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68 王都編 スパイ組織壊滅
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屋敷の警護をみなに任せてオレが向かったのは、今夜の襲撃者らの首魁がいる連中のアジト。
首尾よく報告が届くのを待っているはずの奴を仕留める。
それがおっさんの用事。
連中のアジトの場所は、貴族街にわりと近い平民街の中。
三階建ての大き目の民家ながら、周囲の風景に完全に埋没している。外から眺めるだけでは、とても他国のスパイの溜り場には見えない。ここを突き止めた分体ナンバー31からの報告では、正面の他にも裏口やら地下から、違う場所に出られる隠し通路もあるのだとか。周囲の人間らに不審がられていないところをみると、おそらくは人の出入りにも気を配っているのだろう。
《たいちょー、なかにいるよー》
到着したオレを出迎える分体。
《おう、31。ご苦労さん。後はこっちで片づけておくから、お前はロンゴー商会の方を張っている連中に合流してくれ》
《たいちょー、かしこまー》
コロコロ軽快に遠ざかっていくナンバー31を見送ってから、オレは建物の中へと入っていく。いつもとは違って正面から堂々と。
用心するも扉に仕掛けは施されていない。下手なことをするとかえって目立つから、あえて普通にしている。なかなか豪胆なことだ。
触手を出して鍵穴に突っ込み、硬化。
ガチャリと音を立てて、玄関の鍵は簡単に開いた。
室内の空気が少しだけ埃っぽい。思ったより小奇麗にはしてあるものの、所詮は荒くれ者の巣窟。プロのメイドさんがいるウチと比べるのは気の毒かもな。
一階には台所などの水回りに、リビングと二つの小部屋に納戸。
納戸の奥に隠し通路があって、下りた先には下水道。王都の地下を迷路のように張り巡らされてあるので、暗躍するのにもってこい。
逃げ込まれたら面倒なので、ここの入り口は封鎖しておく。
二階には小部屋が全部で十五、どの部屋も造りは同じ。室内には二段ベッドがあるだけの簡易宿泊所といったところ。ざっと見まわすも目ぼしいモノは何もない。
三階は会議室らしき部屋と廊下の奥に一部屋があるばかり。ドアの下の隙間から薄明かりが漏れている。
ここに目的のフード姿の人物がいる。
扉の陰になるように位置取りをし、オレはドアノブに手をかけた。
ゆっくりと開かれる扉。すぐには飛び込まない。中の様子を伺う。
沈黙を先に破ったのはこの部屋の主。
「何者ですか?」と問いかけてくるフードの人物。それに応えるかのようにズルリと姿を現すオレ。
「スーラ? どうしてこんなところに……いや、待て。アンケルが確か青いスーラを飼っているとかいう話があったか。なんの冗談かと思っていたが、まさか……、ソレがコレなのか!」
戸惑いを隠せないフード野郎。
まー、混乱するわな。なにせスーラは本来は自由奔放な謎生物。その辺をたまにブラついているくせに、囲うことは絶対に無理とされていた学者泣かせの存在。普通は飼おうとも考えないし、出来もしない。すっかり慣れっこになっているオレの周囲がおかしいだけで、コイツの反応が正しい。
オレがジリと近づくと奴は警戒心を露わにする。
更ににじり寄ると黙って武器を取り出す。
得物は二本の直剣。長さは通常のモノよりも少し短い。間合いを手数で補う戦い方とみた。短いので狭い室内でも存分に振るえる。なんだか心臓をブスっと突きやすそうだな。
いつまでもお見合いをしていてもしようがない。
オレから仕掛ける。
まずは小手調べ。触手二本による刺突攻撃。
先端を尖らせた触手が奴を襲う。てっきり手にした武器で弾くのかと思いきや、奴はわずかに体を動かして躱してみせた。得たいの知れない相手、迂闊な接触は避けたということか。
ならばと触手を更に倍にしてやる。
おぉ! 防ぐ防ぐ。剣の腹の部分や柄の端を巧く使って、連撃を逸らしている。
たいした腕だ。やるねぇー。では更に更に触手二本を追加サービス。
六本の触手攻撃。単純な突きだけじゃなくて、薙ぎも混ぜてやろう。
