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深章
深二十章 実力主義者達の都
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一週間後。遂に長耳族の集落を出る日がやって来た。見送りこそ限られた人数だったが、一週間の間に、多くの人々から激励や別れを惜しむ言葉を贈られた。
迎えが来る時間の少し前。私は族長さんと所長さんの二人に、最後のお別れに話をしていた。
「ライラ。アイク。これが君達に渡す魔道具だ。取扱説明書もどうぞ」
「ありがとう所長さん」
「感謝します」
「良いよ礼なんて。またここに来た時、感想を聞かせてくれ」
所長さんから手渡されたのは、族長さんから渡された物とほぼ同じ見た目の魔道具だ。細部の装飾や色合いが少し違うが、まぁ同じだ。説明書も渡してくれるのは普通に嬉しい。
私達がそれを鞄に仕舞うと、族長さんが一歩前に出て来て、私とアイクの頬を撫でた。その顔は、まるで母のような優しさと慈愛を湛えていた。
「ライラ。アイク。顔をよく見せてくれ」
「どうしたの?」
「人間は老いが早い……この瞬間の君達を、覚えておけるように」
「そういう事でしたら、いくらでも」
暫くした後、族長さんは「ありがとう」と言って、私達の頬から手を離した。表情こそ変わっていなかったが、その言葉には、寂しさの色が滲んで見えた。
「「本当に、お世話になりました」」
「堅苦しいのはよしてくれ。私も族長も、実の所そういうのが苦手でね」
「……お前と意見が合うのは少し複雑だが、同意しよう。ライラ。アイク。君達はもう、我ら長耳族の友だ。何かあれば、手紙か何かを寄越すと良い。私達にできる事は、私達にできる限り対応しよう」
「ありがとう族長さん」「ありがとうございます」
最初はただの事故だった。転移魔術の不具合でこの集落に来て、命がけの決闘をする事になった。と思えば次は殺人事件の犯人捜しをして、厄災の分身と戦った。終わる頃にはいつの間にか、長耳族全体が、私達の味方になっていた。不思議で、それでいて素晴らしい体験をした。
そう言えば、王都からの迎えというのはいつ頃来るのだろう。もう一分も無い筈だが……周囲にそれらしき影は見えない。
「族長さん。王都からの迎えというのはいつ頃来るの?」
「少し待て。そろそろ……ほら。来たぞ」
「上ですか?」
上を見ると、何か鳥のような影が見えた。だが、それが鳥でない事は明らかだった。それが私達の目の前に降り立った時、私はその姿に自分の目を疑った。
「飛龍……」
「すげぇな……流石亜人の国」
迎えというのは飛龍だったのか?いや違う。背中に人が乗っている。アレは……長耳族か。まぁ、それなら伝手があると言うのも頷ける。まぁ、やっぱり仲は悪そうだけど。
飛龍の背中に乗っていた女の人は、座っていた蔵から降りると、私の眼の前に立った。翡翠のような色をした、綺麗な瞳……なんかこの人、少し雰囲気が違う気がする。他の長耳族の人達とも、今まで見て来た人達とも。どこか浮世離れしたと言うか、浮いているというか……
「礼儀作法なぞこの場には不要だろう。楽な話し方になるが許してほしい。私はアステリア。亜人軍の四天王、『流水』の名を賜った者だ」
四天王……亜人の国で、魔王に次いで実力のある四人の事か。確かこの国の軍隊では、将のような役割を担っていた筈だ。まさかお迎えで、こんな偉い人が来るとは思わなかった。
とは言え、なんと言うか少し苛立っている様子だ。族長さんと何やらただならぬ関係らしいし、まぁ仕方無いか。取り敢えず、怒らせないようにしよう。
「初めまして。私はライラ。よろしく」
「おいライラ」
「言葉遣いは良い。楽にしてくれ。私もそうしている」
「じゃあ……俺はアイク・クロードル。魔術師。よろしく」
「そうか。では……」
アステリアさんが指を鳴らすと、亜龍の直ぐ横に、馬車のような者が現れた。ワイバーンの背中にロープが繋がっている……成程。空飛ぶ馬車ならぬ竜車と。人間の国では見れない物だ。こういうのも初めて訪れる地域の醍醐味だよね。
「さぁ行こう。道中話ができないのは残念だが、それは向こうに着いてからにしようか」
アステリアさんは亜龍の背中に飛び乗り、手綱を取る。私達も席に座り、出発を待つ。
