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真章
真三十三章 改善
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その昼。私は今までで一番大きなピンチに遭遇していた。
目の前には無数の刃物が並んでいる。頬に一筋の汗が垂れる。まるで生きている心地がしない。どうすれば良いのか分からない。
「ライラ君、大丈夫?」
「アレンさん……どれから使えば良いんですか?」
そう、私は今、アレンさんの家で昼食を頂いているのだ。しかし、私は今まで、テーブルマナーとかを一切学んで来なかったから、私は目の前に並べられた料理に対して、何もできていない。
「外側の奴から使って」
「は……はいい……」
これで良いんだろうか。貴族と王族は、毎日こんなよく分からないルールを気にしながら食事をしているのか。横で食事しているアレンさんは涼しい顔をしている。なんでこんなのできるんだ?正直凄いと思う。
私は慣れないナイフやらフォークやらを使って、ぎこちない動きで、目の前の料理を口に運んだ。うん。マナーだけじゃなくて味もよく分からない。繊細というか、複雑というか、美味しいのは分かるけど、やっぱりよく分からない。アレンさんは分かっているのか。マジか。凄い。尊敬する。
ようやく食事を終えた頃には、私はもう何か、とても疲れてしまった。
「気を使わせたようだな」
「いえ、お気になさらないでください」
無論、午後からも作業を続ける。私達はアレンさんの部屋に戻り、午前中にやっていた作業の続きを始める。
「連射ですか?」
「そう。問題が燃費だよ。高速で連射するとなると、どうしても燃費が悪くなる」
先程見つけたコンロの中には、やはり魔力の効率を良くする術が組み込まれていた。しかしそれは、消費量を減らう事はできているが、その割合は三分の二固定で、魔銃やドラグナーに使うには厳しい物だった。
「正直、無いよりはマシ程度ですよね」
「魔銃一発一発の消費は抑えられるけど、連射ってなるとどうにもね」
「ドラグナーに使う魔力は減らせますけど、速度を上げようとすると厳しいですね」
結局、改良はできても、劇的な変化は無さそうだ。ドラグナーはそれでも十分だが、新型の魔銃は作れなさそうだ。
今アレンさんが開発しようとしているのは、従来の中遠距離に対する敵に対して効果を発揮する物ではなく、近距離の敵に対して弾幕を張るのが目的の、連射力と貫通力に優れたモデルだ。これがあるだけで、魔銃は一気に実戦用に近付けさせる事ができるらしい。
取り敢えず、ドラグナーの魔法陣にこの術を組み込もう。ついでに、燃費を良くする分は小さくし、速度を上げるように、魔法陣を組み替えよう。量産する上で、多くの人に受け入れられる物にできるような術にはできそうにないが、それでも確実な一歩だ。
「レイバーみたいに、いくつかの小さい魔石を使うのはどうなんですか?」
「レイバーをあの設計にしたのは、一発ずつの発射で、それをほぼ外さない想定での設計だ。弾幕を張る設計だと、正直デメリットが大きすぎるんだよね」
結局、威力を下げて燃費を良くして、術式を殺害ではなく装甲の貫通に特化させる事で、連射力を上げようという事になった。しかし、それはそれで難しい訳だ。ドラグナー同様、魔法陣を一から組み直し、更には連射の負荷に耐えられる設計にしなければならないのだ。正直、レイバーを作るよりも遥かに難しいそうだ。
「この長期休みは、魔法陣を作り直すだけで終わるだろうね」
「それでも良いじゃないですか。私達らしいと言えばらしいですから」
長期休みと言っても、その殆どを自身の研究をしたり、経験を積むのに費やす生徒は多いと聞く。私達もその例に漏れなかっただけの話だ。
その日の夜。その日の分の作業を終えた私達は、どうせだからと、少し話をする事にした。
「という訳で、この家にまつわる伝説の話を致しましょう……」
「いえ~いひゅーひゅー」
この家はかなり昔から続く家なので、必然的に何かしらの逸話やら伝説やらが残る。休憩中にアレンさんが言った言葉に私が食いついた結果、寝る前に少し、その話をしてもらう事になったのだった。
「この家には昔から、とある噂が残っているのです……」
ある時、この家に仕えていた侍女が、当時のこの家の主のお手付きとなり、二人の子を産んだ。