「くそっ」なんとも苦しそうな声が漏れる。
あらら、ついに捌き切れずに、フードが引っ掛けられて正体が露わとなった
《チッ! フードが取れたら中から美女、とか少し期待していたのに……》
現れたのは普通にハゲたオッサンだった。
とにかく地味だった。没個性の塊だ。唯一の特徴が頭頂部であろう。
いや、違う。潜入するにはコレのほうが都合がいいんだ。目立たず周囲に埋没するには最適な容姿。カツラでも被って変装したら、きっとガラリと印象が変わることだろう。
こいつ、筋金入りのスパイだ。
そんなことを考えている間に、男は窓ガラスをぶち破り飛び出した。
外へと体が躍り出た瞬間に身を翻し、ロープを投げて落下を防止すると、そのままの勢いを利用して、華麗に別の建物の屋根へと着地を決める。
こちらを一切振り返ることなく走り去る男。
あまりにも見事な逃げっぷりに、オレの反応が少しだけ遅れた。
慌ててオレも窓から飛び出して奴を追いかける。
泉の森の奥深くで駆け回っていたオレに、家々の段差や屋根の起伏なんぞ障害にはならぬ。すぐに追いついて見せようとも。
寝静まった夜の街、屋根の上で繰り広げられる鬼ごっこ。
逃げるのはハゲたオッサン。追うのは中身おっさんのスーラ。
まぁまぁの速度を維持して走り続けている。持久力も悪くない。アンケル爺の執事隊のメンバーと同じぐらいかな。もちろん執事長のクリプトさんは別格だ。あの人相手だったら、オレはなりふり構っていられない。
そろそろ鬼ごっこにも飽きてきたのでケリをつけよう、そう考えていた矢先に、事態が急変する。
カチンという微かな音が鳴った。
オレの視界の先に捉えていた奴の後ろ姿が、その瞬間に変化した。
あるべきところにあるべきはずのモノがない。唯一の個性が失せていた。
ぐらりと揺れて横倒しになる体。
それに代わるかのように闇夜に浮かんだのは、ひとつの小さな光。
紅く、妖しい……見る者にこの世界の月を連想させる……光を宿した瞳。
オレはこの瞳の持ち主を知っている。
刀とは似て非なる長物を持ち、王都の武闘会で優勝したこともある青い髪の女騎士ザビア・レクトラム。神速の剣でもって敵を屠る姿から、ついた字名は流星のザビア。
そんな奴が、どうしてここにいるんだ。
「内偵していた組織に動きがあるというから来てみれば……、またお会いしましたね。青いスーラさん」
言葉や態度は至極丁寧。
ただし目の前の女からは剣呑な殺気が駄々洩れ。
オレたちが領都から王都へと来た際に、ゲートで遭遇した時の比じゃない。最初の時もそうだったが、どうしてオレをそんな目で見つめる?
「初めてアナタを目にしたとき、本当に驚きました。なんなんですか? その魔力。体内を淀みなく流れる様が、とってもキレイで力強い。他にもスーラを目撃したことはありましたが、こんな事はなかった。あれは単なる魔力が詰まった袋といった感じでした。なのにアナタときたら……」
これまで見た誰よりも美しい。
うっとりとした様子でザビアはそう言った。
オレは彼女の発言で確信した。
この女の目は魔力を視ることが出来る。ウチの仮面女やエメラさんのように感じているのではない。はっきりと視認している。月のように紅いあの右目がそれを可能にしている。
《魔眼とでも言えばいいのかな。やっかいだな》
魔力やその流れが視える。つまり彼女はオレと同じ能力を有するということ。
隠していた事が見破られる。
不味いな。一気にこちらのアドバンテージを持っていかれた感じだ。
ザビアの様子からして、単純にキレイで素敵ってわけじゃないだろう。
こいつは魔力が視えているから理解しているんだ。この世界では魔力量とその流れが巧い奴ほど強い傾向にあるということを。
どうする? 一応は目的を達している。あのスパイの男は死んだ。後はアジトに戻って、奴らの活動資金やら書類やらを根こそぎ没収するだけ。ならばこの女が惚けている間に逃げ出すのがいい。関わり合いになるとロクなことにならない気がする。それはもう、ビンビンくるぐらいに。
よし! 逃げよう。
……ゆっくりと後退する。
しかし回り込まれた!
……違う方向に移動する。
やはり回り込まれた!
