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83 樹木精品評会 3
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《クロアたちを頼んだぞ。分体ナンバー1》
《タイチョー、かしこまー》
等身大の分体を出し、アンケル爺たちの側に自分の身代わりとして置いておく。
品評会の会場に戻りながら、オレは更に追加の分体を四つ出す。こっちは小さいサイズで。
《分体ナンバー2、3、4、5。お前たちは会場内にて例の野生種の周囲を囲め。合図を出したら結界を張ってくれ》
了解の返事と共に散らばるメンバーたち。これでとりあえずは良し。
本音を言えば主催者が、会場の客らを追い出してくれるとありがたいんだが、たぶんそこまで期待できないだろう。思っていた以上に来場者数が多い。迂闊に「危ない」なんて報せたらパニックになってしまう。
一番いいのは何も起こらないこと。
次点で開催側が、すぐにあの野生種を下げてくれること。
でも参加を認めている辺り、ちょっと怪しいんだよなぁ。
今回のイベントにおける、サプライズ的なことを目論んでのことのような気がする。参加者らには逆効果だが、一般向けには宣伝になる。怖い物見たさ、物珍しさから客を集めるというのが狙いだったら、成功かもしれない。
慌てて会場へと戻ったものの、先ほどと特に様子が変わっていないことにほっとする。
会場内に入った分体たちからも、なんら異常の報告は届かない。
これはオレの取り越し苦労だったかも。
周囲に気取られぬように、鎖に繋がれたドリアードのいる檻へと近づく。
小さい分、客たちの足元を縫うように、いち早く持ち場に到着した分体たち。
やっぱりそうだ。檻を遠巻きにしつつも結構な人が集まっている。服装や会話の様子からして一般客ばかり。
野生種のドリアードは沈黙している。
さっきまでは鎖をじゃらじゃら鳴らして抵抗していたようだが、すでに諦めたのか。妙に静かだが……うん? なんだ、ありゃ?
木の根の数本が檻の外へとだらりと伸びている。それが地面に突き刺さっていた。
オレは目を凝らして根を視る。微かだが魔力の流れを感じる。どこに向かっている? 根が向かっている方向を追ってみる、するとそこには一体のドリアードの姿があった。
大道芸にて客を沸かしている奴だ。
重たそうな十二本もの大剣を、軽々とお手玉している。空中をくるくる回る刃を、器用にキャッチしては、また投げる。頭上を回転する剣が連なりアーチを描く。見事なジャグリングの技に、観客からは拍手喝采。
不意に空中のアーチから剣が一本消えた。
ビュンという、鋭い音とともに剣が飛来する。狙いは檻の鍵、これをあやまたず撃つ。しかし鍵は壊れない。するとすかさず第二射が届く。寸分たがわず同じ位置に命中した剣により、鍵が吹き飛んだ。そこからは檻の隙間を縫って、次々と剣が飛んでくる。鎖へと着弾。一度では切れなくとも二度、三度と同じ箇所にあたり、鎖が千切れ飛ぶ。十二本の剣がすべて撃ち終わったとき、すでに野生種の体を縛る鎖は半分にまで減っていた。
待っていたとばかりに奴が動き出す。
溜め込んでいた鬱憤を開放するかのように、振るわれる強い力。残りの鎖がメキメキと悲鳴をあげた。
こいつ、近くにいたあの芸人のドリアードを操ったのか? その割には回りくどい真似をしている。直接壊すように命令を出せばいいのに。……なるほど、そこまでは出来ないということか。そいつは朗報だ。もしもこれで自在に操れるとかだったら、オレはこの場をほっ放り出して、クロア達を連れて一目散に逃げる。とても会場じゅうのドリアードらを相手になんてしてられない。
