【THE TRANSCEND-MEN】 ー超越せし者達ー

タツマゲドン

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 数回のレースを終えたリョウは、賭け金を受け取ると観衆に自慢げに見せびらかした後、のんびりしようか、とあてもなく歩き始める。

「リョウ、後で昼飯食いに行かねえ? あ、金は勿論勝者が払うって事で」

 ぶらりと歩くリョウに話し掛けたのは、先程のレースの対戦相手だ。

「えー? てめえ、敗者が勝者に奢ってもらうなんて言い度胸だな」
「良いだろ別に、強者の余裕って事で。たかが二千ドルの内の僅かだろうが」
「まあ良いぜ。あとよお、「軍」の仲間にも奢る約束したんだよな」

 地球暦〇〇一七年現在の貨幣は、地球管理組織も反乱軍も、地域の関わりなく、ドルを使用する。

 元々西暦二〇三〇年代から五〇年代にかけて経済的グローバル化が飛躍し、関税廃止や経済格差減少等あらゆる出来事を起こした。

 貨幣統一化もその一つに当たる。ちなみに一ドルの価値は地球暦に入ってから調整され、西暦二〇〇〇年初頭と物価が同等になっている。

 また、第三次世界大戦によってあらゆるインフラが落ち込み、戦前まで主流だった電子マネーは現在だと管理組織側の富裕層のみにしか流通していない。

「そういやお前最近の軍での調子はどうだ? 活躍してるか?」
「まあな。上司がうるさいけど。ストレス発散に管理軍の前線部隊をぶっ壊してやった」
「ハハハ、お前らしいや。程々にしろよ。しかし良いよなあ、音速で走れる力とか俺も持ってみたいぜ」
「そうでもない。こんな力あるだけ不便だぜ?」
「例えば?」
「そうだな……俺がレースする時車のスピードが物足りなくなっちまうんだ」

 リョウの苦笑の混じった冗談に、先程まで車を並べ競争していた二人は笑い合っていた。
「ところでお前、レックスはどうした? 一緒に来てただろ?」
「ぬっ? ……本当だ、何時の間に。まあ良いや、どうせ来るだろう」

 これで話題を打ち切ろうとしたその時、廃墟群を駆け抜ける存在が一つ。

 砂地の中を移動する、銀の輝き――音速を超えるスピードのそれを、リョウだけがその目に捉えていた。

「わりい、メシまで少し掛かりそうだ」

 そう言い残すとリョウは地面を蹴り、

「なっ……」

 一秒後には隣に居た人物の視界から消えていた。当人は絶句し、しばらくしてから呟く。

「面倒臭がりの癖にやる時はやるもんなんだな……」

 感心すると同時に、何も無い荒野の景色をただ見ていた。




















 空中で大きく旋回しつつ銃弾を避け、レックスは右手を出した。

 掌から“エネルギー”の放出――空間中の空気に触れ、的確な方向性を持った運動エネルギーが大量の空気分子に与えられる。

 空気分子の塊は細く纏まり、刃となってサングラスの男を襲う。

 男が避けようと大きな体をスライドさせるが、鋭い気流は男の服と皮膚を引き裂いた。

 空気はレックスに操られ、その勢いや量を増やす。大柄な男に切り傷を作り上げる。

「喰らいな! デカいだけの木偶の坊!」

 掛け声と同時にレックスが銃の引き金を引き、動きを制限された相手へ次々と命中する。

 それでも相手の男はサングラスの裏に隠れた顔を歪ませもしない。それを青年は察知していた。

「全然痛がってないじゃねえかお前」
(まだ使うには惜しいな)

