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69 王都編 流星のザビア
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月のない夜だった。
この世界の月はとっても気まぐれ。昇る日もあれば姿を見せない夜もある。
深夜の屋根の上で、青い髪の美人さんから「一緒に遊びましょう」と誘われた。
でもオレは浮気性ではない。だから無視をして、真っ直ぐに待ってる人のところに帰ろうとする。なのに女が帰してくれない。
腰に下げた異様に長い刀。
右手をそっと柄に添える。
細くしなやかな指。剣なんか握ったこともない。そう言われても信じてしまいそうにキレイな手。
オレの視線は自然とそこに吸い寄せられていた。
青い閃光が見えたような気がした。
腰に下げるには、あまりにも長い得物をザビア・レクトラムが抜いたのだ。
どうやってあんなにも長い刀を鞘から放ったのかはわからない。
ただ彼女の右手が微かにブレた。それだけが見えた。
反射的に伏せる。勝手に体が動いた。
ベターッとなったスーラボディの上を一筋の光が通り過ぎていく。
《居合みたいなものか? 恐ろしく速い。これが流星の剣》
危なかった……たまたま右手に注目していなかったら、技の発動にすら気づけていなかったかも。これは、生まれ持った反射神経だけじゃ、対処し切れないかもしれない。
「ほぅ。コレを躱しますか……、やはりアナタは素晴らしい」
出来ればそれで納得して欲しかった。だが欲しがり屋さんな彼女は、この程度では満足しないらしい。嬉々として再び攻撃の構えに入る。
接近戦はこちらが不利。いっそ魔法で吹き飛ばすか? ……ダメだ。きっと右の魔眼で発動を見切られる。あれだけのスピードで動ける女ならば、余裕でオレの後の先をとれるぞ。広範囲の魔法は周囲に被害が及ぶので使えないし。どのみちゆっくりと悩んでいる時間はない。よし! ここはあえて不利な接近戦へと持ち込む。クロアの真似じゃあないが、懐に潜り込んでの乱打戦を狙う。そうなればあの長さだ。思うように動けまい。あとは適当にお茶を濁して隙をみて逃げよう。
コイツはたぶん戦闘狂の類だ。こっちが頑張れば頑張るほどに、熱心に喰い下がってくる。こんな奴にまともに付き合っていたら、体がいくつあっても足らない。はっきり言って迷惑だ。
ザビアが再び技を放つ。
居合は確かに速い。間合いもわかりずらい。でも隙も大きい。しかもその技は一度見た。無駄に高性能なスーラボディに同じ技は通用しな……いいぃっ!?
振り抜かれた長刀がオレを逆袈裟懸けに切り上げようとした。
地を這うように迫る切っ先。
これを体を直角三角形に変形し、スレスレで避ける。
攻撃はなんとか見切った。あとは一気に踏み込んで距離を潰そう。そう考えていたというのに、肝心の見切ったはずの剣が、即座に真上から降ってきた。咄嗟に体を転がして右に逃げる。
斬撃が地面にぶつかる、その直前にキンッと跳ねた。刃が逃げたオレを猛追。これを決死の背面高飛びにてギリギリ躱す。体の下を通り過ぎる刀身が青い。これも字名の由来かよ!?
今度は空中で急旋回を切った攻撃がオレを襲う。こっちの体はまだ宙に浮いたまま。普通ならば避け様がない。でもオレはスーラだ。高性能ボデイを活かして伸縮し、後方に宙返りしてなんとか切っ先を躱してやったぜ。
ヒュンヒュンと風を切りながら舞う青い閃光。
切っ先が、ときに直線を、ときに鋭角を、ときに曲線を動く。
複雑な幾何学模様を形成しつつ残光が描くその軌跡が、闇に青い花を咲かせ浮かびあがる。
流星のザビア、その真骨頂は一撃必殺の居合なんかじゃない。間違いなくこっちだ。長い刀をまるで鞭のように自在に操る。手の中でくるりくるりと片刃の向きさえも変える。刀そのものの重量やしなりに加えて、振られるほどに加速するスピード、遠心力、体運び、すべてが一体となって、どれもこれもが必殺の威力。切っ先がほんの少しかすっただけで、鎧を着た騎士の腕ぐらい軽く吹っ飛ばすぞ。見た目こそは華やかだが、実質小型の台風と変わらねぇ。しかも渦の中には全てを切り裂く刃が混ざっている分、こっちの方が遥かに性質が悪い。
オレはただひたすら無心になって躱す、躱す、躱す。
