59 / 226
58 王都編 王女と幼女とドリル 3
しおりを挟む
城内に変態男が出没し騒然となっていた頃、クロアとメーサとオレは王女に招待された広いお部屋で、まったりと過ごしていた。
結局、報告に来た騎士は王女の追及を躱し切れずに白状させられ、ファチナは顔を顰めることになる。
「いやねぇ。下半身を出して廊下を走り回るだなんて。信じらんない」
「うちのダンチョウも、たまにはだかでソトをはしってるよ」
「クロアちゃん。アレは『うえ』じゃない。『した』といっしょにしたらダメ」
「どっちもはんぶんなのに? うえだったらワタシもいいの?」
「「ぜったいにダメ!」」
王女とメーサに同時にツッコまれるクロア。
オレからも頼むから絶対にやってくれるなよ。そんな真似をしたら、たぶんアンケル爺がショックで倒れるから。
「それにしてもクロアちゃんって強いのね。お姉さんビックリしちゃった」
「そうかなぁ? センセイはまだまだだって」
「あー、アノひとかー。おめんのひと」
「ナニナニ? お面って仮面を付けてるの? 男、女?」
「おんなー。すっごいの」
「うんうん。アレはちょっとすごいよねぇ」
「ちょっと気になるわね。その辺くわしく教えて……」
女が三人寄れば姦しいとはよく言った。キャイキャイと騒がしい。とりとめのない話題ですら盛り上がれるものだ。
三人の間には七歳という年齢差があるものの、すっかり打ち解けた様に喋っている。歳が離れている分、かえって遠慮しなくて気が楽なのかも。いつの間にか王女も二人の名前をちゃん付けだ。あと、さり気に自分を「お姉さん」と呼ばせようと画策している。
そういえば、ここの家には男ばかりで女の子は彼女一人。しかも弟はまったく可愛げがない。
可愛い妹を欲しがってもしようがないか……、やらないけどな。
トントン。
再び扉を叩く音。
すかさずお澄ましする王女。変わり身が早い。
ファチナの許可を得て、扉が開かれる。
てっきり変態がお縄になったので、騎士が報告にきたのかと思っていたのだが。
「これはまた随分と可愛いらしいお客様じゃないか、ファチナ」
屈強な六人の護衛を引き連れて部屋の中に入ってきた男。連れに見劣りしない堂々とした体躯。白地に金糸で複雑な模様が刺繍されてある仕立てのいいタキシード姿。頭の上には王冠が乗っていた。
まさかの王様の登場。
しかしクロアとメーサはピンとこないらしく、普通にお辞儀をしている。
王女にしたって「あら、お父様どうしたの」と素っ気ない。
オレ? オレは内心ドッキドキだよ。なにせ前世からこっち、おっさんは権力に弱い生き物なのだ。
「なんだか変なのがうろついていたと耳にしてね。もう捕まったみたいだが」
「そうですの? それは良かったです。さすがにちょっと怖かったですから」
「ふふふっ。そうだね。報告を受けたときには、自分の聞き間違いかと思ったよ。それにしてもまさか彼にあんな趣味があったとは……、人は見かけによらないねぇ」
「誰ですか、その不埒者は?」
「あー、うん。ファチナも知ってるんじゃないかな。ほら、ピア―スの友達の。確かルーサイト家の子」
「えっ!?」
父王の言葉に驚きを隠せない王女。
王様はてっきり自分の知り合いが変態だと聞いて、娘が驚いたのだと誤解した。しかしそうじゃない。なにせ彼女はじっとこちらを見ている。
オレのことを、ジトーと見ている。
クロアとメーサも同じようにオレを、ジーっと見つめている。
三人に同時に見つめられる格好になったオレ。
なんだか居た堪れない。思わず青いスーラボディもぷるんと震える。
するとそんな娘たちの視線に気がついた王様が、ようやく部屋の片隅でモゾモゾしている青いスーラの存在に気がついた。
「この子にもお礼を言わなくちゃね。先日の茶会では娘を手助けしてくれて、本当にありがとう」
わざわざオレの元まで近寄ってきた王様。