 男は攻撃を喰らいながらも平然としたまま対空掃射で応戦。イライラするレックスが錐もみ回転で避ける。

 不意に男が地面を蹴った。地面を凹まし、跳躍――青年へと右膝蹴りを仕掛ける。

 対するレックスは相手を減速させようと向かい風を起こし、銃を乱射する。

 銃弾を食らっても、相手は痛覚に表情を変えない。蹴りの体勢のまま逆風の中を逆らってみせる。

 サングラスの奥の瞳がギラっと睨んだ。既に互いの距離は一メートル未満。

 右膝を後ろに戻し、代わりの左足を突き出す。意表を突かれたレックスは頭に一撃を喰らわされた。

 背中から固まった砂の上に落下したラテン人。相手も着地した。

 レックスに追撃を掛けようと相手が距離を詰める。抵抗すべくレックスは地を背にしたままで蹴りを放とうとした。

 だがその必要は無くなった。相手が急に立ち止まり、上半身を反らしたのだ。

 直後、男の顔を鋭く光る物体が掠めた。顔に浅い切り傷を作り、サングラスが取れ落ちる。

「レックス、大丈夫か?」

 中性的な喋り方だが、その高い声は紛れもなく女性のものだった。いや、声だけでなく容姿も完全に女性だ。

「クラウディア?」
「如何にも。妙に意図的な「エネリオン」がこの辺り一帯に感じられたものでな」

 クラウディアと呼ばれた女性は長い銀髪を風に揺らし、サングラスの男に突き出した細身のサーベルを引き戻し、レックス側へ引き下がった。

 本名クラウディア・リンドホルム、二十五歳。女性としては身長が高く、百七十五センチメートル。高身長に相応しいグラマラスな体型だ。

 銀髪や白い肌、シャープな顔立ちは北欧系だろう。腕を組んだ様は、どこか高慢というか自信家のようなイメージを漂わせる。

「おーい! 待てったら!」
「あの馬鹿やっと来たか……」

 レックスはこちらへ駆け寄るリョウの声を聞いた直後、呆れるクラウディアを見るなり、やれやれ、と首と手を振った。

「全く、何処で油を売っていたんだお前は!」
「うるせえ! 二千ドルも手に入ったんだよ!」
「お前は遊ぶ事しか考えないのか?! 子供か!」
「お前だって何時も俺を叱りやがって! 老人かよ!」
「二人共黙れよ!!!!!」

 いがみ合う二者の間をラテン青年が割って入り、更に大声でなだめた。

「ほらリョウ、レックスはお前よりずっと信用出来るぞ。見た目は整っているし、お前より話は分かるし聞き分けも良いし、何よりメリハリが付いている」
「知るか。俺にはギラギラした銀髪に長身で傲慢な胸と尻のデケえ女の方が態度悪くて信用出来ねえ……」

 パシン!

「デリカシーの一つも無いのかお前は!」
「お前だって人の頭すぐに殴ろうと……」
「もう良いから!!!!!」

 またしてもレックスは大声で怒鳴る羽目になった。

「すまんレックス。あの敵をどうするかが問題だな」
「たった一人じゃん。それにお前一人だけでも十分じゃね?」
「油断はならんぜ二人共。タフさだけは尋常じゃねえ」

 サングラスの取れた男は距離を取り、髪色と同じ茶色い目で三人を観察している。サングラスの裏にある顔はこれといった特徴も無く平凡だった。

(これ以上は厳しいな、使おう)