「素晴らしい。アナタは本当に素晴らしい。ここまで私の剣を退けた方は初めてです。あぁ……、また私の初めてをアナタに捧げてしまいました。これはもう責任をとってもらわなければ」
《紛らわしい言い方をするなっ! 誤解されるだろうが!》
恍惚とした表情で剣を振るう戦闘狂の女にオレは叫んだ。スーラだけに声は出ないから心の中で、それはもう全力で。相手に届かないのが実に腹立たしい。
ちくしょう。そのうち嵐も止むかと期待していたが、まったく攻撃が止まる気配がない。
ムカつくことにばっちり身体強化もしていやがる。魔力のコントロールも巧い。力を込めるところは込め、緩めるところは緩めて、疲労が蓄積しないように工夫していやがる。
こうなったら、いっそクロアみたいに奴の刀身を弾くか? ……なんか無理っぽい。
扇風機の中に指を突っ込むのとは訳が違う。駅を素通りする特急列車に、ホームから腕を伸ばすようなもの。こっちが無残に千切れ飛ぶ未来しか想像出来ない。うっかり触手を伸ばしたら巻き込まれて、諸々がスッパリやられそう。
はっ! もしかしたらオレの体ならば斬撃をポヨンと弾き返しちゃうかも。いやいやいや、そんな危険な真似が試せるもんか、というか絶対に嫌だ。おっさん怖いもん。
武器破壊は無理。本人にも近寄れない。燃料切れはまだまだ先。魔法も駄目。逃げても追いかけてくる……ムムムムムッ、おおっ! 閃いた! これだ! これでこの意味のない戦いにケリをつけてくれる。
ザビアの剣を懸命に躱しながら意識をすぐ足元へと向ける。
人の気配は……ナシ。階下にも誰もいない。
建物が完全に無人なのを確認したところで、オレは高く飛び上がる。
その姿を見た彼女が「おや?」と不思議そうな表情を見せた。
当然だろう。闘いの最中に身動きが取りずらい空中へと、身を躍らせるのはとっても危険な行為だからだ。いかにスーラボディとはいえ、さっきのように何度も躱せるものではない。だからこその疑問符なのだろう。
飛び上がると同時にオレはなんちゃってモーニングスターを作成。限界ギリギリの大きさに仕上げる。これを力任せに屋上に叩きつけた。投げる前にぶん回していないので遠心力はないが、その分単純な腕力と落下速度と自重を足して放つ。
狙いあやまたず屋根の中央部に大きな衝撃を与えることに成功。
衝撃で屋根の表面がぐわんと波打つ。ピキ、パキと不穏な音が鳴り、それが次第に大きくなっていく。音に合わせるかのように亀裂がそこかしこに走る。ついには屋根が崩落を始めた。
深夜の街中に建物の崩れる轟音が鳴り響く。埃がもうもうと上がり一面の視界を奪う。
足元が崩れては、さしものザビアも動きを止めた。巻き込まれないように、素早く違う屋根へと飛び移る。
オレはその隙にこの場を立ち去った。
意趣返しにと、ちょっとした置き土産をザビアの奴に残してやる。
一方的に余計な戦いを強いられて大変だったからな。少しはオレの仕事を肩代わりしてもらおう。
行きがけの駄賃だ。黙って受け取りやがれ。
色々と回収するためにスパイたちのアジトに向かう。
オレは手早く作業を済ませると、そそくさと退散した。
《やれやれ、酷い目にあった。あー、疲れたー》
あんなヤバい女とは二度と会いたくないと願う、おっさんなのであった。
「……逃げられましたか。結構傷つきますね。袖にされるというのは。おやっ? これは」
投げナイフにて足元に縫い留められた一枚の紙を見つけるザビア。
紙にはとある商会の建物内部の構造が詳細に記されてある。
「ロンゴー商会……たしか違う部署の方が、動向を探っていましたね。この地下室のバツ印はなんでしょうか? わざわざ残していったということは、何らかの意図があるのでしょう。とりあえず彼女に届けておくとしましょうか」
翌朝のこと。
朝靄の中を駆ける集団があった。近衛騎士団八番隊である。
八番隊はずっと国内で横行している違法奴隷の件を捜査していた。
彼らは王都東部にあるロンゴー商会を強襲し、内部に踏み込む。
朝駆けにも関わらず抵抗されるも、八番隊はコレを速やかに処理。。
踏み込んだ隊員らは地下室にて拘束具をつけられ、檻の中に閉じ込められていた多数の獣人たちを発見。全員を無事に救出する。また押収した書類から関係している貴族や取引先なども判明。今後は厳しい追及が行われることとなる。