速いぞ、この女。伊達に流星なんて字名をつけられていない。
「あらあらツレないですね。せっかくなので、私と少し遊んでくださいな」
ザビアが腰をわずかに落とし、刀の柄に手をかける。
「そうそう。私、スーラを斬るのは初めてなんです。つまりアナタは私の初めてのお相手ということに……なんだか照れますね」
ふざけた事を口にする女騎士。
一層強い殺気がオレへと真っ直ぐに向けられる。
これは逃げられない。おっさんは覚悟を決めてザビアの剣と対峙する。
首尾よく報告が届くのを待っているはずの奴を仕留める。
それがおっさんの用事。
連中のアジトの場所は、貴族街にわりと近い平民街の中。
三階建ての大き目の民家ながら、周囲の風景に完全に埋没している。外から眺めるだけでは、とても他国のスパイの溜り場には見えない。ここを突き止めた分体ナンバー31からの報告では、正面の他にも裏口やら地下から、違う場所に出られる隠し通路もあるのだとか。周囲の人間らに不審がられていないところをみると、おそらくは人の出入りにも気を配っているのだろう。
《たいちょー、なかにいるよー》
到着したオレを出迎える分体。
《おう、31。ご苦労さん。後はこっちで片づけておくから、お前はロンゴー商会の方を張っている連中に合流してくれ》
《たいちょー、かしこまー》
コロコロ軽快に遠ざかっていくナンバー31を見送ってから、オレは建物の中へと入っていく。いつもとは違って正面から堂々と。
用心するも扉に仕掛けは施されていない。下手なことをするとかえって目立つから、あえて普通にしている。なかなか豪胆なことだ。
触手を出して鍵穴に突っ込み、硬化。
ガチャリと音を立てて、玄関の鍵は簡単に開いた。
室内の空気が少しだけ埃っぽい。思ったより小奇麗にはしてあるものの、所詮は荒くれ者の巣窟。プロのメイドさんがいるウチと比べるのは気の毒かもな。
一階には台所などの水回りに、リビングと二つの小部屋に納戸。
納戸の奥に隠し通路があって、下りた先には下水道。王都の地下を迷路のように張り巡らされてあるので、暗躍するのにもってこい。
逃げ込まれたら面倒なので、ここの入り口は封鎖しておく。
二階には小部屋が全部で十五、どの部屋も造りは同じ。室内には二段ベッドがあるだけの簡易宿泊所といったところ。ざっと見まわすも目ぼしいモノは何もない。
三階は会議室らしき部屋と廊下の奥に一部屋があるばかり。ドアの下の隙間から薄明かりが漏れている。
ここに目的のフード姿の人物がいる。
扉の陰になるように位置取りをし、オレはドアノブに手をかけた。
ゆっくりと開かれる扉。すぐには飛び込まない。中の様子を伺う。
沈黙を先に破ったのはこの部屋の主。
「何者ですか?」と問いかけてくるフードの人物。それに応えるかのようにズルリと姿を現すオレ。
「スーラ? どうしてこんなところに……いや、待て。アンケルが確か青いスーラを飼っているとかいう話があったか。なんの冗談かと思っていたが、まさか……、ソレがコレなのか!」
戸惑いを隠せないフード野郎。
まー、混乱するわな。なにせスーラは本来は自由奔放な謎生物。その辺をたまにブラついているくせに、囲うことは絶対に無理とされていた学者泣かせの存在。普通は飼おうとも考えないし、出来もしない。すっかり慣れっこになっているオレの周囲がおかしいだけで、コイツの反応が正しい。
オレがジリと近づくと奴は警戒心を露わにする。
更ににじり寄ると黙って武器を取り出す。
得物は二本の直剣。長さは通常のモノよりも少し短い。間合いを手数で補う戦い方とみた。短いので狭い室内でも存分に振るえる。なんだか心臓をブスっと突きやすそうだな。
いつまでもお見合いをしていてもしようがない。
オレから仕掛ける。
まずは小手調べ。触手二本による刺突攻撃。
先端を尖らせた触手が奴を襲う。てっきり手にした武器で弾くのかと思いきや、奴はわずかに体を動かして躱してみせた。得たいの知れない相手、迂闊な接触は避けたということか。
ならばと触手を更に倍にしてやる。
おぉ! 防ぐ防ぐ。剣の腹の部分や柄の端を巧く使って、連撃を逸らしている。
たいした腕だ。やるねぇー。では更に更に触手二本を追加サービス。
六本の触手攻撃。単純な突きだけじゃなくて、薙ぎも混ぜてやろう。
「くそっ」なんとも苦しそうな声が漏れる。
あらら、ついに捌き切れずに、フードが引っ掛けられて正体が露わとなった
《チッ! フードが取れたら中から美女、とか少し期待していたのに……》
現れたのは普通にハゲたオッサンだった。