 傷が入った顔を撫でながら、装着した首輪にもう片手を触れる――自分の体に無理矢理“エネルギー”が吸い寄せられる感覚。

「何……」

 何だ、と異変を察知したクラウディアが言い掛けたその時、

 相手が途轍もないスピードで突進し体当たり――一か所に集まった三人の若者がバラバラの方向に吹き飛ばされた。

 予想していなかった出来事に三人全員が驚愕の表情を浮かべ、しばらくぼんやりとする。

 それぞれが地面に足を着けた時、大柄な男は猛スピードで逃走していた。

「俺が追う!」
「任せた!」

 走るスピードにジェット気流を重ね、女性の短い声援と共に追跡を始めるレックス。

「待てオラー!」

 地面を蹴る反作用による加速と、空気を操る事によるジェット機の如き加速を合わせる。

 音速の二倍近くまでの速度を持った青年は早速、逃走する大柄な男へ追い付いた。

 気流を操り、自分の加速ではなく相手の正面から逃げる反対方向へ突風を起こす。

 空気の壁に阻まれた男が足を止めた。振り返ると、多数の方向から空気の刃が襲い掛かっている最中だった。

 刃が正面からぶつかる――男は逃げもせず、ねじ伏せた。傷は無かった。

 アサルトライフル型の銃で更に追撃するが、相手は怯む気配を見せない。それどころかレックスに向かって突進し出した。

 速過ぎて痛みよりも驚愕の方が大きかっただろう。レックスが認識した次の瞬間、相手は彼に膝蹴りを決めていた。

 それを感じた直後、今度は勢い良く投げられ、青年の身体は地面に叩き付けられていた。

「何だ?!」

 痛みを忘れ、レックスは思わず困惑の大声を上げていた。

 相手は無視して逃走を再開し、やがて見えなくなった。リョウとクラウディアが走り着いたのは、それとほぼ同時だった。

「大丈夫か?」
「何とか」

 クラウディアの心配に強気に無事を伝えるが、まだ痛みから脱却出来ていない。

「何だ今の? 恐ろしく速かったぜ。さっきと全然違う」
「分からん。だがあの首に付いていた輪っかからエネリオンを感じた」

 次なるリョウの質問に自分の考えを述べたレックス。

「さて、ハンにどう言おう……」
「待て、お前も一緒だ!」

 クラウディアは、振り向き逃げようとするリョウの襟をぐいと掴み、引き寄せる。

「ふざけんな! 折角の休みだってのにまたかよ!」

 レックスが呆れ顔でため息をつき、クラウディアは腕を組んで唸る。

「分かったよ! 俺も行けば良いんだろ?」

 二人からの威圧に負けを認め、日系アメリカ青年は渋々先頭の女性について行った。




















 人相をフードで隠した暗殺者に対し、アダムは右半身を前に右拳を胸の高さに上げる。左半身は何もしておらず自然のまま。

 相手は服の下に隠した拳銃を唐突に向け、引き金を引く――音速の十倍、一秒で五十発連射。

 常人にはそもそも目に留まる事も無いだろう。しかし、その銃弾をアダムは“感じ”ていた。

 弾の動きに合わせ体をスライドさせる、それだけで銃撃が避けられる。

 アダムは地面を蹴って唐突に方向転換、向かって来る銃弾を着実に避けながら着実に距離を詰めていく。

(分かる)

 銃弾の嵐の中を掻い潜り、駆け込みをプラスした裏拳気味のジャブが、相手の顔面にクリーンヒット。

 よろめき、三歩下がった相手は銃を服の下に隠した。同時に右手のナイフを体の前に掲げ、接近。

 上下左右に振り回される刃――アダムは相手の手首を掌で押さえ、全て防ぐ。

 側頭部を狙ったフック気味の刺突。少年の左拳が相手のナイフを持つ肩を叩き、刃が引っ込められる。

 向こうが右腕を出せば左拳で打ち止め、左腕は右拳で、右足を出せば左足で蹴り止め、左足は右蹴りで。

 打たれる前に打ち止める――上腕や腿は重要な腱や筋肉があり、打ち込まれる痛みもある。

 暗殺者がフードの中で瞬きをしたのが見えた。

 苦し紛れに暗殺者がサマーソルトキック。アダムは突然の出来事に、ただ上体を後ろに倒すだけで避ける。

 相手は宙返りと同時に後退し、足を地に着け、左手には拳銃。

 手を出さず、目の前の戦闘をただ傍観していただけの少女は、変化に気付いていた。

「勝っている。でも……」

 アンジュリーナは、“今まで”は、アダムが敵対する人物に負けないか心配だった。いざとなった時には「中和」で相手の動きを止めようかと思っていた。また、「中和」の際にアダムの動きを止めてしまう懸念もあったので、行動を控えていたのだ。

 だが今は考えが百八十度違っていた。

 少年が暗殺者を殺す側に見えた。正確に相手の動きを読み、確実に攻撃を加える。

 冷静な無表情が一層怖く、大人びて見えた。残酷さに満ち、慈悲が存在しない。

 例え命を奪おうとする相手でも、アンジュリーナは気が気でなかった。

(お願い、殺さないで……)

 そんな少女の苦しむような思惑など知らず、アダムは向かって来る銃弾を躱し、呆気なく相手のすぐ傍まで辿り着いていた。

 正面から迫るナイフに対し、左前蹴り――足先が手を打ち、手からナイフが弾き飛ばされる。

 それをアダムは手に取った。そのまま目にも留まらぬスピードで前進。

 肉を裂く手応え――刃先を相手の左胸に突き刺していた。
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