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118 学園編 ブレイブ
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従魔、使い魔、ペット……、このどれもがモンスターを従えることを意味する言葉。
しかし真の意味でモンスターを使役しているのは、テイマーと呼ばれる職業の人間だけである。
テイマーは天性の才能ゆえに、モンスターと通じ合うことが可能。関係を構築することで仲間としたり、人に懐くように飼育調教したりする。
貴族たちがステイタスとして連れ歩いてるモンスターは、テイマーの手によって躾けが施されたものを、購入した場合がほとんど。むしろクロアとオレのような関係が、非常に稀なのだ。
モンスターを側に侍らしている理由も人それぞれ。
見栄えの良い立派な個体を従えることで、己の強さや権力の誇示であったり、愛玩動物として可愛がったり、家族同然に接したり、周囲で流行していたからという安易な理由で飼い始める者も、貴族の中には少なくない。
騎士などの武に生きる面々の中には、頼りになる相棒として育てている者もいる。冒険者の中には、採集や狩りの手伝いをさせている者もいる。
若者からお年寄りにまで圧倒的に人気があるのは、犬型のワフウと猫型のキーアの二種類。人に従順な性質で毛並みも良く、愛らしいので飼っている人も多い。
渋好みな人は植物系のドリアードに、道を踏み外すとアルラウネに走ると云われている。
ちなみにオレこと謎生物のスーラは、飼育に成功したという記録が一切ない。
なにせ懐かないし、居着かないし、熟練のテイマーも発狂して逃げ出す、お手上げのモンスター。
特に害もないが、特に役にも立たない。そんなスーラをわざわざ後生大事に連れ歩いているクロアが、学園では奇異の目で見られるのもしようがない。
実際には違うのだが、コレを彼女の弱点と勘違いする阿呆どももいるわけで……。
なにせクロアは目立つ。
優れた容姿、高い能力、動じぬ姿勢は多くの人々を惹きつける反面、一部の妬み嫉み僻みをも惹きつける。光が強ければ影もまた濃くなるモノ。調子に乗ってる、生意気、面白くない等の、いわれのない負の感情を抱く輩もいる。
見栄っ張りの意地っ張りで、根拠のない自信を持つ貴族の子なんかは、それが顕著であった。
コソコソと陰口を叩かれたり、嫌味を言われたりするのなんて日常茶飯事。
しかしクロアは頓着しない。実際にまるで気にしていないのだが、こんな彼女の態度が、また連中をいたく刺激してしまい、一層ムキにさせていた。
従魔についての授業にクロアたちが参加していた時のこと。
件の連中がちょっかいをかけてくる。
「スーラなんて連れてみっともない」
そんな言葉から始まる謂われのない誹謗中傷。
最初に言い出したのはどこぞの高位の貴族の子息。上等な衣服を着こなしているのではなくて、服に着られているようなしょうもない奴。これに同調するのも、似たり寄ったりの身なりの男女たち。
彼らがつるんでいるのは学内でもよく見かける。きっと貴族に生まれたことを、女神さまに選ばれた存在だとか、勘違いしている連中なのだろう。選民思想とかいう奴に早くもどっぷりと染まってしまった、哀れな子供たち。
いつもはメーサが防波堤となっており、彼らも迂闊には近寄ってこれないのだが、生憎とこの授業に彼女は参加していない。だが現状を勘違いしてはいけない。
守ってくれる壁がないのではない、頑丈な檻から金髪の美獣が解き放たれている状態にあるのだ。
それに気づかないこの子らは、勘違いのままに好機とすら捉えている。
ツーンと澄まして、まるで取り合わないクロア。フンと鼻で笑う。
なにせ彼女は知っているのだから。この青いスーラが、そんじょそこらのスーラとはワケが違うということを。この場にいるどの従魔よりも遥かに優れているということを。
こんな彼女の態度が、ますます連中の怒りの火に油を注ぐ。
ついには授業中にも関わらず喚き出す始末。
これには講師が困った。いかに学園では教師の方が生徒よりも立場が上とはいえ、面倒な生徒というのは、大抵が親も面倒なのだ。迂闊に介入しては自分に火の粉が及ぶ。
そこで講師が騒ぐ生徒たちに提案したのが「ブレイブ」。
これは安全対策が施された闘技場内で、従魔同士を戦わせる競技。あくまで生徒間にて平和的に決着をつけさせようと彼は考えた。
