なのです」
言ってることは実に立派、だが彼女とて恋愛経験は皆無である。所詮は耳年増の知ったかぶりの意見は、二人に軽く受け流されてしまった。
これにちょっとムクれたルーシーさんを宥めつつ、今後の方針についての話し合いは続く。
よくよく考えてみれば、オレを含めてここに集った同士たちの中に、色恋の経験者は皆無。今更ながらこのメンバーで本当に大丈夫なのだろうかと、おっさんはちょっと心配になってきた。
1
お気に入りに追加
359
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
御者のお仕事。
月芝
ファンタジー
大陸中を巻き込んだ戦争がようやく終わった。
十三あった国のうち四つが地図より消えた。
大地のいたるところに戦争の傷跡が深く刻まれ、人心は荒廃し、文明もずいぶんと退化する。
狂った環境に乱れた生態系。戦時中にバラ撒かれた生体兵器「慮骸」の脅威がそこいらに充ち、
問題山積につき夢にまでみた平和とはほど遠いのが実情。
それでも人々はたくましく、復興へと向けて歩き出す。
これはそんな歪んだ世界で人流と物流の担い手として奮闘する御者の男の物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる