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40 領都ホルンフェリスの茶会
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ただいま領都ホルンフェリスの中央にに向けて移動中。
馬車の中にアンケル爺の姿はない。
この場にいるのはクロア、メイド長のエメラさん、専従メイドのルーシーさん、オレの三人と一体。屋敷の中ではよく見る組み合わせだが、外ではちょっと珍しいかも。
珍しいといえばクロアは外用ドレスで着飾っている。いつもは嫌がるヒラヒラ成分が多め。
髪も普段と違って丁寧に編み込まれてある。これはルーシーさん渾身の力作。エメラさんも太鼓判を押した出来栄え。
今のクロアは、どこからどう見ても貴族のご令嬢といったいで立ち。
お洒落な左手の金の腕輪が高貴さを増している。
お出かけの目的は茶会。
ただし大人のソレとは違い子供だけのモノ。
主催するのは領内の年長さんたち。招かれるのは年少の子ら。
趣旨は王都で行われる茶会に向けての予行練習。
五歳になった貴族子息子女ら、全員が招かれる王都の茶会。主催者は王族。よっぽどのことがない限りは、多少の粗相はお目こぼしされるであろうが、何をするのかわからないのがお子様という生き物。
女の子はまだいい。おませだったりするので、わりと大人しくツンとしている。
心配なのは男の子だ。年齢的にやんちゃ盛りもいいところ。それを一同に集める。
ある意味、阿鼻叫喚の地獄絵図を地上に再現するなんてことに……、そんな親たちの心配から、領都での茶会は対象年齢の子供ら相手に、定期的に開かれている。
経験した先輩たちが、可愛い後輩たちの面倒をみる。
茶会を主催してお客を持て成す。年長さんらにとってもいい経験になるし、招かれる年少らも大人にガミガミ教わるより楽しい。顔繋ぎにもなるし、友達も出来るかもしれない。ある程度仲が良くなっていれば、王都での本番の際も、一人で心細い想いをしなくて済む。
そんなわけでやって来ました茶会の会場。
領都の城の庭園、その一角を開放されて行われている本日の催し。
開けた空間に落ち着いた色の緑の芝生の絨毯。
あちこちにテーブルと椅子が設置されており、側にホスト役の年長さんらが控えている。客を迎えるお姉さんお兄さん方の初々しいこと。見ていてほっこり。オレのスーラボディもぷるぷる揺れるよ。
そういえば茶会の席なんかにオレを連れてきて、大丈夫なのかと心配していたが、入場を止められることもなかった。
なんでも大人の茶会の中には自慢のペットならぬ、使い魔を同行させたりすることも多いんだとか。もちろん躾けはバッチリ。
とはいえ相手はモンスター、何が起こるかわからない。問題を起こしたらもちろん主人の責任となる。それでも連れて自慢をしたい。それだけ自分にもペットにも自信がある。いざとなったら賠償するぐらい余裕の財力、揉み消すぐらいの力があるぞ、と周囲に思われたい。
貴族社会とは、とかく見栄の文化だということだ。傾くにもほどがあるだろうに。
本日付き添いの二人のメイドさんは、もちろん知っていたのだろう。
クロアに関してはそんな意図があろうはずもなく、たんに一緒にいたいだけ。
オレたちが案内されたテーブルには、すでに女の子たちが四人、席に着いていた。
これにクロアとホスト役の年長の娘さんを入れて、六人で茶会はスタート。
各々の従者やらメイドさんらは、一切口出しせずに少し離れた所に控える。
オレもルーシーさんの隣にて大人しくしている。
自己紹介もそこそこに茶会が始まった。
年長の娘さんは、場を盛り上げようと茶を振舞ったり、話題を提供したりと忙しい。持て成されている年少らは、習ってきたマナーを一生懸命に守ろうとして、ガッチガチ。そんな姿もまた微笑ましい。外野の連中も生暖かい目で見守っている。
こんな中でも突出していたのは我らがクロア。
実に堂々とした様子にて紅茶を飲み、菓子を食す。それも優雅な仕草にて。
