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153 破軍編 エピローグ
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破軍との死闘を終えたオレと、番外戦を制したクロアは、一日を最寄りの街で過ごす。
そこに王都より駆けつけたザビアたちが合流した。
メーサとルーシーさんにはギュムギュムと抱きしめられ、エメラさんにはお小言を貰いつつも優しく撫でられた。ザビアからは執拗に戦闘の様子を訊ねられてゲンナリした。
オレたちを襲った馬鹿共は、すべて治安維持部隊の手によって拘束、適切に処置してくれると、隊長自らがわざわざ滞在している宿屋にまで報せに来てくれた。
なおその時に、青いスーラについては箝口令を布いたことも教えてくれた。
「命の恩人を売るような真似はしないから安心してくれ。それに青いスーラが王都を救ったと話したところで、誰も信じないだろうしな。上には紅い玉を返したら、どっかに消えたとか適当に報告しておくから」
隊長は笑いながらそう言って帰っていった。
そういうことならばと、オレたちは相談の上で、クロアが玉を届けて万事解決というシナリオを創り上げ、事の顛末をそれで押し通すことに決めた。
王都へと凱旋する前に、戦場跡にて、放置してあったインゴットや武器の残骸を、再利用するためにしっかりと回収。だがメーサ三号だけは見つけられなかった。どうやら破軍を貫いた勢いのままに、地中深くにまでギュルギュル潜ってしまったらしい。とても掘り出せそうにもないので諦めることにした。
ザビアも一度、王都に戻って報告するというので、オレたちは一緒に戻ることにする。帰りは行きと違って、のんびりとしたものであった。
《……といった具合に無事に解決しました。この度は貴重な情報を、ありがとうございました》
オレが頭を下げたのは、王都にある攻略不可能のダンジョン主であるティプールさん。
騒動が落ち着いたので最深部にある彼女の家を、お礼と報告のために訪れたのである。
今回のお土産は王都でも人気の高い小説「仮面怪盗ブルー」シリーズ十六巻(以降続刊)。姫と黒騎士の恋物語と双璧を成す人気作らしく、謎の義賊が世間に巣食う悪党どもを、ぎゃふんと言わせ弱きを助け強気を挫く痛快冒険活劇。主人公が女性なので、ちゃっかり恋愛要素も作中には散りばめられており、おおいに女性読者たちをヤキモキさせているんだとか。
ティプールさんも喜んでくれたようでなによりである。
「そういえば、巨人兵の体に線は入っていた?」
お茶を愉しみつつ雑談をしていたら、ふと彼女がこのようなことを言い出した。
オレが記憶を探ってみるも破軍の体には、そんなモノはなかったと思う。そのことを話したら、「あぁ、それじゃあ下級だったのね」というような事を言われた。
《下級?》
「えーと、線がないのが下級で、線が一本で中級、線が二本で上級。たしか中級以上は魔法が使えたハズよ。上級は決戦兵器級だったかしら。戦争の時とかに暴れていたのを見たことがあったから。手からビュンビュン光の線を打ち出して、相手をジューってしていたの。あれは『そこそこ』の強さだったわね」
この話を聞いて、オレはハハハと乾いた笑い声を上げるしかなかった。
あれだけ苦労した破軍が、実は最下級の一般兵、しかもドラゴンであるティプールさんが言っていた「そこそこ」の相手ですらなかったとは。
おっさんもちょっとはヤルんじゃない? とか自惚れていたオレって一体……。
《もっと頑張らないとな。とりあえずメーサ四号の制作に着手するか》
ちょっと天狗になりかけていた鼻は根元ごと、ごっそり引き抜かれ、すっかり意気消沈したオレは、すごすごとティプールさん宅から退散した。
破軍が撃退され、それに関する王都での一連の騒動も、十日ほどでなんとか終結。
色々と大変ではあったが騒動のドサクサに紛れて、都に巣食う害虫どもを駆除し、有益な人材を確保出来たのは幸運であった。ちょうど王太子のために裏で働ける人間を探していたところであったので、王としても今回の結果には大変に満足しているが……。
王城内、王の執務室にて。
ザビアからの報告書、そのあまりの内容に何度も目を通した国王ファイス・ラ・パイロジウムは深い溜息をつく。
そこには、この度の一件が詳らかに記されてあった。