亜龍が羽ばたき始めた。少しずつ竜車も上昇を始め、段々と地面が遠退いて行く。だがそこで、族長さんが一歩前へ出た。「アステリア!」と族長さんが声を出すと、竜車は一旦上昇を止め、その場に留まった。
「昔の事、私はずっと悪かったと……!」
「そうか。千年放って置いて『悪かった』か。長耳族の族長よ。お前の意思はよく分かった。しかと心に刻んでおこう」
「アステリア!私は昔のように……!」
「悪いが、少し急ぎの用がある。何か言いたい事があるのであれば、また手紙でも寄越せば良い」
アステリアさんがそう吐き捨てるように言うと、竜車は先程とは比較にもならない速度で上昇を始めた。地面が瞬く間に遠くなり、やがて族長さんと所長さんの姿も見えなくなった。
「高いね~。ドラグナーでもこんな高く飛んだ事無いよ」
「流石本物の飛竜って感じだな」
そんな事を話していると、竜車の天上に吊り下げられたランプから声がした。アステリアさんの声だ。音声を転送する魔道具のようだ。
『あ~。聞こえているな?まぁ返事はしなくて良い。離陸前の説明を忘れていたので、ここで済ませる。お前達が乗っている部分は魔術で守られている為、余り揺れず、且つ速度の変化も感じないだろう。お前達はそこで話していて構わないが、私は魔術の防御がほぼ無い状態だ。安全を考慮して、離陸中は話し掛けないでくれ。あと、窓を開けないように』
「本当、便利な乗り物だよ」
「そうだね」
やがて、竜車が横方向にも移動を始めたようで、窓の外の景色が段々と変わって行く。飛竜という事もあってか、移動速度は相当早いらしい。
「へぇ~……なぁライラ。ドラグナーとコレ、どっちが早いんだ?」
「通常モデルだとこっちの方が早くて、速度重視のモデルでようやくトントンって感じ」
「やっぱ飛竜ってすげぇのな」
「速度重視のモデルも、実の所飛竜の体表を模す事で速度を上げてるからね。このアイデアはマリア発案」
「やっぱあの人、頭の良さで言うならあのグループで二番目だろ」
「マリアは凄いからね」
私は指に嵌めたサルフォンを撫でながら、そう答えた。やっぱり寂しいな。アイクと居るのも楽しいけど、やっぱりマリアともう一度会いたい。
そうこうしている内に、やがて大きな街が見え始めた。その中央には巨大な城が建設され、まるでここが世界の中心であると言うように、堂々と鎮座している。
「見えたよアイク。アレが……」
「あぁ。アレが亜人の王都。ヴァネロプだ」
この旅の目的地に、私達はようやく辿り着いたのだった。
迎えが来る時間の少し前。私は族長さんと所長さんの二人に、最後のお別れに話をしていた。
「ライラ。アイク。これが君達に渡す魔道具だ。取扱説明書もどうぞ」
「ありがとう所長さん」
「感謝します」
「良いよ礼なんて。またここに来た時、感想を聞かせてくれ」
所長さんから手渡されたのは、族長さんから渡された物とほぼ同じ見た目の魔道具だ。細部の装飾や色合いが少し違うが、まぁ同じだ。説明書も渡してくれるのは普通に嬉しい。
私達がそれを鞄に仕舞うと、族長さんが一歩前に出て来て、私とアイクの頬を撫でた。その顔は、まるで母のような優しさと慈愛を湛えていた。
「ライラ。アイク。顔をよく見せてくれ」
「どうしたの?」
「人間は老いが早い……この瞬間の君達を、覚えておけるように」
「そういう事でしたら、いくらでも」
暫くした後、族長さんは「ありがとう」と言って、私達の頬から手を離した。表情こそ変わっていなかったが、その言葉には、寂しさの色が滲んで見えた。
「「本当に、お世話になりました」」
「堅苦しいのはよしてくれ。私も族長も、実の所そういうのが苦手でね」
「……お前と意見が合うのは少し複雑だが、同意しよう。ライラ。アイク。君達はもう、我ら長耳族の友だ。何かあれば、手紙か何かを寄越すと良い。私達にできる事は、私達にできる限り対応しよう」
「ありがとう族長さん」「ありがとうございます」
最初はただの事故だった。転移魔術の不具合でこの集落に来て、命がけの決闘をする事になった。と思えば次は殺人事件の犯人捜しをして、厄災の分身と戦った。終わる頃にはいつの間にか、長耳族全体が、私達の味方になっていた。不思議で、それでいて素晴らしい体験をした。
そう言えば、王都からの迎えというのはいつ頃来るのだろう。もう一分も無い筈だが……周囲にそれらしき影は見えない。
「族長さん。王都からの迎えというのはいつ頃来るの?」
「少し待て。そろそろ……ほら。来たぞ」
「上ですか?」
