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79 芋
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スーラという謎生物に食事は不要。
オレにとっては食べることは嗜好に過ぎない。だがみんなは違う。
ここは生きるには厳しい世界だ。何が起こるかわからない。だからこそ常日頃から備えておく必要がある、大切な人たちを守るために。
オレは屋敷の敷地内の林の奥深くに住んでいる友人のドリアードさんのもとを訪ねては、せっせと食べられる植物を教わっている。
没落、襲撃、戦争、病、災害、すべての可能性はゼロじゃない。
いざという時、とりあえず食べ物さえ確保できたら生き残れる。
腹さえ満たせれば体は動く。体が持ち直せば気落ちした心も浮上する。元気になれば多少の困難ならば乗り越えられる。だからこその食べ物なのである。確保する手段はいくらあっても困らない。
辛くて食欲がない時ほど無理してでも食べろという考えは、あながち間違っちゃいない。外部からエネルギー源を摂取しないと、途端に思考は鈍り体力が落ちる。肉体の能力低下に精神が引きずられる。そこから先は心と体が互いに足を引っ張り合って、負のスパイラルに入ってしまう。これだけは絶対に避けなければならない。
悲劇に見舞われたとき、落ち着くまで静観するという手もある。でもオレはこれが最善だとはどうしても考えられない。
あれは前世でのこと。
会社の後輩が事故で妻子を亡くした。
彼とは部署が違ってほとんど面識がなかったので、オレが葬儀に出席することもなかった。
彼の上司は落ち着くまでゆっくりしろと部下に言った。周囲もひどく気落ちする同僚を見かねて、これに賛同した。
これは優しさから出た判断だったのかもしれない。だが本当にそれだけであったのだろうか? 彼をどう励ませばいいのか、どのような言葉をかけたらいいのかわからない。困惑した周囲が彼から距離を取りたい、関わり合いになりたくない、逃げたいといった気持ちが根底にあったのではないのか?
結果として彼が会社に姿を現すことは二度となかった。
しばらく哀しみに浸るのはいい。でもそれだけではたぶんダメなのだ。無理にでも引っ張り出して体を動かし、気を紛らわす。誤魔化しでも代償行為で構わない。たとえ這ってでもいい。少しずつでも動き続けなければならない。立ち止まりうずくまって、すっかり動けなくなってしまったら、じきに心は死ぬ。
オレは彼の一件から深くそう思った。
ドリアードさんに教わって、この林の中だけでも、相当な種類の食べ物を見つけることが出来た。
日頃から厨房に出入りしているからわかるのだが、この世界ではやはりキノコ類と根菜類において、手付かずのモノが多い。
キノコ類に関しては判別が難しい。また食糧というより薬物としての扱いが一般的。根菜類に関しては、単なる木の根扱いで見向きもされちゃいない。
まぁ、普通ならゴボウみたいなものを見つけたところで、食べようとは考えないよな。
嬉しかったのがサツマイモっぽい芋を教えてもらえたこと。
ひょろっとした木で、姿が歪んでおり材木には適さない。水分含量が多いせいか乾燥もしにくく薪にもならないし、花を咲かせることも実をつけることもない。それどころか葉っぱの表面の模様が、人の目を連想させるので気持ち悪がられている。そんな木の根にびっしりと芋が鈴なり。ちょっと深く掘らないといけないが、労力に見合う収穫量。一本の木から五十近くの実がとれた。しかもドリアードさんの話では、半年ほどでまた実をつけるとのこと。
実を持ってみる。
どっちりとして重い。表面は紫色。形はまんまサツマイモ。割ってみると断面はキレイな乳白色。匂いを嗅いでみると少しミルクっぽい。
《サツマイモといったら、やっぱりアレだよなぁ》
地面に穴を掘って、そこに手頃な大きさの小石を大量に投入。これに火を放って熱する。充分に全ての石に熱が伝わったら、あとは芋を埋めてしばらく放置。
オレの作業を興味深げに見守っていたドリアードさん。ひと段落ついたところで声をかけてきた。
「それは何をしているんだい?」