客たちが異変に気付き騒ぎ始める。もう猶予はない。
《結界を張れ! いま直ぐに!》
分体たちに指示を送ったオレは、同時にアイテム収納より取り出した玉を、思い切り床に叩きつける。こいつはオレさま印の煙玉。ちょいと濃い目の煙幕だな。真っ黒な煙が結界内に充満して、周囲から中にいるオレの姿を隠してくれる。おかげで正体がバレることなく安心して動ける。持続時間は約五分、それが過ぎれば勝手に薄れて消えてしまう。もちろん無害だ。
触手回線を伸ばして接触を試みる。
だが怒りが強すぎてオレの声は奴に届かない。
逆に奴の激しい感情が回線を逆流し、オレにまで伝わってきて胸が苦しくなる。
怒りだけじゃない、哀しみも混じっている。断片的な映像が脳裏に浮かぶ。
森の奥、川の畔、ただ静かに暮らしていたというのに。
飢えていた冒険者がいたから、実を与えて助けた。なのにそいつらが徒党を組んで襲ってきた。どうして? なんで? ヤメてよ! イタイ、いたいよ、いやだ。ダレかたすけて……。
記憶の奔流、オレは堪えきれずに回線を切る。
《こいつ、まだ若い個体だ。思考がまるで子供じゃねぇか!》
ずっとおかしいと思っていた。
幼いから捕まえることが出来たんだ。本気のドリアードを強引に捕まえようと思ったら、それこそ軍隊でも用意しないと厳しい。
恩を仇で返され、無理矢理にこんなところにまで連れて来られた。
怒って当然だ。怨んで当然だ。憎んで当然だ。だけど……だけど、このまま放置すれば、会場はとんでもないことになる。きっと死傷者が多数出る。クロアたちにも被害が及ぶかもしれない。
だから……、だからオレは……、お前を倒すよ。
一気に三十の触手を展開、奴の体に叩きつける。
それと同時に「超振動」技能、最大出力で発動。
触手が触れたところから砕け散って、塵へと変わっていく。
痛みを感じる間もなく終わらせてやる。せめて、それぐらいはっ!
粉塵が舞う。
だんだんと砕けていく奴の体。
幹が三つに別れ、ついに崩れ落ちる。
《えりたいよ、カエリタイ……、かえ……リ……た……》
命が尽きる最後の瞬間、奴の強い想いがオレの心を、体を貫いた。
思わず謝罪の言葉を口にしそうになるも、なんとか堪える。
オレにそんな資格はない。
《これまでにも散々にモンスターを屠ってきた。今更だ。手前勝手にもほどがある》
感傷に浸る間もなく、煙が晴れる前にオレと分体たちは撤収。
すぐに合流してクロアたちの待つ客室へと向かった。
会場では突然に暴れ出した野生種が、黒い煙と共に消えたと大騒ぎ。
騒ぎのせいで品評会の審査は後日改めてとなり、アンケル爺は混乱に巻き込まれる前に屋敷に帰ることに。
正直、精神的に疲れ切っていたオレとしては有難かった。
その日の夜更け、オレは屋敷の裏の林にいるドリアードさんのところを訪ねていた。
今日あったことを正直に打ち明ける。
彼は特に何も言わず、黙ってオレの話に耳を傾けていた。
そしてすべて語り終えた後に「そっかー」と口にしただけであった。
オレはアイテム収納から一振りの枝を取り出す。
今日、オレが殺したあの子の一部だ。
あの子の森がどこにあったのかはわからない。
だから、せめてここに納めさせて欲しいと言ったら、ドリアードさんは快く応じてくれた。
「チョリース。にーやん、おひさー」
六日ぶりに友人の下を訪ねたら、彼の隣に見知らぬ若木がひょっこり生えていた。
しかも喋る。口調がやたらと軽い。というか、どこのコギャル?