とにかく地味だった。没個性の塊だ。唯一の特徴が頭頂部であろう。
いや、違う。潜入するにはコレのほうが都合がいいんだ。目立たず周囲に埋没するには最適な容姿。カツラでも被って変装したら、きっとガラリと印象が変わることだろう。
こいつ、筋金入りのスパイだ。
そんなことを考えている間に、男は窓ガラスをぶち破り飛び出した。
外へと体が躍り出た瞬間に身を翻し、ロープを投げて落下を防止すると、そのままの勢いを利用して、華麗に別の建物の屋根へと着地を決める。
こちらを一切振り返ることなく走り去る男。
あまりにも見事な逃げっぷりに、オレの反応が少しだけ遅れた。
慌ててオレも窓から飛び出して奴を追いかける。
泉の森の奥深くで駆け回っていたオレに、家々の段差や屋根の起伏なんぞ障害にはならぬ。すぐに追いついて見せようとも。
寝静まった夜の街、屋根の上で繰り広げられる鬼ごっこ。
逃げるのはハゲたオッサン。追うのは中身おっさんのスーラ。
まぁまぁの速度を維持して走り続けている。持久力も悪くない。アンケル爺の執事隊のメンバーと同じぐらいかな。もちろん執事長のクリプトさんは別格だ。あの人相手だったら、オレはなりふり構っていられない。
そろそろ鬼ごっこにも飽きてきたのでケリをつけよう、そう考えていた矢先に、事態が急変する。
カチンという微かな音が鳴った。
オレの視界の先に捉えていた奴の後ろ姿が、その瞬間に変化した。
あるべきところにあるべきはずのモノがない。唯一の個性が失せていた。
ぐらりと揺れて横倒しになる体。
それに代わるかのように闇夜に浮かんだのは、ひとつの小さな光。
紅く、妖しい……見る者にこの世界の月を連想させる……光を宿した瞳。
オレはこの瞳の持ち主を知っている。
刀とは似て非なる長物を持ち、王都の武闘会で優勝したこともある青い髪の女騎士ザビア・レクトラム。神速の剣でもって敵を屠る姿から、ついた字名は流星のザビア。
そんな奴が、どうしてここにいるんだ。
「内偵していた組織に動きがあるというから来てみれば……、またお会いしましたね。青いスーラさん」
言葉や態度は至極丁寧。
ただし目の前の女からは剣呑な殺気が駄々洩れ。
オレたちが領都から王都へと来た際に、ゲートで遭遇した時の比じゃない。最初の時もそうだったが、どうしてオレをそんな目で見つめる?
「初めてアナタを目にしたとき、本当に驚きました。なんなんですか? その魔力。体内を淀みなく流れる様が、とってもキレイで力強い。他にもスーラを目撃したことはありましたが、こんな事はなかった。あれは単なる魔力が詰まった袋といった感じでした。なのにアナタときたら……」
これまで見た誰よりも美しい。
うっとりとした様子でザビアはそう言った。
オレは彼女の発言で確信した。
この女の目は魔力を視ることが出来る。ウチの仮面女やエメラさんのように感じているのではない。はっきりと視認している。月のように紅いあの右目がそれを可能にしている。
《魔眼とでも言えばいいのかな。やっかいだな》
魔力やその流れが視える。つまり彼女はオレと同じ能力を有するということ。
隠していた事が見破られる。
不味いな。一気にこちらのアドバンテージを持っていかれた感じだ。
ザビアの様子からして、単純にキレイで素敵ってわけじゃないだろう。
こいつは魔力が視えているから理解しているんだ。この世界では魔力量とその流れが巧い奴ほど強い傾向にあるということを。
どうする? 一応は目的を達している。あのスパイの男は死んだ。後はアジトに戻って、奴らの活動資金やら書類やらを根こそぎ没収するだけ。ならばこの女が惚けている間に逃げ出すのがいい。関わり合いになるとロクなことにならない気がする。それはもう、ビンビンくるぐらいに。
よし! 逃げよう。
……ゆっくりと後退する。
しかし回り込まれた!
……違う方向に移動する。
やはり回り込まれた!
速いぞ、この女。伊達に流星なんて字名をつけられていない。
「あらあらツレないですね。せっかくなので、私と少し遊んでくださいな」
ザビアが腰をわずかに落とし、刀の柄に手をかける。
「そうそう。私、スーラを斬るのは初めてなんです。つまりアナタは私の初めてのお相手ということに……なんだか照れますね」
ふざけた事を口にする女騎士。
一層強い殺気がオレへと真っ直ぐに向けられる。
これは逃げられない。おっさんは覚悟を決めてザビアの剣と対峙する。
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