騒いでいた連中は、この提案にすぐに飛びつく。なにせ相手はスーラだ。自分たちが連れている自慢のモンスターが、あんなのに負けるはずがないと、信じ切っていたから。
対するクロアにも否はない。
こうして授業は教室から、専用の闘技場へと場所を移した。
見た目は楕円形の闘技場。しかし全体を覆うように特殊な結界が張り巡らされており、この中では攻撃が通ってもダメージを受けることはない。代わりに有効打と判断されると、両側の壁面に三つずつ並んである、ランプの一つが赤く点灯する。これが全部赤くなった方が負け。
おかげで安全に戦えるというわけだが、オレとしてはその仕組みの方が断然気になる。
幻術の類でも応用しているのだろうか? 是非ともあとでじっくりと調べてみるとしよう。
闘技場中央にて待機しているオレの前に現れたのは、対戦相手となる大きな狼型のモンスター。その辺の森にいるググの系統で、確か名前をガガとか言ったっけ。
ぐるぐる唸り声を上げて、黒紫色の全身の毛を逆立ててやる気充分。
チラリと観客席にいるクロアに視線を向けると、黒い笑みを浮かべていた。
《ヤレヤレ……で、どうすりゃいい?》
「適当に遊んであげて、でも可哀想だから殺しちゃダメよ。悪いのは飼い主で、その子じゃないから」
《畏まりました。お嬢様の仰せのままに》
子機を通じてクロアの意向を確認したオレは、彼女の望むままに相手をすることにする。
講師の号令の下に始まるブレイブ。
先制は奴に譲る。
勢いよく正面から突っ込んできては、鋭い爪を持つ前足を大きく振りかぶった。
はっきり言って遅い。
相手を小兵だと侮って、正面から無防備に近づいたのもマイナス。
《コイツ、満足に実践を経験してないな。たぶん与えられた小物や、抵抗の出来ない獲物とかを嬲ったことしかないんだな》
わざわざ躱すまでもないので、触手にて適当にパシッと前足を払ってやった。
二度、三度、四度とパシパシはたく。
次第にイラ立つガガ。目に憤怒を宿し、今度は噛みつかんと顎を繰り出す。
攻撃は最大の防御とは言うが、お前のソレは悪手だ。
明らかに自分より良い動きをする相手に、自分の急所を晒してどうするよ?
オレはかなーり威力を落とした触手パンチにて、奴の鼻づらをペチンと一撃。
それだけで赤ランプが一つ点灯。
キャンと可愛らしい声で鳴くガガ。ちょっと嗜虐心を起こしたオレは、続いて奴の横っ面を引っ叩いた。すかさず二つ目の赤ランプが灯る。
この一方的な展開に観客たちの方が騒ぎだす。「うそ」「なんで」「そんなバカな」とかいう台詞まで聞こえてきた。
たったの二撃で、すでにフラフラになっている対戦相手。
足がぷるぷると震えて、生まれたての子鹿のようだ。立ち続けている意地は立派だが、尻尾がすっかり内腿の間に丸められている。
なんだか長引かせるのも気の毒だったので、オレはコツンと軽く拳骨を振るう格好にて、触手で止めを差した。
ランプが全部ついて勝負あり。
オレ史上でも屈指のくだらない争いであった。
クロアの方を見るとウンウンと頷いている。どうやら満足したみたいでなにより。
しかし納得がいかないのが絡んできた連中。なにせ彼らは往生際が悪いのが信条みたいなもの。自分らの望まない結末なんて、素直に受け入れるわけがない。案の上、偶々だのインチキだのと、ゴネにゴネた。
「なんなら他の子たちもブレイブしてみる?」
呆れたクロアが水を向けると、彼らはこれに応じる。そして始まるスーラ無双。
オレは触手以外の一切の技能を封印して、手加減に手加減をしまくって、連中の従魔を次々と薙ぎ倒す。
すべてにケリがつくまでに、それほどの時間は要しなかった。
あんぐりと口を開け、間抜け面を晒す連中を残し、クロアは意気揚々と闘技場を後にする。
オレもその後をちょこちょことついて行く。
周囲に人の姿が消えたところで、クロアが話しかけてくる。
「ごめんね、ムーちゃん。つまらないことに巻き込んで」
《別に構いやしないよ。それよりもあの闘技場の仕掛けだよ。凄くない? アレ》
「うん。騎士や魔法使いの学校にも似たようなのがあるんだって。なんか二百年ぐらい前のエライ人が考えたって聞いたよ」
《ほー、たいした天才だな、そいつは。図書館に資料とかあるかな?》
「だったらコレから行ってみよっか。無理をさせちゃったから、私も探すのを手伝ってあげる」
金髪美少女と青いスーラが学園の廊下を並んで歩く。