「あー、この子。この間の子だよ。ほら、ムーさんが埋めていった」
《はぁっ!? ちょ、ちょっと待て。それってどういう意味っ!》
「どうもこうも、そのまんまだよ。枝からスクスク育って、すっかり元気」
ドリアードさんの説明によると、彼らは体の一部分が残っていれば、地面に埋めれば再生しちゃうとのこと。さすがに灰になるまで焼かれたら無理だけどね、と友人はお道化てみせた。
「いやー、にーやん、つよいっすネ。あたしビックリっす。ちょっとじしんあったんスけど、こっぱみじんですもん。まいった、マイッタ。アハハハハ」
「そんなわけだからムーさん、これからはこの子の分のお菓子もよろしくね」
「スイーツ、よろー」
楽し気に話すドリアードさんと調子の良い新入り。
とりあえずややこしいので、これからはこいつはコギャルでいいや。
それからオレのアノ時の感傷を返しやがれ! とおっさんは心の中で叫んだ。
翌朝、ドリアード効果が二倍になったせいで、屋敷の敷地内の農場と花壇がえらいことになり、みなが対応に大わらわとなっていた。
《タイチョー、かしこまー》
等身大の分体を出し、アンケル爺たちの側に自分の身代わりとして置いておく。
品評会の会場に戻りながら、オレは更に追加の分体を四つ出す。こっちは小さいサイズで。
《分体ナンバー2、3、4、5。お前たちは会場内にて例の野生種の周囲を囲め。合図を出したら結界を張ってくれ》
了解の返事と共に散らばるメンバーたち。これでとりあえずは良し。
本音を言えば主催者が、会場の客らを追い出してくれるとありがたいんだが、たぶんそこまで期待できないだろう。思っていた以上に来場者数が多い。迂闊に「危ない」なんて報せたらパニックになってしまう。
一番いいのは何も起こらないこと。
次点で開催側が、すぐにあの野生種を下げてくれること。
でも参加を認めている辺り、ちょっと怪しいんだよなぁ。
今回のイベントにおける、サプライズ的なことを目論んでのことのような気がする。参加者らには逆効果だが、一般向けには宣伝になる。怖い物見たさ、物珍しさから客を集めるというのが狙いだったら、成功かもしれない。
慌てて会場へと戻ったものの、先ほどと特に様子が変わっていないことにほっとする。
会場内に入った分体たちからも、なんら異常の報告は届かない。
これはオレの取り越し苦労だったかも。
周囲に気取られぬように、鎖に繋がれたドリアードのいる檻へと近づく。
小さい分、客たちの足元を縫うように、いち早く持ち場に到着した分体たち。
やっぱりそうだ。檻を遠巻きにしつつも結構な人が集まっている。服装や会話の様子からして一般客ばかり。
野生種のドリアードは沈黙している。
さっきまでは鎖をじゃらじゃら鳴らして抵抗していたようだが、すでに諦めたのか。妙に静かだが……うん? なんだ、ありゃ?
木の根の数本が檻の外へとだらりと伸びている。それが地面に突き刺さっていた。
オレは目を凝らして根を視る。微かだが魔力の流れを感じる。どこに向かっている? 根が向かっている方向を追ってみる、するとそこには一体のドリアードの姿があった。
大道芸にて客を沸かしている奴だ。
重たそうな十二本もの大剣を、軽々とお手玉している。空中をくるくる回る刃を、器用にキャッチしては、また投げる。頭上を回転する剣が連なりアーチを描く。見事なジャグリングの技に、観客からは拍手喝采。
不意に空中のアーチから剣が一本消えた。
ビュンという、鋭い音とともに剣が飛来する。狙いは檻の鍵、これをあやまたず撃つ。しかし鍵は壊れない。するとすかさず第二射が届く。寸分たがわず同じ位置に命中した剣により、鍵が吹き飛んだ。そこからは檻の隙間を縫って、次々と剣が飛んでくる。鎖へと着弾。一度では切れなくとも二度、三度と同じ箇所にあたり、鎖が千切れ飛ぶ。十二本の剣がすべて撃ち終わったとき、すでに野生種の体を縛る鎖は半分にまで減っていた。
待っていたとばかりに奴が動き出す。
溜め込んでいた鬱憤を開放するかのように、振るわれる強い力。残りの鎖がメキメキと悲鳴をあげた。
こいつ、近くにいたあの芸人のドリアードを操ったのか? その割には回りくどい真似をしている。直接壊すように命令を出せばいいのに。……なるほど、そこまでは出来ないということか。そいつは朗報だ。もしもこれで自在に操れるとかだったら、オレはこの場をほっ放り出して、クロア達を連れて一目散に逃げる。とても会場じゅうのドリアードらを相手になんてしてられない。
客たちが異変に気付き騒ぎ始める。もう猶予はない。
《結界を張れ! いま直ぐに!》
