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おばけナメクジに襲われるフェアリー
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ある日、俺が御者台にいる時、同じく隣に座っていたピクリナが悲鳴のような声を聞いたと報告してきた。
「どっちだ?」
「あっち。2キロメートル先」
ピクリナの指差した方向は獣道ならぬモンスター道があった。
なぜモンスターだと分かるのかというと、変な粘液が道にあるから。
粘液を出す巨大生物はモンスターしかいないだろう?
「ピクリナは中のみんなに知らせて馬車でこい。俺が様子を見てくる」
「分かった」
アダマンタイトアーマーを装着して木の枝から枝へと飛び移りながら俺は、ピクリナの言った方角を走る。
数分後、女性の声が聞こえてきた。
「きゃー!こっち来んなのー!」
声の方向へ向かうと、ナメクジのようなモンスターにやたらめったら魔法をぶち込む掌サイズの羽の生えた人間、おそらくフェアリーの女性が居た。
だがナメクジのモンスターには魔法が効かないらしく、ズルズルと迫ってくる粘液お化けに涙目になっていた。
「こっちだ、ヌルヌルお化け」
来る途中で枝から滑り落ちた時に拾っておいた小石を投げてナメクジの注意を引く。
ナメクジに投げる前に鎧を脱いでいるのでナメクジにとってはより大きくて無防備な獲物が出てきたと奴は喜び体を震わせた。キモい。
「よーし、ついてこい…………今!」
ギリギリまで引きつけて再び鎧を装着し、ナメクジを真っ二つにした。
2つに分けられてもグジュグジュとうごめく。
不快害虫。
「おらおらー!塩喰らえ」
1キロ入ってる塩袋を3つ取り出してナメクジにかけるとみるみる小さくなっていった。
塩掛けて水分抜けるんだな。止めに俺は更に1キロの塩を出して塩で埋めてやった。
「よーし、終わり。大丈夫か?小さなお嬢さん」
「好きぃ」
「は?」
何言ってるんだこの子は?ご病気か?
「どっちだ?」
「あっち。2キロメートル先」
ピクリナの指差した方向は獣道ならぬモンスター道があった。
なぜモンスターだと分かるのかというと、変な粘液が道にあるから。
粘液を出す巨大生物はモンスターしかいないだろう?
「ピクリナは中のみんなに知らせて馬車でこい。俺が様子を見てくる」
「分かった」
アダマンタイトアーマーを装着して木の枝から枝へと飛び移りながら俺は、ピクリナの言った方角を走る。
数分後、女性の声が聞こえてきた。
「きゃー!こっち来んなのー!」
声の方向へ向かうと、ナメクジのようなモンスターにやたらめったら魔法をぶち込む掌サイズの羽の生えた人間、おそらくフェアリーの女性が居た。
だがナメクジのモンスターには魔法が効かないらしく、ズルズルと迫ってくる粘液お化けに涙目になっていた。
「こっちだ、ヌルヌルお化け」
来る途中で枝から滑り落ちた時に拾っておいた小石を投げてナメクジの注意を引く。
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「は?」
何言ってるんだこの子は?ご病気か?
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