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88 嵐が去った。
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クロアに狙いを定めた、玉の輿狙いの未亡人ビクティス・ラージ。
マナーの授業を受けるという話を聞いて「是非とも見学させて欲しい。なんだったらアドバイスの一つでもしてさしあげられるかも」とか言って強引に乱入。
仮面女を見てギョッとするも、すぐに持ち直して平静を装ったのは、さすが。
別に構わないと、仮面女ことフィメール・サファイア先生も歓迎する。たまには外部の人間から、参考になるご意見の一つでも聞かせて貰えればとのこと。
相変わらず言ってることは正しい。オカシイのは奴の言動の動の方だ。
それにしても未亡人殿もついてない。
よりにもよって、こんな授業内容の日に参加することになろうとは……。
その日の授業内容はダンスレッスン。
金髪幼女のお相手は木偶人形のアダマくん。人形遣いでもある仮面女の子飼いの一体。
いつの頃からか、彼の足が鉄の具足に覆われている。どうやらメキメキと成長著しいクロアの激しい足の動きに耐えかねてのことらしい。人形の体はかなり頑強な造りになっているはずだと思ったのだが……、とにもかくにもダンスの練習が始まる。
ダンスならばお任せ下さいと自信満々だったビクティスさん。若い頃から数々の舞踏会に参加していたのは伊達じゃないらしい。
カッ、カッ、カッ、と小気味よいステップ音が室内に響き渡る。
前後左右へと激しく動く幼女と人形。まるで互いの足の肉を削り合うかのように、交差させ、ぶつけ合い、ときに振り抜く。それらを紙一重で躱しつつ、くるり、くるり、と体の位置を入れ替える。
クロアの顔は真剣だ。アダマくんはのっぺり顔なのでわからない。
ときおりステップを間違えたクロアの小さな踵が、パートナーの足の甲を襲う。
まるで槍にて串刺しにでもしようかという一撃。室内に鈍い音が鳴った。
失敗に思わず足を止めそうになるクロアに、仮面女が激を飛ばす。
「クロアさま! 止まらない!」
「はいっ! レディ・サファイア」
そして続くダンスという名の激しい鍔迫り合い。アダマくんの具足がみるみるボコボコに。
ダンスは先生が制止するまで、たっぷりニ十分は続けられる。
終わった時には、さしものクロアもハアハアと肩で息をしていた。
こんな授業風景に、あんぐりと口を開けて間抜け面を晒すビクティスさん。
「それじゃあ、次はビクティスさま。お相手をお願い出来ますか」
仮面女から話を振られた彼女は「急に持病の癪がぁー」と言って逃げ出した。
《うむ。極めて正しい状況判断だな》
オレは自分の中の未亡人への評価を、ほんのちょっぴり上げた。
へこたれないビクティス・ラージ。
今度はトア先生の授業にお邪魔する。
とりあえず座学ならば大丈夫だろうと考えたようだが……、やはり彼女はついていない。
よりにもよって、言葉カルタの日に参加するだなんて。
言葉カルタとはトア先生お手製のカルタ。読み手の札に合わせて、かわいいイラスト入りのカードを奪い合う、学びと遊びが一体となったお勉強法。
カルタはすでに商品化もされており、販売されるやいなや各方面から絶賛の嵐。
「ウチの子が文字を覚えられました」「勉強嫌いの子が嘘だったように頑張っています」などの感謝を述べた親御さんからの手紙が、毎日のようにトア先生のところに届いている。
初めのうちは先生と生徒のみでやっていたのだが、クロアの学習能力と身体能力の向上に合わせて物足りなくなり、今ではオレや手の空いているメイドさんや黒服たちが参加することになっている。するとこの話を聞きつけた料理長が、勝った人のご褒美にとお菓子を差し入れしてくれるようになったから、さあ大変。
全員ガチだよ、ガチ。
大人と子供、主人と従者、男と女、そんなの関係ねぇとばかりに、毎回白熱することになった。なお賢いトア先生は、早々に身の危険を感じて読み手に徹している。さすがは小さい賢者と呼ばれるちみっこである。