片膝をついた格好にて礼の言葉を口にする。骨の髄にまで染み込んだ滑らかな仕草。思わずおっさんも見惚れるほど絵になる。これで手でもとられて、甲にチュッとかされた日にゃあ大抵の乙女がポーッとのぼせちまう。かつてはさぞかし浮名を流したことであろう。
それにしても実際に本人を前にすると、爺や婆から聞いていた話とは随分と印象が違うな。あの二人の話だと、家庭に振り回されてアップアップしていると思っていたのに。逆にこの人の寵愛を巡って三人の妃が、日夜熾烈な争いを繰り広げていると言われたほうが、素直に信じられるな。
どちらにしても難儀な話だ。やっぱり王族には関わらないのが一番かな。
「そうそう。そういえば二人ともヘリオスと同じ歳だろう。どうかなアノ子? ウチのお嫁さんに来ない? それとも婿に出そうか? なんならピアースでも良いよ」
だと言うのに、サラリと爆弾をぶっ込んでくる王様。
「「ぜったいにイヤ!!」」
金髪幼女クロアとシングルドリルのメーサは即座に断った。
いい歳をした大人が驚くほどの即断即決。
おずおずと王様が理由を訊ねると、二人はこう答える。
メーサ曰く、面倒くさい。単純に嫌い。ピアース? 知らない。
クロア曰く、やっぱり面倒くさい。自分より弱いのはいいけど馬鹿は嫌だ。ピアース? 誰ソレ。
幼女たちは遠慮がなくて辛辣だった。王子二人ともけちょんけちょんだ。
ヘリオスが振られるのは仕方がない。自業自得だ。でも当人も知らないところで一方的に振られることになってしまった、第二王子は少し憐れ。
話を聞いていたファチナが肩を微かに震わせつつ、笑うのを必死に堪えている。
護衛の騎士らも同様だ。ポーカーフェイスを気取っているが、ちょっと鎧がカタカタ鳴ってる。
自分からこんな話をしておいて我が子らがこき下ろされた王様は、そそくさと退散していった。
扉が閉められて三人と一体になった途端に、王女がまたしても爆笑。
「くくくくくっ……、あー可笑しいったらないわー。ピアースの奴、影薄すぎー」
さっきから、ちょいちょい名前が出てくるピアース。
すっかりネタ扱いだが、一応はこの国の第二王子。正妃の息子で第二王位継承権を持つ、御年十歳。能力は可もなく不可もなくだが、選民意識ゴリゴリの母親の影響をモロに受けて、貴族主義にどっぷり染まっているんだとか。中途半端に出来がいい分、第三王子よりも始末が悪いかもな。
ファチナの笑いが止むまでに、たっぷり十分もかかった。
幼女二人はその間、お菓子の食べさせっこをして遊んでいた。
オレも混ざってモグモグしていた。
「あー、こんなに笑ったのって久しぶり。クロアちゃんもメーサちゃんも今日はありがとうね。それから『ムーちゃん』もありがとう。君は実にいい仕事をしてくれたわ」
目元の涙をハンカチで拭いつつ王女が感謝を述べる。
よっぽどアノ男から解放されたのが嬉しかったのか、ファチナがオレを抱きしめて最大の感謝の意を表明した。
「あら? コレはなかなか、いい抱き心地……。ねぇー、クロアちゃん。この子、お姉さんにくれない? 代わりにおっきなヌイグルミをあげるから」
「やー」
「どうしても、ダメ?」
オレを抱いたまま悪戯っ子みたいな顔をする王女。
もちろん冗談、ちょっとクロアを揶揄っているだけだ。
「もーらった」と言って駆け出す王女。それを「ダメ―」と追いかけるクロア。「わたしもほしい」と一緒になって走り回るメーサ。
《三人の女がオレを巡って争っている。ついにモテ期到来か》
王女のささやかな胸のふくらみに身を委ねながら、おっさんはそんな阿呆なことを考えていた。
この夜に、あんな出来事が起こるとは思いもしないで……。
結局、報告に来た騎士は王女の追及を躱し切れずに白状させられ、ファチナは顔を顰めることになる。
「いやねぇ。下半身を出して廊下を走り回るだなんて。信じらんない」
「うちのダンチョウも、たまにはだかでソトをはしってるよ」
「クロアちゃん。アレは『うえ』じゃない。『した』といっしょにしたらダメ」