《これは石焼きさ》
触手回線を友人に繋いで返事をするオレ。
回線だなんぞと言っているが、ようは触手を用いた糸電話である。ただしアレよりは意志の伝達が段違いに優れている。おかげで今では筆談の頃と違って、会話の流れがとってもスムーズ、ボケとツッコミもばっちり。
「石焼き? そういえば石を温めていたね」
《そう。こうすることでじっくりと芋に熱を通すんだ。ホクホクになるよー》
「ホクホク……なんだか素晴らしい言葉の響きだね。ホクホクー」
《上手くいったら、美味しい物をご馳走できるから》
「それは嬉しいねぇ。どれくらいで出来るの? 僕はなんだか待ち遠しいよ」
《そうだなぁ、一時間ってところかな……って、アレ?》
「おや、なんだか甘い匂いが」
《おいおい。まだ仕掛けてから、せいぜい十分ほどしか経ってないぞ。いくらなんでも早すぎる》
そう言っている間にも強まっていく甘い香り。
オレは慌てて石の中から芋をほじくり出す。
湯気を立てるサツマイモもどき。表面の皮がパリッと焼けて、ほどよい焦げがついている。
恐る恐る二つに割ってみる。モッチリとした感触とともに左右に分かれる芋。程よく繊維が糸を引く。中からは濃い黄色の実が顔を覗かせ、途端に辺りが甘い香りに包まれる。
試しに半分を体へと取り込む。すぐにオレの中に満ちる幸福感。ホクホクとしっとりと濃厚な甘味の三重奏。
気がついたとき、オレはもう半分も食べきってしまっていた。
早くとせがむドリアードさんにも食べさせてあげる。
彼もまたしばらく放心していた。
「まさかアレがこんなになるなんて……信じられないよ」
《ああ、無茶苦茶、美味かったな》
「石焼きって凄いね」
《いや、凄いのはこの芋そのものだよ。オレがやったのは簡単な調理法だから》
「じゃあさ、じゃあさ、もしもだよ、もしもこの芋を料理長が調理したら一体どうなっちゃうのかなぁ」
料理長が、だと……。想像するだけで涎が出てくる。
オレとドリアードさんは同時にごくんと喉を鳴らす。
《これはもうお願いするしかないよな》
「だよね。あと、もちろん……」
《みなまで言うな。ちゃんとお裾分けにくるさ》
「絶対だよ! 約束したからね!」
《わかった。わたったからあんまり興奮するな。とりあえず、もう一個どうだ》
「もちろん、いただくさー」
モグモグと至福の時間を堪能する青いスーラとドリアード。
オレたちは合計十二個もの芋を腹に収めた。
食べている間に新たに石焼き芋を用意しておく。コレを生の奴と一緒に料理長に渡そう。賢い彼のことだから、きっとこれだけで察してくれる。ついでに木の特徴を記したメモも忘れないようにしないと。
芋の試食会を終えたオレは友人に別れを告げて本宅へ。
どうやって料理長に渡そうかなと考えながら向かっていると、クロアに見つかった。
いつものように駆け寄ってくる。そこまでは同じだったが、その後が違う。
鼻をスンスンさせながら、オレの周囲をぐるぐる回る。
一緒にいた専従メイドのルーシーさんまで鼻をスンスン。
「ムーちゃん……なんかいいニオイがする」
「ムーさん……なんか甘い匂いがしますね」
しまった! 乙女の嗅覚を甘くみていた。
こと甘い物に関しては、特に恐るべき嗅覚を発揮する存在だということは、先のシロップ騒動でもわかっていたというのに。我ながら迂闊であった。
ジリジリとその場を逃れようとするも、すかさず前後を金髪幼女とけしからんお胸のメイドに囲まれ詰め寄られる。
「さぁ」「さぁ」「さぁ」二人による激しい追及。
おっさんが屈するまで、さほどの時間はかからなかった。
「なんじゃこりゃー!!」「なんですかこれーっ!!」
焼き芋をハムっと口に含んだ瞬間、幼女とメイドが同時に叫んだ。
その声は本宅にまで届き、驚いたメイドたちや黒服たち、警護の兵士らまで集まってきて、ちょっとした騒ぎとなる。そんな中に調理長も混じっていたので、オレは彼に後事を丸投げすべく、持っていた生のサツマイモもどきと焼き芋、木の詳細を記したメモを渡す。
《後は頼む。美味しいお菓子を期待してるぜ、料理長》
困惑する料理長を残し、オレはとっとと退散した。
その夜のこと。
執務室にいたアンケルのもとにメイド長のエメラより報告が届く。
