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149 破軍編 ルーシーの闘い?
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右頬を真っ赤に腫らして気を失っている赤髪の女。
それを見下ろしていたメーサが、不意に壁の方に向かって声をかけた。
先ほど闘いの前に彼女が視線を向けた場所だ。
「いい加減に出てらっしゃい。でないと今度はそっちに人形たちを仕向けるわよ」
しばらくの沈黙の後、「わかった」と言って姿を現したのは、一人の覆面姿の男。
「……盗賊、もしくは情報屋さんってところかしら。たいした隠形の術ね」
「お褒めに与かり光栄だな。オレは情報屋ユズリハを率いるロンってもんだ。とりあえずそのおっかない人形どもを、あっちに向けてくれると助かるんだが」
「そうね、まぁいいわ」
メーサの言葉に従い人形たちが、壁へと向けていた腕を降ろす。
男があからさまにホッとした様子を見せた。
「それでロンさんは危険も顧みずに、現場に留まっての情報収集?」
「うーん、半分は当たりだけど……」
チラっと伸びている女を見たロン。
その仕草でメーサはあらかたの事情を察した。
「なるほど、なんなら連れて行っても構わないわよ」
「ありがたいが、当然タダじゃないんだろう?」
「もちろん。私、ある情報が欲しいの」
「なんだ。大抵のことなら調べられるが」
「今回の騒動の元が知りたいの。どうして紅い玉の存在がわかったのか? どうしてそれが都に運び込まれたのか? いつから情報が流れたのか? そんなところかしらね」
「まず玉の存在については数ヶ月ほど前に、なんの前触れもなく情報が裏社会に流れた。どこぞの遺跡にお宝が眠っているってな」
「それって怪しくない? よくもまあ、そんな眉唾話で動いたもんよねぇ」
「あぁ、実際誰も相手にしなかった。ただ動いた連中は、ここんところの王都の賑やかさの煽りを受けて困窮していてね。盗みはすれども傷つけずをモットーにしている、いま時珍しい一本筋の通った、気のいい連中なんだが。そんな時に遺跡の地図が手に入るわ、ギルドやココみたいに、連中をバックアップすると言い出す輩が増えて、ついその気になっちまったというワケさ」
「ふーん、まるでお膳立てされたような展開ね。きな臭さが一気に増したんだけど」
「おっ、嬢ちゃんもやっぱりそう思うかい? そこでオレもちょっと調べてみたんだが……、これがどの糸も途中でプツリと切れていやがる。唯一わかったことと言ったら……」
「なによ、もったいぶらないで教えなさい」
「紅玉の存在やそれを示す古文書、地図、各種情報、そのすべての出所に女、というか少女の影がチラチラとしてるんだわ」
「女の子? 黒幕の手下とか使いかしら」
「わからねぇ。普通に考えたらそうなんだろうが……」
「一体何者かしら」
「実はオレたちの業界には代々、この手の女の子がときおり湧いて来るって話が、まことしやかに伝わってるんだよ」
「なにそれ? 言い伝えみたいなもの?」
「本当かどうかはわからん、が、変事が起きる前後には、周辺に謎の女の子が出没しているとかいう話。もっとも数百年以上も前から囁かれている話だから、当てにはならんがな」
「謎の女の子か……、まぁ、いいわ。とりあえずロンさんは、そこで伸びている彼女さんを連れて、とっととお逃げなさい。でもじきに王都中に近衛の手が回るから大変よ。上の連中はこの機会に、目の上のたんこぶをゴソっと排除するみたいだし……、どうするつもり?」
「それは……」
思ったよりも大ごとになっていることを知り、黙り込むロン。
一人ならばともかく、仲間たちや女を抱えての逃避行。それがいかに困難であるかは容易に想像がつく。たとえ王都を無事に脱出したところで、その先が難しい。行き当たりばったりでは早晩のうちに、立ち行かなくなるのは目に見えていた。
そんな彼にメーサがとある提案をする。
「なんならユズリハだっけ、その組織ごとウチにくる? ついでに紅玉を取ってきたっていう、盗人さんたちも連れて来てちょうだい。気の良い人たちみたいだけど、このままだと捕まって、首を切られちゃうだろうし。みんなまとめて面倒みてあげるわよ」