そんな猛者どもの中に、無謀にも飛び込んだ薄幸の貴族の未亡人。
結果は語るまでもあるまい。
《意外にガッツあったな。彼女……》
オレはまたもや自分の中の未亡人への評価を、ほんのちょっぴり上方修正。
なおこの日、勝利をもぎ取ったのは黒服のオジサン。戦利品を手に「妻と娘に持って帰ってやるんだ」と嬉しそうに語っていた。
どうにも諦めきれないビクティス・ラージ。
授業が駄目ならプライベートでどうだと、懲りもせずにクロアに接近遭遇。しかしまたしても間が悪い。
ちょうど裏の林へ行こうとしていたクロアとルーシーさんに同行する未亡人。
林の中はぬかるんでおり、木の根がうねっていたりと、極めて歩きずらい。そんな場所をヒラヒラドレスと高いヒールで進んでいくビクティスさん。
林の中で羽虫に集られ、ステンと転びドレスを汚し、あちこちに引っかかっては擦り傷をこさえつつ、なんとか幼女の後ろに喰らいついて行ったものの、そこで目にしたのはルーシーさんが大木を蹴飛ばして、落ちてきた葉をクロアが打ち抜くという例の遊び。
王都での戦いを経て、クロアはひと皮剥けた。
拳が空を切る音が明らかに変わった。軌道はより洗練さを増し、狙い通りに正確無比に葉を打ち抜く。力みは減り、後半になるほどに乱れがちだった癖も見えなくなり、威力と速度が終始安定している。
現在のクロアの実力だと、加重効果のある金の腕輪装着時で十二枚、外した状態で十九枚の葉を同時に打ち抜く。ちなみにコレは片手での話だから。両手になれば単純に倍だ。
そんな技を目の前で披露されて、腰を抜かす未亡人。
ルーシーさんが呼んだ黒服たちに担がれて、滞在している部屋へと運ばれていった。
《よくあんな格好でついて行けたもんだ。地味に根性あるな》
オレは更に自分の中の未亡人への評価を、ちょびっと上げた。
なおビクティス・ラージは腰を痛めて、翌日は一歩も部屋から出て来ず。
そして残念なことに、その翌日には腰が治り次第、屋敷を去っていく旨を表明する。
未亡人が撤退を表明した日の夜のこと。
屋敷の執務室に当主のアンケルと執事長のクリプト、メイド長のエメラが集まっていた。
「そうか……ようやく帰ってくれるか。やれやれ、本家もいらぬ世話を焼いてくれるわい」
安堵するとともに愚痴を零すアンケル。
客人とはお義理でお茶と食事を一度だけ共にしたが、すっかり辟易していた。
そもそも彼の好みは仕事の出来る人。
亡くなった奥方とも若い頃から公私に渡るパートナーだった。屋敷の中で云えば司書室長のマリアベルのようなタイプが一番好みに近い。
「はい。ここのところ、クロアさまにつきまとっていたみたいですが」
「どうやらそちらから攻略しようと試みたようです」
主人に報告を入れる執事長に情報を補足するメイド長。面倒だったので女の世話は、部下に丸投げしていたが、しっかり監視だけはしていたのである。
「……にしても少し意外だったな」
「何と言いますか、根性があるというか、粘り強いというか」
「姑息に見えて、わりと正々堂々でしたし」
二人の意見を受けて「ふむ」と何やら思案顔のアンケル。
しばらくしてから「とりあえず彼女に例の件を打診してみるか。もしかしたら巧くハマるやもしれんしな」と口にする。
主人の言葉を受けてクリプトとエメラはすぐに動きだした。
後日、王都にて一つのサロンがオープンする。
八大公家ランドクレーズ家の肝入りで始まったお店。
店内では落ち着いた雰囲気の中、洗練された料理とお酒が愉しめると、貴族たちの間でも評判で、瞬く間に人気店の仲間入りを果たした。
貴族向けのお店ゆえに気難しい客も多いのだが、それを如才なくあしらうビクティス・ラージの姿があった。
「オーナー、五番テーブルのお客様がお呼びです」
「わかりました。すぐにお伺いしますわ」
四十路の未亡人。肉感的でどこか男好きをする女性が、優雅な足取りで店内を練り歩く。
