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76 触手回線
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ここのところ深夜になると、オレは屋敷内の人形の間と呼ばれている部屋にお邪魔している。家中の人形のほとんどが集められている場所。普段からほとんど家人らが近寄らない。おかげでこっそりと特訓をするのに重宝している。
王都でのゴタゴタ、戦闘狂いの女との揉め事、戻ってきてからのドリアードさんとのやりとり、それ以前からの諸々……、ずっと不便だと思っていた。自身のコミュニケーション能力の低さに。
オレがその気になれば、筆談にて相手と意思の疎通は可能。実際にドリアードさんには正体を明かして、普通に会話を愉しんでいる。しかしそれでもやり取りが面倒だ。どんなに盛り上がっても会話がぶつ切り、いまいち心から楽しめない。親睦が深まるほどに、不便さにイラ立つ。
そこで再びチャレンジしてみようと思い立ったわけである。
声を発するのは以前に失敗している。アレはダメダメだった。
ヘンなうめき声しか再現出来なかったし、なによりビジュアル的に完全にアウトだった。青いスーラボディに透ける疑似内蔵。もうホラーでしかない。どんなに心が清らかでも、怪物として問答無用で処理されてしまうレベル。森の奥でいろんなタイプのモンスターに遭遇した、オレですらも引く容姿。アレは世に出してはいけない。
そこで今回は違う着眼点から攻めることにする。
ヒントは分隊のメンバーらとのやり取り。
王都で散々に実行したおかげか、一度に出せる分体の数が更に二十増えていた。
現在合計で、百四十まで同時に展開できる。
メンバ―たちとは念話もどきが可能。映像や音とかはさすがに無理だが、言葉のやり取りは出来る。実際にはメールに近い感覚かな。
理屈はわからん、がとにかく出来る。細かい点は、まぁいい。
そんなやり取りを数えきれないほど繰り返していて、ふと思った。
《これってなんだか携帯電話みたいじゃない?》
それならば分体を携帯電話や子機みたいな扱いにすればイケるかと思いきや、そうは甘い話でもなくて……。
人に分体を持たせたところで、オレと分体は通話が可能だが、持ち主と分体の通話が出来ない。つまり意味がない。この後半の部分こそが問題なのである。
結局、大元のオレが他人とスムーズにやり取り出来る必要がある。その方法をうんうんと悩んでいるうちに、「そういえば……」と思い出した。
携帯電話についていた骨伝導とかいう機能。
初期の携帯電話では、電波状況や周囲の環境に左右されて、聞き取りずらくなることが多々あった。この問題のひとつを解決したのが骨伝導。耳からだけでは拾いきれない音を、本体を押し付けた顎周りの骨からも拾っちゃう優れモノ。音が振動であるということに着目した、素晴らしい発明である。
最初に話を聞いたときには「頭蓋骨から直接音を拾うの。なんか怖い」とか思ったけども、実際に使ってみるとコレが非常に便利。音が確かに鮮明に伝わる。前世でおっさんは結構感動したのを憶えていた。
この度はそちらの線で攻めてみようと思い立った次第です。
試行錯誤、その一言に尽きる。
なにせオレには科学的知識も技術的素養も何もない。
前世ではただのおっさん、ただの消費者、提供される技術を使い潰すだけの大衆、仕事もまったくかすりもしない内容だったし。わかっていたのは「音とは振動により伝わる」ことだけ。
とにかく手探りの連続。
体を伸ばして触れた相手に声を届けようとする。
振動を視覚するためにコップに水を入れて、これを相手に見立てる。伝わったら波紋の一つでも浮かぶか、水飛沫が立つかもと考えた。
ずーっと振動を強くイメージしていたら、触れていたコップが粉砕した。
そういえば前世で見知ったアニメか漫画の中で、こんな必殺技を使っていたキャラがいたような気がする。確か「いかなる頑強な鎧も無駄! この攻撃はいかなる防御もすり抜ける」とかなんとか言っていたような……。
おっさんは意図せずして新しい技を覚えた。とりあえず安直だが「超振動」と名付けておこう。物騒過ぎて使い道に困るが、加減を調節して腹に当てたら腹筋が鍛えられるかもしれない。
二日過ぎ、三日が過ぎても成果は出ず。