《そういえば、仮面女としょっちゅう、授業中に休憩と称して茶を嗜んでるわ》
まさかこんなところで仮面女の授業が役に立とうとは。オレもびっくりである。
さて、オレの中ではこのテーブルにて、ひとり気になっている子がいる。
名前はメーサ・ユークライト。
シングルのドリルである。まごうことなき縦ロール。
惜しむらくは髪の色がゴージャスな金ではなくて、薄い緑だということ。
これで金だったら完璧なドリルだったのに。
気になったのは、何もその髪型だけじゃない。
どうにも元気がないのだ。他の子たちは緊張しているからだろうが、この子は何だか気落ちしている感じ。紅茶にもお菓子にもほとんど手を付けていない。小さい子が今にも泣き出しそうな顔をして、しょんぼりしているんだ。気にならない方がどうかしている。
我が道を行くクロア。ガチガチの子たち。しょんぼりドリル。
当然のごとく盛り上がらないテーブル。
ホスト役の娘さんが懸命に話題を振るも二言、三言で会話は途切れがち。すかさず働く勤勉な沈黙。次第に気まずさだけが増していく。そんなタイミングで聞こえてくるのは他所のテーブルの嬌声。あちらとこちらの対比が明確となり、より沈黙が際立つ。
ほら、もう年長の娘さんが泣き出しそう。
見ているこっちの方が、なんだか苦しくなってきた。
そんな最中に、娘さんがクロアの金の腕輪に気がついた。
相手の身に着けているアクセサリーを誉め、そこから話を広げていく。会話術の基本中の基本。コレだと飛びつく娘さん。
でもそれは駄目! それは罠だから。一見美味しそうに見えるけれども、とんでもない罠だから! オレのそんな心の声が届くわけもなく無情にも、次の言葉が彼女の口から発せられてしまう。
「クロアさま。そちらは素敵な腕輪ですね」
誉め言葉に対し、クロアが嬉しそうに素直に答えてしまう。
「はい。キレイな『こうそくのうでわ』でしょう。わたしのおきにいりです」
度重なる不運の果てに投下された爆弾。
拘束の腕輪……、それは罪人などを捕まえておくための魔道具。
凶悪な相手を問答無用で抑えつける機能があり、一部の分野で重宝されている。
当然のごとく、令嬢が身に着けるような品ではない。
なのに、やたらとピカピカしていて綺麗。一見すると俊逸なアクセサリー。でも実は拘束具。そんな品を相手に贈る真意はナニ? 美幼女と拘束具。実に怪しい組み合わせ。なんとも狂気を孕んだ答えを妄想してしまうのも無理はあるまい。
クロアの発言を受けてテーブルの側に控えていた大人たちが、一斉にギョッとして固まる。
日頃の運動により鍛えられた腹筋のおかげか、思いのほかによく通るクロアの声。
ハキハキとした物言い。発音も素晴らしい。
金髪幼女の声は風に乗り、会場中へと拡散される。
一瞬、茶会の場が完全に沈黙した。
水を打った静けさの後は、一転してザワつきだす会場。
投下された爆弾は即爆発した。被害は甚大である。
エメラさんは変わらずポーカーフェイスを保っているものの、ルーシーさんは「あちゃー」といった感じで天を仰いでいる。
同席している年少の子らはキョトンとしている。どうやら言葉の意味を知らなかったらしくてセーフ。
もっとも被害を受けたのはホスト役の年長の娘さん。なにせ間近で直撃である。娘さんの歳の頃は十二、三。しっかりお勉強をしてきた彼女は、拘束の腕輪の正体を知っていた。良かれと思って振った話題が、相手を貶めるものであった。それをホスト役の自分が年端もいかない子にしてしまった。
迂闊な自分の発言に対する後悔。会場を騒がせてしまった引け目。幼女を傷つけてしまった自責の念。そしてこんなに自分は頑張っているというのに、ちっとも巧くいかない本日の茶会。
「ご、ごめんなさい。私、私……そんなつもりじゃ……」
なんとか絞り出した謝罪の言葉。眉尻は下がり、涙が滲む。
娘さんはもう限界だった。
少女に過ぎない身には、あまりにも試練が厳し過ぎた。
このままでは心が折れる。一生モノの心の傷になりかねない。
そう考えたオレは動こうとする。だがそんなオレよりも先に動いた影があった。
我らがメイド長エメラさんである。
銀の髪をたなびかせて、颯爽と爆心地へと乗り込んでいく彼女の姿は、とても凛々しかった。
馬車の中にアンケル爺の姿はない。
この場にいるのはクロア、メイド長のエメラさん、専従メイドのルーシーさん、オレの三人と一体。屋敷の中ではよく見る組み合わせだが、外ではちょっと珍しいかも。
珍しいといえばクロアは外用ドレスで着飾っている。いつもは嫌がるヒラヒラ成分が多め。
髪も普段と違って丁寧に編み込まれてある。これはルーシーさん渾身の力作。エメラさんも太鼓判を押した出来栄え。
今のクロアは、どこからどう見ても貴族のご令嬢といったいで立ち。
お洒落な左手の金の腕輪が高貴さを増している。
お出かけの目的は茶会。
ただし大人のソレとは違い子供だけのモノ。
主催するのは領内の年長さんたち。招かれるのは年少の子ら。
趣旨は王都で行われる茶会に向けての予行練習。
五歳になった貴族子息子女ら、全員が招かれる王都の茶会。主催者は王族。よっぽどのことがない限りは、多少の粗相はお目こぼしされるであろうが、何をするのかわからないのがお子様という生き物。
女の子はまだいい。おませだったりするので、わりと大人しくツンとしている。
心配なのは男の子だ。年齢的にやんちゃ盛りもいいところ。それを一同に集める。
ある意味、阿鼻叫喚の地獄絵図を地上に再現するなんてことに……、そんな親たちの心配から、領都での茶会は対象年齢の子供ら相手に、定期的に開かれている。
経験した先輩たちが、可愛い後輩たちの面倒をみる。
茶会を主催してお客を持て成す。年長さんらにとってもいい経験になるし、招かれる年少らも大人にガミガミ教わるより楽しい。顔繋ぎにもなるし、友達も出来るかもしれない。ある程度仲が良くなっていれば、王都での本番の際も、一人で心細い想いをしなくて済む。
そんなわけでやって来ました茶会の会場。
領都の城の庭園、その一角を開放されて行われている本日の催し。
開けた空間に落ち着いた色の緑の芝生の絨毯。
あちこちにテーブルと椅子が設置されており、側にホスト役の年長さんらが控えている。客を迎えるお姉さんお兄さん方の初々しいこと。見ていてほっこり。オレのスーラボディもぷるぷる揺れるよ。
そういえば茶会の席なんかにオレを連れてきて、大丈夫なのかと心配していたが、入場を止められることもなかった。
なんでも大人の茶会の中には自慢のペットならぬ、使い魔を同行させたりすることも多いんだとか。もちろん躾けはバッチリ。
とはいえ相手はモンスター、何が起こるかわからない。問題を起こしたらもちろん主人の責任となる。それでも連れて自慢をしたい。それだけ自分にもペットにも自信がある。いざとなったら賠償するぐらい余裕の財力、揉み消すぐらいの力があるぞ、と周囲に思われたい。
貴族社会とは、とかく見栄の文化だということだ。傾くにもほどがあるだろうに。
本日付き添いの二人のメイドさんは、もちろん知っていたのだろう。
クロアに関してはそんな意図があろうはずもなく、たんに一緒にいたいだけ。
オレたちが案内されたテーブルには、すでに女の子たちが四人、席に着いていた。
これにクロアとホスト役の年長の娘さんを入れて、六人で茶会はスタート。
各々の従者やらメイドさんらは、一切口出しせずに少し離れた所に控える。
オレもルーシーさんの隣にて大人しくしている。
自己紹介もそこそこに茶会が始まった。
年長の娘さんは、場を盛り上げようと茶を振舞ったり、話題を提供したりと忙しい。持て成されている年少らは、習ってきたマナーを一生懸命に守ろうとして、ガッチガチ。そんな姿もまた微笑ましい。外野の連中も生暖かい目で見守っている。
こんな中でも突出していたのは我らがクロア。
実に堂々とした様子にて紅茶を飲み、菓子を食す。それも優雅な仕草にて。
《そういえば、仮面女としょっちゅう、授業中に休憩と称して茶を嗜んでるわ》
まさかこんなところで仮面女の授業が役に立とうとは。オレもびっくりである。
