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#9 百鬼夜行
箸休め 二人で一つ
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春日部家が無くなった後、私は誠の家に住む事になった。私物が少なかったのが幸いしたようで、引っ越しはスムーズに行われた。
「と言っても、基本は変わらないんだけど」
「日向、いつも僕の家に居るもんね」
「あの家は嫌い」
それに引き換え、ここの空気は良い。過ごし易いと言うか緩いと言うか、なんか居心地が良い。気を張らなくて良い感じがする。私は誠が買ったソファに座りながら、角砂糖を一つ放り込んだコーヒーを飲む。誠はそんな私を見ながら、紅茶を啜った。
「日向は昔からコーヒー好きだよね」
「未だに角砂糖は抜けないけど?」
「人の飲み方に口出しする程、僕は偉くないよ」
誠の部屋はスッキリしている。物が少ないと言うより、物が几帳面に仕舞われている感じがする。居心地が良いのはそのせいだろうな。
荷解きを済ませたので、少し出掛けようと思った所で、窓の外が光った。どうやら、今日の天気予報を見ていなかったのが災いしたらしい。
「あ~降って来たわね」
「今日は家で過ごそうか。映画でも見る?」
「久し振りに洋画見たい」
「分かった」
誠は映像作品を見るのが趣味らしい。前はそこまで多くなかったコレクションも、今の立場に収まってからは、棚を半分埋める程度には増えた。誠はその中から一つ抜き取り、レコーダーに読み込ませる。
それでも私は、映像作品が特別好きだという訳でもなかった。所詮はフィクションに過ぎないと。現実には敵わないと。
誠は、映画を見ている時偶に、聞こえるか聞こえないか程度の大きさで、一つの言葉を呟く。『下らない』と。下らないなら何故好きなんだろう。私はそれが理解できなかった。下らないと思うのは同じだ。だから私はコレが好きになれない。なのに誠は、冷めた目で見つめるソレを、『堪らなく愛しい』と言う。理解できない。
時計の針が六を指した頃、丁度映画も終わった。誠はレコーダーからブルーレイを取り出し、電源を落とす。誠はソファから立ち上がり、背伸びをして、「夕食を作るかな」と呟いた。
「手伝う」
「いや良いよ。いつもやってもらっちゃってるし。疲れてるでしょ?」
「でも……」
「大丈夫。一応、一人暮らし歴も長いんだから。日向はお風呂でも入ってて」
そこまで言うならお言葉に甘えよう。私は寝間着と替えの下着を持って、風呂場へ向かう。
よく動く人だ。人一倍体を動かして、頭を使って、働く人。善良な人。だけど、ほんの少し怖い人。
夕食はシチューだった。私の後に、誠も風呂に入り、上がるのを待ってから、私達は食卓に座った。
「誠って料理上手よね」
「手の込んだ料理は無理だけどね」
「手の込んだ料理なんて、外食に行けば済む話だもの。家で食べるのは、こういうのが良い物よ」
誠は「ありがとう」と答えながら、自分のシチューを匙で掬う。ほんの少しだけ話が途切れ、窓を打つ雨の音がリビングに響く。
「雨……降り止まないね」
「そうね。でも明日には止むらしいわよ」
そう言えば、引っ越しの挨拶とかしてなかったな。やらなくても良いんだろうか。元々誠の家だし。でもなんかモヤっとするし、明日、もし覚えていれば行ってみよう。私はまた一口シチューを口に運ぶ。
「今更だけどさ、日向は良かったの?」
「何が?」
「家が事実上潰れて、僕と同棲する事になって」
そんな事か。私は夕食を食べながら、ゆっくり答える。
「じゃあ聞くけど、別居婚がお望み?私は嫌だからね」
「いやそうじゃないんだ。この状況はなし崩し的になった物だし、春日部家のバックアップが無くなったから、今後厳しい部分も増えて行くんじゃないかと思ってね」
「大丈夫じゃない?それより私は、誠の方が心配よ」
私は食器を置き、机の下を素早く通って、誠の顔を間近で見る。そこには、薄くクマが刻まれていた。私は「やっぱり」と呟いてから、説教を始める。
「最近寝てないでしょ」
「な、何の事かな~」
「夜な夜な映画見てるでしょ。時々、『下らない』って呟きながら」
誠は驚いたような顔をしながら、「見てたんだ」と言った。そりゃ見てる。一応家族なんだし。伴侶の様子が変なのに気付かないとなったら、それこそ問題が起こりかねない。
「ねえ、なんでそんな映画見たがるの?下らないなら見なきゃ良いじゃない」
誠は少し考えた後、「ちょっと話そうか」と言って、膝の上に座る私を、元々座っていた椅子に戻した。誠はシチューを食べる手を止めて、窓の方へ視線をやった。