この一件の情報は、その日の午後にはもう王都中に広まることとなった。
この世界の月はとっても気まぐれ。昇る日もあれば姿を見せない夜もある。
深夜の屋根の上で、青い髪の美人さんから「一緒に遊びましょう」と誘われた。
でもオレは浮気性ではない。だから無視をして、真っ直ぐに待ってる人のところに帰ろうとする。なのに女が帰してくれない。
腰に下げた異様に長い刀。
右手をそっと柄に添える。
細くしなやかな指。剣なんか握ったこともない。そう言われても信じてしまいそうにキレイな手。
オレの視線は自然とそこに吸い寄せられていた。
青い閃光が見えたような気がした。
腰に下げるには、あまりにも長い得物をザビア・レクトラムが抜いたのだ。
どうやってあんなにも長い刀を鞘から放ったのかはわからない。
ただ彼女の右手が微かにブレた。それだけが見えた。
反射的に伏せる。勝手に体が動いた。
ベターッとなったスーラボディの上を一筋の光が通り過ぎていく。
《居合みたいなものか? 恐ろしく速い。これが流星の剣》
危なかった……たまたま右手に注目していなかったら、技の発動にすら気づけていなかったかも。これは、生まれ持った反射神経だけじゃ、対処し切れないかもしれない。
「ほぅ。コレを躱しますか……、やはりアナタは素晴らしい」
出来ればそれで納得して欲しかった。だが欲しがり屋さんな彼女は、この程度では満足しないらしい。嬉々として再び攻撃の構えに入る。
接近戦はこちらが不利。いっそ魔法で吹き飛ばすか? ……ダメだ。きっと右の魔眼で発動を見切られる。あれだけのスピードで動ける女ならば、余裕でオレの後の先をとれるぞ。広範囲の魔法は周囲に被害が及ぶので使えないし。どのみちゆっくりと悩んでいる時間はない。よし! ここはあえて不利な接近戦へと持ち込む。クロアの真似じゃあないが、懐に潜り込んでの乱打戦を狙う。そうなればあの長さだ。思うように動けまい。あとは適当にお茶を濁して隙をみて逃げよう。
コイツはたぶん戦闘狂の類だ。こっちが頑張れば頑張るほどに、熱心に喰い下がってくる。こんな奴にまともに付き合っていたら、体がいくつあっても足らない。はっきり言って迷惑だ。
ザビアが再び技を放つ。
居合は確かに速い。間合いもわかりずらい。でも隙も大きい。しかもその技は一度見た。無駄に高性能なスーラボディに同じ技は通用しな……いいぃっ!?
振り抜かれた長刀がオレを逆袈裟懸けに切り上げようとした。
地を這うように迫る切っ先。
これを体を直角三角形に変形し、スレスレで避ける。
攻撃はなんとか見切った。あとは一気に踏み込んで距離を潰そう。そう考えていたというのに、肝心の見切ったはずの剣が、即座に真上から降ってきた。咄嗟に体を転がして右に逃げる。
斬撃が地面にぶつかる、その直前にキンッと跳ねた。刃が逃げたオレを猛追。これを決死の背面高飛びにてギリギリ躱す。体の下を通り過ぎる刀身が青い。これも字名の由来かよ!?
今度は空中で急旋回を切った攻撃がオレを襲う。こっちの体はまだ宙に浮いたまま。普通ならば避け様がない。でもオレはスーラだ。高性能ボデイを活かして伸縮し、後方に宙返りしてなんとか切っ先を躱してやったぜ。
ヒュンヒュンと風を切りながら舞う青い閃光。
切っ先が、ときに直線を、ときに鋭角を、ときに曲線を動く。
複雑な幾何学模様を形成しつつ残光が描くその軌跡が、闇に青い花を咲かせ浮かびあがる。
流星のザビア、その真骨頂は一撃必殺の居合なんかじゃない。間違いなくこっちだ。長い刀をまるで鞭のように自在に操る。手の中でくるりくるりと片刃の向きさえも変える。刀そのものの重量やしなりに加えて、振られるほどに加速するスピード、遠心力、体運び、すべてが一体となって、どれもこれもが必殺の威力。切っ先がほんの少しかすっただけで、鎧を着た騎士の腕ぐらい軽く吹っ飛ばすぞ。見た目こそは華やかだが、実質小型の台風と変わらねぇ。しかも渦の中には全てを切り裂く刃が混ざっている分、こっちの方が遥かに性質が悪い。
オレはただひたすら無心になって躱す、躱す、躱す。
「素晴らしい。アナタは本当に素晴らしい。ここまで私の剣を退けた方は初めてです。あぁ……、また私の初めてをアナタに捧げてしまいました。これはもう責任をとってもらわなければ」