眺めているだけで溜息がでるような美人もいいが、頑張れば手が届きそうないい女も悪くない、と男性客にも大人気。彼女目当ての客も多いのだとか。
マナーの授業を受けるという話を聞いて「是非とも見学させて欲しい。なんだったらアドバイスの一つでもしてさしあげられるかも」とか言って強引に乱入。
仮面女を見てギョッとするも、すぐに持ち直して平静を装ったのは、さすが。
別に構わないと、仮面女ことフィメール・サファイア先生も歓迎する。たまには外部の人間から、参考になるご意見の一つでも聞かせて貰えればとのこと。
相変わらず言ってることは正しい。オカシイのは奴の言動の動の方だ。
それにしても未亡人殿もついてない。
よりにもよって、こんな授業内容の日に参加することになろうとは……。
その日の授業内容はダンスレッスン。
金髪幼女のお相手は木偶人形のアダマくん。人形遣いでもある仮面女の子飼いの一体。
いつの頃からか、彼の足が鉄の具足に覆われている。どうやらメキメキと成長著しいクロアの激しい足の動きに耐えかねてのことらしい。人形の体はかなり頑強な造りになっているはずだと思ったのだが……、とにもかくにもダンスの練習が始まる。
ダンスならばお任せ下さいと自信満々だったビクティスさん。若い頃から数々の舞踏会に参加していたのは伊達じゃないらしい。
カッ、カッ、カッ、と小気味よいステップ音が室内に響き渡る。
前後左右へと激しく動く幼女と人形。まるで互いの足の肉を削り合うかのように、交差させ、ぶつけ合い、ときに振り抜く。それらを紙一重で躱しつつ、くるり、くるり、と体の位置を入れ替える。
クロアの顔は真剣だ。アダマくんはのっぺり顔なのでわからない。
ときおりステップを間違えたクロアの小さな踵が、パートナーの足の甲を襲う。
まるで槍にて串刺しにでもしようかという一撃。室内に鈍い音が鳴った。
失敗に思わず足を止めそうになるクロアに、仮面女が激を飛ばす。
「クロアさま! 止まらない!」
「はいっ! レディ・サファイア」
そして続くダンスという名の激しい鍔迫り合い。アダマくんの具足がみるみるボコボコに。
ダンスは先生が制止するまで、たっぷりニ十分は続けられる。
終わった時には、さしものクロアもハアハアと肩で息をしていた。
こんな授業風景に、あんぐりと口を開けて間抜け面を晒すビクティスさん。
「それじゃあ、次はビクティスさま。お相手をお願い出来ますか」
仮面女から話を振られた彼女は「急に持病の癪がぁー」と言って逃げ出した。
《うむ。極めて正しい状況判断だな》
オレは自分の中の未亡人への評価を、ほんのちょっぴり上げた。
へこたれないビクティス・ラージ。
今度はトア先生の授業にお邪魔する。
とりあえず座学ならば大丈夫だろうと考えたようだが……、やはり彼女はついていない。
よりにもよって、言葉カルタの日に参加するだなんて。
言葉カルタとはトア先生お手製のカルタ。読み手の札に合わせて、かわいいイラスト入りのカードを奪い合う、学びと遊びが一体となったお勉強法。
カルタはすでに商品化もされており、販売されるやいなや各方面から絶賛の嵐。
「ウチの子が文字を覚えられました」「勉強嫌いの子が嘘だったように頑張っています」などの感謝を述べた親御さんからの手紙が、毎日のようにトア先生のところに届いている。
初めのうちは先生と生徒のみでやっていたのだが、クロアの学習能力と身体能力の向上に合わせて物足りなくなり、今ではオレや手の空いているメイドさんや黒服たちが参加することになっている。するとこの話を聞きつけた料理長が、勝った人のご褒美にとお菓子を差し入れしてくれるようになったから、さあ大変。
全員ガチだよ、ガチ。
大人と子供、主人と従者、男と女、そんなの関係ねぇとばかりに、毎回白熱することになった。なお賢いトア先生は、早々に身の危険を感じて読み手に徹している。さすがは小さい賢者と呼ばれるちみっこである。
そんな猛者どもの中に、無謀にも飛び込んだ薄幸の貴族の未亡人。
結果は語るまでもあるまい。
《意外にガッツあったな。彼女……》