「意味は無いんだ。所詮はフィクションで、人の心を動かしたとしても、それはただの嘘の産物でしかない。結果だけ見れば崇高な芸術作品だったとしても、僕はそれを下らないと思う」
「じゃあなんで……」
「退屈なんだ。退屈で退屈で仕方が無い。君が居ないと、僕は満足に暇も潰せなくなる。だから、下らなくても映画を見て、退屈な時間を潰すしか無い。最近夜更かしするのは、ただ眠れないからってだけだよ」
暇潰し。世に溢れる創作物の干渉とはかくあるべきなのだろう。ただそれは、暇を持て余したから仕方無く行う物ではなく、衝動的に取る行動であるべきだ。何故だろう。少しだけ苛つく。
気付けば、私はテーブルの上に身を乗り出して、誠の額に人差し指を当てていた。私は少しだけ笑みを浮かべながら、『バン』と言って、指を誠の額から天井へ向ける。
「……何がしたいの?」
「今撃ったのは、誠の『退屈』よ」
私は椅子に座りながら、誠の頭に向けて、また指を立てる。手で作ったその銃は、相手に向けられていながらも、まだ撃鉄が起こされていない。
「それなら、次からは夜更かしする時は私も呼んで。一緒に『暇潰し』しましょう」
「悪いよ。君の睡眠時間を削るのはちょっと……」
「ならホットミルクでも作るわ」
そう答える私の姿を見て、誠は軽く首を傾げた。私は手で作った銃の撃鉄を起こし、話を続ける。
「私達はもう家族よ。一緒にご飯を食べて、一緒に時間を過ごして、一緒に遊ぶの。『退屈だ』って胡坐をかいてる暇も無くしてあげなくて、何が『家族』よ」
「だから、君も寝たくなるだろ?」
「そりゃ夜は寝るわ。だけど、眠気を堪えて夜更かしするってのも、ちょっと楽しそうだとも思うのよ」
私は手で作った銃の引き金に指を掛ける。目の前にある夕飯は既に覚めて、立ち上っていた湯気は消えている。私は「だから」と言って、拙い言葉を紡ぐ。
「次同じ事したら、引き金引いてやるわ」
私は手を解き、顔の横で広げる。誠は愉快そうに笑いながら、「そっか。そうだね」と答える。
「さ、夕食……もう冷めちゃってるか」
「温める?私はそれで良いけど」
「いや良いかな。それに、さっさと食べ終わって、やりたい事もできたし」
誠はそう言うと、冷めたシチューを少し掬って、口に運んだ。私は「何したいの?」と聞くと、誠は視線を目の前の皿から私に移して、少しだけ意地悪そうな笑みを浮かべた。
「夜更かし、付き合ってくれるんでしょ?」
窓の外から聞こえて来る雨音は、いつの間にか消えていた。
「と言っても、基本は変わらないんだけど」
「日向、いつも僕の家に居るもんね」
「あの家は嫌い」
それに引き換え、ここの空気は良い。過ごし易いと言うか緩いと言うか、なんか居心地が良い。気を張らなくて良い感じがする。私は誠が買ったソファに座りながら、角砂糖を一つ放り込んだコーヒーを飲む。誠はそんな私を見ながら、紅茶を啜った。
「日向は昔からコーヒー好きだよね」
「未だに角砂糖は抜けないけど?」
「人の飲み方に口出しする程、僕は偉くないよ」
誠の部屋はスッキリしている。物が少ないと言うより、物が几帳面に仕舞われている感じがする。居心地が良いのはそのせいだろうな。
荷解きを済ませたので、少し出掛けようと思った所で、窓の外が光った。どうやら、今日の天気予報を見ていなかったのが災いしたらしい。
「あ~降って来たわね」
「今日は家で過ごそうか。映画でも見る?」
「久し振りに洋画見たい」
「分かった」
誠は映像作品を見るのが趣味らしい。前はそこまで多くなかったコレクションも、今の立場に収まってからは、棚を半分埋める程度には増えた。誠はその中から一つ抜き取り、レコーダーに読み込ませる。
それでも私は、映像作品が特別好きだという訳でもなかった。所詮はフィクションに過ぎないと。現実には敵わないと。
誠は、映画を見ている時偶に、聞こえるか聞こえないか程度の大きさで、一つの言葉を呟く。『下らない』と。下らないなら何故好きなんだろう。私はそれが理解できなかった。下らないと思うのは同じだ。だから私はコレが好きになれない。なのに誠は、冷めた目で見つめるソレを、『堪らなく愛しい』と言う。理解できない。
時計の針が六を指した頃、丁度映画も終わった。誠はレコーダーからブルーレイを取り出し、電源を落とす。誠はソファから立ち上がり、背伸びをして、「夕食を作るかな」と呟いた。
「手伝う」
「いや良いよ。いつもやってもらっちゃってるし。疲れてるでしょ?」
「でも……」
「大丈夫。一応、一人暮らし歴も長いんだから。日向はお風呂でも入ってて」
そこまで言うならお言葉に甘えよう。私は寝間着と替えの下着を持って、風呂場へ向かう。
よく動く人だ。人一倍体を動かして、頭を使って、働く人。善良な人。だけど、ほんの少し怖い人。
夕食はシチューだった。私の後に、誠も風呂に入り、上がるのを待ってから、私達は食卓に座った。
「誠って料理上手よね」
「手の込んだ料理は無理だけどね」
「手の込んだ料理なんて、外食に行けば済む話だもの。家で食べるのは、こういうのが良い物よ」
誠は「ありがとう」と答えながら、自分のシチューを匙で掬う。ほんの少しだけ話が途切れ、窓を打つ雨の音がリビングに響く。
「雨……降り止まないね」
「そうね。でも明日には止むらしいわよ」
そう言えば、引っ越しの挨拶とかしてなかったな。やらなくても良いんだろうか。元々誠の家だし。でもなんかモヤっとするし、明日、もし覚えていれば行ってみよう。私はまた一口シチューを口に運ぶ。
「今更だけどさ、日向は良かったの?」
「何が?」
「家が事実上潰れて、僕と同棲する事になって」
そんな事か。私は夕食を食べながら、ゆっくり答える。
「じゃあ聞くけど、別居婚がお望み?私は嫌だからね」
「いやそうじゃないんだ。この状況はなし崩し的になった物だし、春日部家のバックアップが無くなったから、今後厳しい部分も増えて行くんじゃないかと思ってね」
「大丈夫じゃない?それより私は、誠の方が心配よ」
私は食器を置き、机の下を素早く通って、誠の顔を間近で見る。そこには、薄くクマが刻まれていた。私は「やっぱり」と呟いてから、説教を始める。
「最近寝てないでしょ」
「な、何の事かな~」
「夜な夜な映画見てるでしょ。時々、『下らない』って呟きながら」
誠は驚いたような顔をしながら、「見てたんだ」と言った。そりゃ見てる。一応家族なんだし。伴侶の様子が変なのに気付かないとなったら、それこそ問題が起こりかねない。
「ねえ、なんでそんな映画見たがるの?下らないなら見なきゃ良いじゃない」
誠は少し考えた後、「ちょっと話そうか」と言って、膝の上に座る私を、元々座っていた椅子に戻した。誠はシチューを食べる手を止めて、窓の方へ視線をやった。
「意味は無いんだ。所詮はフィクションで、人の心を動かしたとしても、それはただの嘘の産物でしかない。結果だけ見れば崇高な芸術作品だったとしても、僕はそれを下らないと思う」
「じゃあなんで……」
「退屈なんだ。退屈で退屈で仕方が無い。君が居ないと、僕は満足に暇も潰せなくなる。だから、下らなくても映画を見て、退屈な時間を潰すしか無い。最近夜更かしするのは、ただ眠れないからってだけだよ」
暇潰し。世に溢れる創作物の干渉とはかくあるべきなのだろう。ただそれは、暇を持て余したから仕方無く行う物ではなく、衝動的に取る行動であるべきだ。何故だろう。少しだけ苛つく。
気付けば、私はテーブルの上に身を乗り出して、誠の額に人差し指を当てていた。私は少しだけ笑みを浮かべながら、『バン』と言って、指を誠の額から天井へ向ける。
「……何がしたいの?」
「今撃ったのは、誠の『退屈』よ」
私は椅子に座りながら、誠の頭に向けて、また指を立てる。手で作ったその銃は、相手に向けられていながらも、まだ撃鉄が起こされていない。
「それなら、次からは夜更かしする時は私も呼んで。一緒に『暇潰し』しましょう」
「悪いよ。君の睡眠時間を削るのはちょっと……」
「ならホットミルクでも作るわ」
そう答える私の姿を見て、誠は軽く首を傾げた。私は手で作った銃の撃鉄を起こし、話を続ける。
「私達はもう家族よ。一緒にご飯を食べて、一緒に時間を過ごして、一緒に遊ぶの。『退屈だ』って胡坐をかいてる暇も無くしてあげなくて、何が『家族』よ」
「だから、君も寝たくなるだろ?」
「そりゃ夜は寝るわ。だけど、眠気を堪えて夜更かしするってのも、ちょっと楽しそうだとも思うのよ」
私は手で作った銃の引き金に指を掛ける。目の前にある夕飯は既に覚めて、立ち上っていた湯気は消えている。私は「だから」と言って、拙い言葉を紡ぐ。
「次同じ事したら、引き金引いてやるわ」
私は手を解き、顔の横で広げる。誠は愉快そうに笑いながら、「そっか。そうだね」と答える。
「さ、夕食……もう冷めちゃってるか」
「温める?私はそれで良いけど」
「いや良いかな。それに、さっさと食べ終わって、やりたい事もできたし」
誠はそう言うと、冷めたシチューを少し掬って、口に運んだ。私は「何したいの?」と聞くと、誠は視線を目の前の皿から私に移して、少しだけ意地悪そうな笑みを浮かべた。
「夜更かし、付き合ってくれるんでしょ?」
窓の外から聞こえて来る雨音は、いつの間にか消えていた。
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