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119 学園編 ダンジョンにて
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ひた、ひた、ひた……。
闇の向こうから裸足の足音が聞えてきた。
天井に埋め込まれた石が淡い光を放っている。
ぼんやりとした薄闇の中に、醜悪な顔が浮かび上がった。
石造りの通路の中を、武器を手にした小鬼どもが列をなして歩いて行く。
王都近郊には三つのダンジョンが存在している。
一つ目は、三階層のみの超初心者向けのダンジョン。ここは主に貴族などの子供たちに冒険者気分を味合わせたり、ギルドに登録したての冒険者らの、新人研修の場として開放されている。とりあえず探索の雰囲気を味わうだけのような場所。
二つ目は、十階層に及ぶ中級向けのダンジョン。出現するモンスターとお宝がそこそこ。気を抜いていたらあっさり死ねる程度の難易度はある。罠もあるので上層ならばともかく、下層にまで降りるのならば、パーティーを組むのが必要とされている。最深部には三又の巨大蛇のボスもいて、コイツもそこそこ強い。
三つ目は、階層数が不明。まだ最深部まで攻略されていない。公式の記録では三十二層までが確認されているが、その先へはここ百年ほど誰も到達していないという。原因は魔素の濃度が濃すぎるため。この世界の住人らは、大なり小なり魔力を帯びている。空気中にもそれは満ちており、これを魔素という。これが異様に濃かったり薄かったすると、生物はモロに影響を受けてしまう。おかげで攻略はすっかり頓挫しているというわけだ。
オレが現在お邪魔しているのは、二つめのダンジョン。
一つ目は早々に踏破してしまった。うん、アレはもう一種のアトラクションだな。ちょっとしたお化け屋敷というかビックリ屋敷というか、友達と入ってキャアキャアと騒ぐような施設だった。出現するモンスターらもパムーの色違いとかばっかりだし。
ちなみにパムーってのは小型の毛玉のモンスターのこと。動くマリモみたいな奴で、気性は極めて大人しい。人に撫でられたら喜ぶ。街中を探せば、わりとそこら辺にいる、人畜無害な奴だ。
クロアたちが寝静まってから、寮を抜け出しての冒険タイム。
ちゃんと飼い主からの許可は貰っている。
異世界にダンジョンとくれば、これはもう潜ってみるしかないだろう。
そんなワケで意気揚々と出かけたまでは良かったのだが、オレは肝心なことをすっかり忘れていた。
それは我が身がスーラという謎生物だということ。
このスーラという生き物、とにかく他者から無視される、相手にされない、まるで空気か石ころのように、存在しないモノとして扱われる。
さて、そんな奴がダンジョンに潜ったらどうなるかというと……。
目の前をのしのしと小鬼どもが通り過ぎていった。
チラリともこちらを見ようともしない。
現在地は第七層目の真ん中辺り。そろそろ出没する敵が、集団になって難易度が一気に跳ね上がる頃合い。踏破を目指す冒険者諸君が、気合を入れ直すような場所。
だというのにオレはこの体たらく。
ダンジョンに潜ってからこっち、一度も戦闘をしていない。
なにせ誰もオレを相手にしないからな。
おかげでサクサク攻略が進む。
罠をひょいと躱し、敵の股の下を失礼して、頑張っているパーティーの脇を抜け、宝箱がアレば中身を漁るだけのお仕事。
普通の冒険者パーティーならば、一日半はかかる距離を、わずか二時間ほどでここまで来てしまった。はっきり言って、もの凄くツマラナイ。探索に伴うドキドキもワクワクも緊張もありゃしない。どうやらスーラとダンジョンの相性は最悪みたいだ。
でもせっかくここまで来たことだし、とりあえずボスの巨大蛇の面ぐらいは拝んで帰ろうかと、更に進んでいく。
そこそこ広いので少し道に迷いつつも、最深部のボス部屋にまで辿りついたのは、一時間ほど経ってからであった。
石の扉にある水晶の部分に触れると、ゴゴゴと音を立てながら左右に扉が開いていく。