侍女は喜んだ。彼女は主を愛していたから。しかし、相手はそうではなかった。彼は二人の子は自分の子ではないと言い、侍女に手を出した事をひた隠しにした。
それでも、この世のありとあらゆる嘘は、いつか暴かれる物だ。その家の妃は、真実を知り、侍女を憎んだ。だが、彼女は憎い相手には、決して手を出さなかった。そう、侍女自身には。
だが、妃は残酷だった。二人の子は殺され、その亡骸は、バラバラになって、毎年毎年、侍女の誕生日に贈られた。足、腕、首、内臓……そのどれも、血を抜かれた物だった。
侍女がその事に気付いたのは、子供達の亡骸が全て揃った、次の年だった。侍女の家には、一冊の本と、ドレスが届いた。赤黒い、不気味な物だった。
侍女はその本を開いた。否、開いてしまったのだ。そして、その本とドレスが自分の子供の鮮血で染められた物である事を知った。
「そしてこの世に絶望した侍女は、翌日、そのドレスを来た状態で、首を吊ったそうな……」
その話が終わった後、少しの間、部屋の中が静まり返った。その静寂を破ったのは、やはり私だった。
「アレンさん、一つお願いがあります」
アレンさんは「何かな?」と言って、軽く首を傾げる。私は震える体を両腕で抱えた状態で、アレンさんに自分のお願いを言う。
「今日、一緒に寝てくれませんか?」
「無理だね」
その冷たい返事に、私はかなり驚いた。即答したぞこの人。信じられない。
「なんでですか!こんな怖い話したんですよ!?責任取ってください!」
アレンさんは軽く呆れたような顔をしながら、私を冷静に諭す。私は勿論、それに応じようとはしない。
「あのね、君と僕は、比較的年が近い男女なんだ。同衾したなんて話が出たら、どうなると思う?」
「同衾って、まだ十歳ですよ!?大丈夫でしょ!」
「とある貴族は、十歳にすら満たない少女と婚約を結び、果てには行為に至ったそうな……」
「う……でも、ただの学友ですよ!?」
「僕らは学友なのは良い。ただそれを知らない人から見たら、同衾に他ならないんだよ」
くう……流石十二歳。私よりも論理的だ。応じてくれない。だけど酷いじゃないかこんな仕打ち!
結局、私が寝るまで隣に居てもらうという事で話を落としてもらった。その日は熟睡だった。アレンさんが子守歌歌ってくれたからだろうな。
目の前には無数の刃物が並んでいる。頬に一筋の汗が垂れる。まるで生きている心地がしない。どうすれば良いのか分からない。
「ライラ君、大丈夫?」
「アレンさん……どれから使えば良いんですか?」
そう、私は今、アレンさんの家で昼食を頂いているのだ。しかし、私は今まで、テーブルマナーとかを一切学んで来なかったから、私は目の前に並べられた料理に対して、何もできていない。
「外側の奴から使って」
「は……はいい……」
これで良いんだろうか。貴族と王族は、毎日こんなよく分からないルールを気にしながら食事をしているのか。横で食事しているアレンさんは涼しい顔をしている。なんでこんなのできるんだ?正直凄いと思う。
私は慣れないナイフやらフォークやらを使って、ぎこちない動きで、目の前の料理を口に運んだ。うん。マナーだけじゃなくて味もよく分からない。繊細というか、複雑というか、美味しいのは分かるけど、やっぱりよく分からない。アレンさんは分かっているのか。マジか。凄い。尊敬する。
ようやく食事を終えた頃には、私はもう何か、とても疲れてしまった。
「気を使わせたようだな」
「いえ、お気になさらないでください」
無論、午後からも作業を続ける。私達はアレンさんの部屋に戻り、午前中にやっていた作業の続きを始める。
「連射ですか?」
「そう。問題が燃費だよ。高速で連射するとなると、どうしても燃費が悪くなる」
先程見つけたコンロの中には、やはり魔力の効率を良くする術が組み込まれていた。しかしそれは、消費量を減らう事はできているが、その割合は三分の二固定で、魔銃やドラグナーに使うには厳しい物だった。
「正直、無いよりはマシ程度ですよね」
「魔銃一発一発の消費は抑えられるけど、連射ってなるとどうにもね」
「ドラグナーに使う魔力は減らせますけど、速度を上げようとすると厳しいですね」
結局、改良はできても、劇的な変化は無さそうだ。ドラグナーはそれでも十分だが、新型の魔銃は作れなさそうだ。