仲睦まじい少女と従魔の姿に、見かけた生徒らもほっこりとした気分にさせられて、自然と笑みを浮かべていた。
しかし真の意味でモンスターを使役しているのは、テイマーと呼ばれる職業の人間だけである。
テイマーは天性の才能ゆえに、モンスターと通じ合うことが可能。関係を構築することで仲間としたり、人に懐くように飼育調教したりする。
貴族たちがステイタスとして連れ歩いてるモンスターは、テイマーの手によって躾けが施されたものを、購入した場合がほとんど。むしろクロアとオレのような関係が、非常に稀なのだ。
モンスターを側に侍らしている理由も人それぞれ。
見栄えの良い立派な個体を従えることで、己の強さや権力の誇示であったり、愛玩動物として可愛がったり、家族同然に接したり、周囲で流行していたからという安易な理由で飼い始める者も、貴族の中には少なくない。
騎士などの武に生きる面々の中には、頼りになる相棒として育てている者もいる。冒険者の中には、採集や狩りの手伝いをさせている者もいる。
若者からお年寄りにまで圧倒的に人気があるのは、犬型のワフウと猫型のキーアの二種類。人に従順な性質で毛並みも良く、愛らしいので飼っている人も多い。
渋好みな人は植物系のドリアードに、道を踏み外すとアルラウネに走ると云われている。
ちなみにオレこと謎生物のスーラは、飼育に成功したという記録が一切ない。
なにせ懐かないし、居着かないし、熟練のテイマーも発狂して逃げ出す、お手上げのモンスター。
特に害もないが、特に役にも立たない。そんなスーラをわざわざ後生大事に連れ歩いているクロアが、学園では奇異の目で見られるのもしようがない。
実際には違うのだが、コレを彼女の弱点と勘違いする阿呆どももいるわけで……。
なにせクロアは目立つ。
優れた容姿、高い能力、動じぬ姿勢は多くの人々を惹きつける反面、一部の妬み嫉み僻みをも惹きつける。光が強ければ影もまた濃くなるモノ。調子に乗ってる、生意気、面白くない等の、いわれのない負の感情を抱く輩もいる。
見栄っ張りの意地っ張りで、根拠のない自信を持つ貴族の子なんかは、それが顕著であった。
コソコソと陰口を叩かれたり、嫌味を言われたりするのなんて日常茶飯事。
しかしクロアは頓着しない。実際にまるで気にしていないのだが、こんな彼女の態度が、また連中をいたく刺激してしまい、一層ムキにさせていた。
従魔についての授業にクロアたちが参加していた時のこと。
件の連中がちょっかいをかけてくる。
「スーラなんて連れてみっともない」
そんな言葉から始まる謂われのない誹謗中傷。
最初に言い出したのはどこぞの高位の貴族の子息。上等な衣服を着こなしているのではなくて、服に着られているようなしょうもない奴。これに同調するのも、似たり寄ったりの身なりの男女たち。
彼らがつるんでいるのは学内でもよく見かける。きっと貴族に生まれたことを、女神さまに選ばれた存在だとか、勘違いしている連中なのだろう。選民思想とかいう奴に早くもどっぷりと染まってしまった、哀れな子供たち。
いつもはメーサが防波堤となっており、彼らも迂闊には近寄ってこれないのだが、生憎とこの授業に彼女は参加していない。だが現状を勘違いしてはいけない。
守ってくれる壁がないのではない、頑丈な檻から金髪の美獣が解き放たれている状態にあるのだ。
それに気づかないこの子らは、勘違いのままに好機とすら捉えている。
ツーンと澄まして、まるで取り合わないクロア。フンと鼻で笑う。
なにせ彼女は知っているのだから。この青いスーラが、そんじょそこらのスーラとはワケが違うということを。この場にいるどの従魔よりも遥かに優れているということを。
こんな彼女の態度が、ますます連中の怒りの火に油を注ぐ。
ついには授業中にも関わらず喚き出す始末。
これには講師が困った。いかに学園では教師の方が生徒よりも立場が上とはいえ、面倒な生徒というのは、大抵が親も面倒なのだ。迂闊に介入しては自分に火の粉が及ぶ。
そこで講師が騒ぐ生徒たちに提案したのが「ブレイブ」。
これは安全対策が施された闘技場内で、従魔同士を戦わせる競技。あくまで生徒間にて平和的に決着をつけさせようと彼は考えた。
騒いでいた連中は、この提案にすぐに飛びつく。なにせ相手はスーラだ。自分たちが連れている自慢のモンスターが、あんなのに負けるはずがないと、信じ切っていたから。
対するクロアにも否はない。