上を見ると、何か鳥のような影が見えた。だが、それが鳥でない事は明らかだった。それが私達の目の前に降り立った時、私はその姿に自分の目を疑った。
「飛龍……」
「すげぇな……流石亜人の国」
迎えというのは飛龍だったのか?いや違う。背中に人が乗っている。アレは……長耳族か。まぁ、それなら伝手があると言うのも頷ける。まぁ、やっぱり仲は悪そうだけど。
飛龍の背中に乗っていた女の人は、座っていた蔵から降りると、私の眼の前に立った。翡翠のような色をした、綺麗な瞳……なんかこの人、少し雰囲気が違う気がする。他の長耳族の人達とも、今まで見て来た人達とも。どこか浮世離れしたと言うか、浮いているというか……
「礼儀作法なぞこの場には不要だろう。楽な話し方になるが許してほしい。私はアステリア。亜人軍の四天王、『流水』の名を賜った者だ」
四天王……亜人の国で、魔王に次いで実力のある四人の事か。確かこの国の軍隊では、将のような役割を担っていた筈だ。まさかお迎えで、こんな偉い人が来るとは思わなかった。
とは言え、なんと言うか少し苛立っている様子だ。族長さんと何やらただならぬ関係らしいし、まぁ仕方無いか。取り敢えず、怒らせないようにしよう。
「初めまして。私はライラ。よろしく」
「おいライラ」
「言葉遣いは良い。楽にしてくれ。私もそうしている」
「じゃあ……俺はアイク・クロードル。魔術師。よろしく」
「そうか。では……」
アステリアさんが指を鳴らすと、亜龍の直ぐ横に、馬車のような者が現れた。ワイバーンの背中にロープが繋がっている……成程。空飛ぶ馬車ならぬ竜車と。人間の国では見れない物だ。こういうのも初めて訪れる地域の醍醐味だよね。
「さぁ行こう。道中話ができないのは残念だが、それは向こうに着いてからにしようか」
アステリアさんは亜龍の背中に飛び乗り、手綱を取る。私達も席に座り、出発を待つ。
亜龍が羽ばたき始めた。少しずつ竜車も上昇を始め、段々と地面が遠退いて行く。だがそこで、族長さんが一歩前へ出た。「アステリア!」と族長さんが声を出すと、竜車は一旦上昇を止め、その場に留まった。
「昔の事、私はずっと悪かったと……!」
「そうか。千年放って置いて『悪かった』か。長耳族の族長よ。お前の意思はよく分かった。しかと心に刻んでおこう」
「アステリア!私は昔のように……!」
「悪いが、少し急ぎの用がある。何か言いたい事があるのであれば、また手紙でも寄越せば良い」
アステリアさんがそう吐き捨てるように言うと、竜車は先程とは比較にもならない速度で上昇を始めた。地面が瞬く間に遠くなり、やがて族長さんと所長さんの姿も見えなくなった。
「高いね~。ドラグナーでもこんな高く飛んだ事無いよ」
「流石本物の飛竜って感じだな」
そんな事を話していると、竜車の天上に吊り下げられたランプから声がした。アステリアさんの声だ。音声を転送する魔道具のようだ。
『あ~。聞こえているな?まぁ返事はしなくて良い。離陸前の説明を忘れていたので、ここで済ませる。お前達が乗っている部分は魔術で守られている為、余り揺れず、且つ速度の変化も感じないだろう。お前達はそこで話していて構わないが、私は魔術の防御がほぼ無い状態だ。安全を考慮して、離陸中は話し掛けないでくれ。あと、窓を開けないように』
「本当、便利な乗り物だよ」
「そうだね」
やがて、竜車が横方向にも移動を始めたようで、窓の外の景色が段々と変わって行く。飛竜という事もあってか、移動速度は相当早いらしい。
「へぇ~……なぁライラ。ドラグナーとコレ、どっちが早いんだ?」
「通常モデルだとこっちの方が早くて、速度重視のモデルでようやくトントンって感じ」
「やっぱ飛竜ってすげぇのな」
「速度重視のモデルも、実の所飛竜の体表を模す事で速度を上げてるからね。このアイデアはマリア発案」
「やっぱあの人、頭の良さで言うならあのグループで二番目だろ」
「マリアは凄いからね」
私は指に嵌めたサルフォンを撫でながら、そう答えた。やっぱり寂しいな。アイクと居るのも楽しいけど、やっぱりマリアともう一度会いたい。
そうこうしている内に、やがて大きな街が見え始めた。その中央には巨大な城が建設され、まるでここが世界の中心であると言うように、堂々と鎮座している。
「見えたよアイク。アレが……」
「あぁ。アレが亜人の王都。ヴァネロプだ」
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