もしかして方法が間違っているのかとも考えたが、とりあえずは七日を目処に続けることに決めて、ひたすら挑戦する。
おかげで「超振動」は完璧になった、ついでに加減も覚えた。今ならば腹筋どころか、肩や首などの凝りもバッチリほぐせるぜ。
だがオレも遊んでいただけじゃない。
音が伝わる。その一点について吟味してみると、朧げながら答えが見えてきた。
空気中が一番スムーズに音が伝わる。水中だと鈍り、伝わるものの籠ったような音になる。物質だと性質によって左右される。固い電車のレールのようなモノならば、遠くからでも届くが、柔らかいゴムのような素材だと届きづらい、といった具合に。
オレのスーラボディはどれに相当する? やはり近いのは粘性の高い水か柔らかいゴムだろう。だとすると、もっとも音の振動が伝わりにくい性質に近い。やっぱり無理かと諦めかけたとき、オレは肝心なことを思い出した。
『スーラボディにおいて、すべては正しく認識することから始まる』
かつて泉の森でドラゴンに遭遇したショックで前世の記憶を思い出した。
途端に身動きが取れなくなった。
自分が人間ではなくなっていたから。
意識と体との決定的なズレ。
記憶の中にあるすべてが通用しない体。
ピクリとも動けずに、何日も何日もじっと岩の上で鎮座し続ける。
まともに動けるようになるだけで、もの凄い時間がかかった。
思い通りに動けるようになるまでに、更に時間がかかった。
そこから先もまた同じ。
……あぁ、オレはいつまでたっても学習しない。我ながら本当に阿呆すぎて泣けてくる。
そうだ。オレは人間じゃない。スーラという謎生物。
人と同じようなことは工夫すれば出来る。でもやはり人と同じではない。そんなことは初めからわかりきっていたというのに。すっかり人に混じって生活していたから忘れていた、思考が人寄りになっていたよ。
伝えたいのは音じゃない。オレの意志、考え、言葉……、イメージするのは声を届けること、でも振動は必要ない、だってソレは本当の意味での音ではないのだから。
触手を伸ばす。ただの触手では伝わらない。だから中を抜いて細い管を通す。魔力回路の形成に似ているか。先端を聴診器に模してみる。音は拾えるが、いや、ちょっと違う。コレじゃない。一方的に音を拾いたいわけじゃやない。相互のやり取りが可能でないと意味がない。だとすれば……伸びた触手を通してのやり取り……糸電話みたいなモノでどうだ、おっ! なんかいい感じ。
どうやら難しく考え過ぎていたみたい。「骨伝導でいこう」とか、キメ顔をしていた自分が恥ずかしい。最新式からいっきにローテクに落ちた気もするが、とりあえず目的を達したので良しとしよう。
こうしてなんとかコミュニケーションツール「触手回線」は無事に完成した。
特訓を初めてから十日ほど経った夜の事である。
なお完成披露を兼ねた実験の被験者として、オレが選んだのは騎士団長。
なんといっても丈夫だし、ちょっとぐらいミスっても死なないと思う。
もしもの時はオレさま秘蔵の「死人でもたぶん生き返るかもしれない薬」をじゃんじゃん投与するつもり。
技能が完成した日の明け方、寝ている騎士団長の寝室にお邪魔したオレは、そーっと触手を伸ばし彼の足に触れる。そして「触手回線」技能を発動。
《敵襲ー、敵襲ー》
途端にがばっと起き上がった騎士団長。すかさず枕元に置いてあった剣を握ると、寝間着姿もそのままで、猛然と寝室を飛び出していった。
うむ。ちゃんと伝わったな。実験は成功だ。
これでオレも他者と意志の疎通が可能となったわけだ。この調子ならば分体を用いた子機化も可能であろう。
「敵はどこだぁーっ!」
あー、廊下の方から団長の大きな声が聞こえてくる。
勢いのままに部屋の外まで行っちゃったみたい。
せいぜい慌てて目覚めて、辺りをキョロキョロするぐらいを想定していたのだが、彼の真面目さを見誤ったオレのミスだな。
《すまん、団長。お詫びにコレを置いておくから許してくれ》
そう言ってアイテム収納より取り出したのは一冊の冊子。
悪党どもの屋敷を襲っている際に手に入れた品。
中身は前世で云うところの写真集みたいなものだ。別にいかがわしい内容ではない。それどころか至って健全なぐらいだ。
王都内でも評判の美女たちの肖像画を収めた姿絵集。
ただし、おそらくだが当人たち非公認。だって犯罪者が後生大事に隠し持っていたぐらいだもの。きっと裏ルートでのみ出回っているのだろうな。