《紛らわしい言い方をするなっ! 誤解されるだろうが!》
恍惚とした表情で剣を振るう戦闘狂の女にオレは叫んだ。スーラだけに声は出ないから心の中で、それはもう全力で。相手に届かないのが実に腹立たしい。
ちくしょう。そのうち嵐も止むかと期待していたが、まったく攻撃が止まる気配がない。
ムカつくことにばっちり身体強化もしていやがる。魔力のコントロールも巧い。力を込めるところは込め、緩めるところは緩めて、疲労が蓄積しないように工夫していやがる。
こうなったら、いっそクロアみたいに奴の刀身を弾くか? ……なんか無理っぽい。
扇風機の中に指を突っ込むのとは訳が違う。駅を素通りする特急列車に、ホームから腕を伸ばすようなもの。こっちが無残に千切れ飛ぶ未来しか想像出来ない。うっかり触手を伸ばしたら巻き込まれて、諸々がスッパリやられそう。
はっ! もしかしたらオレの体ならば斬撃をポヨンと弾き返しちゃうかも。いやいやいや、そんな危険な真似が試せるもんか、というか絶対に嫌だ。おっさん怖いもん。
武器破壊は無理。本人にも近寄れない。燃料切れはまだまだ先。魔法も駄目。逃げても追いかけてくる……ムムムムムッ、おおっ! 閃いた! これだ! これでこの意味のない戦いにケリをつけてくれる。
ザビアの剣を懸命に躱しながら意識をすぐ足元へと向ける。
人の気配は……ナシ。階下にも誰もいない。
建物が完全に無人なのを確認したところで、オレは高く飛び上がる。
その姿を見た彼女が「おや?」と不思議そうな表情を見せた。
当然だろう。闘いの最中に身動きが取りずらい空中へと、身を躍らせるのはとっても危険な行為だからだ。いかにスーラボディとはいえ、さっきのように何度も躱せるものではない。だからこその疑問符なのだろう。
飛び上がると同時にオレはなんちゃってモーニングスターを作成。限界ギリギリの大きさに仕上げる。これを力任せに屋上に叩きつけた。投げる前にぶん回していないので遠心力はないが、その分単純な腕力と落下速度と自重を足して放つ。
狙いあやまたず屋根の中央部に大きな衝撃を与えることに成功。
衝撃で屋根の表面がぐわんと波打つ。ピキ、パキと不穏な音が鳴り、それが次第に大きくなっていく。音に合わせるかのように亀裂がそこかしこに走る。ついには屋根が崩落を始めた。
深夜の街中に建物の崩れる轟音が鳴り響く。埃がもうもうと上がり一面の視界を奪う。
足元が崩れては、さしものザビアも動きを止めた。巻き込まれないように、素早く違う屋根へと飛び移る。
オレはその隙にこの場を立ち去った。
意趣返しにと、ちょっとした置き土産をザビアの奴に残してやる。
一方的に余計な戦いを強いられて大変だったからな。少しはオレの仕事を肩代わりしてもらおう。
行きがけの駄賃だ。黙って受け取りやがれ。
色々と回収するためにスパイたちのアジトに向かう。
オレは手早く作業を済ませると、そそくさと退散した。
《やれやれ、酷い目にあった。あー、疲れたー》
あんなヤバい女とは二度と会いたくないと願う、おっさんなのであった。
「……逃げられましたか。結構傷つきますね。袖にされるというのは。おやっ? これは」
投げナイフにて足元に縫い留められた一枚の紙を見つけるザビア。
紙にはとある商会の建物内部の構造が詳細に記されてある。
「ロンゴー商会……たしか違う部署の方が、動向を探っていましたね。この地下室のバツ印はなんでしょうか? わざわざ残していったということは、何らかの意図があるのでしょう。とりあえず彼女に届けておくとしましょうか」
翌朝のこと。
朝靄の中を駆ける集団があった。近衛騎士団八番隊である。
八番隊はずっと国内で横行している違法奴隷の件を捜査していた。
彼らは王都東部にあるロンゴー商会を強襲し、内部に踏み込む。
朝駆けにも関わらず抵抗されるも、八番隊はコレを速やかに処理。。
踏み込んだ隊員らは地下室にて拘束具をつけられ、檻の中に閉じ込められていた多数の獣人たちを発見。全員を無事に救出する。また押収した書類から関係している貴族や取引先なども判明。今後は厳しい追及が行われることとなる。
この一件の情報は、その日の午後にはもう王都中に広まることとなった。
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