突然の助け船に胡乱そうな目を向けるロン。
メーサが口にした理由は、「そろそろ自分だけの諜報活動が行える、子飼いが欲しかったところなの」というものであった。
にっこりと黒い笑顔を浮かべる人形姫。
言っている内容こそはとても親切に聞こえるが、裏を返せば自分に仕えなければ、全員まとめて処刑台送りと言っているのも同じこと。
まだ年端もいかない小娘にして、この胆力、この奸智。
自分はとんでもない御仁と出会ってしまったとロンは思った。
先を急ぐクロアたち三人の前に、またしても立ち塞がる者が現れる。
メイド服を着た人物。
ただし中身はムキムキの男だった。
「変態だ」「変態ですね」「変態というか変人?」
クロア、ルーシー、ザビアの三人が率直な感想を述べる。
しかしメイド男は動じない。
乙女たちの冷ややかな視線に晒されようとも、どこ吹く風だ。まるでそんなモノにはすっかり慣れっこだと言わんばかりに。
「で、誰が相手する? 私は直接触れるのヤダ」
「私も剣の切れ味が悪くなりそうで、ご遠慮したいですね」
クロアとザビアが、じーっとルーシーを見つめる。
「うぅ、わかりました。私がお相手しますよ、すればいいんでしょう。どのみち、あんな風に私たちの誇りを穢す人は、許しておけませんから。それにメイド長が駆けつけられる前に処分しておかないと、とんでもないことになりそうで怖いです」
無言の圧力に負けたルーシーが、変態を請け負うことになった。
アンケル・ランドクレーズ家に勤めるメイド隊一同が、揃いで誂えているメイド服を模したドレスアーマーを着用した彼女を見て、フンと鼻で笑う変態男。
「ふっ、笑止。そのような偽物をまとっている、貴様如きがオレの前に立つか」
「ムッキーっ! これは当家の由緒正しいメイド用の戦装束なんです。それを馬鹿にするだなんて、絶対に許せません」
「ふふん、貴様如きを雇うなど、その家もお里が知れるというもの」
「重ね重ね失敬な! アンケル様の悪口まで言うだなんてっ!」
怒りのあまりプルプルと震えるルーシー。
しかし彼女の口から飛び出した単語に、今度は変態男が驚いた声を上げた。
「なんだとーっ。貴様、魔王様の侍従だったのかっ! こんなちんちくりんが、あの生きる伝説と称される偉大な方にお仕えしているだと……、そんなバカな」
どうやら変態男はアンケルのことを敬愛していたようである。
自分が欲して止まない場所にいるという女を前にして、よほどショックだったらしい。
ガクリと片膝をついて項垂れてしまった。
「ふふん、どうだ恐れ入りましたか。羨ましいでしょ? ホーレ、ホーレ」
ドレスアーマーの裾をひらひらしながら、その姿を見せつけるルーシー。その顔は嫌味なぐらいに得意気である。
これをキーッと悔しそうに睨んでいる変態。
楽しそうな二人は放っておいて、クロアとザビアは先へと進むことにした。
「……で、どうします? いっそのこと雇ってあげたらいかがですか。速攻で寝返りそうですよ、アレ」
「うーん、いくら度量の広いお爺様でも、アレはさすがに雇わないでしょう。黒服隊の方だったらイケると思うんだけど。強いことは強いみたいだし」
「ええ、格好はアレですが、私も中々の腕前と見ましたね」
「まともにやったらルーシーといい勝負だと思うんだけど……。それにさっきルーシーも言ってたけど、もしもあの姿をエメラさんに見られたら、絶対に血の雨が降るから。私としてはそっちのほうが心配かな」
「雨というか、血が滴る挽肉がびちゃびちゃ落ちてくる光景が目に浮かびます」
「やめてよ、ちょっと想像しちゃったじゃない。うぅ、気持悪い」
「すみません。自分で言っておいてなんですが、私も気分が悪くなってきました」
軽口を叩き合いながら屋敷の奥を目指す二人。
ときおり現れる邪魔者は、サクッとクロアが殴り飛ばして片づけた。
そろそろ屋敷の奥へと辿り着く。
クロアがポケットより、小さな宝石が付いた鎖のネックレスを取り出す。
指先に引っ掛けて前方にかざすと、ぶら下がった宝石がゆっくりと左周りに動き出した。
「どうやらここで間違いないみたいね」
「ようやく紅玉が手に入りますか。なんだかんだで丸二日もかかりました」