こいつを進呈しよう。どうか一人寝の寂しい夜のお供に……がんばれ、独身貴族。
次第に騒ぎが大きくなっていく兵たちの寄宿舎。
オレはそそくさと退散した。
王都でのゴタゴタ、戦闘狂いの女との揉め事、戻ってきてからのドリアードさんとのやりとり、それ以前からの諸々……、ずっと不便だと思っていた。自身のコミュニケーション能力の低さに。
オレがその気になれば、筆談にて相手と意思の疎通は可能。実際にドリアードさんには正体を明かして、普通に会話を愉しんでいる。しかしそれでもやり取りが面倒だ。どんなに盛り上がっても会話がぶつ切り、いまいち心から楽しめない。親睦が深まるほどに、不便さにイラ立つ。
そこで再びチャレンジしてみようと思い立ったわけである。
声を発するのは以前に失敗している。アレはダメダメだった。
ヘンなうめき声しか再現出来なかったし、なによりビジュアル的に完全にアウトだった。青いスーラボディに透ける疑似内蔵。もうホラーでしかない。どんなに心が清らかでも、怪物として問答無用で処理されてしまうレベル。森の奥でいろんなタイプのモンスターに遭遇した、オレですらも引く容姿。アレは世に出してはいけない。
そこで今回は違う着眼点から攻めることにする。
ヒントは分隊のメンバーらとのやり取り。
王都で散々に実行したおかげか、一度に出せる分体の数が更に二十増えていた。
現在合計で、百四十まで同時に展開できる。
メンバ―たちとは念話もどきが可能。映像や音とかはさすがに無理だが、言葉のやり取りは出来る。実際にはメールに近い感覚かな。
理屈はわからん、がとにかく出来る。細かい点は、まぁいい。
そんなやり取りを数えきれないほど繰り返していて、ふと思った。
《これってなんだか携帯電話みたいじゃない?》
それならば分体を携帯電話や子機みたいな扱いにすればイケるかと思いきや、そうは甘い話でもなくて……。
人に分体を持たせたところで、オレと分体は通話が可能だが、持ち主と分体の通話が出来ない。つまり意味がない。この後半の部分こそが問題なのである。
結局、大元のオレが他人とスムーズにやり取り出来る必要がある。その方法をうんうんと悩んでいるうちに、「そういえば……」と思い出した。
携帯電話についていた骨伝導とかいう機能。
初期の携帯電話では、電波状況や周囲の環境に左右されて、聞き取りずらくなることが多々あった。この問題のひとつを解決したのが骨伝導。耳からだけでは拾いきれない音を、本体を押し付けた顎周りの骨からも拾っちゃう優れモノ。音が振動であるということに着目した、素晴らしい発明である。
最初に話を聞いたときには「頭蓋骨から直接音を拾うの。なんか怖い」とか思ったけども、実際に使ってみるとコレが非常に便利。音が確かに鮮明に伝わる。前世でおっさんは結構感動したのを憶えていた。
この度はそちらの線で攻めてみようと思い立った次第です。
試行錯誤、その一言に尽きる。
なにせオレには科学的知識も技術的素養も何もない。
前世ではただのおっさん、ただの消費者、提供される技術を使い潰すだけの大衆、仕事もまったくかすりもしない内容だったし。わかっていたのは「音とは振動により伝わる」ことだけ。
とにかく手探りの連続。
体を伸ばして触れた相手に声を届けようとする。
振動を視覚するためにコップに水を入れて、これを相手に見立てる。伝わったら波紋の一つでも浮かぶか、水飛沫が立つかもと考えた。
ずーっと振動を強くイメージしていたら、触れていたコップが粉砕した。
そういえば前世で見知ったアニメか漫画の中で、こんな必殺技を使っていたキャラがいたような気がする。確か「いかなる頑強な鎧も無駄! この攻撃はいかなる防御もすり抜ける」とかなんとか言っていたような……。
おっさんは意図せずして新しい技を覚えた。とりあえず安直だが「超振動」と名付けておこう。物騒過ぎて使い道に困るが、加減を調節して腹に当てたら腹筋が鍛えられるかもしれない。
二日過ぎ、三日が過ぎても成果は出ず。
もしかして方法が間違っているのかとも考えたが、とりあえずは七日を目処に続けることに決めて、ひたすら挑戦する。
おかげで「超振動」は完璧になった、ついでに加減も覚えた。今ならば腹筋どころか、肩や首などの凝りもバッチリほぐせるぜ。
だがオレも遊んでいただけじゃない。
音が伝わる。その一点について吟味してみると、朧げながら答えが見えてきた。