分体たちに指示を送ったオレは、同時にアイテム収納より取り出した玉を、思い切り床に叩きつける。こいつはオレさま印の煙玉。ちょいと濃い目の煙幕だな。真っ黒な煙が結界内に充満して、周囲から中にいるオレの姿を隠してくれる。おかげで正体がバレることなく安心して動ける。持続時間は約五分、それが過ぎれば勝手に薄れて消えてしまう。もちろん無害だ。
触手回線を伸ばして接触を試みる。
だが怒りが強すぎてオレの声は奴に届かない。
逆に奴の激しい感情が回線を逆流し、オレにまで伝わってきて胸が苦しくなる。
怒りだけじゃない、哀しみも混じっている。断片的な映像が脳裏に浮かぶ。
森の奥、川の畔、ただ静かに暮らしていたというのに。
飢えていた冒険者がいたから、実を与えて助けた。なのにそいつらが徒党を組んで襲ってきた。どうして? なんで? ヤメてよ! イタイ、いたいよ、いやだ。ダレかたすけて……。
記憶の奔流、オレは堪えきれずに回線を切る。
《こいつ、まだ若い個体だ。思考がまるで子供じゃねぇか!》
ずっとおかしいと思っていた。
幼いから捕まえることが出来たんだ。本気のドリアードを強引に捕まえようと思ったら、それこそ軍隊でも用意しないと厳しい。
恩を仇で返され、無理矢理にこんなところにまで連れて来られた。
怒って当然だ。怨んで当然だ。憎んで当然だ。だけど……だけど、このまま放置すれば、会場はとんでもないことになる。きっと死傷者が多数出る。クロアたちにも被害が及ぶかもしれない。
だから……、だからオレは……、お前を倒すよ。
一気に三十の触手を展開、奴の体に叩きつける。
それと同時に「超振動」技能、最大出力で発動。
触手が触れたところから砕け散って、塵へと変わっていく。
痛みを感じる間もなく終わらせてやる。せめて、それぐらいはっ!
粉塵が舞う。
だんだんと砕けていく奴の体。
幹が三つに別れ、ついに崩れ落ちる。
《えりたいよ、カエリタイ……、かえ……リ……た……》
命が尽きる最後の瞬間、奴の強い想いがオレの心を、体を貫いた。
思わず謝罪の言葉を口にしそうになるも、なんとか堪える。
オレにそんな資格はない。
《これまでにも散々にモンスターを屠ってきた。今更だ。手前勝手にもほどがある》
感傷に浸る間もなく、煙が晴れる前にオレと分体たちは撤収。
すぐに合流してクロアたちの待つ客室へと向かった。
会場では突然に暴れ出した野生種が、黒い煙と共に消えたと大騒ぎ。
騒ぎのせいで品評会の審査は後日改めてとなり、アンケル爺は混乱に巻き込まれる前に屋敷に帰ることに。
正直、精神的に疲れ切っていたオレとしては有難かった。
その日の夜更け、オレは屋敷の裏の林にいるドリアードさんのところを訪ねていた。
今日あったことを正直に打ち明ける。
彼は特に何も言わず、黙ってオレの話に耳を傾けていた。
そしてすべて語り終えた後に「そっかー」と口にしただけであった。
オレはアイテム収納から一振りの枝を取り出す。
今日、オレが殺したあの子の一部だ。
あの子の森がどこにあったのかはわからない。
だから、せめてここに納めさせて欲しいと言ったら、ドリアードさんは快く応じてくれた。
「チョリース。にーやん、おひさー」
六日ぶりに友人の下を訪ねたら、彼の隣に見知らぬ若木がひょっこり生えていた。
しかも喋る。口調がやたらと軽い。というか、どこのコギャル?
「あー、この子。この間の子だよ。ほら、ムーさんが埋めていった」
《はぁっ!? ちょ、ちょっと待て。それってどういう意味っ!》
「どうもこうも、そのまんまだよ。枝からスクスク育って、すっかり元気」
ドリアードさんの説明によると、彼らは体の一部分が残っていれば、地面に埋めれば再生しちゃうとのこと。さすがに灰になるまで焼かれたら無理だけどね、と友人はお道化てみせた。
「いやー、にーやん、つよいっすネ。あたしビックリっす。ちょっとじしんあったんスけど、こっぱみじんですもん。まいった、マイッタ。アハハハハ」
「そんなわけだからムーさん、これからはこの子の分のお菓子もよろしくね」
「スイーツ、よろー」
楽し気に話すドリアードさんと調子の良い新入り。
とりあえずややこしいので、これからはこいつはコギャルでいいや。
それからオレのアノ時の感傷を返しやがれ! とおっさんは心の中で叫んだ。
翌朝、ドリアード効果が二倍になったせいで、屋敷の敷地内の農場と花壇がえらいことになり、みなが対応に大わらわとなっていた。
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