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ダンジョンオープン
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俺の名前はモブダ。ドコカ村出身のCランクの冒険者だ。
自分で言うのも何だが、Cランク冒険者からは一流だと言われていて俺自身の年のわりにかなりの実力があると言われている。
その証拠に俺はパーティーメンバーのダレカ(剣士)とナニカ(テイマー)と一緒に先日出現したダンジョンの調査に向かっている。
どんな危険度のダンジョンか分からないから危険任務とされていてCランク以上でないと受けられないがその分報酬がいい。
ギルドマスターに勧められたこともあって受けることにした。
「モブダ、ここか?」
「みたいだな」
入り口は最もありふれた洞窟タイプか。しかしダンジョンはフロアごとに環境が違うときがあるから油断できない。
警戒しながら入ると、まっすぐ奥まで続く道と、左に細い道がある。
「どっちだ?」
「左は人の気配、前方はモンスター……スライムだな」
ナニカが言うなら確かなんだろうが、人の気配?ギルド以外の人間が、もうこのダンジョンに居るのか?
「……左に行こう。何かしらの情報が手に入るかもしれない」
左に曲がり、しばらく進むと。
「いらっしゃいませー」
何故か店があった。
「「「は?」」」
「冒険者ですか。ダンジョン攻略の前にうちの商品見ていきますか?」
店には店主らしき少年と、商品を並べている少女の二人だけしかいなかった。
「おい!何でできたばかりのダンジョンに店があるんだ⁉」
「はい、俺たちは兄妹で旅をしていたんですよ。そしたら偶然このダンジョンが目の前にできたんです。このダンジョンの奥にはいろんなスライムがいて、テイムしてたりしてたら宝箱を見つけてこんなのが出てきました」
そう言って少年がカウンターの下から出したのは、アダマンタイト製の剣だった。
「何、だと……」
「ですよねー!びっくりして一度入り口まで引き返したんですけど、そこで思ったんですよ。ここでお宝を見つけまくれば」
「億万長者も夢じゃない」
少年の言葉をダレカが続けた。
こんな国宝級のお宝が、お世辞にも強そうには見えない少年と少女だけで行くことができる所にあるんだ。
そのさらに深層には何があるのか、冒険者としてワクワクが止まらないぜ。
自分で言うのも何だが、Cランク冒険者からは一流だと言われていて俺自身の年のわりにかなりの実力があると言われている。
その証拠に俺はパーティーメンバーのダレカ(剣士)とナニカ(テイマー)と一緒に先日出現したダンジョンの調査に向かっている。
どんな危険度のダンジョンか分からないから危険任務とされていてCランク以上でないと受けられないがその分報酬がいい。
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「ですよねー!びっくりして一度入り口まで引き返したんですけど、そこで思ったんですよ。ここでお宝を見つけまくれば」
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少年の言葉をダレカが続けた。
こんな国宝級のお宝が、お世辞にも強そうには見えない少年と少女だけで行くことができる所にあるんだ。
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18/10/02 追記
++++++++++++++++++++++++++
初投稿ですのでお見苦しい点など多々あると思います。生暖かいめで眺めて下さいまし<m(__)m>
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