「どっちもはんぶんなのに? うえだったらワタシもいいの?」
「「ぜったいにダメ!」」
王女とメーサに同時にツッコまれるクロア。
オレからも頼むから絶対にやってくれるなよ。そんな真似をしたら、たぶんアンケル爺がショックで倒れるから。
「それにしてもクロアちゃんって強いのね。お姉さんビックリしちゃった」
「そうかなぁ? センセイはまだまだだって」
「あー、アノひとかー。おめんのひと」
「ナニナニ? お面って仮面を付けてるの? 男、女?」
「おんなー。すっごいの」
「うんうん。アレはちょっとすごいよねぇ」
「ちょっと気になるわね。その辺くわしく教えて……」
女が三人寄れば姦しいとはよく言った。キャイキャイと騒がしい。とりとめのない話題ですら盛り上がれるものだ。
三人の間には七歳という年齢差があるものの、すっかり打ち解けた様に喋っている。歳が離れている分、かえって遠慮しなくて気が楽なのかも。いつの間にか王女も二人の名前をちゃん付けだ。あと、さり気に自分を「お姉さん」と呼ばせようと画策している。
そういえば、ここの家には男ばかりで女の子は彼女一人。しかも弟はまったく可愛げがない。
可愛い妹を欲しがってもしようがないか……、やらないけどな。
トントン。
再び扉を叩く音。
すかさずお澄ましする王女。変わり身が早い。
ファチナの許可を得て、扉が開かれる。
てっきり変態がお縄になったので、騎士が報告にきたのかと思っていたのだが。
「これはまた随分と可愛いらしいお客様じゃないか、ファチナ」
屈強な六人の護衛を引き連れて部屋の中に入ってきた男。連れに見劣りしない堂々とした体躯。白地に金糸で複雑な模様が刺繍されてある仕立てのいいタキシード姿。頭の上には王冠が乗っていた。
まさかの王様の登場。
しかしクロアとメーサはピンとこないらしく、普通にお辞儀をしている。
王女にしたって「あら、お父様どうしたの」と素っ気ない。
オレ? オレは内心ドッキドキだよ。なにせ前世からこっち、おっさんは権力に弱い生き物なのだ。
「なんだか変なのがうろついていたと耳にしてね。もう捕まったみたいだが」
「そうですの? それは良かったです。さすがにちょっと怖かったですから」
「ふふふっ。そうだね。報告を受けたときには、自分の聞き間違いかと思ったよ。それにしてもまさか彼にあんな趣味があったとは……、人は見かけによらないねぇ」
「誰ですか、その不埒者は?」
「あー、うん。ファチナも知ってるんじゃないかな。ほら、ピア―スの友達の。確かルーサイト家の子」
「えっ!?」
父王の言葉に驚きを隠せない王女。
王様はてっきり自分の知り合いが変態だと聞いて、娘が驚いたのだと誤解した。しかしそうじゃない。なにせ彼女はじっとこちらを見ている。
オレのことを、ジトーと見ている。
クロアとメーサも同じようにオレを、ジーっと見つめている。
三人に同時に見つめられる格好になったオレ。
なんだか居た堪れない。思わず青いスーラボディもぷるんと震える。
するとそんな娘たちの視線に気がついた王様が、ようやく部屋の片隅でモゾモゾしている青いスーラの存在に気がついた。
「この子にもお礼を言わなくちゃね。先日の茶会では娘を手助けしてくれて、本当にありがとう」
わざわざオレの元まで近寄ってきた王様。
片膝をついた格好にて礼の言葉を口にする。骨の髄にまで染み込んだ滑らかな仕草。思わずおっさんも見惚れるほど絵になる。これで手でもとられて、甲にチュッとかされた日にゃあ大抵の乙女がポーッとのぼせちまう。かつてはさぞかし浮名を流したことであろう。
それにしても実際に本人を前にすると、爺や婆から聞いていた話とは随分と印象が違うな。あの二人の話だと、家庭に振り回されてアップアップしていると思っていたのに。逆にこの人の寵愛を巡って三人の妃が、日夜熾烈な争いを繰り広げていると言われたほうが、素直に信じられるな。