ザビアを含めた五人の女傑たちの活躍に始まり、第三王子が絡んでいたり、アンケル・ランドクレーズの家の従魔である青いスーラによって、破軍と呼ばれた脅威が取り除かれたことについても、しっかりと言及されてあった。
「あのスーラか……、不思議な雰囲気を持っているとは思っていたが、これほどとはな」
「なにかご懸念でも?」
声をかけたのは同室していた第一側妃。
かつては日陰の華と呼ばれた彼女も、毒殺未遂事件以降、自らの意志で表舞台に立ち、今では公私に渡って王を支える存在となっている。
「あぁ、確かに王都は救われた。だが此度の一件は、新たな脅威の出現をも意味している。かといって無碍にも出来ない。いっそ王家で召し上げるべきか」
「それはお止めになるべきかと」
「しかし……」
「アンケル様のところの従魔なのでしょう? せっかくうまく収まっているのに、下手にちょっかいを出したら、取り返しのつかないことになるかと。杓子定規に考えて魔王の逆鱗に触れるのは、あまりに愚かですわ」
魔王という言葉にファイス王も思わず口を噤む。
経済の巨人、国内外に影響を持つというのに、中央とは頑なに距離をとる。力はあれども無用の威を誇らず、忠義はあれども権力を欲しない。アンケルとはそういう人物であるということは、王もよく知っているし、深く信用もしている。さりとて王という立場上、それを鵜呑みにしてはいけない。王が王であるがゆえに彼は頭を痛めていた。
「いっそ、クロアちゃんがダイナスかピアースの嫁に来てくれたら、助かるんだがなぁ」
王太子である第一王子ダイナス・ラ・パイロジウム、母親である第一側妃の台頭に合わせて、彼もずっと隠していた英邁さを披露し、メキメキと頭角を現している。
第二王子ピアース・ラ・パイロジウム、いささか選民思考が過ぎるのが玉に傷ながらも性格は気真面目で、正妃の息子にて血筋と能力は文句なし。成長するに従って自分の母親の性質を理解し、目下、みずから距離をとろうと模索中。
随分と昔、戯れでアンケルの孫娘に嫁入りを打診したことはあったが、あの時は「面倒だから嫌」とアッサリと断られてしまった。祖父に似て権力志向が希薄な幼女であった。それが今では目が覚めるような美少女に成長し、しかも無双にて王家秘蔵の従魔であるランティスに騎乗するまでしてみせた。
自分だって乗せてもらったことがないというのに……、なんて羨ましい。
はっきりいって王妃候補としては申し分なし。ゆえに当人にその気が全くないのが、実に惜しい。普通の貴族の令嬢ならば、王妃と聞けば目の色を変えるというのに。かといってスーラ同様、無理に召し上げようものならば、魔王が激怒することは明白。かつて中央で振るわれた剛腕が、こちらに向かってくると想像しただけで、ぞっとする。
なんとも悩ましい。一体、どうしたら……。
王がそんなことに想いを馳せていると、第一側妃が彼の思考を遮る。
「その辺のことは追々考えましょう。問題は……」
そう、彼らが一番に頭を痛めているのは、第三王子ヘリオス・ラ・パイロジウムが此度の件に関与していたということ。
よりにもよって王族が怪しい情報に踊らされて、王都を危険に晒しただけでなく、辺境において多大な被害をもたらしたということ。幸いなことに辺境の村や街に人的被害はほとんど出ていないが、とても見過ごすことは出来ない。これは運が良かったというよりも、常に厳しい環境に身を置いている民の危機意識の高さ、逞しさに救われた形である。
日頃から問題行動の多いヘリオス、父親である王も初めは、どこか付き合いのある外国へ婿にでも出して、穏便に済ませようかと考えていたのだが、今では王子自身の悪評が広がってそれも適いそうにない。許嫁でも与えたら落ち着くかと思われたが、それも効果なし。
それだって八大公家の一つであるマンスフィールド家に無理を言って、傍系ながら良家の器量のいい娘さんを見繕ってもらい、強引に進めた話だというのに。
「もはやこれまでだろう。いかに此度の件が表沙汰にならぬとはいえ、我が子だとてこれ以上は見過ごせない。アレは学園を卒業と同時に、母親共々ナバロニアへと転封を命じる」
いくつかある王領のうちの一つ、ナバロニア。
枯れた大地と寂寥とした荒野が広がるばかりの、閑散とした僻地。
地図上では一応の王領となっているが、彼の地の実態は、問題のある王族を隔離幽閉するための場所である。ここに封されるということは最早、二度と中央に返り咲くことは叶わない。
そこに我が子を送る。