オレはまたもや自分の中の未亡人への評価を、ほんのちょっぴり上方修正。
なおこの日、勝利をもぎ取ったのは黒服のオジサン。戦利品を手に「妻と娘に持って帰ってやるんだ」と嬉しそうに語っていた。
どうにも諦めきれないビクティス・ラージ。
授業が駄目ならプライベートでどうだと、懲りもせずにクロアに接近遭遇。しかしまたしても間が悪い。
ちょうど裏の林へ行こうとしていたクロアとルーシーさんに同行する未亡人。
林の中はぬかるんでおり、木の根がうねっていたりと、極めて歩きずらい。そんな場所をヒラヒラドレスと高いヒールで進んでいくビクティスさん。
林の中で羽虫に集られ、ステンと転びドレスを汚し、あちこちに引っかかっては擦り傷をこさえつつ、なんとか幼女の後ろに喰らいついて行ったものの、そこで目にしたのはルーシーさんが大木を蹴飛ばして、落ちてきた葉をクロアが打ち抜くという例の遊び。
王都での戦いを経て、クロアはひと皮剥けた。
拳が空を切る音が明らかに変わった。軌道はより洗練さを増し、狙い通りに正確無比に葉を打ち抜く。力みは減り、後半になるほどに乱れがちだった癖も見えなくなり、威力と速度が終始安定している。
現在のクロアの実力だと、加重効果のある金の腕輪装着時で十二枚、外した状態で十九枚の葉を同時に打ち抜く。ちなみにコレは片手での話だから。両手になれば単純に倍だ。
そんな技を目の前で披露されて、腰を抜かす未亡人。
ルーシーさんが呼んだ黒服たちに担がれて、滞在している部屋へと運ばれていった。
《よくあんな格好でついて行けたもんだ。地味に根性あるな》
オレは更に自分の中の未亡人への評価を、ちょびっと上げた。
なおビクティス・ラージは腰を痛めて、翌日は一歩も部屋から出て来ず。
そして残念なことに、その翌日には腰が治り次第、屋敷を去っていく旨を表明する。
未亡人が撤退を表明した日の夜のこと。
屋敷の執務室に当主のアンケルと執事長のクリプト、メイド長のエメラが集まっていた。
「そうか……ようやく帰ってくれるか。やれやれ、本家もいらぬ世話を焼いてくれるわい」
安堵するとともに愚痴を零すアンケル。
客人とはお義理でお茶と食事を一度だけ共にしたが、すっかり辟易していた。
そもそも彼の好みは仕事の出来る人。
亡くなった奥方とも若い頃から公私に渡るパートナーだった。屋敷の中で云えば司書室長のマリアベルのようなタイプが一番好みに近い。
「はい。ここのところ、クロアさまにつきまとっていたみたいですが」
「どうやらそちらから攻略しようと試みたようです」
主人に報告を入れる執事長に情報を補足するメイド長。面倒だったので女の世話は、部下に丸投げしていたが、しっかり監視だけはしていたのである。
「……にしても少し意外だったな」
「何と言いますか、根性があるというか、粘り強いというか」
「姑息に見えて、わりと正々堂々でしたし」
二人の意見を受けて「ふむ」と何やら思案顔のアンケル。
しばらくしてから「とりあえず彼女に例の件を打診してみるか。もしかしたら巧くハマるやもしれんしな」と口にする。
主人の言葉を受けてクリプトとエメラはすぐに動きだした。
後日、王都にて一つのサロンがオープンする。
八大公家ランドクレーズ家の肝入りで始まったお店。
店内では落ち着いた雰囲気の中、洗練された料理とお酒が愉しめると、貴族たちの間でも評判で、瞬く間に人気店の仲間入りを果たした。
貴族向けのお店ゆえに気難しい客も多いのだが、それを如才なくあしらうビクティス・ラージの姿があった。
「オーナー、五番テーブルのお客様がお呼びです」
「わかりました。すぐにお伺いしますわ」
四十路の未亡人。肉感的でどこか男好きをする女性が、優雅な足取りで店内を練り歩く。
眺めているだけで溜息がでるような美人もいいが、頑張れば手が届きそうないい女も悪くない、と男性客にも大人気。彼女目当ての客も多いのだとか。
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