空気中が一番スムーズに音が伝わる。水中だと鈍り、伝わるものの籠ったような音になる。物質だと性質によって左右される。固い電車のレールのようなモノならば、遠くからでも届くが、柔らかいゴムのような素材だと届きづらい、といった具合に。
オレのスーラボディはどれに相当する? やはり近いのは粘性の高い水か柔らかいゴムだろう。だとすると、もっとも音の振動が伝わりにくい性質に近い。やっぱり無理かと諦めかけたとき、オレは肝心なことを思い出した。
『スーラボディにおいて、すべては正しく認識することから始まる』
かつて泉の森でドラゴンに遭遇したショックで前世の記憶を思い出した。
途端に身動きが取れなくなった。
自分が人間ではなくなっていたから。
意識と体との決定的なズレ。
記憶の中にあるすべてが通用しない体。
ピクリとも動けずに、何日も何日もじっと岩の上で鎮座し続ける。
まともに動けるようになるだけで、もの凄い時間がかかった。
思い通りに動けるようになるまでに、更に時間がかかった。
そこから先もまた同じ。
……あぁ、オレはいつまでたっても学習しない。我ながら本当に阿呆すぎて泣けてくる。
そうだ。オレは人間じゃない。スーラという謎生物。
人と同じようなことは工夫すれば出来る。でもやはり人と同じではない。そんなことは初めからわかりきっていたというのに。すっかり人に混じって生活していたから忘れていた、思考が人寄りになっていたよ。
伝えたいのは音じゃない。オレの意志、考え、言葉……、イメージするのは声を届けること、でも振動は必要ない、だってソレは本当の意味での音ではないのだから。
触手を伸ばす。ただの触手では伝わらない。だから中を抜いて細い管を通す。魔力回路の形成に似ているか。先端を聴診器に模してみる。音は拾えるが、いや、ちょっと違う。コレじゃない。一方的に音を拾いたいわけじゃやない。相互のやり取りが可能でないと意味がない。だとすれば……伸びた触手を通してのやり取り……糸電話みたいなモノでどうだ、おっ! なんかいい感じ。
どうやら難しく考え過ぎていたみたい。「骨伝導でいこう」とか、キメ顔をしていた自分が恥ずかしい。最新式からいっきにローテクに落ちた気もするが、とりあえず目的を達したので良しとしよう。
こうしてなんとかコミュニケーションツール「触手回線」は無事に完成した。
特訓を初めてから十日ほど経った夜の事である。
なお完成披露を兼ねた実験の被験者として、オレが選んだのは騎士団長。
なんといっても丈夫だし、ちょっとぐらいミスっても死なないと思う。
もしもの時はオレさま秘蔵の「死人でもたぶん生き返るかもしれない薬」をじゃんじゃん投与するつもり。
技能が完成した日の明け方、寝ている騎士団長の寝室にお邪魔したオレは、そーっと触手を伸ばし彼の足に触れる。そして「触手回線」技能を発動。
《敵襲ー、敵襲ー》
途端にがばっと起き上がった騎士団長。すかさず枕元に置いてあった剣を握ると、寝間着姿もそのままで、猛然と寝室を飛び出していった。
うむ。ちゃんと伝わったな。実験は成功だ。
これでオレも他者と意志の疎通が可能となったわけだ。この調子ならば分体を用いた子機化も可能であろう。
「敵はどこだぁーっ!」
あー、廊下の方から団長の大きな声が聞こえてくる。
勢いのままに部屋の外まで行っちゃったみたい。
せいぜい慌てて目覚めて、辺りをキョロキョロするぐらいを想定していたのだが、彼の真面目さを見誤ったオレのミスだな。
《すまん、団長。お詫びにコレを置いておくから許してくれ》
そう言ってアイテム収納より取り出したのは一冊の冊子。
悪党どもの屋敷を襲っている際に手に入れた品。
中身は前世で云うところの写真集みたいなものだ。別にいかがわしい内容ではない。それどころか至って健全なぐらいだ。
王都内でも評判の美女たちの肖像画を収めた姿絵集。
ただし、おそらくだが当人たち非公認。だって犯罪者が後生大事に隠し持っていたぐらいだもの。きっと裏ルートでのみ出回っているのだろうな。
こいつを進呈しよう。どうか一人寝の寂しい夜のお供に……がんばれ、独身貴族。
次第に騒ぎが大きくなっていく兵たちの寄宿舎。
オレはそそくさと退散した。
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