その残酷な意味を理解しない王ではない。ゆえに彼の顔には苦渋の色が浮かんでいた。そんな王の手に、そっと自身の手を重ねる第一側妃であった。
そこに王都より駆けつけたザビアたちが合流した。
メーサとルーシーさんにはギュムギュムと抱きしめられ、エメラさんにはお小言を貰いつつも優しく撫でられた。ザビアからは執拗に戦闘の様子を訊ねられてゲンナリした。
オレたちを襲った馬鹿共は、すべて治安維持部隊の手によって拘束、適切に処置してくれると、隊長自らがわざわざ滞在している宿屋にまで報せに来てくれた。
なおその時に、青いスーラについては箝口令を布いたことも教えてくれた。
「命の恩人を売るような真似はしないから安心してくれ。それに青いスーラが王都を救ったと話したところで、誰も信じないだろうしな。上には紅い玉を返したら、どっかに消えたとか適当に報告しておくから」
隊長は笑いながらそう言って帰っていった。
そういうことならばと、オレたちは相談の上で、クロアが玉を届けて万事解決というシナリオを創り上げ、事の顛末をそれで押し通すことに決めた。
王都へと凱旋する前に、戦場跡にて、放置してあったインゴットや武器の残骸を、再利用するためにしっかりと回収。だがメーサ三号だけは見つけられなかった。どうやら破軍を貫いた勢いのままに、地中深くにまでギュルギュル潜ってしまったらしい。とても掘り出せそうにもないので諦めることにした。
ザビアも一度、王都に戻って報告するというので、オレたちは一緒に戻ることにする。帰りは行きと違って、のんびりとしたものであった。
《……といった具合に無事に解決しました。この度は貴重な情報を、ありがとうございました》
オレが頭を下げたのは、王都にある攻略不可能のダンジョン主であるティプールさん。
騒動が落ち着いたので最深部にある彼女の家を、お礼と報告のために訪れたのである。
今回のお土産は王都でも人気の高い小説「仮面怪盗ブルー」シリーズ十六巻(以降続刊)。姫と黒騎士の恋物語と双璧を成す人気作らしく、謎の義賊が世間に巣食う悪党どもを、ぎゃふんと言わせ弱きを助け強気を挫く痛快冒険活劇。主人公が女性なので、ちゃっかり恋愛要素も作中には散りばめられており、おおいに女性読者たちをヤキモキさせているんだとか。
ティプールさんも喜んでくれたようでなによりである。
「そういえば、巨人兵の体に線は入っていた?」
お茶を愉しみつつ雑談をしていたら、ふと彼女がこのようなことを言い出した。
オレが記憶を探ってみるも破軍の体には、そんなモノはなかったと思う。そのことを話したら、「あぁ、それじゃあ下級だったのね」というような事を言われた。
《下級?》
「えーと、線がないのが下級で、線が一本で中級、線が二本で上級。たしか中級以上は魔法が使えたハズよ。上級は決戦兵器級だったかしら。戦争の時とかに暴れていたのを見たことがあったから。手からビュンビュン光の線を打ち出して、相手をジューってしていたの。あれは『そこそこ』の強さだったわね」
この話を聞いて、オレはハハハと乾いた笑い声を上げるしかなかった。
あれだけ苦労した破軍が、実は最下級の一般兵、しかもドラゴンであるティプールさんが言っていた「そこそこ」の相手ですらなかったとは。
おっさんもちょっとはヤルんじゃない? とか自惚れていたオレって一体……。
《もっと頑張らないとな。とりあえずメーサ四号の制作に着手するか》
ちょっと天狗になりかけていた鼻は根元ごと、ごっそり引き抜かれ、すっかり意気消沈したオレは、すごすごとティプールさん宅から退散した。
破軍が撃退され、それに関する王都での一連の騒動も、十日ほどでなんとか終結。
色々と大変ではあったが騒動のドサクサに紛れて、都に巣食う害虫どもを駆除し、有益な人材を確保出来たのは幸運であった。ちょうど王太子のために裏で働ける人間を探していたところであったので、王としても今回の結果には大変に満足しているが……。
王城内、王の執務室にて。
ザビアからの報告書、そのあまりの内容に何度も目を通した国王ファイス・ラ・パイロジウムは深い溜息をつく。
そこには、この度の一件が詳らかに記されてあった。
ザビアを含めた五人の女傑たちの活躍に始まり、第三王子が絡んでいたり、アンケル・ランドクレーズの家の従魔である青いスーラによって、破軍と呼ばれた脅威が取り除かれたことについても、しっかりと言及されてあった。
「あのスーラか……、不思議な雰囲気を持っているとは思っていたが、これほどとはな」
「なにかご懸念でも?」
声をかけたのは同室していた第一側妃。
かつては日陰の華と呼ばれた彼女も、毒殺未遂事件以降、自らの意志で表舞台に立ち、今では公私に渡って王を支える存在となっている。
「あぁ、確かに王都は救われた。だが此度の一件は、新たな脅威の出現をも意味している。かといって無碍にも出来ない。いっそ王家で召し上げるべきか」
「それはお止めになるべきかと」
「しかし……」
「アンケル様のところの従魔なのでしょう? せっかくうまく収まっているのに、下手にちょっかいを出したら、取り返しのつかないことになるかと。杓子定規に考えて魔王の逆鱗に触れるのは、あまりに愚かですわ」
魔王という言葉にファイス王も思わず口を噤む。
経済の巨人、国内外に影響を持つというのに、中央とは頑なに距離をとる。力はあれども無用の威を誇らず、忠義はあれども権力を欲しない。アンケルとはそういう人物であるということは、王もよく知っているし、深く信用もしている。さりとて王という立場上、それを鵜呑みにしてはいけない。王が王であるがゆえに彼は頭を痛めていた。
「いっそ、クロアちゃんがダイナスかピアースの嫁に来てくれたら、助かるんだがなぁ」
王太子である第一王子ダイナス・ラ・パイロジウム、母親である第一側妃の台頭に合わせて、彼もずっと隠していた英邁さを披露し、メキメキと頭角を現している。
第二王子ピアース・ラ・パイロジウム、いささか選民思考が過ぎるのが玉に傷ながらも性格は気真面目で、正妃の息子にて血筋と能力は文句なし。成長するに従って自分の母親の性質を理解し、目下、みずから距離をとろうと模索中。
随分と昔、戯れでアンケルの孫娘に嫁入りを打診したことはあったが、あの時は「面倒だから嫌」とアッサリと断られてしまった。祖父に似て権力志向が希薄な幼女であった。それが今では目が覚めるような美少女に成長し、しかも無双にて王家秘蔵の従魔であるランティスに騎乗するまでしてみせた。
自分だって乗せてもらったことがないというのに……、なんて羨ましい。
はっきりいって王妃候補としては申し分なし。ゆえに当人にその気が全くないのが、実に惜しい。普通の貴族の令嬢ならば、王妃と聞けば目の色を変えるというのに。かといってスーラ同様、無理に召し上げようものならば、魔王が激怒することは明白。かつて中央で振るわれた剛腕が、こちらに向かってくると想像しただけで、ぞっとする。
なんとも悩ましい。一体、どうしたら……。
王がそんなことに想いを馳せていると、第一側妃が彼の思考を遮る。
「その辺のことは追々考えましょう。問題は……」
そう、彼らが一番に頭を痛めているのは、第三王子ヘリオス・ラ・パイロジウムが此度の件に関与していたということ。
よりにもよって王族が怪しい情報に踊らされて、王都を危険に晒しただけでなく、辺境において多大な被害をもたらしたということ。幸いなことに辺境の村や街に人的被害はほとんど出ていないが、とても見過ごすことは出来ない。これは運が良かったというよりも、常に厳しい環境に身を置いている民の危機意識の高さ、逞しさに救われた形である。
日頃から問題行動の多いヘリオス、父親である王も初めは、どこか付き合いのある外国へ婿にでも出して、穏便に済ませようかと考えていたのだが、今では王子自身の悪評が広がってそれも適いそうにない。許嫁でも与えたら落ち着くかと思われたが、それも効果なし。
それだって八大公家の一つであるマンスフィールド家に無理を言って、傍系ながら良家の器量のいい娘さんを見繕ってもらい、強引に進めた話だというのに。
「もはやこれまでだろう。いかに此度の件が表沙汰にならぬとはいえ、我が子だとてこれ以上は見過ごせない。アレは学園を卒業と同時に、母親共々ナバロニアへと転封を命じる」
いくつかある王領のうちの一つ、ナバロニア。
枯れた大地と寂寥とした荒野が広がるばかりの、閑散とした僻地。
地図上では一応の王領となっているが、彼の地の実態は、問題のある王族を隔離幽閉するための場所である。ここに封されるということは最早、二度と中央に返り咲くことは叶わない。
そこに我が子を送る。
その残酷な意味を理解しない王ではない。ゆえに彼の顔には苦渋の色が浮かんでいた。そんな王の手に、そっと自身の手を重ねる第一側妃であった。
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