「早く手に入れてムーちゃんのところに駆けつけないと」
「そうですね」
やがて二人の前に、ひと際立派な造りの大扉が現れた。
それを見下ろしていたメーサが、不意に壁の方に向かって声をかけた。
先ほど闘いの前に彼女が視線を向けた場所だ。
「いい加減に出てらっしゃい。でないと今度はそっちに人形たちを仕向けるわよ」
しばらくの沈黙の後、「わかった」と言って姿を現したのは、一人の覆面姿の男。
「……盗賊、もしくは情報屋さんってところかしら。たいした隠形の術ね」
「お褒めに与かり光栄だな。オレは情報屋ユズリハを率いるロンってもんだ。とりあえずそのおっかない人形どもを、あっちに向けてくれると助かるんだが」
「そうね、まぁいいわ」
メーサの言葉に従い人形たちが、壁へと向けていた腕を降ろす。
男があからさまにホッとした様子を見せた。
「それでロンさんは危険も顧みずに、現場に留まっての情報収集?」
「うーん、半分は当たりだけど……」
チラっと伸びている女を見たロン。
その仕草でメーサはあらかたの事情を察した。
「なるほど、なんなら連れて行っても構わないわよ」
「ありがたいが、当然タダじゃないんだろう?」
「もちろん。私、ある情報が欲しいの」
「なんだ。大抵のことなら調べられるが」
「今回の騒動の元が知りたいの。どうして紅い玉の存在がわかったのか? どうしてそれが都に運び込まれたのか? いつから情報が流れたのか? そんなところかしらね」
「まず玉の存在については数ヶ月ほど前に、なんの前触れもなく情報が裏社会に流れた。どこぞの遺跡にお宝が眠っているってな」
「それって怪しくない? よくもまあ、そんな眉唾話で動いたもんよねぇ」
「あぁ、実際誰も相手にしなかった。ただ動いた連中は、ここんところの王都の賑やかさの煽りを受けて困窮していてね。盗みはすれども傷つけずをモットーにしている、いま時珍しい一本筋の通った、気のいい連中なんだが。そんな時に遺跡の地図が手に入るわ、ギルドやココみたいに、連中をバックアップすると言い出す輩が増えて、ついその気になっちまったというワケさ」
「ふーん、まるでお膳立てされたような展開ね。きな臭さが一気に増したんだけど」
「おっ、嬢ちゃんもやっぱりそう思うかい? そこでオレもちょっと調べてみたんだが……、これがどの糸も途中でプツリと切れていやがる。唯一わかったことと言ったら……」
「なによ、もったいぶらないで教えなさい」
「紅玉の存在やそれを示す古文書、地図、各種情報、そのすべての出所に女、というか少女の影がチラチラとしてるんだわ」
「女の子? 黒幕の手下とか使いかしら」
「わからねぇ。普通に考えたらそうなんだろうが……」
「一体何者かしら」
「実はオレたちの業界には代々、この手の女の子がときおり湧いて来るって話が、まことしやかに伝わってるんだよ」
「なにそれ? 言い伝えみたいなもの?」
「本当かどうかはわからん、が、変事が起きる前後には、周辺に謎の女の子が出没しているとかいう話。もっとも数百年以上も前から囁かれている話だから、当てにはならんがな」
「謎の女の子か……、まぁ、いいわ。とりあえずロンさんは、そこで伸びている彼女さんを連れて、とっととお逃げなさい。でもじきに王都中に近衛の手が回るから大変よ。上の連中はこの機会に、目の上のたんこぶをゴソっと排除するみたいだし……、どうするつもり?」
「それは……」
思ったよりも大ごとになっていることを知り、黙り込むロン。
一人ならばともかく、仲間たちや女を抱えての逃避行。それがいかに困難であるかは容易に想像がつく。たとえ王都を無事に脱出したところで、その先が難しい。行き当たりばったりでは早晩のうちに、立ち行かなくなるのは目に見えていた。
そんな彼にメーサがとある提案をする。
「なんならユズリハだっけ、その組織ごとウチにくる? ついでに紅玉を取ってきたっていう、盗人さんたちも連れて来てちょうだい。気の良い人たちみたいだけど、このままだと捕まって、首を切られちゃうだろうし。みんなまとめて面倒みてあげるわよ」
突然の助け船に胡乱そうな目を向けるロン。