今アレンさんが開発しようとしているのは、従来の中遠距離に対する敵に対して効果を発揮する物ではなく、近距離の敵に対して弾幕を張るのが目的の、連射力と貫通力に優れたモデルだ。これがあるだけで、魔銃は一気に実戦用に近付けさせる事ができるらしい。
取り敢えず、ドラグナーの魔法陣にこの術を組み込もう。ついでに、燃費を良くする分は小さくし、速度を上げるように、魔法陣を組み替えよう。量産する上で、多くの人に受け入れられる物にできるような術にはできそうにないが、それでも確実な一歩だ。
「レイバーみたいに、いくつかの小さい魔石を使うのはどうなんですか?」
「レイバーをあの設計にしたのは、一発ずつの発射で、それをほぼ外さない想定での設計だ。弾幕を張る設計だと、正直デメリットが大きすぎるんだよね」
結局、威力を下げて燃費を良くして、術式を殺害ではなく装甲の貫通に特化させる事で、連射力を上げようという事になった。しかし、それはそれで難しい訳だ。ドラグナー同様、魔法陣を一から組み直し、更には連射の負荷に耐えられる設計にしなければならないのだ。正直、レイバーを作るよりも遥かに難しいそうだ。
「この長期休みは、魔法陣を作り直すだけで終わるだろうね」
「それでも良いじゃないですか。私達らしいと言えばらしいですから」
長期休みと言っても、その殆どを自身の研究をしたり、経験を積むのに費やす生徒は多いと聞く。私達もその例に漏れなかっただけの話だ。
その日の夜。その日の分の作業を終えた私達は、どうせだからと、少し話をする事にした。
「という訳で、この家にまつわる伝説の話を致しましょう……」
「いえ~いひゅーひゅー」
この家はかなり昔から続く家なので、必然的に何かしらの逸話やら伝説やらが残る。休憩中にアレンさんが言った言葉に私が食いついた結果、寝る前に少し、その話をしてもらう事になったのだった。
「この家には昔から、とある噂が残っているのです……」
ある時、この家に仕えていた侍女が、当時のこの家の主のお手付きとなり、二人の子を産んだ。
侍女は喜んだ。彼女は主を愛していたから。しかし、相手はそうではなかった。彼は二人の子は自分の子ではないと言い、侍女に手を出した事をひた隠しにした。
それでも、この世のありとあらゆる嘘は、いつか暴かれる物だ。その家の妃は、真実を知り、侍女を憎んだ。だが、彼女は憎い相手には、決して手を出さなかった。そう、侍女自身には。
だが、妃は残酷だった。二人の子は殺され、その亡骸は、バラバラになって、毎年毎年、侍女の誕生日に贈られた。足、腕、首、内臓……そのどれも、血を抜かれた物だった。
侍女がその事に気付いたのは、子供達の亡骸が全て揃った、次の年だった。侍女の家には、一冊の本と、ドレスが届いた。赤黒い、不気味な物だった。
侍女はその本を開いた。否、開いてしまったのだ。そして、その本とドレスが自分の子供の鮮血で染められた物である事を知った。
「そしてこの世に絶望した侍女は、翌日、そのドレスを来た状態で、首を吊ったそうな……」
その話が終わった後、少しの間、部屋の中が静まり返った。その静寂を破ったのは、やはり私だった。
「アレンさん、一つお願いがあります」
アレンさんは「何かな?」と言って、軽く首を傾げる。私は震える体を両腕で抱えた状態で、アレンさんに自分のお願いを言う。
「今日、一緒に寝てくれませんか?」
「無理だね」
その冷たい返事に、私はかなり驚いた。即答したぞこの人。信じられない。
「なんでですか!こんな怖い話したんですよ!?責任取ってください!」
アレンさんは軽く呆れたような顔をしながら、私を冷静に諭す。私は勿論、それに応じようとはしない。
「あのね、君と僕は、比較的年が近い男女なんだ。同衾したなんて話が出たら、どうなると思う?」
「同衾って、まだ十歳ですよ!?大丈夫でしょ!」
「とある貴族は、十歳にすら満たない少女と婚約を結び、果てには行為に至ったそうな……」
「う……でも、ただの学友ですよ!?」
「僕らは学友なのは良い。ただそれを知らない人から見たら、同衾に他ならないんだよ」
くう……流石十二歳。私よりも論理的だ。応じてくれない。だけど酷いじゃないかこんな仕打ち!
結局、私が寝るまで隣に居てもらうという事で話を落としてもらった。その日は熟睡だった。アレンさんが子守歌歌ってくれたからだろうな。
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