さて、オレの中ではこのテーブルにて、ひとり気になっている子がいる。
名前はメーサ・ユークライト。
シングルのドリルである。まごうことなき縦ロール。
惜しむらくは髪の色がゴージャスな金ではなくて、薄い緑だということ。
これで金だったら完璧なドリルだったのに。
気になったのは、何もその髪型だけじゃない。
どうにも元気がないのだ。他の子たちは緊張しているからだろうが、この子は何だか気落ちしている感じ。紅茶にもお菓子にもほとんど手を付けていない。小さい子が今にも泣き出しそうな顔をして、しょんぼりしているんだ。気にならない方がどうかしている。
我が道を行くクロア。ガチガチの子たち。しょんぼりドリル。
当然のごとく盛り上がらないテーブル。
ホスト役の娘さんが懸命に話題を振るも二言、三言で会話は途切れがち。すかさず働く勤勉な沈黙。次第に気まずさだけが増していく。そんなタイミングで聞こえてくるのは他所のテーブルの嬌声。あちらとこちらの対比が明確となり、より沈黙が際立つ。
ほら、もう年長の娘さんが泣き出しそう。
見ているこっちの方が、なんだか苦しくなってきた。
そんな最中に、娘さんがクロアの金の腕輪に気がついた。
相手の身に着けているアクセサリーを誉め、そこから話を広げていく。会話術の基本中の基本。コレだと飛びつく娘さん。
でもそれは駄目! それは罠だから。一見美味しそうに見えるけれども、とんでもない罠だから! オレのそんな心の声が届くわけもなく無情にも、次の言葉が彼女の口から発せられてしまう。
「クロアさま。そちらは素敵な腕輪ですね」
誉め言葉に対し、クロアが嬉しそうに素直に答えてしまう。
「はい。キレイな『こうそくのうでわ』でしょう。わたしのおきにいりです」
度重なる不運の果てに投下された爆弾。
拘束の腕輪……、それは罪人などを捕まえておくための魔道具。
凶悪な相手を問答無用で抑えつける機能があり、一部の分野で重宝されている。
当然のごとく、令嬢が身に着けるような品ではない。
なのに、やたらとピカピカしていて綺麗。一見すると俊逸なアクセサリー。でも実は拘束具。そんな品を相手に贈る真意はナニ? 美幼女と拘束具。実に怪しい組み合わせ。なんとも狂気を孕んだ答えを妄想してしまうのも無理はあるまい。
クロアの発言を受けてテーブルの側に控えていた大人たちが、一斉にギョッとして固まる。
日頃の運動により鍛えられた腹筋のおかげか、思いのほかによく通るクロアの声。
ハキハキとした物言い。発音も素晴らしい。
金髪幼女の声は風に乗り、会場中へと拡散される。
一瞬、茶会の場が完全に沈黙した。
水を打った静けさの後は、一転してザワつきだす会場。
投下された爆弾は即爆発した。被害は甚大である。
エメラさんは変わらずポーカーフェイスを保っているものの、ルーシーさんは「あちゃー」といった感じで天を仰いでいる。
同席している年少の子らはキョトンとしている。どうやら言葉の意味を知らなかったらしくてセーフ。
もっとも被害を受けたのはホスト役の年長の娘さん。なにせ間近で直撃である。娘さんの歳の頃は十二、三。しっかりお勉強をしてきた彼女は、拘束の腕輪の正体を知っていた。良かれと思って振った話題が、相手を貶めるものであった。それをホスト役の自分が年端もいかない子にしてしまった。
迂闊な自分の発言に対する後悔。会場を騒がせてしまった引け目。幼女を傷つけてしまった自責の念。そしてこんなに自分は頑張っているというのに、ちっとも巧くいかない本日の茶会。
「ご、ごめんなさい。私、私……そんなつもりじゃ……」
なんとか絞り出した謝罪の言葉。眉尻は下がり、涙が滲む。
娘さんはもう限界だった。
少女に過ぎない身には、あまりにも試練が厳し過ぎた。
このままでは心が折れる。一生モノの心の傷になりかねない。
そう考えたオレは動こうとする。だがそんなオレよりも先に動いた影があった。
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