ひょこんと中に飛び込むと、そこには情報通りの三つ首の巨大蛇が、戸愚呂を巻いてのお出迎え。
結構大きい。建物の二階を少し超すぐらいだろうか。
扉が開くのに合わせて警戒態勢をとっていたボス蛇。しかし扉の向こうから姿を現した青いスーラを見て、赤く細長い舌を出して、シャ―シャー鳴らしていた警戒音をパタリと止めた。
「あん? なんだスーラかよ。紛らわしい。警戒して損したぜ」
六つの目がそんな事を言っているかのように、オレには感じた。
瞳に嘲りの色を見た瞬間、オレの銃もどきが火を噴いていた。
そこそこいい素材になるらしいから、すっかり穴だらけになった巨大蛇の遺体を、アイテム収納に放り込んでおく。ボスが倒れたのと同時に出現した宝箱からは、一本のポーションが見つかった。とりあえず一滴体内に吸収して成分を調べてみる。どうやらそこそこの性能が期待できるようだ。だがオレ様印には遠く及ばない。かといって捨てるのもなんなので、とりあえずコイツもアイテム収納に保管しておく。
ボス部屋の中をキョロキョロと探してみるも、隠し部屋や通路の類は一切なし。
光る魔法陣が出現して、入り口までぎゅーんとかいうのもなかった。
しようがないので来た道をトボトボと帰ることにする。
行きと帰りを合わせたら二十階層。ゲームみたいに楽は出来ない。ダンジョン攻略って本当に大変なんだと、オレは改めて思い知った。
そんな帰り道でのこと。
ちょうど三階層へと続く登り口にて、慌てているパーティーを発見。
見れば、みなまだ若い。十代半ばで幼さが残る顔立ちばかりが五人。そのうちの一人が二の腕から血を流して苦しんでいる。モンスターにでも齧られたのか、肉が削げて、少し白い部分が見えている。
《早いところ処置をしないと、出血多量で死ぬぞ》
オレの心配をよそにパーティーメンバーらは、おろおろと狼狽えるばかり。一人なんてグシグシ泣いているし。
怪我をした当人が気丈にも真っ青な顔をしながら「俺なら大丈夫だから、心配するな」と無理をしている。様子から察するに、どうやらこの子がリーダーみたい。そしてさっきから泣きべそをかいている子を庇って、深手を負ったと。
あまりの混乱ぶりに、すぐ側までオレが近寄っても気づきもしない。
周囲への警戒を怠っている。こいつら駆け出しもいいところだな。
見て見ぬフリをするのも気が引けるので、オレは先ほどボス部屋で手に入れたポーションを、怪我人にぶっかけてやった。
これに慌てたのがパーティーの面々。
あたふたと武器を手に取ろうとする。たぶん敵襲か何かと勘違いしたのだろう。
しかしリーダーの子だけは冷静だった。すぐに自分の状態を理解して「やめろ」と仲間たちを制する。すでにその腕の怪我は塞がり、肉が盛り上がりつつあった。
《ふむ。未熟だが資質は感じる。順調に育てば、かつてオレが死の森で遭遇した奴らみたいに、一流の冒険者になれるかもな》
残りが入ったポーションの瓶をリーダーの子の前に差し出すと、彼は黙ってこれを受け取った。
「すまない」
そう頭を下げるリーダーに、「気にするな」と触手を振って応えたオレは、彼らを残し上層へと続く階段を昇って行った。
翌朝、なんとか地上まで戻ってきた若者たち。
青いスーラに助けられた彼らは、あの場で一つの誓いを立てた。
それはこの事を誰にも話さない。一生の秘密とすることを。
「もしも迂闊に漏らせば、命の恩人を窮地に追い込むかもしれない」
リーダーがそんな懸念を口にしたからである。
貴重なポーションを持っているスーラがいる。
そんな情報が広まれば、きっと欲深な不心得者たちに狙われると、彼は考えたのだ。それだけは断じて容認できない。リーダーの考えに仲間たちもみな賛成した。
ギルドに生還の報告をすると、ちょうど居合わせたギルドマスターから、こってりとお小言を頂戴した。なにせ未熟な駆け出しどもだけで、中級ダンジョンに挑んだのだから無理もない。彼らもそれを骨身に染みていたので、大人しく説教を受け入れた。あまりのしおらしさに、かえってギルドマスターが怪訝な表情を浮かべたほどである。なにせいつもの鼻っ柱の高さが、すっかりなりを潜めていたのだから。
一体何があったのだと訊ねてみても、彼らは何も語らない。
しかし全員が一皮むけたと、ギルドマスターは感じていた。
闇の向こうから裸足の足音が聞えてきた。
天井に埋め込まれた石が淡い光を放っている。
ぼんやりとした薄闇の中に、醜悪な顔が浮かび上がった。
石造りの通路の中を、武器を手にした小鬼どもが列をなして歩いて行く。
王都近郊には三つのダンジョンが存在している。
一つ目は、三階層のみの超初心者向けのダンジョン。ここは主に貴族などの子供たちに冒険者気分を味合わせたり、ギルドに登録したての冒険者らの、新人研修の場として開放されている。とりあえず探索の雰囲気を味わうだけのような場所。
二つ目は、十階層に及ぶ中級向けのダンジョン。出現するモンスターとお宝がそこそこ。気を抜いていたらあっさり死ねる程度の難易度はある。罠もあるので上層ならばともかく、下層にまで降りるのならば、パーティーを組むのが必要とされている。最深部には三又の巨大蛇のボスもいて、コイツもそこそこ強い。
三つ目は、階層数が不明。まだ最深部まで攻略されていない。公式の記録では三十二層までが確認されているが、その先へはここ百年ほど誰も到達していないという。原因は魔素の濃度が濃すぎるため。この世界の住人らは、大なり小なり魔力を帯びている。空気中にもそれは満ちており、これを魔素という。これが異様に濃かったり薄かったすると、生物はモロに影響を受けてしまう。おかげで攻略はすっかり頓挫しているというわけだ。
オレが現在お邪魔しているのは、二つめのダンジョン。
一つ目は早々に踏破してしまった。うん、アレはもう一種のアトラクションだな。ちょっとしたお化け屋敷というかビックリ屋敷というか、友達と入ってキャアキャアと騒ぐような施設だった。出現するモンスターらもパムーの色違いとかばっかりだし。
ちなみにパムーってのは小型の毛玉のモンスターのこと。動くマリモみたいな奴で、気性は極めて大人しい。人に撫でられたら喜ぶ。街中を探せば、わりとそこら辺にいる、人畜無害な奴だ。
クロアたちが寝静まってから、寮を抜け出しての冒険タイム。
ちゃんと飼い主からの許可は貰っている。
異世界にダンジョンとくれば、これはもう潜ってみるしかないだろう。
そんなワケで意気揚々と出かけたまでは良かったのだが、オレは肝心なことをすっかり忘れていた。
それは我が身がスーラという謎生物だということ。
このスーラという生き物、とにかく他者から無視される、相手にされない、まるで空気か石ころのように、存在しないモノとして扱われる。
さて、そんな奴がダンジョンに潜ったらどうなるかというと……。
目の前をのしのしと小鬼どもが通り過ぎていった。
チラリともこちらを見ようともしない。
現在地は第七層目の真ん中辺り。そろそろ出没する敵が、集団になって難易度が一気に跳ね上がる頃合い。踏破を目指す冒険者諸君が、気合を入れ直すような場所。
だというのにオレはこの体たらく。
ダンジョンに潜ってからこっち、一度も戦闘をしていない。
なにせ誰もオレを相手にしないからな。
おかげでサクサク攻略が進む。
罠をひょいと躱し、敵の股の下を失礼して、頑張っているパーティーの脇を抜け、宝箱がアレば中身を漁るだけのお仕事。
普通の冒険者パーティーならば、一日半はかかる距離を、わずか二時間ほどでここまで来てしまった。はっきり言って、もの凄くツマラナイ。探索に伴うドキドキもワクワクも緊張もありゃしない。どうやらスーラとダンジョンの相性は最悪みたいだ。
でもせっかくここまで来たことだし、とりあえずボスの巨大蛇の面ぐらいは拝んで帰ろうかと、更に進んでいく。
そこそこ広いので少し道に迷いつつも、最深部のボス部屋にまで辿りついたのは、一時間ほど経ってからであった。
石の扉にある水晶の部分に触れると、ゴゴゴと音を立てながら左右に扉が開いていく。
ひょこんと中に飛び込むと、そこには情報通りの三つ首の巨大蛇が、戸愚呂を巻いてのお出迎え。
結構大きい。建物の二階を少し超すぐらいだろうか。
扉が開くのに合わせて警戒態勢をとっていたボス蛇。しかし扉の向こうから姿を現した青いスーラを見て、赤く細長い舌を出して、シャ―シャー鳴らしていた警戒音をパタリと止めた。
「あん? なんだスーラかよ。紛らわしい。警戒して損したぜ」
六つの目がそんな事を言っているかのように、オレには感じた。
瞳に嘲りの色を見た瞬間、オレの銃もどきが火を噴いていた。
そこそこいい素材になるらしいから、すっかり穴だらけになった巨大蛇の遺体を、アイテム収納に放り込んでおく。ボスが倒れたのと同時に出現した宝箱からは、一本のポーションが見つかった。とりあえず一滴体内に吸収して成分を調べてみる。どうやらそこそこの性能が期待できるようだ。だがオレ様印には遠く及ばない。かといって捨てるのもなんなので、とりあえずコイツもアイテム収納に保管しておく。
ボス部屋の中をキョロキョロと探してみるも、隠し部屋や通路の類は一切なし。
光る魔法陣が出現して、入り口までぎゅーんとかいうのもなかった。
しようがないので来た道をトボトボと帰ることにする。
行きと帰りを合わせたら二十階層。ゲームみたいに楽は出来ない。ダンジョン攻略って本当に大変なんだと、オレは改めて思い知った。
そんな帰り道でのこと。
ちょうど三階層へと続く登り口にて、慌てているパーティーを発見。
見れば、みなまだ若い。十代半ばで幼さが残る顔立ちばかりが五人。そのうちの一人が二の腕から血を流して苦しんでいる。モンスターにでも齧られたのか、肉が削げて、少し白い部分が見えている。
《早いところ処置をしないと、出血多量で死ぬぞ》
オレの心配をよそにパーティーメンバーらは、おろおろと狼狽えるばかり。一人なんてグシグシ泣いているし。
怪我をした当人が気丈にも真っ青な顔をしながら「俺なら大丈夫だから、心配するな」と無理をしている。様子から察するに、どうやらこの子がリーダーみたい。そしてさっきから泣きべそをかいている子を庇って、深手を負ったと。
あまりの混乱ぶりに、すぐ側までオレが近寄っても気づきもしない。
周囲への警戒を怠っている。こいつら駆け出しもいいところだな。
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しかしリーダーの子だけは冷静だった。すぐに自分の状態を理解して「やめろ」と仲間たちを制する。すでにその腕の怪我は塞がり、肉が盛り上がりつつあった。
《ふむ。未熟だが資質は感じる。順調に育てば、かつてオレが死の森で遭遇した奴らみたいに、一流の冒険者になれるかもな》
残りが入ったポーションの瓶をリーダーの子の前に差し出すと、彼は黙ってこれを受け取った。
「すまない」
そう頭を下げるリーダーに、「気にするな」と触手を振って応えたオレは、彼らを残し上層へと続く階段を昇って行った。
翌朝、なんとか地上まで戻ってきた若者たち。
青いスーラに助けられた彼らは、あの場で一つの誓いを立てた。
それはこの事を誰にも話さない。一生の秘密とすることを。
「もしも迂闊に漏らせば、命の恩人を窮地に追い込むかもしれない」
リーダーがそんな懸念を口にしたからである。
貴重なポーションを持っているスーラがいる。
そんな情報が広まれば、きっと欲深な不心得者たちに狙われると、彼は考えたのだ。それだけは断じて容認できない。リーダーの考えに仲間たちもみな賛成した。
ギルドに生還の報告をすると、ちょうど居合わせたギルドマスターから、こってりとお小言を頂戴した。なにせ未熟な駆け出しどもだけで、中級ダンジョンに挑んだのだから無理もない。彼らもそれを骨身に染みていたので、大人しく説教を受け入れた。あまりのしおらしさに、かえってギルドマスターが怪訝な表情を浮かべたほどである。なにせいつもの鼻っ柱の高さが、すっかりなりを潜めていたのだから。
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