なんでも凄い芋が発見されたとのこと。
この一報を聞いて彼は疲れたような声で、「またか」と呟いたという。
オレにとっては食べることは嗜好に過ぎない。だがみんなは違う。
ここは生きるには厳しい世界だ。何が起こるかわからない。だからこそ常日頃から備えておく必要がある、大切な人たちを守るために。
オレは屋敷の敷地内の林の奥深くに住んでいる友人のドリアードさんのもとを訪ねては、せっせと食べられる植物を教わっている。
没落、襲撃、戦争、病、災害、すべての可能性はゼロじゃない。
いざという時、とりあえず食べ物さえ確保できたら生き残れる。
腹さえ満たせれば体は動く。体が持ち直せば気落ちした心も浮上する。元気になれば多少の困難ならば乗り越えられる。だからこその食べ物なのである。確保する手段はいくらあっても困らない。
辛くて食欲がない時ほど無理してでも食べろという考えは、あながち間違っちゃいない。外部からエネルギー源を摂取しないと、途端に思考は鈍り体力が落ちる。肉体の能力低下に精神が引きずられる。そこから先は心と体が互いに足を引っ張り合って、負のスパイラルに入ってしまう。これだけは絶対に避けなければならない。
悲劇に見舞われたとき、落ち着くまで静観するという手もある。でもオレはこれが最善だとはどうしても考えられない。
あれは前世でのこと。
会社の後輩が事故で妻子を亡くした。
彼とは部署が違ってほとんど面識がなかったので、オレが葬儀に出席することもなかった。
彼の上司は落ち着くまでゆっくりしろと部下に言った。周囲もひどく気落ちする同僚を見かねて、これに賛同した。
これは優しさから出た判断だったのかもしれない。だが本当にそれだけであったのだろうか? 彼をどう励ませばいいのか、どのような言葉をかけたらいいのかわからない。困惑した周囲が彼から距離を取りたい、関わり合いになりたくない、逃げたいといった気持ちが根底にあったのではないのか?
結果として彼が会社に姿を現すことは二度となかった。
しばらく哀しみに浸るのはいい。でもそれだけではたぶんダメなのだ。無理にでも引っ張り出して体を動かし、気を紛らわす。誤魔化しでも代償行為で構わない。たとえ這ってでもいい。少しずつでも動き続けなければならない。立ち止まりうずくまって、すっかり動けなくなってしまったら、じきに心は死ぬ。
オレは彼の一件から深くそう思った。
ドリアードさんに教わって、この林の中だけでも、相当な種類の食べ物を見つけることが出来た。
日頃から厨房に出入りしているからわかるのだが、この世界ではやはりキノコ類と根菜類において、手付かずのモノが多い。
キノコ類に関しては判別が難しい。また食糧というより薬物としての扱いが一般的。根菜類に関しては、単なる木の根扱いで見向きもされちゃいない。
まぁ、普通ならゴボウみたいなものを見つけたところで、食べようとは考えないよな。
嬉しかったのがサツマイモっぽい芋を教えてもらえたこと。
ひょろっとした木で、姿が歪んでおり材木には適さない。水分含量が多いせいか乾燥もしにくく薪にもならないし、花を咲かせることも実をつけることもない。それどころか葉っぱの表面の模様が、人の目を連想させるので気持ち悪がられている。そんな木の根にびっしりと芋が鈴なり。ちょっと深く掘らないといけないが、労力に見合う収穫量。一本の木から五十近くの実がとれた。しかもドリアードさんの話では、半年ほどでまた実をつけるとのこと。
実を持ってみる。
どっちりとして重い。表面は紫色。形はまんまサツマイモ。割ってみると断面はキレイな乳白色。匂いを嗅いでみると少しミルクっぽい。
《サツマイモといったら、やっぱりアレだよなぁ》
地面に穴を掘って、そこに手頃な大きさの小石を大量に投入。これに火を放って熱する。充分に全ての石に熱が伝わったら、あとは芋を埋めてしばらく放置。
オレの作業を興味深げに見守っていたドリアードさん。ひと段落ついたところで声をかけてきた。
「それは何をしているんだい?」
《これは石焼きさ》
触手回線を友人に繋いで返事をするオレ。