こうして授業は教室から、専用の闘技場へと場所を移した。
見た目は楕円形の闘技場。しかし全体を覆うように特殊な結界が張り巡らされており、この中では攻撃が通ってもダメージを受けることはない。代わりに有効打と判断されると、両側の壁面に三つずつ並んである、ランプの一つが赤く点灯する。これが全部赤くなった方が負け。
おかげで安全に戦えるというわけだが、オレとしてはその仕組みの方が断然気になる。
幻術の類でも応用しているのだろうか? 是非ともあとでじっくりと調べてみるとしよう。
闘技場中央にて待機しているオレの前に現れたのは、対戦相手となる大きな狼型のモンスター。その辺の森にいるググの系統で、確か名前をガガとか言ったっけ。
ぐるぐる唸り声を上げて、黒紫色の全身の毛を逆立ててやる気充分。
チラリと観客席にいるクロアに視線を向けると、黒い笑みを浮かべていた。
《ヤレヤレ……で、どうすりゃいい?》
「適当に遊んであげて、でも可哀想だから殺しちゃダメよ。悪いのは飼い主で、その子じゃないから」
《畏まりました。お嬢様の仰せのままに》
子機を通じてクロアの意向を確認したオレは、彼女の望むままに相手をすることにする。
講師の号令の下に始まるブレイブ。
先制は奴に譲る。
勢いよく正面から突っ込んできては、鋭い爪を持つ前足を大きく振りかぶった。
はっきり言って遅い。
相手を小兵だと侮って、正面から無防備に近づいたのもマイナス。
《コイツ、満足に実践を経験してないな。たぶん与えられた小物や、抵抗の出来ない獲物とかを嬲ったことしかないんだな》
わざわざ躱すまでもないので、触手にて適当にパシッと前足を払ってやった。
二度、三度、四度とパシパシはたく。
次第にイラ立つガガ。目に憤怒を宿し、今度は噛みつかんと顎を繰り出す。
攻撃は最大の防御とは言うが、お前のソレは悪手だ。
明らかに自分より良い動きをする相手に、自分の急所を晒してどうするよ?
オレはかなーり威力を落とした触手パンチにて、奴の鼻づらをペチンと一撃。
それだけで赤ランプが一つ点灯。
キャンと可愛らしい声で鳴くガガ。ちょっと嗜虐心を起こしたオレは、続いて奴の横っ面を引っ叩いた。すかさず二つ目の赤ランプが灯る。
この一方的な展開に観客たちの方が騒ぎだす。「うそ」「なんで」「そんなバカな」とかいう台詞まで聞こえてきた。
たったの二撃で、すでにフラフラになっている対戦相手。
足がぷるぷると震えて、生まれたての子鹿のようだ。立ち続けている意地は立派だが、尻尾がすっかり内腿の間に丸められている。
なんだか長引かせるのも気の毒だったので、オレはコツンと軽く拳骨を振るう格好にて、触手で止めを差した。
ランプが全部ついて勝負あり。
オレ史上でも屈指のくだらない争いであった。
クロアの方を見るとウンウンと頷いている。どうやら満足したみたいでなにより。
しかし納得がいかないのが絡んできた連中。なにせ彼らは往生際が悪いのが信条みたいなもの。自分らの望まない結末なんて、素直に受け入れるわけがない。案の上、偶々だのインチキだのと、ゴネにゴネた。
「なんなら他の子たちもブレイブしてみる?」
呆れたクロアが水を向けると、彼らはこれに応じる。そして始まるスーラ無双。
オレは触手以外の一切の技能を封印して、手加減に手加減をしまくって、連中の従魔を次々と薙ぎ倒す。
すべてにケリがつくまでに、それほどの時間は要しなかった。
あんぐりと口を開け、間抜け面を晒す連中を残し、クロアは意気揚々と闘技場を後にする。
オレもその後をちょこちょことついて行く。
周囲に人の姿が消えたところで、クロアが話しかけてくる。
「ごめんね、ムーちゃん。つまらないことに巻き込んで」
《別に構いやしないよ。それよりもあの闘技場の仕掛けだよ。凄くない? アレ》
「うん。騎士や魔法使いの学校にも似たようなのがあるんだって。なんか二百年ぐらい前のエライ人が考えたって聞いたよ」
《ほー、たいした天才だな、そいつは。図書館に資料とかあるかな?》
「だったらコレから行ってみよっか。無理をさせちゃったから、私も探すのを手伝ってあげる」
金髪美少女と青いスーラが学園の廊下を並んで歩く。
仲睦まじい少女と従魔の姿に、見かけた生徒らもほっこりとした気分にさせられて、自然と笑みを浮かべていた。
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