メーサが口にした理由は、「そろそろ自分だけの諜報活動が行える、子飼いが欲しかったところなの」というものであった。
にっこりと黒い笑顔を浮かべる人形姫。
言っている内容こそはとても親切に聞こえるが、裏を返せば自分に仕えなければ、全員まとめて処刑台送りと言っているのも同じこと。
まだ年端もいかない小娘にして、この胆力、この奸智。
自分はとんでもない御仁と出会ってしまったとロンは思った。
先を急ぐクロアたち三人の前に、またしても立ち塞がる者が現れる。
メイド服を着た人物。
ただし中身はムキムキの男だった。
「変態だ」「変態ですね」「変態というか変人?」
クロア、ルーシー、ザビアの三人が率直な感想を述べる。
しかしメイド男は動じない。
乙女たちの冷ややかな視線に晒されようとも、どこ吹く風だ。まるでそんなモノにはすっかり慣れっこだと言わんばかりに。
「で、誰が相手する? 私は直接触れるのヤダ」
「私も剣の切れ味が悪くなりそうで、ご遠慮したいですね」
クロアとザビアが、じーっとルーシーを見つめる。
「うぅ、わかりました。私がお相手しますよ、すればいいんでしょう。どのみち、あんな風に私たちの誇りを穢す人は、許しておけませんから。それにメイド長が駆けつけられる前に処分しておかないと、とんでもないことになりそうで怖いです」
無言の圧力に負けたルーシーが、変態を請け負うことになった。
アンケル・ランドクレーズ家に勤めるメイド隊一同が、揃いで誂えているメイド服を模したドレスアーマーを着用した彼女を見て、フンと鼻で笑う変態男。
「ふっ、笑止。そのような偽物をまとっている、貴様如きがオレの前に立つか」
「ムッキーっ! これは当家の由緒正しいメイド用の戦装束なんです。それを馬鹿にするだなんて、絶対に許せません」
「ふふん、貴様如きを雇うなど、その家もお里が知れるというもの」
「重ね重ね失敬な! アンケル様の悪口まで言うだなんてっ!」
怒りのあまりプルプルと震えるルーシー。
しかし彼女の口から飛び出した単語に、今度は変態男が驚いた声を上げた。
「なんだとーっ。貴様、魔王様の侍従だったのかっ! こんなちんちくりんが、あの生きる伝説と称される偉大な方にお仕えしているだと……、そんなバカな」
どうやら変態男はアンケルのことを敬愛していたようである。
自分が欲して止まない場所にいるという女を前にして、よほどショックだったらしい。
ガクリと片膝をついて項垂れてしまった。
「ふふん、どうだ恐れ入りましたか。羨ましいでしょ? ホーレ、ホーレ」
ドレスアーマーの裾をひらひらしながら、その姿を見せつけるルーシー。その顔は嫌味なぐらいに得意気である。
これをキーッと悔しそうに睨んでいる変態。
楽しそうな二人は放っておいて、クロアとザビアは先へと進むことにした。
「……で、どうします? いっそのこと雇ってあげたらいかがですか。速攻で寝返りそうですよ、アレ」
「うーん、いくら度量の広いお爺様でも、アレはさすがに雇わないでしょう。黒服隊の方だったらイケると思うんだけど。強いことは強いみたいだし」
「ええ、格好はアレですが、私も中々の腕前と見ましたね」
「まともにやったらルーシーといい勝負だと思うんだけど……。それにさっきルーシーも言ってたけど、もしもあの姿をエメラさんに見られたら、絶対に血の雨が降るから。私としてはそっちのほうが心配かな」
「雨というか、血が滴る挽肉がびちゃびちゃ落ちてくる光景が目に浮かびます」
「やめてよ、ちょっと想像しちゃったじゃない。うぅ、気持悪い」
「すみません。自分で言っておいてなんですが、私も気分が悪くなってきました」
軽口を叩き合いながら屋敷の奥を目指す二人。
ときおり現れる邪魔者は、サクッとクロアが殴り飛ばして片づけた。
そろそろ屋敷の奥へと辿り着く。
クロアがポケットより、小さな宝石が付いた鎖のネックレスを取り出す。
指先に引っ掛けて前方にかざすと、ぶら下がった宝石がゆっくりと左周りに動き出した。
「どうやらここで間違いないみたいね」
「ようやく紅玉が手に入りますか。なんだかんだで丸二日もかかりました」
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