回線だなんぞと言っているが、ようは触手を用いた糸電話である。ただしアレよりは意志の伝達が段違いに優れている。おかげで今では筆談の頃と違って、会話の流れがとってもスムーズ、ボケとツッコミもばっちり。
「石焼き? そういえば石を温めていたね」
《そう。こうすることでじっくりと芋に熱を通すんだ。ホクホクになるよー》
「ホクホク……なんだか素晴らしい言葉の響きだね。ホクホクー」
《上手くいったら、美味しい物をご馳走できるから》
「それは嬉しいねぇ。どれくらいで出来るの? 僕はなんだか待ち遠しいよ」
《そうだなぁ、一時間ってところかな……って、アレ?》
「おや、なんだか甘い匂いが」
《おいおい。まだ仕掛けてから、せいぜい十分ほどしか経ってないぞ。いくらなんでも早すぎる》
そう言っている間にも強まっていく甘い香り。
オレは慌てて石の中から芋をほじくり出す。
湯気を立てるサツマイモもどき。表面の皮がパリッと焼けて、ほどよい焦げがついている。
恐る恐る二つに割ってみる。モッチリとした感触とともに左右に分かれる芋。程よく繊維が糸を引く。中からは濃い黄色の実が顔を覗かせ、途端に辺りが甘い香りに包まれる。
試しに半分を体へと取り込む。すぐにオレの中に満ちる幸福感。ホクホクとしっとりと濃厚な甘味の三重奏。
気がついたとき、オレはもう半分も食べきってしまっていた。
早くとせがむドリアードさんにも食べさせてあげる。
彼もまたしばらく放心していた。
「まさかアレがこんなになるなんて……信じられないよ」
《ああ、無茶苦茶、美味かったな》
「石焼きって凄いね」
《いや、凄いのはこの芋そのものだよ。オレがやったのは簡単な調理法だから》
「じゃあさ、じゃあさ、もしもだよ、もしもこの芋を料理長が調理したら一体どうなっちゃうのかなぁ」
料理長が、だと……。想像するだけで涎が出てくる。
オレとドリアードさんは同時にごくんと喉を鳴らす。
《これはもうお願いするしかないよな》
「だよね。あと、もちろん……」
《みなまで言うな。ちゃんとお裾分けにくるさ》
「絶対だよ! 約束したからね!」
《わかった。わたったからあんまり興奮するな。とりあえず、もう一個どうだ》
「もちろん、いただくさー」
モグモグと至福の時間を堪能する青いスーラとドリアード。
オレたちは合計十二個もの芋を腹に収めた。
食べている間に新たに石焼き芋を用意しておく。コレを生の奴と一緒に料理長に渡そう。賢い彼のことだから、きっとこれだけで察してくれる。ついでに木の特徴を記したメモも忘れないようにしないと。
芋の試食会を終えたオレは友人に別れを告げて本宅へ。
どうやって料理長に渡そうかなと考えながら向かっていると、クロアに見つかった。
いつものように駆け寄ってくる。そこまでは同じだったが、その後が違う。
鼻をスンスンさせながら、オレの周囲をぐるぐる回る。
一緒にいた専従メイドのルーシーさんまで鼻をスンスン。
「ムーちゃん……なんかいいニオイがする」
「ムーさん……なんか甘い匂いがしますね」
しまった! 乙女の嗅覚を甘くみていた。
こと甘い物に関しては、特に恐るべき嗅覚を発揮する存在だということは、先のシロップ騒動でもわかっていたというのに。我ながら迂闊であった。
ジリジリとその場を逃れようとするも、すかさず前後を金髪幼女とけしからんお胸のメイドに囲まれ詰め寄られる。
「さぁ」「さぁ」「さぁ」二人による激しい追及。
おっさんが屈するまで、さほどの時間はかからなかった。
「なんじゃこりゃー!!」「なんですかこれーっ!!」
焼き芋をハムっと口に含んだ瞬間、幼女とメイドが同時に叫んだ。
その声は本宅にまで届き、驚いたメイドたちや黒服たち、警護の兵士らまで集まってきて、ちょっとした騒ぎとなる。そんな中に調理長も混じっていたので、オレは彼に後事を丸投げすべく、持っていた生のサツマイモもどきと焼き芋、木の詳細を記したメモを渡す。
《後は頼む。美味しいお菓子を期待してるぜ、料理長》
困惑する料理長を残し、オレはとっとと退散した。
その夜のこと。
執務室にいたアンケルのもとにメイド長のエメラより報告が届く。
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