どちらにしても難儀な話だ。やっぱり王族には関わらないのが一番かな。
「そうそう。そういえば二人ともヘリオスと同じ歳だろう。どうかなアノ子? ウチのお嫁さんに来ない? それとも婿に出そうか? なんならピアースでも良いよ」
だと言うのに、サラリと爆弾をぶっ込んでくる王様。
「「ぜったいにイヤ!!」」
金髪幼女クロアとシングルドリルのメーサは即座に断った。
いい歳をした大人が驚くほどの即断即決。
おずおずと王様が理由を訊ねると、二人はこう答える。
メーサ曰く、面倒くさい。単純に嫌い。ピアース? 知らない。
クロア曰く、やっぱり面倒くさい。自分より弱いのはいいけど馬鹿は嫌だ。ピアース? 誰ソレ。
幼女たちは遠慮がなくて辛辣だった。王子二人ともけちょんけちょんだ。
ヘリオスが振られるのは仕方がない。自業自得だ。でも当人も知らないところで一方的に振られることになってしまった、第二王子は少し憐れ。
話を聞いていたファチナが肩を微かに震わせつつ、笑うのを必死に堪えている。
護衛の騎士らも同様だ。ポーカーフェイスを気取っているが、ちょっと鎧がカタカタ鳴ってる。
自分からこんな話をしておいて我が子らがこき下ろされた王様は、そそくさと退散していった。
扉が閉められて三人と一体になった途端に、王女がまたしても爆笑。
「くくくくくっ……、あー可笑しいったらないわー。ピアースの奴、影薄すぎー」
さっきから、ちょいちょい名前が出てくるピアース。
すっかりネタ扱いだが、一応はこの国の第二王子。正妃の息子で第二王位継承権を持つ、御年十歳。能力は可もなく不可もなくだが、選民意識ゴリゴリの母親の影響をモロに受けて、貴族主義にどっぷり染まっているんだとか。中途半端に出来がいい分、第三王子よりも始末が悪いかもな。
ファチナの笑いが止むまでに、たっぷり十分もかかった。
幼女二人はその間、お菓子の食べさせっこをして遊んでいた。
オレも混ざってモグモグしていた。
「あー、こんなに笑ったのって久しぶり。クロアちゃんもメーサちゃんも今日はありがとうね。それから『ムーちゃん』もありがとう。君は実にいい仕事をしてくれたわ」
目元の涙をハンカチで拭いつつ王女が感謝を述べる。
よっぽどアノ男から解放されたのが嬉しかったのか、ファチナがオレを抱きしめて最大の感謝の意を表明した。
「あら? コレはなかなか、いい抱き心地……。ねぇー、クロアちゃん。この子、お姉さんにくれない? 代わりにおっきなヌイグルミをあげるから」
「やー」
「どうしても、ダメ?」
オレを抱いたまま悪戯っ子みたいな顔をする王女。
もちろん冗談、ちょっとクロアを揶揄っているだけだ。
「もーらった」と言って駆け出す王女。それを「ダメ―」と追いかけるクロア。「わたしもほしい」と一緒になって走り回るメーサ。
《三人の女がオレを巡って争っている。ついにモテ期到来か》
王女のささやかな胸のふくらみに身を委ねながら、おっさんはそんな阿呆なことを考えていた。
この夜に、あんな出来事が起こるとは思いもしないで……。
2
お気に入りに追加
359
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
御者のお仕事。
月芝
ファンタジー
大陸中を巻き込んだ戦争がようやく終わった。
十三あった国のうち四つが地図より消えた。
大地のいたるところに戦争の傷跡が深く刻まれ、人心は荒廃し、文明もずいぶんと退化する。
狂った環境に乱れた生態系。戦時中にバラ撒かれた生体兵器「慮骸」の脅威がそこいらに充ち、
問題山積につき夢にまでみた平和とはほど遠いのが実情。
それでも人々はたくましく、復興へと向けて歩き出す。
これはそんな歪んだ世界で人流と物流の担い手として奮闘する御者の男の物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる