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黒騎士ケセーシス
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僕の名はケセーシス。エスリメの近衛隊の一人だ。
元SSランク冒険者だったが、この国の文化や美味な食事に触れ、この国に骨を埋めようと思っていたところで近衛隊が発足し渡りに船と二つ返事で入隊した。
ユースケ王に直談判した同僚のベリルには感謝しかない。
さえ、近衛隊とは言うがダンジョン内、つまりエスリメ内ではユースケ王を護衛することは不可能だ。
あの方はダンジョン内をダンジョンマスター権限のテレポートで移動し続けるので僕たちは付いていくことすらできない。
よって、ユースケ王がエスリメにいる間の近衛隊の仕事は、ユースケ王の養子の王子様方が居られる王の自宅と、その隣りにある孤児院の警護だ。
自宅周囲の巡回と、自宅内の王子様方の遊び相手兼護衛、孤児院の護衛が内訳となる。
一般的にはユースケ王の家にいる赤ん坊の養子のみが王子様、王女様と思われているが、隣の孤児院もユースケ王が建て、管理しているので孤児院の子供たちも厳密には王子様、王女様ということになる。孤児院とは言え気を抜いて護衛はできないのだ。
「黒騎士さん」
「何でしょうか?」
3つの仕事は近衛隊内のローテーションで行われ、それぞれに一時間休憩が挟まれる。一時間だと、街の方に行く場合すぐ帰らないと間に合わないため、休憩は孤児院の中ですることが暗黙の了解となっている。
丁度、休憩中の僕に少年が話しかけてきた。
僕のことを黒騎士と呼ぶ理由はその名の通り、僕の見た目は真っ黒の全身鎧だからだ。
僕の鎧は呪いの鎧で外すことができず、常に禍々しいオーラをまとってしまう。
元々は探険していたと洞窟にあった光り輝く鎧だったのだが、身につけた瞬間黒く染まってしまった。
とある高名な鑑定士に見てもらうと、この鎧は真の主を探すために僕に寄生している状態らしい。
また、この黒い鎧の状態では本来の半分の性能も出せてないそうだ。
それでも元々はBランク冒険者だった僕を、SSランク冒険者にしてしまうくらいの補助魔法がこの鎧にはかけられている。
元SSランク冒険者だったが、この国の文化や美味な食事に触れ、この国に骨を埋めようと思っていたところで近衛隊が発足し渡りに船と二つ返事で入隊した。
ユースケ王に直談判した同僚のベリルには感謝しかない。
さえ、近衛隊とは言うがダンジョン内、つまりエスリメ内ではユースケ王を護衛することは不可能だ。
あの方はダンジョン内をダンジョンマスター権限のテレポートで移動し続けるので僕たちは付いていくことすらできない。
よって、ユースケ王がエスリメにいる間の近衛隊の仕事は、ユースケ王の養子の王子様方が居られる王の自宅と、その隣りにある孤児院の警護だ。
自宅周囲の巡回と、自宅内の王子様方の遊び相手兼護衛、孤児院の護衛が内訳となる。
一般的にはユースケ王の家にいる赤ん坊の養子のみが王子様、王女様と思われているが、隣の孤児院もユースケ王が建て、管理しているので孤児院の子供たちも厳密には王子様、王女様ということになる。孤児院とは言え気を抜いて護衛はできないのだ。
「黒騎士さん」
「何でしょうか?」
3つの仕事は近衛隊内のローテーションで行われ、それぞれに一時間休憩が挟まれる。一時間だと、街の方に行く場合すぐ帰らないと間に合わないため、休憩は孤児院の中ですることが暗黙の了解となっている。
丁度、休憩中の僕に少年が話しかけてきた。
僕のことを黒騎士と呼ぶ理由はその名の通り、僕の見た目は真っ黒の全身鎧だからだ。
僕の鎧は呪いの鎧で外すことができず、常に禍々しいオーラをまとってしまう。
元々は探険していたと洞窟にあった光り輝く鎧だったのだが、身につけた瞬間黒く染まってしまった。
とある高名な鑑定士に見てもらうと、この鎧は真の主を探すために僕に寄生している状態らしい。
また、この黒い鎧の状態では本来の半分の性能も出せてないそうだ。
それでも元々はBランク冒険者だった僕を、SSランク冒険者にしてしまうくらいの補助魔法がこの鎧にはかけられている。
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