柳鼓の塩小町 江戸深川のしょうけら退治
花のお江戸は本所深川、その隅っこにある柳鼓長屋。
なんでも奥にある柳を蹴飛ばせばポンっと鳴くらしい。
そんな長屋の差配の孫娘お七。
なんの因果か、お七は産まれながらに怪異の類にめっぽう強かった。
徳を積んだお坊さまや、修験者らが加持祈祷をして追い払うようなモノどもを相手にし、
「えいや」と塩を投げるだけで悪霊退散。
ゆえについたあだ名が柳鼓の塩小町。
ひと癖もふた癖もある長屋の住人たちと塩小町が織りなす、ちょっと不思議で愉快なお江戸奇譚。
なんでも奥にある柳を蹴飛ばせばポンっと鳴くらしい。
そんな長屋の差配の孫娘お七。
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うむ。
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公儀隠密として、また他の大名にも子飼の忍がいる一方、愚物によって理不尽な目にあった事は同情出来る。
だが、真っ当に生きる無蒙の民草を巻き込むというのはいけません。
自分たちと同じ地獄を他人に背負わせてどうするか。
さて、しかし現場には怪異の気配があった。
ならば復讐心に付け込んで、不穏を作り出しているナニかが居るかも。
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